ベーキングパウダーのアルミフリーは離乳食におすすめ!スーパーで買える?
赤ちゃんの離乳食に蒸しパンを作るママも多いのではないでしょうか?蒸しパンを作る際に使用するベーキングパウダーはアルミフリーをおすすめします。今回は「ベーキングパウダーのアルミフリーは離乳食におすすめ!スーパーで買える?」と題しましてお伝えしていきます。
目次
ベーキングパウダーとは?
ベーキングパウダーは、パンやビスケットなどの焼き菓子に使われる膨張剤の一つで、日本では膨らし粉とも呼ばれています。ベーキングパウダーは、炭酸ガスを発生する重曹が基材で、酒石酸水素カリウム、リン酸二水化カルシウム、酒石酸、ミョウバン、フマル酸、リン酸ナトリウムなどの酸性剤が重曹の分解を助ける助剤として、また、保存中に重曹と酸性剤の反応を防ぐ遮断剤としてデンプンが配合されています。
ベーキングパウダーは、水分を加えることで、重曹と酸性剤が反応し、重曹の分解が始まります。また、加熱することにより重曹の分解は加速されます。重曹が分解すると、炭酸ガス、炭酸ナトリウム、水が生成されます。生地を膨張させる役割は炭酸ガスですが、生成された炭酸ナトリウムは苦みを含みます。この苦みを酸性剤が中和してくれます。よって、ベーキングパウダーは主に風味重視の洋菓子に使われます。
ベーキングパウダーと重曹の違いは?
ベーキングパウダーと重曹の違いは、重曹が炭酸水素ナトリウムだけなのに対し、ベーキングパウダーは重曹に酸性剤、遮断剤が配合されている点です。お伝えしている通り、重曹が反応すると苦みが生まれます。また、重曹は生地が黄色に色が付きますので、その特徴を活かせる焼き菓子に使われます。例えば、どら焼きや利休饅頭などの和菓子です。洋菓子では、クッキーやパンケーキなどに向いています。
アルミフリーのベーキングパウダーとは?
ベーキングパウダーに配合されている酸性剤の一つにミョウバンがあります。ミョウバンは硫酸カリウムアルミニウムのことで、その名前の通りアルミニウムが含まれています。アルミニウムは、体に害を与える可能性があるとして、ベーキングパウダーには、アルミニウムを含まないものがあります。ミョウバン、硫酸アルミニウムカリウム、硫酸アルミニウムアンモニウムを含まないベーキングパウダーをアルミフリーといいます。
アルミフリーのベーキングパウダーは、健康管理を意識した食生活に活用できます。例えば、赤ちゃんの離乳食にアルミフリーのベーキングパウダーは安心して使用できます。また、アルミフリーのベーキングパウダーは、単にアルミフリーだけでなく、原材料のコーンスターチなども遺伝子組み換えでないと表記されているものもあります。ポイントとしては、調味料などを購入する際は、必ず原材料の表記を確認することです。
アルミニウムの悪影響とは?
お伝えしている通り、ベーキングパウダーには、酸性剤としてミョウバンなどのアルミニウムが含まれたものがあります。アルミニウムの害として、アルミニウムの摂取がアルツハイマー病の原因だという噂が一時期話題になりました。厚生労働省は、根拠がないとしていますが、アルミニウムを大量摂取した場合、腎臓や膀胱に悪影響を及ぼすといわれています。
ミョウバンは、ベーキングパウダー以外にも、普段口にしている様々な食品に使用されています。アルミニウムは、大量に摂取しなければ問題ないとされていますが、口の中に入れるものを知ることは、健康管理の側面から見てとても重要だといえます。過敏になる必要はありませんが、スーパーなどで食品や調味料を購入する際は、使用されている原材料を確認することをおすすめします。
アルミフリーのベーキングパウダーはスーパーでも買える?
アルミフリーのベーキングパウダーは、種類は少ないもののスーパーでも購入できます。代表的な商品は、共立食品株式会社の「ベーキングパウダーアルミフリー」で、手軽にスーパーで購入できるアルミフリーのベーキングパウダーです。パッケージの表にも「ミョウバンを使用していません。」と明記していますので安心して利用できますね。
日清グループのベーキングパウダーは、原材料にミョウバンの表記がありません。ミョウバン(硫酸カリウムアルミニウム)が含まれていないことから、アルミフリーの部類に入るものだといえます。このベーキングパウダーは、スーパーのお菓子コーナーなどでもよく見かけます。この他にも、原材料にミョウバンの表記がないベーキングパウダーはあります。原材料を必ず確認するようにしましょう。
おすすめのアルミフリーのベーキングパウダー①~ラムフォード~
ラムフォード社は、ベーキングパウダーとコーンスターチを扱うアメリカの会社です。ラムフォード社のベーキングパウダーは、ベーキングパウダー、コーンスターチ、乳化剤1種だけを原料に作られています。アルミフリーのベーキングパウダーといえば、ラムフォードというくらい有名なブランドです。
ラムフォードのベーキングパウダーは、比較的入手が容易で、大型のスーパーで取り扱っている店舗もあります。また、カルディーコーヒーファームでも購入できます。もちろん、お菓子専門店やアマゾンなどのネットショッピングもできます。また、家庭用の一般的なサイズの缶から業務用の大容量サイズもありますので、お菓子をよく作られる方は業務用も便利でしょう。
おすすめのアルミフリーのベーキングパウダー②~アイコク~
アイコクのベーキングパウダーは、日本の業務用ベーキングパウダー製造の老舗です。その歴史は古く、昭和7年からベーキングパウダーを製造しています。このベーキングパウダーは、洋菓子や洋食、また、和食にも使われることが多く、日本人に愛されてきたトップブランドです。アイコクのベーキングパウダーは、お菓子専門店の他、カルディーコーヒーファームやアマゾンなどでも購入できます。
アイコクのベーキングパウダーは業務用だけでなく、専門店で一般的に親しまれている赤色の缶も馴染みがあります。アイコクのベーキングパウダーは、お菓子以外でも、天ぷらなどの総菜にもおすすめできます。もちろん、アルミフリーです。一家に一缶、調味料と共に常備してみてはいかがでしょうか?
