ゴーヤ(ニガウリ)の育て方と栽培のコツとは?種まきの時期と方法も!
ゴーヤ(ニガウリ)の育て方や栽培の方法についてこれから詳しく説明していきましょう!ゴーヤは最近では当然のようにスーパーでもよく見かけるようになり、家庭でもよく食べられている野菜のひとつになりました。ゴーヤの栽培はそれほど難しいものではありません。種をまく方法や時期について、さらに育て方のアドバイスなどきめ細かく解説していきましょう。家庭菜園をやってみたい、すでにやっているのならぜひゴーヤの栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか?
目次
- 1ゴーヤ(ニガウリ)とは何ぞや?育て方と栽培方法とは?
- 2ゴーヤとニガウリって同じ?種まきや栽培方法は?
- 3ゴーヤ(ニガウリ)はいつから沖縄に広まったの?
- 4ゴーヤ(ニガウリ)はなぜ全国に広まった?栽培もされている?
- 5ゴーヤ(ニガウリ)は世界でも栽培している?
- 6ゴーヤ(ニガウリ)の品種は?家庭で種まき栽培もできる?
- 7ゴーヤの栽培と育て方はどんな方法?ゴーヤの栄養について
- 8ゴーヤの栽培と育て方はどんな方法?ゴーヤの苦さについて
- 9ゴーヤの栽培と育て方はどんな方法?新鮮なゴーヤとは?
- 10ゴーヤの栽培方法と育て方は?種まき前に必要な道具とは
- 11ゴーヤの栽培方法と育て方は?種まきまで
- 12肥料はどうする?ゴーヤの栽培と育て方について
- 13種まきの方法は?ゴーヤの栽培と育て方について
- 14発芽をしたら?ゴーヤの栽培と育て方について
- 15畑とプランターどっちを選ぶ?ゴーヤの栽培時期について
- 16ゴーヤを畑に植える時期とその方法とは?
- 17ゴーヤをプランターで植える時期とその方法とは?
- 18ゴーヤの育て方とは?花が咲いてそして実がなる!
- 19栽培を楽しみながらゴーヤの実の収穫へ!
ゴーヤ(ニガウリ)とは何ぞや?育て方と栽培方法とは?
ゴーヤ(ニガウリ)とはいったいどんな野菜なのか知っているでしょうか?すでに沖縄料理は全国に知られて飲食店や家庭でも食べられるようになり、もはやゴーヤも珍しいものではないかもしれません。ゴーヤはテレビや料理の本でもレシピで当然のように出てきます。今はゴーヤを食べるだけではなく、栽培なども行っている家庭も増えています。
これからゴーヤの育て方や栽培方法を解説していきましょう!種まきや栽培の時期、その方法を学びながら進めると家庭菜園はそれほ難しくはありません。
ゴーヤとニガウリって同じ?種まきや栽培方法は?
昔はニガウリが一般的だったのにいつまにかゴーヤと呼ばれるようになったといわれています。それは本当なんでしょうか?ニガウリは、正式な名称をツルレイシという一年草のことをいいます。表面はゴツゴツとしたイボのようなデコボコがあります。ニガウリとゴーヤは一般的な名称だったわけです。ゴーヤは沖縄で使われている名称です。
ゴーヤは元々は熱帯アジアが原産で沖縄の伝統的な野菜でした。ゴーヤとニガウリは同じものなので種まき方法も栽培方法も育て方ももちろん同じ方法です。
ゴーヤ(ニガウリ)はいつから沖縄に広まったの?
ゴーヤ(ニガウリ)の原産地は東インド、東南アジアだといわれています。日本での産地は沖縄はもちろん、宮崎県や鹿児島県などです。ゴーヤは東南アジアから中国に伝わり16世紀末から17世紀にかけて日本にたどり着いたと考えられています。ゴーヤは苦みがあるとはいえ栄養価が高いので沖縄で多くの人が食べるようになりました。沖縄のゴーヤは比較的苦みが抑えられていて九州地方のゴーヤは苦みが強いといわれています。
ゴーヤ(ニガウリ)はなぜ全国に広まった?栽培もされている?
