大根の葉を食べる時の注意点は?保存方法やおすすめレシピも紹介

大根の葉の美味しい食べ方をご存知でしょうか?この記事では、アク抜きの方法や保存の仕方、色々な調理方法を紹介します。捨ててしまいがちな大根の葉ですが、きちんと下ごしらえをすれば美味しく食べることができます。栄養満点の大根の葉を活用してみましょう。

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目次

  1. 1大根の葉は食べられる?
  2. 2大根の葉を食べる時の注意点
  3. 3アク抜きの方法
  4. 4大根の葉の保存方法
  5. 5大根の葉を使ったおすすめレシピ
  6. 6大根の葉を上手に調理して食べよう

「葉のついた大根を買ったけれど、どこまで食べられるの?」
「下ごしらえが難しそう」
「大根の葉を使った美味しい料理が知りたい!」
スーパーなどで葉のついた大根が売られていますが、どのように調理すればよいのか分からなくて困っている方は多いのではないでしょうか。


この記事では、大根の葉を食べる時の注意点や下ごしらえの方法、おすすめのレシピなどを紹介します。


大根の葉の調理法が分かれば、残すところなく大根1本を丸ごと美味しくいただけるようになるでしょう。この記事を読めば、捨ててしまいがちな葉を活用し、美味しく食べて節約できる方法が分かります。


美味しく食べるためには下ごしらえが重要です。なぜ丁寧な下ごしらえをしなくてはいけないかを理解し、大根の葉を使った料理にチャレンジしてみましょう。

大根の葉は食べられる?

大根の葉は美味しく食べることができるだけでなく、栄養豊富です。


今まで葉の部分は捨てていた方もいるでしょう。
しかし、大根の葉にはビタミンC、ビタミンK、食物繊維などの栄養が含まれており、捨てるにはもったいない食材です。


食べる方法が分かれば食品のロスを減らせるだけでなく、節約にもつながります。
美味しく食べためるには、どのような点に注意が必要なのでしょうか。


出典・参照:葉大根 - カロリー/栄養成分/計算|カロリーSlism

大根の葉を食べる時の注意点

大根の葉を美味しく安全に食べるためには、いくつかの注意点があります。


大根の葉はそのまま食べると苦味やえぐみ、青臭さが強い部分です。
これらは葉に含まれる成分が関係しています。
苦味をマイルドにし、より美味しく食べるためにはアク抜きをすることが重要です。


ここからは、アク抜きの具体的な方法や、そもそもなぜ必要なのかを紹介します。

アク抜きをしないと臭み・苦味が強い

大根の葉は、アク抜きすることをおすすめします。
葉の部分にはシュウ酸というアクの元になる成分が含まれており、そのまま食べると苦味やえぐみを感じることがあります。


この苦味は、植物そのものが持つ本来の味や個性であり、ほかの動物に食べられないように身を守るためのものでもあるのです。


この苦味はクセになる味でもあり、好きな方もいるのではないでしょうか。
しかし、お子さんや苦味が得意ではない方がより美味しく食べるためには、アク抜きをした方が良いでしょう。


出典・参照:シュウ酸はどのような食物に多く含まれるか?また,シュウ酸の摂取について工夫すべきことはあるか?|公益財団法人日本医療機能評価機構 Mindsガイドラインライブラリ

シュウ酸が尿路結石を引き起こす可能性がある

シュウ酸を大量に摂取すると、体質によっては尿路結石になる可能性があるため注意が必要です。


シュウ酸は、タケノコ、ほうれん草、なすなどに多く含まれている成分です。
いずれもアク抜きが必要なイメージがある野菜ではないでしょうか。


このシュウ酸が尿路でカルシウムなどと結晶化することにより、尿路結石になるとされています。


シュウ酸だけが原因ではないので神経質になる必要はありませんが、できるだけ摂取する量は減らした方がよいでしょう。
美味しく食べるためだけでなく健康のためにもアク抜きを行い、シュウ酸を減らすことをおすすめします。


出典・参照:尿路結石|東京女子医科大学病院 泌尿器科腎臓病総合医療センター

生で食べると農薬が付着している可能性がある

残留農薬の可能性を考え、生で食べることは控えましょう。


作物を作るにあたり、安定した生産や成長促進、虫の被害から守るために農薬を使用することがあります。
しかし、農薬そのものは科学的データに基づき安全に使用することが定められているため、必要以上に心配することはありません。


