2022年08月17日公開
2024年05月25日更新
ミントの使い方は料理以外にもある!特徴や種類・保存方法も解説
ミントの使い方に悩んでいる方はいませんか。この記事では料理レシピはもちろん、料理以外の活用方法も17選紹介しています。ほかにも、ミントの保存方法や下処理について解説しています。ミントの活用方法が知りたい方はぜひこの記事をチェックしてみてください。
目次
「庭で育てているミントを活用しながら、ハーブのある暮らしを楽しみたい」
「ミントを使った料理以外の使い方ってどんなものがあるの?」
「ミントの効能や種類が知りたい」
このように、ミントの活用方法について興味を持っている方はいませんか。
この記事ではミントの特徴や種類を始め、さまざまなシーンでの活用方法を紹介していきます。
この記事を読むことで、ミントを使った料理のレシピはもちろんのこと、リビング、玄関回りなど料理以外での使い方がわかります。そのため、ミントは料理や香りを楽しむだけでなくさまざまなシーンで活用できるハーブであることがわかるでしょう。
ミントを使ったハーブのある暮らしに興味のある方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
ミントの基本情報と特徴
ミントと言えば爽やかな香りをイメージする人も多いでしょう。しかし、ミントはデザートの彩りや香りだけでなく、さまざまな効能も持っています。
ここからは、原産地や効能などミントの特徴について紹介していきます。
ミントの原産地と名前の由来は?
ミントの産地は中、南米や西アフリカや寒帯などを除いた地球のほぼ全域です。
歴史も古くメソポタミア文明や古代エジプトで登場するほか、古代ローマでは薬や料理、飲み物などに使われていたとされています。また、中世ヨーロッパではリキュールや入浴剤など料理以外にも活用されていました。
名前はギリシャ神話に登場する妖精メンテまたはミンターに由来します。諸説ありますが、冥府神ハーデスがメンテの美しさに魅了され、これに嫉妬したハーデスの妻ペルセポネがメンテを呪いで草に変えてしまったという物語です。
日本では中国名からの由来で、薄荷という名前で親しまれています。
ミントの味・香り
ミントはさまざまな種類がありそれぞれ香りが異なりますが、共通する特徴は口に入れたときに鼻を抜ける清涼感と爽やかな香りです。
ペパーミントやスペアミントのほかにも、チョコレートミントやオーデコロンミント、バナナミントなど意外な香りを持つミントが各地で親しまれています。香りの使い方の代表的な例としては、アロマオイルが挙げられるでしょう。
ミントは茎も使える?
ミントの茎はミントを保存する際に使えます。使い方は、長めに茎を切って水に挿しておくだけです。ミントの葉がフレッシュな状態で保存できるでしょう。水替えは毎日するのがおすすめです。
また、ミントの茎は紅茶と一緒に入れることでミントの風味付けにも使えます。ボウルやマグカップにミントの葉と茎を入れ、熱湯を注いで芳香浴に使うのも良いでしょう。
ただし、ハーブティーに利用する場合には、えぐみが出てしまう場合があるので注意が必要です。
ミントの効能
ミントは、過敏性腸症候群や消化促進や風邪、副鼻腔のトラブルなどに使われているほか、頭痛や筋肉痛、関節痛などにも良いとされています。使い方は、痛みのある部分にオイルを塗布する方法や、経口薬として使用します。
また、アロマテラピーにおいては、ミントにリラックス効果や睡眠の質を高めるなどの効能があると言われています。
出典:ペパーミントオイル|厚生労働省eJIM 「統合医療」情報発信サイト
参照:https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/38.html
ミントの種類
ミントは自然交配によって雑種ができやすく、多くの種類が分布しています。かつては約600種類に分類されていましたが、現在は約40種類に整理されています。
ここからは、代表的なミント3種類を紹介します。
1:ペパーミント
西洋ハッカとも呼ばれるペパーミントは、デザートの飾りやアイスクリーム、カクテル、ハーブティーなど、多くの料理に利用されることが多い品種です。クールなメントールの香りを持ち、スペアミントに比べて葉がとがっていることが特徴でしょう。
