エンドウ豆とグリーンピースの違いとは?種類と栄養も調査!

エンドウ豆とグリンピースって同じみどり色をしていて、見た目も似ています。でも、実は種類も栄養も違うのかもしれません。エンドウ豆とグリンピースの違いって何だろうと思っている方に、今回『エンドウ豆とグリンピースの違いとは?種類と栄養も調査!』と題しまして、紹介していきます。エンドウ豆とグリンピースの違いが分かることで購入後、上手に使い毎日の食卓に彩を添えましょう!

エンドウ豆とグリーンピースの違いとは?種類と栄養も調査!のイメージ

目次

  1. 1エンドウ豆とは?
  2. 2グリンピースとは?
  3. 3エンドウ豆とグリンピースの違いとは?
  4. 4エンドウ豆の種類とは?
  5. 5エンドウ豆に似た豆はどんなものがあるか?
  6. 6エンドウ豆の栄養成分と効果は?
  7. 7エンドウ豆の選び方で美味しさが変わってくる
  8. 8エンドウ豆の保存方法とは?
  9. 9おいしいエンドウ豆の茹で方
  10. 10エンドウ豆を使った料理
  11. 11種類や栄養を知って食卓にもいろどりを!

エンドウ豆とは?

マメ科の一、二年草の野菜です。広く栽培され食用になっています。エンドウ豆は大きく分けて、若い莢を食用とする『サヤエンドウ』と、未熟な豆を食用とする『実エンドウ』があります。エンドウ豆のさやの硬さで硬莢種(こうきょうしゅ)と軟莢種(なんきょうしゅ)に分かれます。

硬莢種(こうきゅうしゅ)とは?

硬莢種(こうきゅうしゅ)とは、名前の通りさやが硬く、完熟して乾燥した豆を収穫して利用します。花の色は紅色です。硬莢種(こうきゅうしゅ)には2種類あり、赤エンドウ豆と青エンドウ豆があります。赤エンドウ豆にはみつまめやゆでまめ、青エンドウ豆には煎り豆、煮豆、餡などがあります。

軟莢種(なんきょうしゅ)とは?

軟莢種(なんきょうしゅ)とはさやが柔らかく、未熟なさやをサヤエンドウとして利用したり、成長を終えて乾燥前の生の豆をグリンピースとしても利用しています。花は白いものが多いです。

グリンピースとは?

エンドウ豆の中で、未熟な豆だけを食べる物をグリンピース(別名実えんどう)といいます。グリンピースの旬は春から初夏の時期です、缶詰めや冷凍の物は一年中、購入することができるので手にすることができます。新鮮な野菜としてのグリンピースは旬の時期にしか味わうことができません。甘みがあり、豆ごはんや卵とじなどにおすすめです。

エンドウ豆とグリンピースの違いとは?

エンドウ豆とグリンピースの違いについて、いくつか紹介します。今まで疑問に思っていた違いが、これで解決します。どんな違いなのか見ていきましょう。

未成熟の物と完熟の物

エンドウ豆とグリンピースの違いには『完熟したもの』か『未成熟のもの』があります。完熟したものがエンドウ豆、若くて未熟な豆がグリンピースになります。

食用か非食用か?

なぜ、グリンピースは未熟な豆のことを示すのでしょうか?それは、食用だからです。エンドウ豆というといろいろな意味を示すことが多いです。『エンドウ豆』というと、図鑑に記載されていたり、栽培するときなどの言語として幅広い用途で使われています。また『グリンピース』というと、食に関する用語として使われています。

エンドウ豆は複数の品種を意味する?

エンドウ豆の種類には、『グリンピース』『うすい豆』という種類があります。同じような名前で『さやえんどう』という名称がありますが、『さや』を食べることができる『えんどう』ということで 『さやえんどう』となります。さやえんどうは種類であって、品種は『きぬさや』『スナップエンドウ』があります。

エンドウ豆の種類とは?

エンドウ豆には豆が大きくなる前にさやごと食べる『さやえんどう』と豆を食べる『実えんどう』があります。どちらもエンドウ豆になります。若いさやの状態で食べられるぐらいで収穫するか、完全に熟してから豆として収穫するか、また、若いさやで中の豆もある程度膨らんでからやわらかい豆の状態で収穫するかによって、『さやえんどう』『グリンピース』『エンドウ豆』と異なってきます。

さやごと食べるさやえんどうの種類は、『きぬさやえんどう』『オランダエンドウ』『スナップエンドウ』『砂糖さやえんどう』があります。若い実だけ食べる実えんどうの種類には『グリンピース』『うすい豆』『ツタンカーメンのエンドウ豆』があります。
 

エンドウ豆に似た豆はどんなものがあるか?

