練乳のカロリーは高い？ダイエット中に食べるポイントと活用レシピも

フルーツやかき氷にかけたり、おやつ作りに大活躍する練乳は、甘くてカロリーが高いイメージがあります。実際のカロリーや糖質量はどのくらいなのでしょうか？

本記事では、練乳のカロリーや糖質量、栄養成分について詳しく解説していきます。ダイエット中に練乳を食べる際のポイントや、活用したおすすめレシピも参考にしてください。

練乳の主な原料は牛乳です。牛乳を煮詰めて濃縮し、砂糖を加えたものを練乳、またはコンデンスミルクといいます。牛乳を煮詰めて濃縮し、砂糖を加えないものは無糖練乳、またはエバミルクといいます。

一般的によく使われているものは、砂糖を加えた加糖練乳です。無糖練乳に甘味はありませんが、お菓子や料理に加えると、コクがアップして美味しくなります。

砂糖を加えた練乳は、大さじ1杯あたりのカロリーが66Kcalもあります。糖質量は11gもあるため、ダイエット中に食べるのはおすすめできません。100gあたりのカロリーは331Kcal、糖質は56gもあるため、使用量には注意しましょう。

砂糖を加えていない無糖練乳は、加糖練乳と比べると大さじ1杯のカロリーは約半分ほどです。糖質量も少ないため、ダイエット中でも安心して食べることができます。

乳製品の中で、特にカロリーが高いのは、生クリームとバターです。生クリームとバターは乳脂肪分が高いため、カロリーは高いですが糖質はかなり低めです。コクがあるため、料理に上手に活用すると満足感が出やすくなります。

バニラアイスには砂糖が入っているため、カロリー、糖質量はやや高めです。しかし、練乳の半分ほどの量です。練乳は日持ちさせるために、砂糖が多く入っています。そのため、カロリー、糖質量がかなり高くなっています。

練乳の原料は牛乳であるため、カルシウムを豊富に含んでいます。カルシウムは、丈夫な骨や歯の生成には欠かせません。骨がもろくなりやすい年配の方や、成長期の子供は特に摂取したい栄養成分です。

カルシウムの99％は、歯や骨を構成しますが、残り1%は血液を凝固させて出血を止めたり、神経や筋肉の働きを手助けする役割があります。カルシウムは不足しがちな栄養素であるため、意識して摂取しましょう。

たんぱく質は、健康な身体には欠かせない、三大栄養素のうちのひとつです。筋肉や髪の毛、爪、皮膚、血管、内臓など身体を構成する、大切な役割を持っています。

たんぱく質が不足すると、免疫力や筋肉量が落ちてしまいます。食事制限をすると不足しやすくなるため、注意しましょう。

脂質はダイエットの大敵であると思われがちですが、身体を動かすエネルギー源として、重要な役割を担っています。ホルモンを作って臓器を守ったり、体温を保つ働きがあります。

また、女性ホルモンの働きを、正常に保つサポートもしてくれます。ダイエット中でも、適量の脂質は必要です。健康な身体に欠かせない栄養素ですので、適量を取り入れましょう。

ビタミンB2は、皮膚粘膜の再生に関わっているため、不足すると口内炎の原因になります。また、脂質の代謝をサポートする働きがあり、細胞再生に役立つことから「発育ビタミン」といわれています。

ビタミンB2は、特に成長期の子供に必要な栄養素です。他の乳製品と比べても、練乳にはビタミンB2が多く含まれているのが特徴です。

練乳はカロリーも糖質量も高い食材です。そのため、ダイエット中は、あまり食べない方が良いでしょう。料理やお菓子作りに活用する場合は、無糖練乳を使用するのがおすすめです。

無糖は加糖と比べると、カロリーも糖質量もかなり抑えることができます。脂肪分を抑えたい場合は、脂肪分ゼロの商品を使用すると良いでしょう。

練乳はそのままではなく、フルーツやお菓子にかけて食べることが多いでしょう。そのため、組み合わせによっては、かなりカロリーや糖質量がアップしてしまいます。

特にパンケーキやパンといった、炭水化物と組み合わせることは避けた方が良いでしょう。練乳自体にも糖質が多く含まれているため、ダイエット中は炭水化物と組み合わせるのは危険です。

ダイエット中に練乳を食べたい場合は、手作りするのがおすすめです。牛乳と砂糖で簡単に手作りすることができるため、わざわざ購入する必要はありません。

作り方はとても簡単で、牛乳200mlと砂糖50gを小鍋に入れて、弱火で30分ほどかき混ぜるだけです。ダイエット中は、砂糖をラカントに変えることでカロリー、糖質オフできます。手作りすると傷みやすいため、清潔な容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。

＜材料＞

• 小麦粉…80g
• バター30g
• 練乳…40g

1. バターを常温に戻し、クリーム状にします。
2. 練乳を加えてさらに混ぜたら、振るった薄力粉を加えます。
3. 切るように混ぜ、粉っぽさがなくなったら手でまとめます。
4. ラップで生地を包み、棒状に整えます。
5. 冷凍庫で30分冷やしたら、包丁でお好みのサイズに生地を切ります。
6. 鉄板に生地を並べて、170℃に予熱したオーブンで12分焼いて完成です。

練乳で甘みを加えた、優しい味のクッキーです。練乳の消費にもなるため、使い道に困った時にもおすすめのレシピです。簡単に作れるため、小さな子供と一緒に作ってみても良いでしょう。

中華料理店のような海老マヨを作るには、ソースに練乳を加えるのがポイントです。練乳のコクと甘さが、ソースを本格的な味わいにしてくれます。ソースはドレッシング代わりにもなるため、多めに作ると便利です。

ダイエット中に甘いものが食べたいときにぴったりな、ヘルシーなアイスです。混ぜて冷凍するだけで、美味しい手作りアイスが完成します。何度も袋を揉み込むことで、口溶け滑らかに仕上がります。

練乳はカロリーも糖質も高いため、ダイエットには向かない食材です。どうしても食べたい時は、脂質ゼロ商品か、無糖練乳を使用すると良いでしょう。

また、簡単に手作りすることも可能なため、自家製練乳に挑戦するのもおすすめです。ダイエット中はストレスがたまらないよう、上手に取り入れてみましょう。