おすすめのアルミフリーのベーキングパウダー③~風の光~
風の光は、オーガニック・有機原材料などの自然食品を取り扱う横浜の会社で、健康管理を意識したユーザーから人気の高いブランドです。風の光の「こだわりのベーキングパウダー」は、原材料が、有機濃縮ぶどう果汁、有機コーンスターチ、重曹を配合したアルミフリーのベーキングパウダーです。また、ユーロ・米国有機認証品でもあります。
風の光の「こだわりのベーキングパウダー」は、その名の通り原材料にこだわっています。安心して赤ちゃんの離乳食にも使用できますので、自然派のママにも人気があります。また、スイーツ店からのリピーターも多いようです。「こだわりのベーキングパウダー」は、風の光のホームページから購入できる他、アマゾンなどのネットショッピングサイトでも購入できます。
離乳食の蒸しパン作りにはアルミフリーを
赤ちゃんの離乳食を作る際、気を付けなければならないのは、健康管理と食事に使う食材や調味料などですよね。食材と調味料の中には、赤ちゃんが口にしてはいけないものもありますから、離乳食には細心の注意が必要です。赤ちゃんの離乳食によく蒸しパンを作るママも多いのではないでしょうか?健康管理の側面から見ても、蒸しパンに使用するベーキングパウダーはアルミフリーのものを選びましょう。
アルミフリーのパンケーキミックス
スーパーなどで販売しているホットケーキやパンケーキミックスの殆どは、ミョウバンが入っています。しかし、中にはアルミフリーのものもあります。九州パンケーキミックスに使用している穀物は全て国産で、乳化剤、香料、加工澱粉などは一切含まれていません。もちろんアルミフリーなので、安心して赤ちゃんの料理にも使えます。値段は少々高いですが、気軽にホットケーキやパンケーキが作れるので便利です。
おすすめは手作りホットケーキミックス
健康管理の側面から見ても、手作りのホットケーキミックスはおすすめできます。安全な調味料や食材を選び、手作りした方が安心できます。食材が揃っていれば、案外簡単に作れるのでぜひお試しください。ホットケーキミックス100g作る場合のレシピは、①砂糖10g・アルミフリーのベーキングパウダー3g・塩少々・片栗粉5g・スキムミルク5g・小麦粉(材料を足してトータルで100になる量)です。②材料を混ぜたら完成です。
アルミフリーのベーキングパウダーおすすめレシピ~蒸しパン~
赤ちゃんの健康管理にも活用できるアルミフリーのベーキングパウダー。今回のレシピは、先ほどご紹介した手作りホットケーキミックスを使ったものです。食材や調味料も少しだけですし、作り方も簡単で栄養のバランスも良いです。このレシピを参考に、色々アレンジしてみてくださいね。
~いちごの蒸しパン~
シリコンカップ5個~6個分のレシピ:①いちご60gをボールに入れフォークで潰します。②ホットケーキミックス100gとスキムミルク大さじ2を①に入れ混ぜます。③シリコンカップに移し強火の蒸し器で12分程蒸します。④蒸しパンに竹串で刺して何も付かなければ完成です。
~野菜の蒸しパン~
シリコンカップ12個分のレシピ:①スキムミルク100mlを用意します②お好み野菜(かぼちゃ、にんじん、さつまいもなど)150gを細かく刻みます。③ボールにホットケーキミックス150gを入れ①のミルクを加えてよくかき混ぜます③最後に②の野菜をボールに加え混ぜます④シリコンカップに移し強火の蒸し器で12分程蒸します。⑤蒸しパンに竹串を刺して何も付かなければ完成です。
まとめ:アルミフリーのベーキングパウダーは安心安全
「ベーキングパウダーのアルミフリーは離乳食におすすめ!スーパーで買える?」と題しましてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?自分が口にする食材や調味料を知ることは、とても大切です。健康管理の側面から見てもアルミフリーのベーキングパウダーはおすすめできます。皆さんのお役に立てたら嬉しいです。