大根の葉も虫がつきやすく、農薬を使われることがあります。
本来の目的である根の部分を守り、育てるためには必要なものです。
農薬が付着している可能性を考え、丁寧に洗う、しっかり湯がくなどの対策を行いましょう。

アク抜きの方法

前の段落で紹介した注意点をふまえて、次はアク抜きについて解説します。
簡単でおすすめのアク抜き方法は、茹でることです。


アク抜きの手順は以下の通りです。


1.大根の葉をしっかり水で洗い、ゴミや泥を落とす
2.たっぷりのお湯で2分~3分ほど茹でる
3.茹で上がった葉を流水にさらす
4.冷めたらしっかり絞って水気をきる


アクの元であるシュウ酸は、水に溶けやすい水溶性です。
水にさらすことでシュウ酸を減らすことができると同時に、鮮やかな色を保つこともできます。
アク抜きをすることにより残留農薬による危険を軽減させ、安全に美味しく食べることができるでしょう。

大根の葉の保存方法

大根の葉はどのように保存するのがよいのでしょうか?
主な方法としては、冷蔵保存と冷凍保存に分けられます。


大根の葉は乾燥しやすく、すぐに傷んでしまう部分です。
適切な保存を行うことで、より美味しく食べることができます。


また、乾燥させて保存する方法もあります。
3日~1週間ほど乾燥させ、乾燥剤と一緒に袋に入れておけば1年ほど保存が可能です。
使用する際は水で戻しておきます。


ここでは、手軽にできる冷蔵と冷凍の保存方法を詳しく紹介します。

保存期間

短期保存なら冷蔵、長期保存なら冷凍がおすすめです。


冷蔵ならば2~3日ほど、冷凍であれば1ヶ月ほど保存することができます。
すぐに使うのであれば冷蔵保存が簡単です。


数日中に使う予定がない時や、すぐに使える野菜をストックしておきたい場合は冷凍保存の方が便利でしょう。


使うタイミングや用途に合わせて、冷蔵保存と冷凍保存を使い分けするのがおすすめです。

冷蔵保存の場合

冷蔵保存の場合は、2~3日以内に使いきりましょう。


簡単な方法としては、葉の根本ぎりぎりを大根から切り落とし、冷蔵庫の野菜室で保存しておくというものです。


葉の部分は傷みやすく、乾燥もしやすいです。
切り口に濡らせたキッチンペーパーなどを当ててラップで包み、乾燥を防ぎましょう。


しかし、切り落とした瞬間から鮮度は落ちていってしまうため、注意が必要です。
美味しく食べるために、遅くとも3日以内には調理しましょう。

冷凍保存の場合

冷凍しておくと、1か月ほど保存可能です。


アク抜きをしてしっかり絞った後、使いやすい大きさに切り、小分けにしてラップなどで包みます。
冷凍用の保存袋などに入れて冷凍庫に入れれば、1か月ほど保存できます。
解凍した際に水っぽくなることを防ぐため、冷凍前にしっかり水気を切ることがポイントです。


アク抜きしているので、解凍すればすぐに使うことができとても便利です。
お味噌汁などの汁物であれば、解凍せずにそのまま入れることもできます。

大根の葉を使ったおすすめレシピ

それでは実際に、大根の葉を使って料理を作ってみましょう。


大根の葉は細かく刻んでふりかけにしたり、スープに入れたり炒めたり、様々な料理に使うことができます。


どれも美味しく、簡単に作ることができます。
ぜひチャレンジしてみてください。

大根葉のソフトふりかけ【作りおき】

大根葉のソフトふりかけ【作りおき】
かつお節の風味が良い、栄養満点なふりかけなので、育ち盛りの子供さんやご高齢の方へ、特にオススメです。

大根の葉を使った料理というと、ふりかけが定番ではないでしょうか。
こちらのレシピでは、シンプルに大根の葉とかつお節だけを使って作ることができます。


冷蔵庫で4日ほど保存できるので、作り置きしておけるのも嬉しいポイントです。
料理に緑が足りないと感じる時も、さっとご飯にかけるだけで彩りと栄養もアップします。


お弁当やおにぎりを作る際にも大活躍のふりかけです。
じゃこを加えても、更に美味しく食べることができます。

じんわり美味しい☆鶏ひき肉と大根のスープ

じんわり美味しい☆鶏ひき肉と大根のスープ
風邪気味の時や夜食等におすすめな、大根に鶏の旨味が広がる、優しい味のいたわりスープ☆栄養豊富なのに少しクセがあるので残したり、捨ててしまいがちな大根葉も、無駄なく使えて節約にもなる、日本の食卓応援レシピです♪