エンドウ豆に似た豆にはいくつかの豆があります。同じ種類の野菜だと思っていたものが実は違う種類だったという豆を紹介します。

インゲン豆

エンドウ豆に似ている豆のひとつで、インゲン豆があります。インゲン豆も豆だけを食べる硬莢種(こうきゅうしゅ)とさやごと食べる軟莢種(なんきょうしゅ)に分かれますが、種類はマメ亜科の一年草になります。インゲン豆の仲間としては、金時豆、大福豆、ひよこ豆もインゲン豆の一種です。

そら豆

そら豆はマメ科の植物です。エンドウ豆やインゲン豆とは違う種類の豆になります。他の豆の種類よりも豆が大きく、さやは固いため食べられません。そら豆の旬は産地によって変わってきますが、関東周辺は4月から6月頃になります。そら豆は若返りの野菜とも言われていて、栄養成分としてビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC鉄分などが豊富に含まれています。

エンドウ豆の栄養成分と効果は?

エンドウ豆の栄養成分は『カリウム 』や『ミネラル 』『ビタミンB群 』を豊富に含んでいます。若い豆の黄緑色には 『βカロテン 』が多く含まれております。また、豆類ということで、野菜として 『たんぱく質 』も豊富に含んでいて、糖質も多くエネルギーにもなります。食物繊維も豊富に含まれています。

エンドウ豆の主な栄養素の効果について

『ビタミンB1』は炭水化物の代謝を助けてエネルギーを作り出すので疲労回復に役立ち、皮膚や粘膜の健康を維持し、糖質を栄養源としている脳神経や手足の末梢神経や筋肉の機能を正常にたもちます。『ビタミンB2』は細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の機能維持や成長にも関わるので、美容や子供の成長には欠かせない栄養素です。『ナイアシン』は皮膚や粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせるのに役立ちます。

『βカロテン』には抗酸化作用があり、活性酵素の発生や酸化力を抑えダメージを受けた細胞を修復し動脈硬化やがんの発生を予防できます。『葉酸』は貧血を予防し細胞の生まれ変わりや新しい赤血球を作り出すための欠かせない栄養素です。『カルシウム』は人間の体の骨や歯を構成するのに必須ミネラルになります。カルシウムは傷口を治す働きや筋肉運動の働き、神経の働きに作用します。

『マグネシウム』はカルシウムと密接な関係があり、骨や歯の形成に必要な栄養素でもあります。酵素が働くために必要不可欠なミネラルです。『リン』は人間の体の骨や歯を構成する必須ミネラルです。リンは体内のミネラルの中でカルシウムの次に多いミネラルです。『鉄』は貧血予防に重要な栄養素です。細胞に酵素と栄養を届けるヘモグロビンにとって大切なミネラルです。野菜として栄養素が多く含まれています。

エンドウ豆の選び方で美味しさが変わってくる

旬に収穫した野菜は味も栄養成分も高く新鮮です。旬ではない時期の野菜と比べると2倍以上あるそうです。また、季節にあった旬の野菜は、虫や病気の被害も少ないので農薬の使用も少なく体にも優しいです。エンドウ豆を選ぶときは、さやがふっくらしていてハリがあり、全体の緑色が鮮やかで色が濃いものを選びましょう。豆はさやから出してしまうと傷むのが早いのでさや付きの物を購入しましょう。

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エンドウ豆の保存方法とは?

エンドウ豆には2つの保存方法があります。手にした後、なかなか使わないという時の新鮮さを保つための保存方法などについて紹介します。

冷蔵庫でのエンドウ豆の保存方法

さや付きのエンドウ豆は呼吸をして熱を出しているので、保存する場合は乾燥しないように密閉した袋に入れて、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。冷蔵庫で新鮮さを保つことができる保存期間は3日ほどです。さやからだしてしまうと鮮度が落ち皮が硬くなってしまいます。もし、すぐに使わない場合は冷凍保存しましょう。

冷凍庫でのエンドウ豆の保存方法

エンドウ豆の冷凍保存には2種類方法があります。生のままでの保存方法と茹でてからの保存方法があります。生のままで冷凍保存する場合は洗わずにそのまま密閉袋などに入れ空気をしっかり抜いてから冷凍保存します。賞味期限は1ヶ月ほどです。茹でてから冷凍保存する場合は熱湯で30秒から1分ほど固めに茹で、冷ましてから密閉袋などに入れて冷凍庫で保存します。

おいしいエンドウ豆の茹で方

まず初めに、エンドウ豆の下ごしらえをして、エンドウ豆を鍋に入れて、ひたひたになるぐらい水を加えましょう。1パーセントほどの塩を入れて強火にします。沸騰したら火を弱めて、2~3分ほど茹でます。火を止め、ゆで汁につけたまま冷まします。ポイントとして、水から茹でるとおいしく、きれいに茹でることができます。また、茹で上がった後ゆで汁につけたまま冷ますことで、しわにならずにふっくらときれいに茹で上がります。

