白菜の切り方と洗い方を解説!鍋やみそ汁・すき焼きから炒め物まで!
冬の定番の鍋はもちろんのこと、毎朝の味噌汁、夕食時の炒め物、特別な日のすき焼きなどになくてならないものが甘みもあり栄養豊富でおいしい白菜です。その白菜をより美味しく食べるために洗い方、切り方は重要になります。白菜の切り方には3種類の切り方があります。その切り方にはざく切り、そぎ切り、棒切りがありバリエーション豊富な料理を作れます。その切り方と洗い方ついて説明していきます。
目次
白菜の切り方と洗い方
白菜と聞くとすぐに鍋や味噌汁、すき焼き、炒め物などが浮かんできます。野菜の扱いは料理によっても変わってくるので白菜も料理によって切り方、洗い方も違ってきます。その白菜の切り方と洗い方について解説していきます。
白菜の産地と美味しい時期
白菜はアブラナ科アブラナ属の野菜です。産地は茨城県、長野県、北海道で最近は中国や韓国等も輸入しています。おいしく食べられる時期は10月から2月で寒い時期の野菜です。白菜はビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養もバランスよく含まれていて便秘解消、美肌などの効果もあります。
白菜は水分を多く含み、癖もなく、100gあたり13から14キロカロリーと控えでヘルシーな野菜です。キムチ、白菜漬けなどの漬物は和食では味噌汁、味噌汁、中華では八宝菜などの炒め物、洋食ではクリーム煮などにも使えて重宝な野菜です。
白菜の選び方と保存方法
白菜は葉のまきがしっかりしていて白い部分がつやつやしていて変色していないものでずっしりと重いものを選ぶと良いです。白菜でよく見る小さい黒点は栄養過多になったものなので害はないので心配はいりません。購入するときには白菜の株の切り口が白いものがより新鮮といえます。茶色になっている物は鮮度が落ちているといえます。
保存方法は丸ごと購入した場合は新聞紙にくるんで冷暗所で保存すると2週間ほど持ち、冷蔵庫だと2か月近く保存できます。白菜を使うときには1枚ずつ使用するほうが日持ちしやすくなります。半分に切った白菜を購入した場合は冷蔵庫の野菜室に立てて保存すると長持ちします。
白菜の洗い方
白菜も含めてすべての野菜は水で軽く洗えばいいと思っている人は多いようです。多くの新鮮な野菜は店頭に並ぶときに害虫や土をほとんど取り除いていますが取り切れていないこともあります。そこで白菜は1枚ずつはいでしっかり流水で洗い流すことでやっと害虫を取り除けます。
白菜は水ではなくお湯で洗うと害虫や農薬の付着を取り除くことができる洗い方が有効です。お湯の他に薬でもありおそうじアイテムでもある重曹水は中国産などの白菜についている農薬を取り除くために必要となります。重曹は筍などのあく抜きにも使われることも知られていて野菜洗いも活躍する存在です。
白菜をお湯で洗うときの温度
『野菜の選び方・洗い方 ~はくさい~』白菜の放射性物質を除去する下ごしらえを紹介⇒https://t.co/mJEfdb0ayg
— 放射能汚染から子どもを守る (@savethechild311) April 8, 2018
白菜をお湯で洗うのは害虫をやっつけるために有効洗い方です。その温度は50から60度がよく見た目に害虫がいないようであれば大きめのボールに入れたお湯で一度洗うだけでも大丈夫です。もし見つけてしまった場合は2から3回お湯を交換して洗うと害虫をやっつけることができます。50から60度のお湯も熱いのでやけどには気を付けてください。
野菜の新鮮度を上げる洗い方に50度洗いがあります。その50度のお湯の作り方は熱湯とお水を半量でボウルに入れると理論上50度になり葉野菜はさっとじゃぶじゃぶ洗うことでヒートショック現象を利用して雑菌も減って水分が吸収されて新鮮度が増して食感もよくなってきます。50度洗いの後はすぐに食材を使って料理することをお勧めします。
白菜の冷凍方法
白菜は他の葉野菜と同じように冷凍できます。白菜の冷凍保存期間は約1か月です。うまく冷凍するときの洗い方は白菜を一枚一枚はがして流水で洗って十分に水けをきってから料理に使用する大きさに切りフリーザーバックに空気の入らないように入れてから冷凍します。可能な限り平らにしてから冷凍することをお勧めします。
白菜の切り方
白菜の切り方には3種類の切り方があります。一つはざく切りです。ざく切りは炒め物や煮物に向いている切り方です。二つめはそぎ切りです。そぎ切りは鍋・すき焼き・煮込み料理に向いている切り方です。三つめは棒切りです。棒切りは漬物や炒め物・味噌汁に向いている切り方です。
白菜のざく切りの切り方
めちゃくちゃ簡単でめちゃくちゃ白菜が美味しくなるから作れ
— ねづ (@39_ynz) January 27, 2018
①中くらいの鍋にざく切りにした白菜を山盛り入れる(芯側を底の方に葉っぱ側を上の方に)
