大豆の栽培方法や育て方のコツは?種まきの仕方や苗植えの時期とポイント

いつの時代も老若男女問わず人気な大豆!スーパーやコンビニなどで、手軽に購入できる大豆は、私たちの食生活には欠かせない食品のひとつです。そんな身近な存在の大豆は、一体どのようにして栽培されているのでしょうか?今回は、園芸の初心者でも、自宅で簡単に出来る大豆の栽培方法・育て方のポイントなど調べてみました!また、最後に自家製の大豆を使用した豆腐の作り方も紹介しています!

大豆の栽培方法や育て方のコツは?種まきの仕方や苗植えの時期とポイントのイメージ

目次

  1. 1小さいのに栄養満点!大豆!
  2. 2大豆の栽培方法や育て方のコツってどんな方法?
  3. 3大豆の栽培方法①種まきをしよう!
  4. 4大豆の栽培方法➁土づくりをしよう!
  5. 5大豆の栽培方法➂水やりの頻度は?
  6. 6大豆の栽培方法④収穫時期や方法
  7. 7大豆の栽培中に気を付けたい病気や害虫は?
  8. 8栽培した大豆の保存方法は?
  9. 9栽培した大豆で料理を作ろう!

小さいのに栄養満点!大豆!

大豆といえば、ひじきやチリコンカンなど和食や洋食など、料理に幅広く使われている食材です。大豆は栄養が豊富な食材とされており、中でもビタミンがとても豊富で美肌・美容効果があり、幅広い年代の女性たちを中心に注目されています。また、ダイエット食材としてもとても人気があり、いまや男女問わずに多くの人々が大豆を食生活に取り入れています。

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大豆ってどんな食材?

『大豆』とは、マメ科の一年草の事を指しています。日本に大豆は縄文時代に存在したと思われており、古事記にも大豆についての記録が記載されています。大豆は在来種・固定種が多く現存しており、両性花で自家受粉可能である為、自家採種のしやすい植物であるとされています。また、大豆の未成熟の種子の事を枝豆と呼んでいます。

大豆の最大の特徴として挙げられるのは、タンパク質の量です。大豆は植物の中で唯一肉に匹敵するほどタンパク質を含有し、健康意識の意識の高い人たちの中で『ミラクルフード』として注目されており、日本では大豆の事を『畑の肉』と呼ぶ方も多いです。一体どれくらいのタンパク質を含有しているのかというと、タンパク質が多いとされる食材の牛乳や卵と同等レベルの良質なタンパク質とされています。

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大豆の栽培方法や育て方のコツってどんな方法?

栄養が豊富な大豆は近年人気が上昇しており、プランターなどで手軽に栽培出来ることから、自宅で栽培する方も多くなってきているようです。では、一体大豆はどのように栽培されているのでしょうか?自家栽培がしやすいと言われている大豆ですが、どのように栽培されていくのか、また、大豆を育てていく上で気を付けていきたいことなど調べていきましょう。

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大豆の栽培方法①種まきをしよう!

大豆の栽培をしていく上で、まず一番最初に行うことは種まきです。大豆の種まき時期は5月〜7月上旬頃とされ、収穫時期は10月〜12月頃になっています。また、大豆は暖かい気温環境を好むので、気温が15度~25度位になる5月上旬~5月下旬の時期の種まきが最適とされています。大豆はそのままでも発芽しますが、種まきをする前日に一晩水に浸しておくといいとされています。

大豆の種まきについてですが、間隔を20~25センチ程度空けるようにし、1か所には3粒程度まきます。覆土は2センチ程度しましょう。また、せっかく植えた大豆の種が、鳥などに食べられてしまう事があります。被害にあう前にプランターに不織布を土の上にかけておくとよいです。また、大豆の種が発芽したら不織布をはがす事を忘れないように注意しましょう。

購入してきた苗の場合は…

大豆を栽培するにあたって、種まきから栽培する方法の他に、購入してきた苗から育てる方法もあります。園芸の初心者の方や、早く収穫したい方にはおすすめです。まずは、大豆の苗とプランターか大きな鉢の準備をします。園芸店やホームセンターに大豆の苗もプランターか大きな鉢も販売されています。プランターの場合は長めの物を選ぶようにしましょう。

一体どのような苗を選ぶと大豆が上手く育つのでしょうか?美味しい大豆を栽培するための、苗を選ぶポイントをまとめてみました。葉は2、3枚程度のもの、葉の色が濃いもの、茎が太いもの、葉が枯れていないものを選ぶようにしましょう。そして一番のポイントは、病害虫の被害を受けていない、元気な苗を選ぶようにしましょう。

大豆の栽培方法➁土づくりをしよう!