ゴーヤ(ニガウリ)は、主に沖縄で生産されて食材としても愛されてきました。ゴーヤが全国に広まることになったのは、1993年に沖縄の野菜や果物が県外に出荷されたのをきっかけに全国で手に入れやすくなったからだといわれています。
しかし、もっと大きな広がりをみせるきっかけになったのは、沖縄を舞台にしたNHKの朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」の影響です。沖縄ブームはゴーヤへの人気にも火をつけました。ゴーヤは、栄養の高さからも注目されるようにって定番のメニューにもなりました。さらに最近はゴーヤの栽培を行う家庭菜園も増えてきているそうです。
ゴーヤ(ニガウリ)は世界でも栽培している?
ゴーヤ(ニガウリ)は英語で「bitter melon」といわれています。やはりゴーヤを苦いと思うのは世界共通のようです。アジア地域ではよく食べられていてインドや中国、台湾でもよく食べらてれている人気の食材です。ゴーヤは食べるだけではなく薬用としても用いられてきました。
欧米では主にエスニック料理に使われていましたが、鑑賞用としての目的の方が多く食用として広まることはなかったようです。近年は糖尿病に効果があるとして研究がさかんに進んでいるとのことです。
ゴーヤ(ニガウリ)の品種は?家庭で種まき栽培もできる?
ゴーヤ(ニガウリ)をそれほど知らない人にとってはゴーヤはどれも同じだと思うかもしれません。しかし、ゴーヤの種類は案外多く形もさまざまです。園芸店で売られている種も色々な種類があるので自分でもさまざまな品種のゴーヤを栽培をすることができます。これからゴーヤにはどんな品種があるのかをいくつか紹介しましょう!
ゴーヤの栽培と育て方とは?あばしゴーヤ
あばしゴーヤは、主に沖縄で生産されているゴーヤです。見た目は太くずんぐりむっくりしています。沖縄ではハリセンボンのことをアバサーといって、そこからかこの名称になったといわれています。苦みは少なめで味はジューシーです。長さが20~30cmでサラダや酢の物、定番の炒め物、煮物などに適しています。あばしゴーヤは家庭菜園での栽培に向いています。
ゴーヤの栽培と育て方とは?長れいし
長れいしは、見た目はきゅうりのように細長い形のゴーヤです。長れいしは主に九州地方で栽培されているゴーヤです。味は苦みが少なくソフトな味わいで食べやすく、ビタミンCが豊富に含まれています。長さは短いもので20cm、長いものでは80cm以上になる長れいしもあります。家庭菜園におすすめの品種で栽培に向いています。
ゴーヤの栽培と育て方とは?太れいし
太れいしは、果皮は薄緑色になっていて全体の長さは約15cmになるゴーヤです。味は一般に知られている市販のゴーヤと特にかわりはありません。長さは8cm~15cmと小さめになっています。暑さに強いことから真夏の暑い陽射し除けのためのグリーンカーテンとしても重宝されています。栽培は寒さに弱く収穫の最盛期には水分を多く必要とします。
ゴーヤの栽培と育て方とは?白れいし
白れいしは、その名称のように見た目が白いゴーヤです。表面のデコボコは尖ったものはなく丸みを帯びていて果実も白い色をしていて光沢しています。長さは10cm~20cmで太くて短い見た目です。ゴーヤの中でも比較的に苦みは少ないので子供でも食べやすくサラダにすると美味しく食べられます。このゴーヤも家庭菜園で栽培することができます。
ゴーヤの栽培と育て方はどんな方法?ゴーヤの栄養について
ゴーヤにはビタミンCが豊富に含まれています。きゅうりやトマトよりもはるかに多い約76mgものビタミンCが含まれています。ほかの栄養素はビタミンB群やβカロチン、鉄分、カリウム、葉酸、食物繊維などです。ビタミンCが豊富だといっても、ビタミンCは熱に弱いので料理をする時は素早く火を通すことが大切です。
ゴーヤの栽培と育て方はどんな方法?ゴーヤの苦さについて
ゴーヤはなぜ苦いのでしょうか?それはゴーヤの果皮にあるモモルデシンという成分が含まれているからです。モモルデシンの苦みは胃腸の粘膜を保護する効果や食欲促進の効果があると考えられています。モモルデシンは食欲不振や体力の低下など食当たりの予防も期待できます。モモルデシンには自律神経を整える効果もあるとされています。
ゴーヤの栽培と育て方はどんな方法?新鮮なゴーヤとは?
