2021年03月27日公開
2024年11月08日更新
ベーキングソーダ(重曹)とベーキングパウダーとの違いを徹底検証!
ベーキングソーダ(重曹)とベーキングパウダーの違いについて解説します。ベーキングソーダとベーキングパウダーの成分や特徴、使い分けの方法を詳しく説明!お菓子作りに使える代用品についてもあわせて紹介します。
ベーキングソーダとベーキングパウダーの違いについて解説!
レシピにベーキングソーダとベーキングパウダー…両者の違いって一体?https://t.co/ozDBMo7yiO
— ELLE gourmet(エル・グルメ) (@ellegourmetjp) July 8, 2018
これで紛らわしさを解消!科学的見地から、2つの材料の違いを明らかに!#ベーキングパウダー #ベーキングソーダ pic.twitter.com/9LoU6pYvGf
ベーキングソーダとベーキングパウダーは似たような名前ですので、どちらを使えば良いのか迷ってしまう人も多いでしょう。本記事では、ベーキングソーダとベーキングパウダーの違いについてまとめました。それぞれの成分や特徴、どうやって使い分ければ良いのかなどを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ベーキングソーダとベーキングパウダーの違い
ベーキングソーダ(重曹)の成分と特徴
何だか強そうなベーキングソーダを購入しました。
— しょうしょう🇰🇪 (@alien022002) September 30, 2020
娘はプロテインか何かと勘違いしてました😅 pic.twitter.com/9M9NsyNrTJ
ベーキングソーダの成分は、99%以上が炭酸水素ナトリウムです。炭酸水素ナトリウムは重炭酸曹達(じゅうたんさんソーダ)とも呼ばれ、重曹はこれを省略した呼び方です。ベーキングソーダは酸性の液体と混ざると炭酸ガスを発生させる特徴があり、生地を膨らませてくれる働きがあります。
しかし、酸性以外の液体では炭酸ガスが発生せず、生地を膨らませることはできません。また、酸性の液体を加えるとすぐに化学反応を起こしてしまうので、お菓子作りなどに利用する時は、すぐに焼き始める必要があります。
ベーキングパウダーという名前で販売されている時はたいてい食用ですが、重曹という名前で販売されている時は食用以外に掃除用の商品もあります。食用と掃除用の重曹は主成分は同じですが、食用のほうが不純物が少ないのが特徴です。お菓子作りなどに重曹を利用する時は、食用かどうかをきちんと確認するようにしましょう。
ベーキングパウダーの成分と特徴
日清ベーキングパウダー使いきり用を使いきれなくて捨てる pic.twitter.com/WKe291EC0X
— ゴミとモノ (@DUST1suteru) August 20, 2019
ベーキングパウダーとは、ベーキングソーダにあらかじめ酸を加えて作られたものです。そのため、酸性の液体なしでも生地が膨らむようになっており、牛乳や水で簡単に調理ができるようになっています。ベーキングパウダーの成分にはコーンスターチも含まれていますが、これはアルカリ性と酸性の反応を抑えるために加えられています。
ベーキングパウダーに含まれている酸の原料には、もともと硫酸アルミニウムカリウム(焼きミョウバン)が使われていました。しかし、硫酸アルミニウムカリウムには、体に有害なアルミニウムが含まれています。
そのため、最近のベーキングパウダーには、アルミニウムを含まない酸を使った商品も多く見られるようになりました。ベーキングパウダーのアルミニウムが気になる場合は、「アルミニウムフリー」と記載されている商品を選ぶようにしましょう。
ベーキングソーダとベーキングパウダーの使い分け
薄力粉とベーキングパウダー、ベーキングソーダを混ぜたものをふるい入れてさらに混ぜるよ(=゚ω゚)ノ #ブラウニー作るよ pic.twitter.com/EjcGYBhmQY
— 平井なつめ☆☆☆☆ (@natsumeg) February 12, 2017
ベーキングソーダとベーキングパウダーの使い分けは、使用する材料によって決めるようにしましょう。たいていの場合はベーキングパウダーでOKですが、酸性の材料を多く使う場合はベーキングソーダがおすすめです。酸性の材料が多い調理にベーキングパウダーを使ってしまうと、酸が多くなりすぎて酸味の強い味になってしまうからです。
酸性が強い食材にはレモンやヨーグルト、果物などがあります。これらの食材を多く使用するレシピでは、ベーキングソーダを使ったほうが良いでしょう。ただ、ベーキングソーダだけでは膨らみが悪い場合は、ベーキングパウダーも同時に使ったほうが良い場合もあります。
酸味を強く残したい場合も、ベーキングソーダとベーキングパウダーの両方を使うことがあります。逆に、ベーキングパウダーだけで作れる料理でも、焼き色を良くするためにはベーキングソーダを加えるのがおすすめです。焼き色や香ばしさが重要な料理には、ベーキングソーダを使ってみましょう。
ベーキングソーダの代用品
代用品①ドライイースト
ドライイーストをゲットしたということは…?😏 pic.twitter.com/0gJq36iGxa
— カオリ (@Tenipuri_Kaori) March 24, 2021
ドライイーストはパン作りによく使われる材料で、膨らまし粉としての役割を持っています。代用品としてはちょうど良いのですが、ドライイーストを使うとベーキングソーダよりも生地が大きく膨らんでしまいます。そのため、ドライイーストをお菓子作りなどに利用する場合は、ベーキングソーダよりも少なめの量を使うようにしましょう。
代用品②ホットケーキミックス
おぉ~
— 卵饅頭 (@tamaholtuko) March 26, 2021
これで厚焼きパンケーキ作ったら美味しそう!
明日からかなりハード内容な連勤あるし連勤後のお休みはご褒美に良いホットケーキミックスで厚焼きパンケーキ作るかーっ
気力もてよ~~自分! pic.twitter.com/sQg0dMobOB
ホットケーキミックスにはもともとベーキングパウダーが入っているため、ベーキングソーダの代わりとしても使うことができます。しかし、少し甘い味がするので、味付けには注意が必要です。また、膨らませる力もそこまで強くはないので、膨らまし粉として使う場合は量を多めに使う必要があります。
ベーキングソーダを料理やお菓子作りで使いこなそう!
折角秤が導入されたので、昼間はクッキー作ったの。
— O-AGE (@age_littlefox) May 24, 2020
BP(ベーキングパウダー)無かったので
BS(ベーキングソーダ=重曹)入れたけど
似たようなもんだよね?
…違うかな? pic.twitter.com/OyUuHVCOnK
ベーキングソーダとベーキングパウダーの違いについてまとめました。これらは名前も使い道も似ていますが、仕上がりの焼き色や風味に違いが出てきます。どちらを使えば良いのかをよく考えながら、料理やお菓子作りに上手に利用しましょう。