ゴーヤの下処理の仕方は?簡単下ごしらえで苦みなく長持ち保存できる!

ゴーヤには苦味があって苦手という方も多いと思いますが、ゴーヤは上手に下処理すればかなり苦味が抑えられます。ゴーヤは一年中手に入る野菜ということではありませんが、栄養価も高いので旬の時期には積極的にメニューに取り入れたい野菜です。今回はゴーヤの上手な下処理の仕方と、保存方法について紹介します。また、ゴーヤチャンプルーしか思い浮かばないという方の為に、おすすめレシピも合わせて紹介していきますので参考にして下さい!

ゴーヤの下処理の仕方は?簡単下ごしらえで苦みなく長持ち保存できる!のイメージ

目次

  1. 1夏野菜の王様ゴーヤの栄養素
  2. 2ゴーヤの嬉しい健康効果
  3. 3食べあわせでゴーヤの健康パワーアップ
  4. 4ゴーヤの下処理で苦味を抑えよう
  5. 5簡単下ごしらえでゴーヤを保存しよう
  6. 6下処理したゴーヤで美味しいゴーヤチャンプルを作ろう
  7. 7下処理したゴーヤで美味しい副菜を作ろう
  8. 8上手に下処理してゴーヤを美味しく食べよう

夏野菜の王様ゴーヤの栄養素

夏野菜には栄養価の高いものが多いですが、その中でも夏野菜の王様と呼ばれるゴーヤは特に栄養たっぷりなんです。ゴーヤはレタスと同じく100グラム17キロカロリーととても少ないのですが、トマトの5倍といわれるビタミンCを始め、ビタミンB郡、β-カロテン、セロリの30倍もの食物繊維、牛乳の14倍のカルシウムなど、身体に嬉しい栄養素がぎっしり詰まっています。

かつては限られた地域、今でも限られた時期にしか見かけることのないゴーヤですが、嬉しい栄養たっぷりなので積極的に食卓に取り入れたいですね。ですが、ゴーヤ特有の苦味が苦手という方も多いと思います。ゴーヤの栄養素を壊さずに上手に下処理をして、ゴーヤを美味しく食べましょう!

ゴーヤの嬉しい健康効果

「良薬口に苦し」といったものですが、ゴーヤはまさに良薬です。ゴーヤの苦味成分であるモモルデシンは胃腸の粘膜を保護し食欲増進させる効果があります。また、モモルデシンには自律神経のバランスを整えてくれる働きもあります。エアコンの効いた部屋と野外の行き来や、暑さによる食欲不振など、毎年夏バテしてしまうという方はゴーヤで元気に過ごせるかもしれません。

更にゴーヤの苦味成分モモルデシンには抗酸化作用やコレステロール値を下げる効果が認められています。ほかにもβ-カロテンやビタミンCなども抗酸化作用があり、血液循環を良くするという働きのあるフラボノイド類のククルビタシンなども含まれているため、血液をサラサラにしてくれる効果があります。

他にも肝臓の中性脂肪を減少させ肝機能を高めたり、ナトリウム排出に役立つ栄養素も含まれている為、ゴーヤは高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防に効果があると言われています。また、むくみや便秘解消、肌老化の予防にも効果があると言われています。

食べあわせでゴーヤの健康パワーアップ

ゴーヤの栄養素は、他の食材と合わせることで効果がアップするといわれているものがあります。代表的なのが、たんぱく質との組み合わせです。ゴーヤに含まれているビタミンCは、たんぱく質の吸収を助けるといわれており、肉や魚、大豆類と一緒に取ると夏バテ予防や軽減の効果や美肌効果が更に高まると言われています。

更にゴーヤに含まれるβ-カロテンは油と相性が良く、炒め物にすることで効果がアップします。ゴーヤのビタミン類は熱に強いということもあり、豚肉と一緒に炒めるゴーヤチャンプルーはまさに理想的な組み合わせと言えます。