ほとんどの野菜や果物は新鮮な状態がやはり良いものです。ゴーヤは表面の緑色が濃い状態でデコボコが小さいと味も苦いといわれています。逆に緑色が薄くてデコボコが大きいゴーヤは苦みが弱いとのことです。苦みが好きな場合は緑色が濃い方を選ぶとゴーヤの苦みをしっかりと味わえます。
子供やゴーヤ初心者には苦みが少ないゴーヤを食べさせてゴーヤを好きになってもらうのも良いかもしれません。それでは新鮮なゴーヤを選ぶにはどんなところを見ればいいのでしょうか?
新鮮なゴーヤの見分け方とは?
ゴーヤの旬の時期は6月から8月でその時期がゴーヤを美味しく食べられる時期となります。新鮮なゴーヤは鮮やかな色をした濃い目の緑色をした表面になっています。手に持った時にしっかりと重さを感じたものを選びびましょう。表面のイボのようなものが硬くしっかりとはったもので大きさも同じような大きさがそろっていてみっしりとくっついているものが新鮮なゴーヤになります。
ゴーヤの保存方法はどうする?
ゴーヤは、水分や乾燥が苦手です。常温の状態でも味や品質がすぐに落ちてしまい、実の色も変色してしまいます。ゴーヤの品質を落ちないようにする保存方法は表面をきちんと拭いてラップなどでくるみます。冷蔵庫の野菜室で立たてせておてい保存します。そうするとゴーヤの栄養が逃げないのでゴーヤの緑色が新鮮のまま保存ができます。
ゴーヤの栽培方法と育て方は?種まき前に必要な道具とは
ゴーヤの種まきをする前に栽培をするために必要な道具を事前に揃えておきましょう。必ずいるものは、スコップやじょうろです。これがなければ園芸はできません。
ほかにはプランターを使う場合は30cm以上の物を選びます。苗用ポットや針底石、野菜用の培養土などもあると良いでしょう。プランターを使用する場合に必要な軽石や赤玉土、園芸用ネット、ネットをはるために必要な支柱は約2m程度の物が良いようです。追肥用の肥料も必要になります。
ゴーヤの栽培方法と育て方は?種まきまで
ゴーヤの特徴は、なんといっても栽培のしやすいところにあります。ゴーヤの原産は東南アジアで沖縄で盛んに生産されてきました。暑さに強いのが特徴なのでゴーヤで作った陽射し除けのグリーンカーテンを作ることができます。グリーンカーテンを作りたいがためにゴーヤの栽培に興味を持たれている人もいるということです。ゴーヤはどうやって種まきをしたらいいのか?そしてその時期はいつ頃がいいのか?栽培方法について紹介していきましょう。
肥料はどうする?ゴーヤの栽培と育て方について
ゴーヤの種まきの前にやっておくことは肥料を与えることです。畑は植えつけの1ヶ月前から準備をするのが理想です。畑の場合は1㎡当たりに堆肥を2.5kg程度いれます。
堆肥は牛糞堆肥と鶏糞、バーク堆肥を混合して使います。牛糞堆肥は土の改良に大きな効果が期待が出来ます。しかし、肥料としての成分はそれほど多くはなくて肥料としての役割がスローペースになります。反対に鶏糞は肥料成分が濃厚で素早く効果があらわれますが土の改良の成分が少なくて効果がみえてくるのがスローペースになります。
鶏糞堆肥はたくさん使いすぎると土がアルカリ性になってしまうのでゴーヤの栽培には合わない土になってしまうことが考えられるので注意しましょう。バーク堆肥は土壌の改良と肥料の効果の持続性が高い堆肥です。牛糞、鶏糞の堆肥の成分をバーク堆肥に吸わせます。そしてそれを土に時間をかけて染み込ませます。
ゴーヤの育て方のポイント!肥料はたくさん必要なの?