②ツナ缶汁ごと・醤油大1(ツナがノンオイルであればオリーブオイルをひとまわし)入れる
③"蓋をして"とろ火にかける
④くたくたになれば完成 pic.twitter.com/OdujAU0AXW
白菜のざく切りの切り方はまず白菜を根の部分からはがしてよく洗って水けをきってから丸ごとの場合は半分に切ってからそれを重ねて自分の好きな幅に切っていくとざく切りになります。鍋やすき焼きに使用するざく切りは5cm位が適当な幅といえます。
白菜のそぎ切りの切り方
白菜のそぎ切りの切り方はざく切りのときと同じように白菜の根の部分からはがしてその一枚をよく洗って乾かしてから包丁の先のところで芯と葉の部分を分けて切ります。芯の部分は包丁を寝かせて斜めにしその切り口が広くなるように切ります。葉の部分はざく切りします。
白菜の棒切りの切り方
白菜の棒切りの切り方は同じように芯の根のところから1枚はがして洗って乾かしてからそぎ切りでした方に芯と葉を分けます。芯を横にして5cm間隔で切りそして繊維にそって棒状に切っていきます。
白菜のざく切りの切り方活用レシピ
白菜のざく切りの切り方で作る料理には鍋があります。鍋にも寄せ鍋、ちゃんこ鍋、すき焼き鍋、キムチ鍋などどれも寒い日に食べると白菜のトロトロ加減も手伝っておいしさが増します。
白菜のざく切りレシピの一つとして豚肉と白菜のミルフィーユ鍋があります。材料は豚肉、白菜、だし汁で作り方は白菜・豚肉・白菜・豚肉と重ねていき5-6層になった時に結果的にざく切りをし土鍋に並べてだし汁を注ぎ15分くらい煮ます。ポン酢をつけていただくとおいしさ倍増です。
白菜のざく切りレシピは炒め物代表の八宝菜です。八宝菜の材料は豚肉、鶉のゆで卵、イカ、エビ、筍、白菜、人参、キノコで作り方は下味をつけた豚肉、イカ、エビを炒めざく切りした白菜などを一緒に炒めて調味料を加えて味を整えたら水溶き片栗でとろみをつけたら完成。
白菜のざく切りで白菜と鶏肉のクリームシチューを作ることもできます。材料は玉ねぎ、鶏肉、白菜、マイタケなどのキノコで作り方は白菜と同じようにざっくりした切り方で少し大きめの具材を玉ねぎ、鶏肉の順に炒めて水を加えて沸騰したらあくを抜きルーを溶かして牛乳を加えて味を整えたら白菜のクリームシチューが完成です。
白菜のそぎ切りの切り方活用レシピ
鍋料理は白菜のそぎ切りの切り方でもおいしくなります。斜め切りをしていることもあり炒め物にしても味がしみていき美味しくなります。
白菜のそぎ切りのレシピの一つはすき焼きです。すき焼きは特別な感じがある場合は牛肉、そぎ切り白菜、キノコなどの野菜を炒めて醤油、砂糖、お酒、みりんを加えて煮込んででき上がったものがすき焼き風煮物でおいしくできあがり満足です。
白菜のそぎ切りには炒め物も合います。材料は豚肉、人参、白菜のそぎ切りで作り方は下味をつけてごま油で炒めた豚肉に野菜を加えて中華だし、塩コショウで味付けしたシンプルな炒め物も白菜に味がしっかりしみて美味しくなります。七味唐辛子を入れるとスパイシーな炒め物になります。
白菜のざく切りは具だくさんの味噌汁の豚汁に入れてもおいしくなります。豚汁の具材の切り方はほぼ乱切りでざく切りにした白菜を加えることでより歯ごたえもしっかりしたごはんのおかずになります。
白菜の棒切りの切り方活用レシピ
白菜の棒切りの切り方といえばなんといっても炒め物、味噌汁です。浅漬け、ピクルスなどの漬物にもあう切り方といえます。棒切りにすると白菜のシャキシャキ感も味わうことができます。
シャキシャキ感と少しトロッとした仕上がりをあわせもつ味噌汁は棒切りの切り方の白菜で作ることができます。その材料は白みそ、白菜、油揚げでその作り方はあげとだし汁を沸騰させ棒切りにした白菜を加えて弱火で煮て白みそを溶かして出来上がりのこの味噌汁は副食ながらも満足な一品といえます。
棒状の切り方の白菜は炒め物もできます。ベーコンと白菜の炒め物の材料は白菜、ベーコンで作り方はカリカリに炒めたベーコンに白菜を加えて炒めコンソメスープの素、コショウ、醤油で味を整えて出来上がり。カリカリのベーコンと白菜の相性がよくビールのお供にもなります。
棒状の切り方の白菜でグラタンを作ることもできます。材料はベーコン、玉ねぎ、マイタケ、白菜、ほうれん草、薄力粉、牛乳、固形コンソメで作り方はカットしたベーコンと野菜を炒めて薄力粉を絡めて混ぜて牛乳、固形コンソメを入れてとろみが出てくるまで煮込み塩コショウで味を整えてグラタン皿に入れてチーズをのせオーブンで焼くと完成。
白菜は洗い方や切り方で美味しい料理につながる
しっかり洗って害虫、土などを取り除いた白菜のざく切り、そぎ切り、棒状切りなどにより白菜料理のバリエーションは増えていきます。鍋、味噌汁、すき焼きの他にも煮込み料理、炒め物料理、洋風料理にも使えて便利な白菜は食卓の強い味方といえます。