ミニトマトの上手な保存方法?冷凍や冷蔵など長持ちさせるやり方も
ミニトマトの美味しさを損なわずに上手に保存する方法を紹介します。ミニトマトは実はトマトより、リコピンが豊富で、美容にも健康にも良いと期待されています。ミニトマトは、常温や冷蔵保存だけでなく、冷凍保存やセミドライ、オイル漬けなど色々な保存方法があります。料理に合わせて保存方法を変えて、美味しく簡単に調理できるようにしましょう。彩りも豊富で種類も多く、栄養価の高いミニトマトは一年を通して食べたい野菜のひとつです。
目次
ミニトマトを美味しく保存する方法
ミニトマトは、常温保存することで、追熟し、赤くなり美味しさを増していきます。ミニトマトの赤みの色素成分であるリコピンは、抗酸化作用がとても高く、美容と健康に良い効果があると期待されています。その美味しさを保つにはどのような保存の仕方があるのでしょうか?
ミニトマトの効能
— 絆 ALL JAPAN 日本一心 (@wadakashiho) February 15, 2017
美肌効果、喘息症状の緩和、胃もたれ、胸やけ、食欲不振、貧血予防、認知症予防、脂肪燃焼、ちなみに栄養成分リコピンは100gあたりの含有量で比べると、普通のトマト210mgに対しミニトマト290mg。ビタミンBは普通のトマト0.02mgに対しミニトマト0.05mg pic.twitter.com/eKrA71VraQ
ミニトマトを常温保存する
トマト同様に夏野菜に属するミニトマトは、冷蔵保存よりも常温保存する方法が一番適しています。但し、25度を超える夏の暑い時期などは、常温保存を数時間するだけで、熟れ過ぎて、触るとブヨブヨした、しわの入ったミニトマトになりますので注意が必要です。
常温保存のポイント!
常温保存する時は、更にミニトマトを追熟させたい時が良いでしょう。直射日光を避けて、ザルなどの通気性の良い器に入れて保存します。ミニトマトの表面に水分が付いていると痛む原因になりますので、キッチンペーパーなどで拭いて保存します。
ミニトマトが追熟したら、冷蔵保存へ切り替えることをお勧めします。冷蔵保存することで、ミニトマトの美味しさを長持ちさせることが出来ます。
ミニトマトを冷蔵庫で保存する
熟れて食べ頃のミニトマトをすぐに食べないのであれば、冷蔵保存すると良いでしょう。冷やして保存することで、それ以上に熟すことを遅くし、鮮度や美味しさを長持ちさせることが出来ます。また、夏の暑い時期は、追熟が早いので特に注意が必要です。
冷蔵保存の方法~その1
そのまま手を加えない状態で冷蔵保存する時は、ミニトマトの表面の水分をきれいにふき取り、なるべく空気に触れないようにするこが大切です。ラップでくるんだり、密閉容器や、密閉袋に空気を抜きながら入れると長持ちします。枝などが付いている場合は、一粒ずつに分けておくと栄養分が枝の方へ行くのを防ぐことが出来ます。
保存期間は熟し具合にもよりますが、2,3日以内であれば、美味しく食べることが出来るでしょう。買ってきたままのビニールパックなどに入った状態で、冷蔵保存した場合は、なるべく早めに食べるようにしましょう。
冷蔵保存の方法~その2
水に浸して冷蔵保存する方法もあります。空気に触れない分、乾燥を防ぎ、鮮度が良い状態で長持ちさせることが出来ます。まず、ミニトマトをへた付きのままよく洗います。へたの部分に汚れが付いていると、痛む原因となりますので、念入りに洗います。密閉容器や密閉袋に、洗ったミニトマトを入れ、ミニトマトが空気に触れないよう、水をたっぷり入れます。水を毎日取り換えます。
雑菌の繁殖を防ぎ、1週間~2週間近くミニトマトを長持ちさせることが出来ます。また、へたから水分を吸うので瑞々しいミニトマトを長く味わえます。
冷蔵保存で気をつけることとは
ミニトマトを冷蔵保存する時に、傷んでいたり、表面に割れ目があるようなミニトマトは取り除いて下さい。冷蔵庫の野菜室ではなく、冷蔵室で保存すると長持ちします。また、へたを取ったミニトマトやカットしたミニトマトは、傷みやすいのでなるべく早く食べるようにしましょう。
ミニトマトを冷凍庫で凍らせて保存する
ミニトマトがすぐには食べきれない、大量にある場合などは、長持ちする冷凍保存がお勧めです。冷凍保存したミニトマトは、解凍しても元の状態には戻らないので、スープやソース、スムージーなどに使うのが適しています。そのままシャーベットのように美味しく食べることも出来ます。
冷凍保存で大切なこと!