ペパーミントは草丈60cmほどのシソ科の多年草で、スペアミントとウォーターミントの交配種です。地中海沿岸などのヨーロッパから欧米諸国まで、さまざまな地域で栽培されています。
2:スペアミント
スペアミントは、オランダハッカやミドリハッカとも呼ばれるシソ科の多年草です。耐寒性があり、場所を選ばずによく育ちます。
ペパーミントに比べてやや丸みのある葉で、甘く爽やかな香りを持つことが特徴でしょう。
ペパーミント同様、デザートの飾りやハーブティー、料理に使われるほか、お菓子やお酒の香料として使われることも多くあります。
3:ニホンハッカ
ニホンハッカは、19世紀に導入された和種ハッカです。現在は日本各地に自生しており、土壌は選びませんが日向から半日日陰での栽培がおすすめです。
ニホンハッカは茎の形が四角く、葉の回りがギザギザになっているのが特徴です。また、メントールが多く含まれているため、清涼感のある香りが強いのも特徴でしょう。
料理以外ではドライフラワーやポプリなどで活用されます。アロマテラピーでは、ハッカ油として人気のあるミントです。
ミントの使い方【ドリンク】
プランター菜園や家庭菜園で、どんどん伸びてくるミントの使い方に困っていませんか。使い方に困っている大量のミントは、飲み物にして救済してあげましょう。
ここからは、ミントを使ったドリンクを5つ紹介します。
1:ミントウォーター
ミントウォーターは、容器に水とミントを入れて作るフレーバーウォーターです。甘さがなく清涼感があるため、手軽に飲めるドリンクとしておすすめです。
作り方は容器にミントを入れ、水を注いで半日から1日冷蔵庫で冷やします。好みでライムやレモン、オレンジなどの柑橘類を加えたり、炭酸飲料でアレンジしたりするのも良いでしょう。
また、ミントウォーターは料理以外にも、拭き掃除で使えます。ミントウォーターで浸した雑巾を使って掃除をすれば、消臭効果に加えてミントの爽やかな香りが部屋中に広がります。
2:ミントティー
ミントティーは清涼感があり、夏にぴったりのドリンクとして重宝します。ミントに含まれるメントールには消化促進作用が期待できるため、食後のドリンクとしてもおすすめです。
水出しにすれば雑味もないため、ミントが苦手な方でも楽しめるでしょう。また、お好みで砂糖を入れてみるのもおすすめです。
さらにミントティーで使ったミントの出がらしは、料理以外にもポプリや靴の消臭剤、手指の臭い消しにもリサイクルできます。
3:ミントシロップ
ミントシロップはミントと砂糖、水で作ります。
使い方はラム酒を入れてモヒートにするほか、炭酸水やライムを入れて楽しんだり紅茶やハーブティーの甘未にしたりなどです。ミントシロップは2週間ほど日持ちするため、多めに作ってさまざまなアレンジを楽しんでみるのも良いでしょう。
4:カクテル
ミントを使ったカクテルの代表と言えばモヒートでしょう。モヒートはラム酒にミントシロップを混ぜて作るのもおすすめですが、低温調理したミントを添えるだけでも美味しいカクテルができあがります。
また、酒を使わずハチミツやライムでアレンジしたノンアルコールカクテルもおすすめの1杯です。
5:ミント氷
ミント氷は、製氷皿にミントの葉を仕込んで水を入れて凍らせたものです。ミントの葉は軽くて水に浮いてしまうため、製氷皿の半分程度の水にミントの葉を浮かべ、凍ったところで残りの水を入れるのがコツでしょう。
また、水の代わりにレモン水を使うことで、さらに清涼感のある氷が完成します。
ミントの使い方【料理】
庭で育った元気なミントを、料理に活用できないか悩んでいる方はいませんか。ミントを使ったレシピは、チョコミントやケーキの彩りなどデザートをイメージする方も多いでしょう。
しかしミントは、バターやサラダなどさまざまな料理でも活躍します。
ここからは、料理で活躍するミントの使い方を5つ紹介します。
1:ミントバター
余ったミントを刻んでミントバター にした。 pic.twitter.com/RSHSJgv50s
— 67.4kg a.k.a 再見おじさん (@yanagimohumohu) September 27, 2020
ミントを使ったハーブバターをご存知でしょうか。昨今注目されているハーブバターですが、ミントもハーブバターとして活躍しています。
