らっきょうの栽培方法と育て方のまとめ!収穫時期や方法も解説!

らっきょうはとても丈夫な野菜で、家庭で簡単に栽培することが出来ます。流通するらっきょうの多くは甘酢漬けで、カレーライスの付け合わせ等に重宝されていますが、生のらっきょうや葉が付いた状態のらっきょうを手に取ったことがある人は少ないのではないでしょうか。そんならっきょうが実は家庭でも簡単に栽培出来る事をご存知ですか?らっきょうという野菜を知り、特徴や栽培方法、家庭での簡単な育て方から収穫、更にはオススメの味わい方まで紹介します。

らっきょうの栽培方法と育て方のまとめ!収穫時期や方法も解説!のイメージ

目次

  1. 1らっきょうの栽培は簡単!家庭菜園にもオススメ
  2. 2らっきょうってどんな野菜?
  3. 3らっきょうの生産
  4. 4らっきょうの育て方
  5. 5らっきょうをプランター栽培する
  6. 6自家製のらっきょう漬けを味わう
  7. 7らっきょう栽培を始めてみよう

らっきょうの栽培は簡単!家庭菜園にもオススメ

らっきょうは今やカレーライスの付け合わせとして、福神漬けと共になくてはならない地位を得ています。流通するものは甘酢漬けのらっきょうがほとんどですが、そんならっきょうの育て方をご存知ですか?実はらっきょうはとても丈夫な野菜で、栽培も簡単です。プランターを使った家庭でのらっきょうの育て方から収穫、そしてオススメの味わい方を紹介します。

らっきょうってどんな野菜?

らっきょうってどんな植物?

らっきょうはネギ属の多年草の野菜、漢字では辣韭と書きます。韮(にら)という字が使われているとおりで、「オオニラ」「サトニラ」などの別名で呼ばれることもあります。中国、ヒマラヤ地方が原産で、白色または紫色を帯びた鱗茎を食用とします。らっきょう特有の強い匂いと辛みがあり、この匂いはニンニクやニラと同じアリル硫化物のものです。

食品としての扱い

らっきょうは生で食べられることはほとんどなく、甘酢漬けや塩漬け、醤油漬けで食べられます。ただし、市販されるものの多くは甘酢漬けで、カレーライスの付け合わせとしては福神漬けと並んで無くてはならない存在になっています。匂いの元でもあるアリル硫化物が消化を助けるほか、ポークカレーの豚肉に含まれるビタミンB1の吸収に役立ちます。

らっきょうと島らっきょうは違うもの?

沖縄料理でも有名な島らっきょう、もともとは同じ品種です。収穫時期などに違いがあり、主に早取りされ、沖縄育ちのものが島らっきょうとして流通しています。沖縄の土壌も独特の風味を増す要因と言われています。一般的ならっきょうとは違い、生で食べられることも多く、鰹節を振りかけただけ、あるいは塩を軽くまぶして、また天ぷらも有名です。

らっきょうとエシャロットとは違うもの?

らっきょうとエシャロットは別種です。エシャロットもネギ属の多年草ですが、こちらはフランス料理などで香味野菜として用いられるものです。日本では生食用に軟白栽培されたらっきょうが早採りされ、エシャ"レ"ットとして流通しています。これはかつて東京築地の青果卸業者がその名で命名したことに由来しています。収穫時期が違うだけでらっきょうとエシャレットは同種です。

らっきょうの生産

らっきょうの主な産地

らっきょうの産地として有名な都道府県は、出荷量順に一位:鳥取県2,774トン、二位:鹿児島県2,748トン、三位:宮崎県2,096トンが挙げられます(平成26年統計)。主に西日本での生産が中心で、一位の鳥取県と言えば、鳥取砂丘周辺で栽培されるらっきょうが全国的にも有名です。

らっきょう産地の特徴

鳥取砂周辺の砂丘地は夏は地表温度は60℃、冬は氷点下となる過酷な環境です。鹿児島県では砂丘として日本一の規模を誇る吹上浜やシラス台地で栽培され、宮崎県ではシラス台地で水はけが良い都城盆地での栽培が有名です。これらの産地の特徴は砂地等で土地が痩せていて、なおかつ水はけが良く、他の作物が育ちにくい土地であることが挙げられます。

らっきょうの育て方

らっきょうの育て方:植付~収穫時期

らっきょうの栽培には、植え付けから収穫までおよそ一年かかります。植え付け時期は夏から秋にかけて、収穫は翌年の梅雨の時期になります。植え付け場所について土質は特に選びませんが、砂質で比較的水はけが良い土壌で栽培すると良質のらっきょうが収穫できることが多くなります。

らっきょうの育て方:苗の準備

らっきょうは種ではなく、種球(球根)から育てます。植え付け時期になると園芸店などで販売される球種を購入します。通常は植え付けの翌年には収穫しますが、植え付け後1年目に収穫せずに、2年目さらに3年目に掘り越すことで、サイズは小さくなりますが、多くのらっきょうを収穫することができます。これは自家製花らっきょうとして利用することが可能です。

らっきょうの育て方:畑の準備

これまでに説明したとおりらっきょうは土壌への適応力が非常に高い為、長年野菜を育てているような畑では肥料は不要です。やせた土地の場合には元肥を与えることで生育の助けになります。もちろん、砂地や荒地、赤土等の痩せた土地でも十分栽培可能で、連作も問題ありません。

