スパークリングワインの賞味期限は?未開封と開封後ではどのくらい違う?

スパークリングワインの賞味期限や正しい保存方法について徹底解説します。未開封・開封済それぞれの賞味期限や保管に適した条件の他にも、冷蔵庫での保存や常温保存の注意点などを解説。賞味期限切れのスパークリングワインの活用方法も紹介します。

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目次

  1. 1スパークリングワインの賞味期限を徹底解説!
  2. 2 スパークリングワインとはどんなお酒?
  3. 3 スパークリングワインの賞味期限
  4. 4スパークリングワインは飲み頃を過ぎるとどうなる?
  5. 5スパークリングワインが未開封の場合の保存場所
  6. 6スパークリングワインの保存で注意すること
  7. 7スパークリングワインの賞味期限まとめ

スパークリングワインの賞味期限を徹底解説!

スパークリングワインは、パーティーや結婚式など、特別な時に飲まれる印象を持っている人も多いのではないでしょうか?しかし、日本を代表するワイナリーであるメルシャンから、飲み切りサイズの缶ワインが発売されるなど、大変手軽にスパークリングワインを楽しめるようになりました。

手軽に手に入れられるようになった一方で、賞味期限や保存の仕方が分からず、困った経験をする人も増えているのではないでしょうか?ポイントを押さえておけば、スパークリングワインを冷蔵庫で保存することや床下収納で常温保存することも可能です。

本記事では、未開封・開封後それぞれのスパークリングワインの賞味期限、正しい保存場所や保存方法について、徹底解説していきます。

スパークリングワインとはどんなお酒?

スパークリングワインとシャンパンは、見た目がよく似ているため、区別がつかない人も多いです。スパークリングワインの賞味期限について触れる前に、その特徴やシャンパンとの違いについて簡単に解説します。これを読んで、ぜひお酒の知識を深めて下さい。

スパークリングワインの特徴

発泡性のあるワインのことをまとめて、スパークリングワインといいます。最大の特徴は、何といっても、あのシュワッとした口当たりです。他にも、炭酸がないワインと比べて瓶が頑丈であったり、コルクがキノコのような形をしていることも特徴として挙げられます。

シャンパンは、スパークリングワインというカテゴリーの中のワインの1つです。フランスのシャンパーニュ地方で作られ、フランスのワインの法律に規定された条件を満たしたものだけが、シャンパンと名乗ることができます。シャンパン以外のスパークリングワインだと、スプマンテやカヴァなどがあります。

ワインにはなぜ賞味期限が記載されていないのか

ワインに賞味期限が表示されていない理由は、腐ることがないためです。アルコールが一定量以上入っていると、お酒が腐敗しにくいため、賞味期限が記載されません。しかし、賞味期限がないといっても、保存状態によっては酸化して、味や見た目が変わることもあります。場合によっては、飲むことができないほど、まずくなってしまうことがあります。

スパークリングワインの賞味期限

スパークリングワインの賞味期限【未開封】

未開封のスパークリングワインには、賞味期限がありません。しかし、大変繊細で劣化しやすく、長期保存には向いていません。未開封で保存状態が良くても、味を保てるのは1〜2年ほどです。

スパークリングワインに賞味期限はないですが、飲み頃の時期はあります。飲み頃は、購入時期です。賞味期限に関わらず、購入後はなるだけ早く飲んでしまうことをおすすめします。すぐに飲むことができない場合は、本記事で紹介する保存方法を真似て、正しく保存しましょう。

スパークリングワインの賞味期限【開封後】

開封したスパークリングワインの賞味期限は、開封したその日です。スパークリングワインの特徴である泡は、開封した直後からどんどん抜けていきます。ですので、開けたその日のうちの飲み切るのが一番良いです。

どうしても当日中に飲みきれなかった場合でも、翌日には飲んでしまいましょう。シャンパンストッパーというアイテムを使用すると、炭酸が抜けるのを多少遅めることができます。

スパークリングワインは飲み頃を過ぎるとどうなる?

スパークリングワインは、購入した時期が飲み頃です。しかし、買ってすぐに飲めないことや、飲もうと思っていたのに忘れてしまって時間が経ってしまった、ということもあるでしょう。この章では、未開封や開封後のスパークリングワインを放置しておくと起こる変化や、炭酸が抜け切った賞味期限切れのスパークリングワインの使い道を紹介します。

未開封なら基本的に腐らない

スパークリングワインには賞味期限がないため、未開封であれば基本的には腐りません。ここで基本的にといっているのは、劣悪な環境で保存していないことを前提としています。非常に暑い場所で保存したり、異常に湿度の高い場所で保存していると、劣化して飲めないような味になってしまいます。

特に常温保存の場合は、時期によって湿度や温度が変化しますので、注意が必要です。賞味期限がないからといって適当に放置するのではなく、保存方法には気をつけましょう。

開封後の変化①炭酸が抜ける

スパークリングワインを開封してまず一番最初に起きる変化は、炭酸が抜けていくことです。賞味期限はないですが、炭酸が抜けてしまったものは、本来のスパークリングワインの美味しさを味わえませんので、賞味期限切れと考えましょう。開封したら、炭酸が抜け切る前に飲み切ってしまいましょう。