ミントバターはミントの葉を粗く刻み、常温で柔らかくなったバターに練り混ぜて作ります。ガーリックと合わせることで魚介や肉との相性も良くなります。
ミントバターは冷凍保存もできるため長期保存によって、手軽な使い方が期待できるでしょう。
2:ミントライス
ミントライス (Pudina rice)。ミントが爽やかに香る南インドのバラエティライスです。ミントとご飯?と意外な組み合わせに驚かれるかもしれませんが、独特の清涼感は他の南インド料理とも見事に調和してくれます。今回はカリフラワーと一緒に炊き込んでみました#インド料理#日本自炊協会 インド支部 pic.twitter.com/erYYAWHaK6
— 今日のインド料理 (@Indianfood315) April 8, 2020
ミントライスは、温かいご飯にミントの葉を混ぜ込んで作ります。酢や塩、砂糖を加えて酢飯に爽やかな風味を付けたり、バスマティライスを使ったりするのも良いでしょう。
ミントライスの使い方は、カレーやハヤシライスに合わせるのがおすすめです。
3:ミントサラダ
生ハムやポテトサラダ、フルーツを使ったサラダにミントを加えることで、ミントサラダができあがります。ミントの葉を細かく刻むことで爽やかな風味がプラスされるでしょう。
また、ナンプラーで炒めたひき肉をトッピングすることで、エスニックにもアレンジできます。
4:ミントドレッシング
少しだけ余ったミントの葉の使い方は、ミントドレッシングを作るのがおすすめです。オリーブオイルやビネガー、塩などと合わせれば、いつものドレッシングとは違う爽やかな味わいが楽しめます。
また、ミントドレッシングには乾燥ミントを使ってみるのも良いでしょう。
5:ミントで野菜蒸し
緑の野菜のハーブ蒸し
— ごま麸 (@_SucreCannelle) July 24, 2022
きゅうり1本漬け
つる菜のピーナッツ和え
蒸し野菜はきのこ肉味噌と食べる pic.twitter.com/yh0ssfh34X
野菜のハーブ蒸しにミントを使うのもおすすめです。好みの野菜にバターと乾燥ミントを乗せて蒸しましょう。
野菜のほかに豚肉や鶏肉、魚介類を入れることで立派なメイン料理になります。また、電子レンジを利用すると手軽です。
塩気が足りないと感じるときには、後から塩をふりましょう。先に振ってしまうと野菜がしんなりしてしまう可能性があるため、使う食材によっては注意が必要です。
料理以外にも使える!ミントの使い方
ミントの爽やかな香りを料理以外にも楽しみたいという方もいるでしょう。ミントは日常のさまざまなシーンで活用できるハーブです。
ここからは料理以外にもおすすめの、ミントの使い方17選を紹介します。
1:カーペットクリーナー
料理以外のミントの使い方として、まずおすすめなのは掃除用品での活用です。
カーペットやじゅうたんの汚れを落とすカーペットクリーナーを手作りするのはいかがでしょうか。
カーペットクリーナーは、重曹にミントのエッセンシャルオイルを混ぜて作ります。乾燥ミントを使うのも良いでしょう。
使い方はカーペットに撒いて2~3分待ち、掃除機で吸い取ります。
2:キッチンクリーナー
酢とミントを使ったキッチンクリーナーも、料理以外のミントの使い方としておすすめです。
酢を火にかけて沸騰させた後、ミントと柑橘類の皮の入った容器に注ぎましょう。数日経ったらミントと柑橘類の皮を取り除き、水と混ぜれば完成です。
また、重曹にミントのアロマオイルを混ぜたものは、クレンザーとして活躍します。
3:ハーブチンキを作る
ハーブチンキは、ドライハーブと度数の高いアルコールを合わせて作ります。ハーブ酒としても楽しめますが、殺菌作用が高いため料理以外にも活用できます。
ガラス瓶にミントのドライハーブにウォッカやホワイトリカーなどのアルコールを入れ、ときどき瓶を振って混ぜると、2週間後に完成します。ドライハーブは茶こしなどで取り除きましょう。
料理以外の使い方は、精製水で薄めてヘアローションにしたり、天然塩と組み合わせて入浴剤にしたりするのもおすすめです。
4:虫除けスプレー
ミントを使った料理以外の活用法として、虫除けスプレーを作るのもおすすめです。
ミントのエッセンシャルオイルと精製水、無水エタノールを混ぜてスプレーボトルに入れて完成です。精製水や無水エタノールは、ドラッグストアでも手軽に入手できます。