らっきょうの育て方:植え付け

園芸店などで購入したらっきょうの種球をバラバラに1球ずつに分けます。畝を立てて表面を平らにした畑に、15~20cm間隔、深さ3cm程度で2球ずつ球根の先端がわずかに見えるぐらいの浅植えにします。この時、深めに植えることで分球が少なく大きく育ったらっきょうが収穫でき、逆に浅めに植えることで分球が多くなり小粒のらっきょうを沢山収穫することができます。

らっきょうの育て方:栽培管理

植え付け後にはたっぷり水やりします。らっきょうは基本的に追肥が無くとも十分育つ野菜ですが、葉の色付きが悪い時などには少し追肥をしてやります。水の代わりに指定の分量で薄めた液肥を使う方法か、化成肥料を適量ばら撒いて与える方法で追肥を行います。

らっきょうの育て方:収穫

収穫は植え付けの翌年、梅雨の時期に葉が完全に枯れる前を見計らって行います。収穫の際にはスコップで株ごと堀り上げます。1つの種球で10個程のらっきょうを採ることができます。1年目で収穫せずに、さらに1,2年育てることで、小粒ながらもより沢山のらっきょうを採る方法を選べば花らっきょうとして楽しむことも出来ます。

らっきょうをプランター栽培する

プランター栽培:注意点

家庭でより簡単にらっきょうを栽培するにはプランターを使うことをお勧めします。プランターを使えば上で説明した育て方よりもより簡単にらっきょうを育てることが出来ます。植え付けに球種を使うことや植え付けの時期、栽培管理の注意点や、翌年以降に収穫すること等、基本的な点はプランター栽培も同様です。

プランター栽培:準備

植え付けに使うのは畑での栽培と同様に、園芸店などで購入したらっきょうの種球を使います。種球ではなく、苗を購入することが出来る場合にはそちらを利用することも出来ます。その他に植え付けに必要となるプランターに加えて、野菜栽培用の培養土も併せて購入します。

プランター栽培:プランターサイズと培養土

らっきょうを育てる際には、長方形タイプのプランターで、小型(20~45センチ程)もしくは標準(60~65センチ)サイズを選びます。またらっきょう栽培には深めのプランターが適している為、新たに購入する場合には深めのものを選びます。プランターの7分目を目安に市販の野菜用培養土を入れます。

プランター栽培:植え付け

らっきょうの種球を1つずつ、芽を上向きに、5cm間隔、3cm程度の深さで植えていきます。らっきょうの先端が隠れる程度で土を覆いかけましょう。既に芽が出ている種球の場合には、芽の部分が土から出るように植え付けます。

プランター栽培:管理

植え付け後はたっぷりと水をやります。その後は、プランター表面の土が乾いたらたっぷりと水やりするようにします。一度の水やりはたっぷりと行いますが、植え付けてしばらくは水はけの状態に気を配ります。一般的な野菜用培養土であればほとんど問題ありませんが、水はけが悪い土では植え付けた種球が腐ることがあります。

プランター栽培:追肥

市販の培養土を使う場合にはほとんど不要ですが、連作や痩せた土を使う場合には追肥を行います。植え付け後、すべての種球から芽が出た時期に一度目の追肥を行います。化成肥料を10g程、プランター表面全体に撒きます。草丈が10cm以上になる時期に二度目の追肥を行います。一度目と同量を土に混ぜ込むように施します。

プランター栽培:収穫時期

収穫時期は畑での栽培と同様、夏~秋に植え付けて、翌年の梅雨の時期に収穫となります。翌年の春先の時期で葉が青く柔らかい状態で早めに収穫すればシャレットとして楽しむことも可能です。1年目での収穫を見送り翌年の夏の時期に収穫すれば、小さいらっきょうを沢山収穫することも出来ます。

自家製のらっきょう漬けを味わう

らっきょう漬けを作る

収穫したらっきょうはお好みの方法で味わいましょう。最も一般的で付け合わせに便利ならっきょう漬けがおススメです。収穫したらっきょうは根と茎を切っておきます。なお、切ってすぐ調理しないと、切り口から芽が出てきます。その他に市販のらっきょう酢、らっきょうをつける為の瓶も用意します。
 

らっきょう漬けの下準備

根と茎を切ったらっきょうをザルに入れ、流水でもみ洗いします。この方法で薄皮がはがれより綺麗になります。その後、良く洗ったらっきょうに軽く塩をまぶします。らっきょうの量によりますが、1kgのらっきょうでひとつかみの塩20gが目安です。しばらく置いた後、さっと水洗いして塩を洗い流し、ザルにあけしっかり水気を切ります。
 

らっきょうの漬け込み

大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸かし、沸騰したららっきょうをザルごと投入して10秒間浸します。これを一気に湯切りして良く冷まします。その後、煮沸消毒した瓶を用意し、らっきょうを入れます。別に購入しておいた市販のらっきょう酢をらっきょうが良く浸るまで入れ、冷蔵庫もしくは冷暗所で保存します。10日頃から召し上がることが出来ますが一ヶ月程待てばよりおいしくなります。

Thumbらっきょうの栄養と効果効能を調査!おすすめの食べ方と注意点とは? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

らっきょう栽培を始めてみよう

元々砂地や荒地でも良く育つらっきょうは家庭で育てることも簡単です。植え付けてしまえばプランター栽培でもほとんど手間をかけずに収穫することができます。早めに収穫してエシャレットとして楽しむも良し、きっちり育てて通常のらっきょうとして楽しむこともできます。収穫時期をずらすだけで様々な楽しみ方が出来るらっきょうを自宅で栽培し、味わってみましょう。

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