ゴーヤの育て方で気をつけたいのは栽培の途中でも肥料が必要になることです。ゴーヤの種まきをして栽培をしますが、その途中で肥料をたします。ゴーヤをたくさん収穫するためにもしっかりとした実にするためにも肥料を途中で加えることはとても大切なことです。それも継続的に行います。
肥料を追加する追肥の時期は、ゴーヤの実がなるころから幾度か繰り返します。さまざまなやり方が考えられますが、一例として水を与えるのではなくて液体肥料を与えるようにします。薄めた液体肥料を水のかわりにさくさん与えます。だいたい2週間に1度を目安にします。
種まきの方法は?ゴーヤの栽培と育て方について
ゴーヤの栽培や育て方は比較的楽な方だといわれています。ゴーヤは家庭菜園でも人気があり暖かい地域が原産の夏野菜なので高い気温を確認してから種まきを行います。育て方を間違えると花が咲かなかったり実がきちんと育たないこともあります。ゴーヤの発芽の適温は25℃~30℃になり種まきの時期は4月下旬頃が最適です。発芽までの期間、適温を維持できなければ発芽がうまくいかないこともあるので気温はとても重要だといえます。
ゴーヤの育て方!栽培の前に良質な種を選ぶ?
ゴーヤの種まきで重要なことは、苗の育て方以前に発育の良い種を選ぶことになります。ゴーヤの種は水の中に入れると良質の種は下に沈みますが浮いた種はほとんどが発芽をしないので捨てた方が良いでしょう。
その水に沈んだ種を種まきに使うと多くのゴーヤの芽が生えるはずです。ゴーヤの種のパッケージや解説書などには種まきをするなら春頃と書かれていますが、大事なのは気温になります。だいたい20~25℃を目安にして種まきをしましょう。
ゴーヤの育て方!種まきの方法とは?
種まきにもコツがいくつかあります。種のとがった部分を下に向けて植えます。畑で種まきをする場合は種を入れる穴を40cmずつ離します。その穴に2~3粒のゴーヤの種を種まきします。土に指で穴を開けますが、ペットボトルのキャップで土に穴を開けると丁度いい穴がつくれます。穴は20cmの間隔を作ります。穴には種を2~3粒入れます。
ゴーヤの育て方!種の発芽数を増やすには?
ゴーヤの種は固いのでより発芽の可能性を高めるために種の出っ張った部分を切ります。その時は中の白い部分を傷つけないように気をつけましょう。水をひたした脱脂綿などにしばらく置いておくようします。その時は気温の管理を忘れずに!
種まきを園芸用ポットで行う場合は?
ゴーヤを園芸用ポットで栽培する場合は、種まきの時に種をそれぞれ3~4粒をひとつの穴にまきます。ポットでも気温に気をつけることはとても大切なことです。気温が上がらなかった場合はポットにビニールなどをかぶせることで適温を保つようにします。
発芽をしたら?ゴーヤの栽培と育て方について
ゴーヤが盛んに栽培されてきたのは沖縄や九州ですが、ほかの地域でも家庭菜園でゴーヤを栽培することができます。暖かい場所でなければ発芽はうまくいかない場合があります。栽培を始める時期は気をつけなければいけません
時期は4月下旬からであれば始められます。きちんと適温を保つことが出来ていれば4日ぐらいで芽が出るでしょう。気温が思ったほどに上がらない場合は1週間以上はかかることもあります。あまりに長い間、芽が出ない場合は種にカビなどがはえて腐っている可能性があるので注意する必要があります。水はタップリ与えないといけません。
園芸用ポットでの苗の栽培方法は?