また先ほど紹介したミントのハーブチンキは、料理以外の使い方として虫よけスプレーにもアレンジできます。
5:肌にこすりつけて虫除けにする
バーベキューなどで屋外にいるときなど、即席の虫除けにおすすめなのがミントの葉を直接肌にこすりつける方法です。余ったミントを料理以外に手軽に利用としておすすめです。
ミントの葉の使い方は、香りが強く出るようにしっかりこすりつけることです。また、約1時間で効果が切れてしまうため、時間が過ぎたら再度こすりつけましょう。
ハッカ油などミントのエッセンシャルオイルを使う場合は、直接肌にこすりつけると肌トラブルの原因となる場合があるため避けましょう。
6:ちぎって撒いて虫除けにする
ミントに含まれるメントールは蚊やハエなどの虫が嫌がるため、玄関先やベランダで育てるだけでも虫除け効果が期待できます。ミントの葉をちぎって撒くと香りが強くなるため、さらに効果があるでしょう。
持続時間は約1時間と言われているため、窓を開ておく時間や掃除して取り除くタイミングに気を付けましょう。
7:ミントのサシェ
サシェはドライフラワーや香料を袋に入れたもので、石けんやアロマワックスを使う場合もあります。料理以外にミントを楽しむ、おすすめの方法の1つと言えるでしょう。
作り方は重曹とミントのエッセンシャルオイルを混ぜ、ティーバッグや布の袋に入れて口を縛ります。エッセンシャルオイルの代わりに乾燥ミントを混ぜても良いでしょう。
ミントのサシェの使い方におすすめなのが、寝ている間の蚊対策です。ミントのサシェを枕元などに置きましょう。また、紐を付けてクローゼットに吊るしたり、スリッパに仕込んだりするのもおすすめです。
8:生ゴミに撒いて虫除け・臭い消しにする
料理以外にミントの香りを活用する方法として、臭い消しに使うのも良いでしょう。ミントをちぎり三角コーナーや生ゴミに軽く覆う程度に撒くことで、臭いと共にコバエなどの虫対策ができます。
また、ミントのエッセンシャルオイルと無水エタノール、水を混ぜて消臭スプレーを作りましょう。排水口やゴミ箱にスプレーして使います。
さらに、重曹にエッセンシャルオイルを混ぜたものをゴミ箱に撒くだけでも手軽に虫除け、臭い対策ができます。
9:芳香剤として香りを楽しむ
アロマテラピーでは、ミントにはリラックス効果があると言われています。料理以外に使えるミントの活用方法として、芳香剤を作って香りを楽しむのもおすすめです。
ミントを使った芳香剤は、重曹にミントのエッセンシャルオイルを落として作ります。100円ショップで材料が揃うため、気軽に始められるのもポイントです。
また、重曹の代わりに使わない保冷剤を利用するのも良いでしょう。
10:鼻通りを良くする
ミントは花粉症対策にもおすすめのアイテムです。キッチンで余ったミントを料理以外に活用するのにも、おすすめの方法と言えるでしょう。
ミントの葉の使い方は、マグカップやボウルに入れて熱湯を注ぎます。このとき、ミントの葉を少し多めに入れるのがポイントです。ミントの香りの蒸気をゆっくり鼻から吸い込みましょう。
ミントの葉の代わりに1~3滴のエッセンシャルオイルを使うのもおすすめです。
また、香りの強すぎるミントの種類を使った場合にはむせてしまう可能性があるため、種類や量を調整するのがポイントです。
11:靴の臭い消し
料理以外のミントの使い方には、靴の臭い消しもおすすめです。サシェを作って靴の中に仕込んだり、ミント入りのミョウバン水をスプレーしたりするも良いでしょう。
消臭効果が期待できるミントのミョウバン水は、水に焼きミョウバンを溶かして作ります。ミョウバン水にミントのエッセンシャルオイルを加えれば、香り付きの消臭剤が完成します。
ミョウバン水は靴だけでなく、枕やシーツなどのリネンやリビングの布製品にもおすすめです。
12:ミントを噛んで口臭を防ぐ
ミントは料理以外にも古くから歯磨きに利用されてきたため、口腔内のリフレッシュにもおすすめです。使い方は、食事をした後などに、ミントの葉を噛むだけです。
ミントの葉には消臭だけでなく抗菌作用も期待できるため、口臭や虫歯予防に良いでしょう。
13:ミントでうがいする
ミント水は料理以外にも、うがい薬として活用できます。ミントのうがい薬は、口臭が気になるときや口腔内のリフレッシュにおすすめです。
