トマトの冷凍保存と解凍の方法まとめ!ポイントは買う時の選び方?
トマトをたくさんいただいた時、食べきれずに困ってしまったことありませんか?トマトの保存方法っていつもは冷蔵庫の野菜室に保存していましたという方が多いですが、なんと、トマトは冷凍庫で保存をすることができるのです。また、冷凍庫に保存したトマトの解凍方法はどうしたらよいのか?など、そんな時に役立つ『トマトの冷凍保存と解凍の方法のまとめ!ポイントは買う時の選び方?』を紹介します。
目次
トマトに含まれる栄養素とは?
トマトの赤い色の元はリコピンと言われる色素でカロテノイドのひとつです。活性酸素を減らす働きがあり、その作用はビタミンEの100倍以上になります。リコピン以外にも、トマトの酸っぱさの元になっているクエン酸、トマトの皮の部分に多い栄養素のケルセチン、トマトの栄養素のメインの食物繊維、体内にたまった余分な塩分や水分を排出する効果があるカリウム、内臓脂肪をたまりにくくするグルタミン酸が入っています。
トマトと食べ合わせの良い食材とは?
トマトと食べ合わせの良い食材のひとつはキャベツです。ビタミンC、ビタミンUが豊富で、食物繊維もたくさん含まれています。ビタミンUとは胃腸の調子を整えてくれる役割もあります。キャベツとトマトを一緒に食べることで、トマトに含まれるリコピンがキャベツの栄養素を高めてくれます。ポイントとして、さらに卵もプラスすることで免疫力を高める効果も期待できます。
トマトの保存方法とは?
トマトを保存するには2種類の方法があります。まずひとつ目が冷蔵庫での保存方法、もうひとつが冷凍庫での保存方法になります。今回はそんな2種類の保存方法を紹介します。
冷蔵庫での保存方法
冷蔵庫に保存するときのポイントは、よく水気を拭き取りましょう。ビニール袋や紙袋、新聞紙に包んでから保存しましょう。トマトのへたは下側にむけてから野菜室に保存することで、安定しておくことができ、他の野菜とぶつかってトマトが痛んでしまうという心配も少なくなりますのでおすすめです。
冷凍庫での保存方法
冷凍庫へトマトを保存する方法は2つの方法があります。まずひとつめは、トマトを包丁で切ってから保存する方法です。ざく切りした後、ジッパー付きのジプロックなどに入れて袋のなかの空気を抜いて密閉して冷凍します。保存する前にカットしてあるので、調理するにのもとっても便利です。2つ目は丸ごと冷凍する方法です。トマトをよく洗い、水気を切って、へたをとってから冷凍します。
冷凍したトマトの解凍方法は?
冷凍したトマトは凍ったまま料理することができるので、前もって解凍する必要もありません。トマトの皮も湯むきすることなく、水につけるだけで皮を簡単にむくことができます。また、凍った状態ですりおろしをすることもできるので、ミキサーにかけることなく細かくすることができます。自然解凍すると鮮度が崩れて美味しくなくなってしまうので注意してください。
冷凍したトマトのメリットは?
鮮度が良い状態でトマトを冷凍することで、栄養が失われていく時間をゆっくりにします。また解凍後、料理するときにとっても便利にになります。トマトの加熱料理するときに面倒なのが、トマトの皮むきですよね。冷凍したトマトをそのまま、水の中に入れるだけで簡単に皮をむくことができます。また、加熱料理すると、リコピンの吸収率が3倍にも増え、うまみ成分も濃縮されて美味しくなります。料理の時短にもなります。
トマトの保存期間とは?
トマトの選び方にもよりますが、冷凍したトマトの保存期間としては二ヶ月。冷蔵保存したトマトは一週間、常温保存は2~3日が目安となります。冷凍保存をすることで、栄養を失われていく時間をゆっくりにすることはできますが、完全に止めることはできないので、二ヶ月をめどに使用することをおすすめします。一度冷凍してしまったトマトは再冷凍することはできないので、必要な分だけ冷凍庫から取り出しましょう。
トマトの選び方買う時のポイントとは?