優しい味わいのスープもおすすめです。
大根、大根の葉、鶏ひき肉の3つで作るシンプルなスープです。


疲れている時や風邪気味の時でも、簡単に作れて体を温めることができます。
少ない材料で作れるのも嬉しいポイントですが、にんじんやキノコなど、おうちにある野菜をプラスしてもよいでしょう。

捨てたら損♡むちゃ旨♡大根の葉と皮de和風炒め♡

捨てたら損♡むちゃ旨♡大根の葉と皮de和風炒め♡
捨ててしまいがちな大根の葉と皮を美味しく食べ切りたくて考えたレシピです♡ むっちゃ簡単なレシピだけど最後に入れるかつお節で旨味が増します♡

もう一品欲しい時、大根の葉と皮で作る和風炒めはいかがでしょうか。
いつもなら捨ててしまいがちな皮と葉を活用できる、節約レシピです。


千切りにした皮と葉を炒め、顆粒だしとかつお節で味付けします。
皮のシャキシャキ感が残っているので、食感を楽しむこともできます。
小さいお子さんや柔らかめが好きな方には、途中で蒸し焼きにするのもおすすめです。

【材料2つ!レンジのみ】厚揚げと大根葉のしょうがとろみ煮

【材料2つ!レンジのみ】厚揚げと大根葉のしょうがとろみ煮
★【大根葉は葉付きの大根を使いました】大根葉のない場合には「小松菜」で美味しく作れます。
電子レンジのみでとろみつけまで作れます。 ★厚揚げは油抜きを電子レンジでしています。油抜きすると味が良くしみます。 ★冷蔵庫で3日〜4日保存可能です。

火を使いたくない時におすすめの、レンジだけで作れるレシピです。


材料を耐熱ボウルに入れ味付けしたら、レンジに入れるだけで美味しい料理のできあがりです。
ほかの料理を作りながら同時に調理できるので、手際よく食事を完成させることができます。


厚揚げと大根の葉にしょうが味のたれが絡み、食欲をそそる一品です。
冷蔵庫で3~4日ほど保存できるので、作り置きにもおすすめです。

むっちゃ旨し♡鶏のてりやき+大根の葉deチキンロール♡

むっちゃ旨し♡鶏のてりやき+大根の葉deチキンロール♡
いつもとは違う料理で大根の葉を食べたくて考えたレシピです♡ 先に鶏もも肉には味をつけているのでレンチンしている間大根の葉にも味が染み込みます♡ 甘辛いタレに大根の葉のほろ苦さがなんともいえない美味しさです♡

食べ応え抜群のチキンロールもおすすめです。
このレシピでは、ひと味違った大根の葉の料理を紹介しています。


大根の葉を鶏もも肉で包み、レンジで加熱した後に味付けをします。
脇役になりがちな大根の葉ですが、鶏肉と合わさることでボリューム満点のメインディッシュとして楽しむことができるでしょう。

感染症の予防にも!栄養たっぷり大根菜のちぢみ風卵焼き

感染症の予防にも!栄養たっぷり大根菜のちぢみ風卵焼き
田舎に住んでいるので菜っ葉つきの大根をよくご近所さんからいただきます。 大根の菜っ葉にはビタミンCやビタミンA、鉄分、カルシウム、カリウムなど たっぷりの栄養素が含まれているので、 捨てたらもったいない! と思い、子供たちが喜んで食べてくれるチヂミ風の卵焼きを作ってみました。 もちもち食感と 炒めた大根菜の香ばしい風味が美味しくて おつまみにもピッタリな一品になっています。 子供たちにも大好評でした! 4人分ですが、あっという間になくなってしまいました(;^ω^)

大根の葉は少しクセがあり、食べてくれない子供も多いのではないでしょうか?
野菜が苦手な方にもおすすめなのが、こちらの大根菜のちぢみ風卵焼きです。


卵と混ぜて焼くことで大根の葉の青臭さも気にならなくなり、子供もぱくぱく食べてくれるでしょう。

大根の葉を上手に調理して食べよう

大根の葉の美味しい調理方法を紹介しました。


美味しく食べるためのポイントはアク抜きです。
しっかり洗って茹でることで、どんな料理にも美味しく使うことができます。


一度にまとめて冷凍しておけば、簡単に料理に使うことができ時短にもなります。
スープにもメインディッシュにも使える大根の葉で、美味しい料理を作りましょう。

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