ゴーヤとの食べ合わせNG食材

一緒に食べて効果アップさせる食材もあれば、逆にせっかくの効果を発揮出来なくなる食材もあります。それはバナナ、リンゴ、きゅうりです。この3つに含まれるアスコルビナーゼという酵素がゴーヤのビタミンCとの相性がとても悪く、ビタミンCを破壊してしまうと言われています。どうしても一緒に食べたいという時は、加熱したり酢を加えることでアスコルビナーゼのビタミンCを破壊する働きを抑えられるので、工夫してみて下さい。

ゴーヤの下処理で苦味を抑えよう

ゴーヤを美味しく食べるために、少しでも苦味を取り除きたいという方に、ゴーヤの下処理の仕方を3パターン紹介します。そのあとの調理方法によって合うものをチョイスして下さい。上手に下ごしらえしておけば、料理もスムーズです。

ゴーヤの下処理の仕方「熱湯にくぐらせる」

ゴーヤの下処理の仕方、一つ目はスライスしたゴーヤをお湯にくぐらせる方法です。あまりゆで過ぎると食感も失われてしまいますし、このあと調理することも考えて少し固めでOKです。シンプルは方法ですが、苦味に敏感な方には、まだ気になるかもしれません。

ゴーヤの下処理の仕方「油でいためる」

続いて、スライスしたゴーヤを油で炒める方法です。ゴーヤの苦味は大目の油で炒めたり揚げたりすることでだいぶ緩和することが出来ますが、そのあとの調理法が限られてしまうのが難点です。炒め物などにする場合、うまみのある食材を合わせることによって、かなり苦味を感じず食べることが出来ます。

ゴーヤの下処理の仕方「塩と砂糖でもむ」

ゴーヤの下処理で一番苦味が取れると言われているのが、塩と砂糖で揉むという方法です。よく塩で揉むというのは聞いたことがあると思いますが、砂糖にも苦味成分を取る作用がありますので、ミックスして使用すると効果がアップします。分量は、そこまで細かくなくて大丈夫ですが、半々か塩が少し多めでもOKです。

下処理時の注意点

ここでひとつ注意しなければいけないのが、塩と砂糖を水で流す際にあまり長いこと水にさらさないということです。ゴーヤのビタミンCは長いこと水に漬けていると流れ出してしまいます。なのでささっと水洗いして強めにぎゅっと水気を搾ったら、すぐに料理に使うようにしましょう。

簡単下ごしらえでゴーヤを保存しよう

買ってきたゴーヤはみなさんどのように保存していますか?スーパーで買ってきてそのまま冷蔵保存…ではゴーヤは長持ちしません。ゴーヤは上手に下ごしらえしておけば1ヶ月ほど保存しておきことが出来ます。簡単下ごしらえの仕方を紹介しますので、次からは是非参考にして下さい。

まず買ってきたゴーヤはすぐに切ってワタと種を取り除きます。こうしておくと、ゴーヤのビタミンCを守ることが出来ます。もし忙しければそのまま水分をふき取りラップにくるんで冷蔵庫で保存しても大丈夫です。もししっかり下ごしらえする時間があれば、ゴーヤを薄くスライスして10秒ほど沸騰したお湯にくぐらせます。しっかり水分を切ってからジップロックなどで密封して冷凍保存しましょう。

冷凍保存の際、次回使う分量ずつに分けておけば食事の支度もラクになります。また、少しでも苦味を減らしたいという方はお湯に通す前に塩もみを追加するとより苦味が軽減します。下ごしらえの手間を増やすほど、使う時にラクに美味しく料理出来ると言えます。ゴーヤを買ってきたら、面倒でもしっかし下ごしらえするようにしたいです。