トマトは1番に選び方にポイントがあります。その選び方は真っ赤に熟しているほど栄養価が高くて美味しいです。全体的に色が均一で皮にツヤとハリがある物を選びましょう。また、ヘタは新鮮な色の濃い緑色をしていて、ピンとしている物がよいでしょう。萎れていたり、ヘタの色が黄色っぽくなっている物は鮮度が落ちている証拠です。ずっしりと重い物を選びましょう。選び方1つで鮮度が変わってきてしまうので気を付けましょう。
冷凍したトマトを使って料理
冷凍トマトを使った料理のレシピをいくつか紹介します。冷凍トマトの使い方の幅が広がり、いろいろな料理に使うことができます。冷凍トマトを使いことで時短にもなり、うまみも増すので料理をすることが楽しくなります。
冷凍トマトを使ったパスタ
材料は冷凍のトマト500g、ひき肉250g、玉ねぎ1/2、ケチャップ大さじ5、コンソメ2個、さとう大さじ1、中濃ソース大さじ1、しょう油小さじ1、バター小さじ2、塩コショウ適量、オリーブオイル適量、パスタです。
1.トマトは半日ほど冷凍しておきましょう。冷凍したトマトは解凍せず、水につけながら皮をむいて粗目のみじんぎりにしましょう。
2、鍋にバターを溶かして、ひき肉を炒めましょう。色が変わってきたら、みじん切りにした玉ねぎを一緒に炒めましょう。
3,2にトマトとケチャップ、コンソメの素、しょう油、中濃ソース、しょう油を加えて、強めの中火で蓋をせず煮込みます。15分ほど煮て、とろみがついてきたら、塩コショウでを入れて味を調えて出来上がりです。ゆでたパスタに軽くオリーブオイルを加え、そのあと出来上がったソースを絡めましょう。ポイントとしては、さとうはお好みで調整してください。鶏ひき肉で作っても美味しいです。
冷凍トマトを使ったスープ
材料は冷凍トマト2個、玉ねぎ1個、ベーコン2枚、コンソメの素1個、水200cc、塩コショウ少々、ドライパセリ少々です。お好みでニンジンやパプリカ、マカロニなどを入れても良いです。お好みの具材も入れてみてください。
1、トマトは事前にヘタを取ってから冷凍しておきましょう。水につけながら冷凍したトマトの皮をむきます。
2、みじん切りにした、ベーコン、玉ねぎ、を炒めます。よく火が通ったら、鍋に200ccの水をいれ、皮を剥いた冷凍トマトとコンソメの素を入れ、トマトが煮崩れるまで中火でぐつぐつ煮ます。途中でトマトをひっくり返してトマトの形がなくなれば出来上がりです。最後にパセリをのせて完成です。ポイントとしては、冷凍をする際には必ずヘタを取ってからトマトを冷凍するようにしましょう。
冷凍トマトを使ったカクテル
大人なカクテル(2人分)
— 絶品.。*゚凄腕シェフの簡単レシピ♪ (@_SperChefRecipe) April 20, 2018
【材料】
冷凍トマト120g
冷凍オレンジ60g
ジン又はウォッカ45cc
水45cc
レモン汁30cc
【作り方】
ミキサーで全部混ぜたら出来上がり。仕上げに黒胡椒などのスパイスを足すと美味しいです。#レシピ pic.twitter.com/rAEVErL3LS
材料は冷凍トマト120g、冷凍オレンジ60g、ジンまたはウオッカ45cc、水45cc、レモン汁30ccです。この材料をミキサーにかけ、仕上げに黒コショウなどスパイスを足すのもポイントです。
冷凍トマトを使ったカレー
材料は、玉ねぎ1個、冷凍トマト1個、ジャガイモ2個、お肉100g、にんにく1かけ、カレー粉小さじ1.5、塩コショウ少々、水250cc、カレールー20g、ソース大さじ1、オリーブオイル大さじ1.5です。
1.玉ねぎはくしぎりにしましょう。ジャガイモは皮つきのまま横半分に切りスチーマーをかけましょう。皮をむいて1.5cmぐらいの乱切りにしましょう。冷凍トマトは水で洗い皮をむいて、早く解けるので8切りにしましょう。お肉も薄切りにしましょう。
2.フライパンにオリーブオイルを入れてにんにくのみじん切りしたものを熱しましょう。香りが出て来たら、玉ねぎをよく炒め半分の量になってきたら、お肉と冷凍トマトを入れて一緒に炒めましょう。塩コショウをして、カレー粉を入れて炒め、水を入れて15分ぐらい煮込みます。カレールーを溶かし最後にジャガイモを加えましょう。
3.ジャガイモがやわらかくなってきたら完成です。じゃがいもは1度スチーマーにかけているのであまり煮込むことなくやわらかくなります。ポイントとして、1度じゃがいもはスチーマーでやわらかくすることで、短時間煮込むことで煮崩れせずに出来上がります。
冷凍トマトをどんどん活用してみよう
トマトの冷凍保存と解凍方法やトマトを購入するときのポイント、冷凍トマトを使ったレシピなどを紹介してきましたが役に立ったでしょうか?新鮮なトマトの選び方を参考にしていただけると、トマトは栄養価がより一層高い物を手にすることができます。また新鮮な時に冷凍保存することで、おいしさと栄養が失われてしまうのを緩やかにし、美味しく頂ける時期を延ばすことができます。
トマトの冷凍後はとっても簡単に皮が向きやすくなり、加熱料理するときなどにもとっても便利です。皮にはリコピンが多く含まれているので皮ごと使いたい方は、丸ごとすり下ろせるところも便利な所です。また、トマトソースを作るのもとっても簡単で、今までトマトソースを作ってから保存していたという方は、冷凍トマトにしてからトマトソースを作るのをおすすめします。味もしみこみやすく、料理の旨味が増し、美味しくなります。