最初から畑やプランターを使わないで園芸用ポットで栽培する場合は、水をたっぷりと与えることを忘れないこと、気温の調整をしっかりとすることです。この基本はかわりません。
ミニビニール温室などで暖かい温度を維持させると良いでしょう。陽射しに当てることは必要ですが高温になりすぎても苗はダメになってしまうので換気にも気を配ります。本葉が5、6枚になったらポットから畑やプランターに移します。根やその周りの土が壊れないように穴をあけた土壌に植えます。
畑とプランターどっちを選ぶ?ゴーヤの栽培時期について
ゴーヤを栽培するには、畑から直接発芽をさせるか、園芸用ポットでゴーヤを発芽をさせるかの方法があります。ポットで植えた苗の本葉が4、5枚手のひらの大きさになる頃にプランターに植えるか畑に植えます。本葉がてのひらになる頃はだいたい10日前後になります。それではゴーヤを畑に植える方法とプランターに植える方法をそれぞれ紹介しましょう。
ゴーヤを畑に植える時期とその方法とは?
園芸用ポットで発芽した苗を畑やグリーンカーテンにしたり、プランターで育てるやり方があります。地植えを行う場合は風通しが良くて日当たりの良い場所を選ぶことが大切です。苗を植える前に畑の準備をする必要があります。それは畑に種を直接植えるときと同じように肥料を加えることです。
ゴーヤの苗を植える時期はいつ頃なのか?
ゴーヤの苗を植える前に土壌を良くする必要があります。苗を植える時期は畑の準備が完了した2週間~4週間後が理想になります。最初にやることは、ゴーヤの苗を植える畑に苦土石灰か草木灰を土に混ぜて耕します。牛糞をこの時に混ぜて熟成をさせるとより良い効果がでます。
畑に堆肥ををいれよう!その時期は?
次は畑に堆肥をいれます。畑に堆肥を入れるのは苗を植える1週間前が目安です。堆肥を空気と一緒に土と混ぜ合わせるようにしっかりと耕します。。耕す深さは約30cm程度ですが、耕すのは土を柔らかくするためでもあります。それから1週間立てばいよいよゴーヤの苗を植えることになります。
堆肥はどうやって加える?
ゴーヤの苗を植える前にやることは堆肥を加えることです。土をだいたい深さを20cmぐらい溝を作るように掘ります。その溝の部分に堆肥をいれます。2~4週間前にも堆肥を入れてあるのでそれほど多く入れる必要はありません。土をかぶせた溝はほかよりも盛り上げるようするようにします。
畑にゴーヤの苗を植えよう!
ゴーヤの苗は、本葉が4枚程度揃ったものがポットから畑に植えかえるのが適していると考えられています。苗がそれよりも大きくなると根がうまく伸びないなどして成長がうまくいかない可能性もでてきます。苗を植える時はきちんと苗と苗の間隔を取ることも忘れてはいけません。苗を植えると早い時期にツルが生えてくるので仮の支柱でもいいので立てます。
ゴーヤをプランターで植える時期とその方法とは?
アパートやマンションなど畑がない場合に利用できるのがプランターです。陽射しが確保できればプランターを使うことでベランダでも問題なくゴーヤの栽培が可能性です。プランダーで行うゴーヤの栽培で大切なのは土の準備です。これからその方法やゴーヤの育て方を説明していきましょう。
ゴーヤのプランターでの育て方とは?