下処理したゴーヤで美味しいゴーヤチャンプルを作ろう

ゴーヤを使った料理といえば一番に出てくるメニューだと思いますが、今回は下処理したゴーヤを使って簡単に出来るゴーヤチャンプルーのレシピを紹介します。

材料は4人分で、ゴーヤ1本分、豆腐1丁(厚揚げでもOK)、ニンジン1/2本、卵1個、豚肉150グラム、お酒大さじ1、めんつゆ小さじ1、出しの素小さじ1と1/2、塩胡椒少々です。豆腐は一口大、ニンジンは縦に半分にしたあと薄くスライスしておきます。ニンジンと豚肉とゴーヤを油で炒めます。火が通ったら、豆腐、溶いた卵、調味料の順で入れ、よく混ざれば完成です。

下処理ゴーヤを使えばラクに時短

もし事前にワタなど取ってお湯に通したゴーヤを使用するのであれば、少し豚肉に色が付いてからゴーヤを入れても大丈夫です。ゴーヤの厚みによって早目に投入するなど調整して下さい。また、ゴーヤは凍ったまま炒め始められますので、冷凍ゴーヤを使えば簡単に時短出来ます。

下処理したゴーヤで美味しい副菜を作ろう

塩と砂糖で下処理したゴーヤで簡単サラダ

ゴーヤを使った簡単サラダを紹介します。こちらは、塩と砂糖で下処理したゴーヤを使いましょう。もちろんゴーヤの苦味が好きという方はそのままでもOKです。材料はゴーヤ1/2本、玉ねぎ1/2個、ツナ缶1缶、マヨネーズ大さじ2、塩小さじ1/2です。玉ねぎは薄くスライスし、冷たい水に10分ほどさらします。水から出しよく搾ったら、同じくよく搾ったゴーヤ、油をきったツナと和え、調味料全て入れて完成です。

ツナと一緒に食べることでさらに苦味が緩和しますので、ゴーヤの苦味が嫌いな方にもおすすめのレシピです。また、ささっと簡単に作れるので、多めに作って是非ストックしておきましょう。よく水分をしぼれば、お弁当のおかずにもなります!

下処理で湯通ししておけばあっという間にゴーヤおひたし

続いて、下処理で湯通ししたゴーヤを使って簡単おひたしを作ります。材料はゴーヤ1/2本、醤油大さじ1、みりん大さじ1、ごま油小さじ1、かつおぶし少々です。作り方は、しっかりめに茹でたゴーヤをざるに上げ、ぎゅっとにぎって水分をしぼっておきます。しっかり水気が取れたら調味料すべてと混ぜ合わせます。食べる直前まで冷蔵庫で冷やし、食べる時にかつおぶしをかけて完成です。

ほんのりした苦味を楽しむ大人のメニューですが、お子様や苦味を抑えたい方は、塩と砂糖と揉んでから湯通しすれば苦味が気にならなくなりますので試してみて下さい!

下処理で出たワタと種も食べられる

ゴーヤのワタと種は、下処理の際に捨ててしまう方が多いと思いますが、実はゴーヤのワタにも栄養がたっぷり入っています。ワタが苦いという噂はまったくのデマで、苦味はむしろゴーヤの緑の部分の方が多く含まれています。続いて、今まで捨ててしまっていたワタを使った天ぷらを紹介していきます。

ゴーヤのワタ1本分、小麦粉と水適量とベーキングパウダー少々を用意します。ゴーヤのワタは一口大より少し大きめにします。包丁で切っても手でちぎっても大丈夫です。種は、特に苦味もありませんが苦手だという方はこの時にくり抜いておきましょう。小麦粉、水、ベーキングパウダーをまぜてワタに絡ませます。そのまま油で揚げれば完成です。塩で食べるのがおすすめです。

上手に下処理してゴーヤを美味しく食べよう

ここまでゴーヤの健康パワーと下処理の仕方、簡単レシピを紹介してきましたがいかがでしたか?ゴーヤの苦味がいやで今まで毛嫌いしていた方、もったいないです!栄養満点のゴーヤを美味しく食べて、健康に元気に夏を過ごしましょう!

Thumbゴーヤの種が赤いのは食べても大丈夫?原因と食べ方を調査! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

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