作り方はミントに熱湯をかけ、ある程度冷ました後にミントを取り除きます。市販のうがい薬と違い、飲み込んでも安全な点がメリットでしょう。
しかし保存期間が短いため、2~3日で作り変えるのがおすすめです。
14:お風呂に入れる
ミントは料理以外に、バスアイテムとして活用するのもおすすめです。
ミントの葉をお風呂に入れるだけで手軽にリラックスでき、リフレッシュ効果が得られます。後で取り除くことを考えて、お茶パックなどに入れてから使うと良いでしょう。重曹と塩でお湯を柔らかくするのもおすすめです。
また、洗面器などにお湯をため、ミントの葉やエッセンシャルオイルを垂らしてフットバスを楽しむのも良いでしょう。最後に冷水をかけると、疲れと共にむくみ解消も期待できます。
15:日焼けのケアに使う
スキンケアにミントを利用するのも、料理以外におすすめの方法の1つです。ミントに含まれるビタミンCは、美白効果が期待できるでしょう。
ミントローションは、ミントの葉に熱湯を注ぎ、粗熱を取って冷蔵庫で冷やして作ります。無水エタノールやウォッカを加えれば常温でも保存できます。
使い方はコットンにミントローションを含ませ、気になる部分に優しくなじませましょう。
16:フェイスパックを作る
ミントに含まれるビタミンCなどの美容効果を期待して、フェイスパックを作るのもおすすめです。
フェイスパックはミントの葉とキュウリを細かく刻み、ヨーグルトとハチミツを混ぜて作ります。肌に塗り広げたら20分程度おいて洗い流しましょう。
キュウリやヨーグルトなど余った食材を料理以外で活用できるのも、おすすめポイントです。
17:ヘアケアに使う
ミントの葉の活用方法は料理以外、ヘアケアにもおすすめです。
ミントリンスの作り方はミントの葉に熱湯を注ぎ、粗熱が取れたら取り出します。取り出したミントは、しっかり絞るのがポイントです。使い方は、シャンプーやコンディショナーの後にすすぎ湯です。
また、先ほど紹介したハーブチンキを精製水で薄めて、ヘアローションにするのもおすすめです。ミントの香りですっきりしましょう。
ミントの洗い方と保存方法
ミントは比較的日持ちするハーブですが、少し手間をかけることでさらに長く保存できます。ストックが多くなれば、料理以外でも気軽に使えるアイテムになるでしょう。
ミントの保存はキッチンペーパーやコップなど、自宅にあるもので簡単にできるため、ぜひ活用してみてください。
ここからは、ミントの下処理と保存方法について紹介していきます。
ミントの洗い方と下処理方法
ミントは、葉がこすれたり傷ついたりすると傷んで黒ずんでしまうため、優しく扱うのがポイントです。
まず水を入れたボウルを用意し、ミントを入れたら優しく押し洗いしましょう。茎の部分を持って水の中で振り洗いするのもおすすめです。
洗い終わったらキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。このときも強くこすると傷んでしまうため、優しく扱いましょう。
ミントティーなどで使う場合には、茎の部分が混じるとえぐみが出ることがあるため、葉の部分だけにしておきます。乾燥して保存する場合には大きい葉は包丁で刻むなど、大きさをそろえておきましょう。
ミントの保存方法
ミントは冷蔵庫で保存するほか、冷凍や乾燥、オイル漬けにして保存できます。
冷蔵庫で保存する場合には、水に浸したキッチンペーパーでミントの葉をくるみ、密閉容器に入れて野菜室に保管します。
冷凍庫での保存では、ラップでミントの葉を密閉して凍らせます。このとき水気をしっかり拭き取っておきましょう。
オイル漬けにする場合には密閉容器の中に粗く刻んだミントの葉を入れ、オリーブオイルを注いで密閉します。2週間ほどでミントの風味のオイルが完成します。
ミントは料理以外にもたくさんの使い方ができる
この記事では、ミントを使ったレシピや料理以外の使い方について紹介してきました。
ミントはデザートの彩りや手軽な飲み物として使えるだけでなく、掃除やバスアイテムなど家中で活躍するハーブです。そして、比較的簡単に育てられるため、ガーデニングやプランター菜園にもおすすめの植物と言えるでしょう。
この記事を参考にミントの使い方をマスターして、ハーブのある暮らしを始めてみてはいかがでしょうか。