開封後の変化②酸化する

開封後、スパークリングワインが空気と触れ続けると、酸化します。一般的に食品は、酸化すると、品質や味が変わり、美味しくなくなります。スパークリングワインも同様、開封後にしばらく放置すると、炭酸が抜けた後、酸化します。

スパークリングワインが酸化すると、最悪の場合、お酢のような異臭が発生したり、味が酸っぱくなる可能性があります。長時間放置してしまったものを少し舐めてみて、まずいと感じたら、飲むのを止めましょう。

料理に使うことは可能

賞味期限切れのスパークリングワインは、白ワインと同じように、料理酒として使うことができます。しかし、長時間放置して酸化し、お酢のような臭いや味がする場合は、使用するのを止めましょう。このようなものを料理酒として使うと、臭いが料理に移ってしまうことがあります。

スパークリングワインが未開封の場合の保存場所

開封済みのスパークリングワインの賞味期限は、1〜2日と非常に短いです。未開封の場合の賞味期限は、正しい保存方法で保管した場合は、1〜2年程です。品質を保つための保存場所について解説します。

保存場所①冷暗所

ワインよりもシャンパンやスパークリングワインは特に冷暗保存がいいみたいです。

スパークリングワインを保存する場合は、日光が直接当たるような場所は避け、冷暗所で保存しましょう。常温保存する場合は、床下収納や押し入れの奥だと、光が届きにくいのでおすすめです。常温で保存させていた場合は、飲む直前に冷蔵庫などでよく冷やしておくと、美味しく飲むことができます。

保存場所②冷蔵庫の野菜室

冷蔵庫を使って保存するのであれば、野菜室がおすすめです。野菜室は冷蔵庫の中でも、比較的温度が高く、スパークリングワインの保存に向いています。光の遮断をするために、新聞紙などで包み、横に寝かせて保管するとなお良いでしょう。瓶を寝かせるとコルクが湿り、酸化を防ぐことができます。

スパークリングワインのコルク栓は、湿った状態のときに瓶内を密閉することができます。

保存場所③ワインセラー

ワインセラーは、通常のワインだけでなく、スパークリングワインの保管にも適しています。ワインセラーは、ワインを美味しく保つために、温度・湿度・光などが全て調節されています。

比較的賞味期限の短いスパークリングワインですが、ワインセラーであれば、長期間入れておいても安心です。家庭用の小さいものだと、1万円代から購入することができます。ワインが好きなのであれば、購入するのも良いでしょう。

スパークリングワインの保存で注意すること

スパークリングワインは大変繊細なお酒です。賞味期限がなくても、保存状態が悪いとすぐに劣化して、味が悪くなってしまいます。美味しく保存するには、場所だけでなく、保存方法も重要です。この章では、保存時に注意する点を解説します。

注意点①振動を与えない

一般的には3気圧以上のガス圧があるので、振動させると最悪の場合、瓶が破裂する恐れもあります。

スパークリングワインに振動を与えると、最大の特徴である炭酸が抜けてしまいます。また、振られたスパークリングワインは、気泡が大きくなり、開栓時にコルクが勢い良く飛んでしまったり、瓶が破裂してしまうことがあり、大変危険です。

車や自転車などで運んだ場合は、気泡が大きくなってしまっているので、2〜3日置いておきましょう。泡が落ち着き、本来の美味しさのまま飲むことができます。

注意点②湿度を調節する

スパークリングワインの保管に最適な湿度は、60〜80%です。湿度が低すぎたり高すぎたりすると、コルクに影響が出て、賞味期限が短くなります。湿度が高すぎると、カビが生えやすくなります。逆に低ぎると、コルクが縮んで液漏れの原因になります。

床下収納などの常温保存時に気をつけてほしい点としては、夏場の湿気です。湿気でスパークリングワインをダメにしてしまわないよう、湿度調整には十分注意しましょう。

注意点③温度を調節する

スパークリングワインに適した温度は、12〜15度です。一般的な冷蔵庫の温度は10度以下で、低いものだと2〜3度に設定されているものもあります。これだと、スパークリングワインにとっては低すぎ、賞味期限が短くなってしまいます。

高温の場所での保存も避けましょう。炭酸ガスが膨張し、瓶が破裂する危険性があります。床下や押し入れで常温保存する場合は、その場所の温度が低すぎたり高すぎたりしないか確認してから、しまうようにしましょう。

注意点④臭い移りを防ぐ

臭いの強いものを一緒に保存すると、コルクを伝ってその臭いがスパークリングワインに移ってしまうことがあります。野菜室や冷蔵庫で保管する場合は、春菊やキムチなど、臭いの強い食品と一緒にしておかないよう、注意しましょう。

スパークリングワインの賞味期限まとめ

グラスに注がれたスパークリングワイン

スパークリングワインの賞味期限と、正しい保存方法についてまとめました。スパークリングワインは、ワインセラーや専用のストッパーがなくても、自宅にある冷蔵庫などで保管できます。床下などの比較的温度が低い場所であれば、常温保存も可能です。

開封済みのスパークリングワインは賞味期限が短いので、缶ワインなどの飲み切りサイズなどを購入するなどして、美味しく飲み切る工夫をし、ぜひ楽しんで下さい。

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