プランターでなにより大切なのは土の準備です。土が良くなければゴーヤもうまく実がなりません。最初に必要なのはプランターと土になります。プランターの場合は畑よりも少し時間が必要になります。だいたい3~4週間前から土を熟成させます。土の状態は、根がちゃんと伸びることができることや灌水をして土が固まらないようにすること、水によって肥料が流れてしまわないようにする必要があります。
プランターに土と肥料を混ぜよう!
プランターに使う土壌の質は植える苗によっても違います。そこが家庭菜園の面白いところなので慣れてきたらそれにあった堆肥を選ぶようにしましょう。今回使うのは、園芸土、腐葉土、赤玉土、牛糞肥料などで、それを混ぜあせて使用します。赤玉土は、関東平野の関東ローム層から作られている赤土を乾燥させて振るいにかけます。そして粒が同じ大きさに分けたものをを赤玉土といいます。
自分で堆肥を作るのは面倒だと思う場合は市販されている野菜土を使うと楽に進めることがきます。プランターは長方形のもので容量が20リットル以上のものを選ぶようにしますがベランダに合わせた大きさのプランターを選びましょう。プランターは二重底のものにします。
プランターに苗を植えよう!
土の熟成がいい頃合いになったところで苗を植えます。ゴーヤの苗の本葉が5、6枚になったらポットからプランターに移しますが畑の時と同じように苗が大きくなりすぎても根がうまく伸びなかったり栽培がうまくいかなくなることがあります。2、4枚でも大きいと思ったら植えても問題ありません。苗を植えるときは、根やその周りの土を壊さないように移すことが大きなポイントです。
長方形の容量20リットルのプランターの場合は、苗を2株植えます。苗と苗の間隔は約30cmぐらい取るようにした方が良いでしょう。植え終わったら水をかけることを忘れないようにします。始めは苗のツルの長さも短いので園芸用の細い支柱があるのでそれ仮の支柱として使います。仮の支柱はなくても問題ありませんが、風などで苗が折れる心配などもあるので出来るなら使いましょう。
ツルが伸びたら本格的に栽培を!
ゴーヤの苗のツルが伸びてくるとちゃんとした支柱を使った栽培を始める時期になります。栽培をする場所によって支柱の置き方も変わります。ベランダでは柵を支柱かわりに使う方法もあります。園芸用のネットもあるのでそれを使うこともできます。グリーンカーテンを作る際には支柱やネットを使ってツルを伸ばすので、ネットにツルがどう伸びるかを考えて行いましょう。
ツルを誘引させよう!
ツルはまっすぐ伸びるわけではないのでネットや支柱などに伸びてほしい場所へ誘導させる必要があります。園芸用のテープがあるのでツルをネットにテープで固定させます。そうすれば絡まったりおかしな方向にツルが伸びずに自分の思い通りにツルを伸ばすことができます。
ゴーヤの育て方とは?花が咲いてそして実がなる!
ツルがぐんぐん伸びると黄色の花が咲き始めます。始めの方に咲く花はほぼ雄花になりますが、やがて雌花も次々と咲き始めます。受粉はミツバチなどの役目ですが都会や住宅密集地などでは受粉をしてくれる虫が少ないという弊害があります。そんな場合は自ら受粉して上げましょう。そうすることでゴーヤの実がなるはずです。
栽培を楽しみながらゴーヤの実の収穫へ!
ゴーヤの種まきをして栽培を行います。やがて実がなって収穫の時期になるのが約75日程度だといわれています。気温や株の栄養にも影響されますが、だいたい実がなってから2週間程度が目安になります。ゴーヤのデコボコの部分が膨らんできたら収穫のタイミングになります。
ゴーヤの大きさは品種によっても違いますが、人気のある品種のあばしゴーヤでは約20cm弱ぐらいの大きさが収穫の目安となります。実がなってそのままにしておくと黄色良く変色してしまうので注意です。新鮮で美味しいうちにゴーヤをいただきましょう!