エンドウ豆を使った料理

定番の豆ごはん

いろいろなエンドウ豆を使ったレシピを紹介します。エンドウ豆がいろいろ活用でき、食卓の彩とおいしさを増してくれます。

豆ごはんってどうしても、豆がしわしわになってしますことがあります。このレシピは豆もふっくらに仕上がります。まず、材料からです。うすいえんどう150g~200g、塩小さじ1/2、水500cc、昆布適量、お米2合になります。

1.うすいえんどうはさやと豆に分けます。鍋に洗ったさやと昆布と水を入れ火にかけます。中火で10分ほど煮たらさやと昆布を取り除き、その煮汁に豆を加えやや強火で3分煮ます。

2.煮汁と豆を取り分け、煮汁を人肌まで冷まします。煮汁に豆を戻して塩を加えます。1時間ぐらいは豆に煮汁を染み込ませます。煮汁から豆を取り出し、洗ったコメに煮汁を加え炊飯します。

3.ご飯が炊きあがったらすぐに豆を加えてしばらくご飯の上に置いてから(1~2分程度)、ご飯と豆をよく混ぜ合わせます。ポイントとして、ひと手間かけることになりますが、豆を煮汁に浸すことで味がついて、豆もふっくらになります。

えんどう豆の卵とじ

旬のエンドウ豆を使ったレシピです。1番エンドウ豆本来の野菜の味が引き立ちます。材料の紹介です。材料はエンドウ豆をさやから取り出し400g、たまご4個、だし汁2カップ、調味料は、酒大さじ2、みりん大さじ2、しょう油大さじ1.5、さとう大さじ1、塩少々です。

1.まず初めに、煮汁を作ります。だし汁に調味料の酒、みりん、しょう油、さとう、塩を鍋に入れ煮立たせます。煮立ったところに、エンドウ豆をいれて柔らかくなるまで煮ましょう。約10分ぐらい煮ます。

2.卵をボールにわりよく溶きます。溶き卵をまわしながら鍋に入れて全体を軽く混ぜます。鍋にふたをして数秒したら火を止めましょう。これで完成です。

さやえんどうとベーコンのニンニク炒め

さやえんどうににんにくの相性は良く、にんにくの香りが食欲をそそります!おつまみにもあう一品です。材料はさやえんどう200g、ベーコン40g、にんにく3かけ、オリーブオイル大さじ2、塩コショウ少々です。

1.さやえんどうは筋をとり、ベーコンは1cm巾に切ります。にんにくは薄皮をむいて、スライスにしておきましょう。

2.熱したフライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で炒めます。香りが立ってきたら、ベーコンを加えてさらに炒め合わせます。ベーコンに火が通ったら、さやえんどうを入れて、強火で一気に炒め合わせます。最後に塩コショウで味を調えて火を止めましょう。器に盛りつけをして完成です。ポイントとして、さやえんどうには火を通しすぎないようにすると、シャキシャキとした食感を残すことができます。

さやえんどうのバター炒め

いろどりが鮮やかなさやえんどう。さやえんどうとバター塩コショウだけのシンプルな材料で食べたらとまらない美味しいおかずの一品です。

1.さやえんどうをきれいに洗って筋をとりましょう。熱したプライパンにバターを入れて溶けたところにさやえんどうを入れます。

2.塩コショウで味を調えて出来上がりです。おやつにも、そして晩御飯の一品にも、そしておつまみにもよい一品です。ポイントとして、あまり炒めすぎないことです。素早く炒めるようにしましょう。

エンドウ豆のスープ

温かくても冷やしても美味しい野菜の栄養たっぷりのエンドウ豆のスープを紹介します。材料が、エンドウ豆200g、玉ねぎのスライス1/2個、バター10g、水300cc、コンソメの素1個、牛乳または豆乳300cc、塩コショウ少々、生クリーム、パセリです。

1.鍋にバターを入れて玉ねぎを中火で焦げないように炒めます。しんなりしたら、さやから取り出したエンドウ豆を加えてさっと炒めて水を加えます。コンソメの素を入れて、豆がやわらかくなるまでコトコトと煮込みます。その後すべてをミキサーに入れてスイッチを入れてミキサーをかけます。入れたものがよく混ざりペースト状になるまでミキサーにかけましょう。

2.ミキサーにかけたものを鍋に戻し、牛乳または豆乳を加えて加熱します。塩コショウで味を調えましょう。最後に器によそってから生クリームとパセリをのせて完成です。温かいままでも冷やしてからでも美味しくいただくことのできるスープです。

種類や栄養を知って食卓にもいろどりを!

『エンドウ豆とグリンピースの違いとは?種類や栄養も調査』を紹介してきましたが役に立てたでしょうか?エンドウ豆の種類には似ているけれど品種が違ったりすることで、それぞれ用途が違いましたが、違いを知ることで、用途にあった使い方ができることが分かりました。

エンドウ豆の栄養素にもたくさんの効果が含まれていて、野菜でここまでたくさんの栄養素が美味しく頂けるのでぜひご家庭の食卓へいろどりとしてもきれいなので活用しましょう。

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