他の多くの野菜にも共通して言えますが、ミニトマトを冷凍保存する時は、いざ解凍した時にそのまますぐに使える状態にして保存するということです。冷凍保存をすると、ミニトマトの繊維が壊れるので、その特性を生かして使えるように前処理をしておきましょう。
冷凍保存する方法
ミニトマトをへたを取った状態で、きれいに洗います。洗い終わったら、表面についた水分はキッチンペーパーなどでふき取ります。密閉袋や密閉容器に入れて、空気を抜いて保存します。冷凍保存ですと、1か月程度保存が可能です。カットしたミニトマトや完熟したミニトマトも冷凍保存に適しています。密閉袋や密閉容器に入れて冷凍保存しておけば、解凍しやすくスープやソースとして使いやすくなります。
2,3週間以内に使い切ると風味も落ちず、ミニトマトの美味しさを味わえます。ミニトマトを潰したり、細かくカットして冷凍保存する場合は、使う分だけ解凍できるように、ラップなどで小分けに保存しておくと便利です。
冷凍保存で簡単!ミニトマトの皮剥き
冷凍したミニトマトを水につけるか、流水でながすと、簡単に皮を剥くことが出来ます。湯剥きと同じようにスルリと皮が剥がれます。スープや味をしみ込ませたい時など、ミニトマトの皮を剥がして使いたい場合は、長持ちさせるためでなく、簡単に皮剥きをしやすくするために、冷凍庫で保存するのもお勧めです。
乾燥させてセミドライミニトマトにする
野菜は天日に当てて乾燥させると、栄養価がまして旨みが凝縮されます。ミニトマトもセミドライにするとギュッと旨みがつまって、美味しさが引き立ちます。
セミドライにしたミニトマトは、そのまま食べてもとても美味しく、パスタに混ぜたり、煮込み料理にも深い味わいを出し、楽しめます。たくさんミニトマトが手に入ったら、セミドライは旨みも強く、使い勝手が良いのでお勧めです。冷蔵保存で1週間くらい、冷凍保存で1カ月程度で食べきりましょう。セミドライのミニトマトを長く保存するならばオイル漬けにすると長持ちします。
天日干しでセミドライにさせる方法
天日干しで自然乾燥させると時間はかかりますが、旨みが凝縮され、美味しいセミドライミニトマトを作ることができます。
まず、ミニトマトのへたを取り、きれいに洗います。ミニトマトを立てに半分にカットします。カゴなどにアルミホイルを敷き、カットしたミニトマトを、切り口を上にして並べていきます。この時、塩を振ると旨味が増します。部屋の中の直射日光が当たる、風通しの良いところに置きます。
出典: http://yaplog.jp
外に置く時は、網などに入れて、鳥などから守ります。4~⒌日程度で、セミドライになります。日当たり時間や日差しの強さにもよります。夏の強い日差しですと、1~2日で乾燥し完成します。雨の日、湿気には注意が必要です。
短時間でセミドライにする方法
ミニトマトを天日干しのように時間をかけず、オーブンを使い、簡単にセミドライにする方法があります。
セミドライの方法は、ミニトマトのへたを取り、きれいに洗います。ミニトマトを縦に半分にカットします。オーブンを120度に温めておきます。天板にクッキングシートを乗せて、カットしたミニトマトを、切り口を上にして並べていきます。この時、塩を振ると旨みが増します。オーブンで120度で90分焼き、60度に落とし30分焼きます。冷めたら完成です。
オイル漬けでミニトマトを長期保存
塩を振ってセミドライにしたミニトマトを、オイル漬けにします。消毒したビンにセミドライミニトマトを入れ、そこにお好みのオイルを入れて漬けるだけで、簡単に1カ月~3カ月程度の長期保存が可能です。
オイルはオリーブオイルやグレープシードオイルなどクセのないオイルのほうが使いやすいです。サラダに混ぜ合わせたり、パスタやピザなどに使うと美味しさが引き立ちます。
デザートのようなシロップ漬け
シロップ漬けはミニトマトを野菜ではなく、フルーツを食べているような気持ちにさせます。保存は3~4日程度ですが、作り方も簡単なので、ミニトマトを余らせてしまった時などに試してみるのも良いでしょう。
方法は、ミニトマトのへたを取り軽く洗い、ボールに入れます。湯剥きするために、お湯を沸かし、ミニトマトを入れたボールに熱湯を入れ1分程度待ちます。ボールの中のお湯を捨て、冷水を入れます。ミニトマトの皮が剥きやすくなります。皮を剥いたミニトマトを消毒したビンや、密閉容器に入れます。あとはお好みの分量で、味付けです。
砂糖をお湯に溶かし、レモン汁を少し加えたものをミニトマトにかけ入れます。砂糖の代わりにハチミツを入れても美味しく作れます。洋酒を少し入れても味に深みが出ます。しっかり密閉させ、冷蔵庫で半日程寝かせると出来上がります。甘味が足りない時は、ここで足すと良いでしょう。
まとめ:ミニトマトはすごい!
ミニトマトは、甘酸っぱいものからフルーツのように甘いものまで多種あります。色も赤、オレンジ、黄色、グリーンなど、野菜の中でもミニトマトほど彩り豊かなものは少なく、料理に色を添えるのに重宝します。他の野菜と合わせても、美味しく混ざりあってくれるので、使いやすい野菜です。
また、ミニトマトは多種の料理に応用が効くので、1年を通して使い続けたい野菜のひとつです。サラダからスープ、主食にも使えるし、お弁当に添えると華やかになります。是非、色々な料理に活躍させて、美容に健康に役立てて下さい。