次は植物の栽培には欠かせない土づくりについてです!大豆はどのような土を好むのでしょうか?マメ科の大豆は、連作を嫌う植物です。大豆を栽培するにあたって、マメ科の植物を、2年程度栽培していない場所で育成する必要があります。また、窒素成分が多い畑での栽培は、葉に栄養がいってしまい、実がつかない事があるので注意しましょう。
 

プランターで栽培する場合や、土づくりについて考えるのが大変な場合は、ホームセンターなどで市販されている野菜用の土を購入するのもおすすめです!肥料についてですが、肥料は花が咲く前にあげましょう。そして収穫時期に近づいてきたら、また肥料を2週間間隔であげるといいです。しかし意外と、肥料を与えなくても育つともされていますので、そこまで神経質になる必要はありません。

大豆の栽培方法➂水やりの頻度は?

そして次は、植物にとって最も大事な水やりについてです!水やりの頻度や、与える水の量など、気になる事が沢山あると思います。大豆は乾燥にとても弱いと言われています。そのため、水を大量に必要とする開花の時期に水が足りていなければ、上手く花が咲かず、実がつかなくなってしまう事があります。水やりはこまめにプランターにたっぷり与えてあげてください。

大豆の栽培方法④収穫時期や方法

いよいよ待ちに待った収穫時期についてです!大切に栽培した大豆がどう変化しているか気になると思います。大豆の茎や葉の色が茶色くなり、枯れたような乾いた状態になると収穫時期です。鞘をふるとカラカラと音がしますので目安にしましょう。茶色く枯れたような状態の大豆を見ると心配になると思いますが、ちゃんと大豆に成長していますので、安心してください!
 

大豆の収穫方法ですが、根元の方から折ってしまうか、引き抜いて収穫しましょう!待ちに待った大豆の収穫ですが、食べれるまではもう少し後になります。折った大豆の枝、または引き抜いた大豆の枝を約2週間くらい陰干しします。2週間後、鞘の中の大豆を取り出します。陰干し中は鞘がはじけてしまう事がありますので、鞘全体に防虫ネットを使用すると大豆が落下するのを防げます。

大豆の栽培中に気を付けたい病気や害虫は?

大豆の栽培するにあたって、一体どのような病気にかかる危険があるのでしょうか?代表的な病気は、モザイク病と言われています。モザイク病とはど病気なのでしょうか?症状が悪化すると、植物全体にモザイクが広がり、黒い色をしたの斑点が出来たりするそうです。しかも一度感染すると、残念ながら治らないとの事で、感染を見つけたら、周りへの伝染を防ぐ為にすぐに処分しましょう!

また、病気の他にも害虫にも気を付けましょう!大豆を栽培するにあたって一番多い被害は、ハムシによる被害です。とにかく見つけた時はすぐに殺虫剤を撒くなどして、被害が大きくならないようにしましょう!また、実がつき始める時期にはカメムシによる被害も多いとの事です。種まき直後に、防虫ネットを使用したりして、事前に予防する事も大切です。

栽培した大豆の保存方法は?

収穫した直後の大豆は、乾燥が十分に出来ていません。なので、通気性のよい紙袋などに大豆を入れ、しっかり密封をして、比較的湿気の少ない冷暗所など比較的湿気の少ない場所での保存が好ましいです。完璧に乾燥が出来れば、ボトルなどに乾燥剤を入れて保存することができます。しっかり密封出来ていないと、せっかく栽培した大豆に虫が入り込んでしまうので気を付けましょう!

栽培した大豆で料理を作ろう!

大豆の栽培方法や育て方のコツについては以上です!想像していたよりは、意外と簡単に大豆を栽培出来そうではないでしょうか?自分で栽培・収穫した大豆は、普段から食べている大豆以上に、美味しいと実感する事だろうと思います!それでは最後に、プランターでも手軽に栽培できる大豆を使った料理をいくつか紹介したいと思います!

自家製豆腐を作ってみましょう!

自分で栽培した大豆だからこそ、素材そのままの豆腐を作ってみましょう!豆腐といえば、日常生活の中でも、いつでも当たり前に、食べている食品ではないでしょうか?和食から中華まで、幅広く料理に活躍していると思います。スーパーやコンビニで、気軽に手に入る豆腐ですが、あえて自家製の豆腐を作ってみるのも楽しいと思います!

自家製豆腐の作り方です!用意する材料は、栽培した大豆、美味しい水、にがりです。この3つの材料だけで豆腐が出来るのです!①乾燥している大豆を洗い、たっぷり水を吸い込ませましょう。➁大豆と水をしっかりミキサーにかける。これで生呉『なまご』の完成です。➂鍋に水と生呉を10分くらい木ベラでかき混ぜながら煮ます。④生呉をろ過布を使ってこし水分を出すと豆乳の完成です。

➄豆乳を鍋で弱火にかけ、ゆっくり混ぜながら加熱し、にがりを加えて再度軽く混ぜます。⑥透明な液体が浮き上がったら、火を止め10分ほど置き、透明の液体をすくい取ります。➆液体をすくい終えたら、固まってきた豆乳を型に入れ蓋をします。重い食器など乗せ20分置きます。⑧最後に型から取り出し、水に20分ほどさらして灰汁抜きをしたら完成です!

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