砂肝の下ごしらえ・下処理の仕方を詳しく解説!簡単な方法も紹介!
砂肝は焼き鳥の中でも人気の部位ですが、その下処理・下ごしらえが面倒な印象もあり食卓で活用するのを避けている人もいるかもしれません。しかし、実は砂肝の下ごしらえ・下処理というのはかなり簡単であり、一度下処理の仕方をマスターすれば実に色々な料理で楽しむ事ができるのでおすすめです。今回は、そんな気になる砂肝の下ごしらえ・下処理の仕方を掘り下げた上で、下処理をした上でぜひ作りたいレシピも紹介します。
砂肝の下ごしらえ/下処理を解説
砂肝というのはもも肉などの部位に比べると家庭で簡単に扱えるようなイメージが薄いですが、実はちょっとしたコツをおさえるだけでかなり簡単に砂肝というのは下処理を行う事ができるようです。そのため、難しそうだと忌避するのではなくぜひとも一度砂肝の下処理のチャレンジに挑戦すれば、レパートリーも広がるのでおすすめだと言えます。
今回は、砂肝の下処理というのは本当に必要なのか・どんな意味があるのかという根本的な部分もカバーしつつ、砂肝の正しい下処理の仕方を順を追って詳しくみていきます。これまで食卓で砂肝を全く暑かったことのないという人でも砂肝の色々な料理を作るのは案外簡単ですから、ぜひこの機会に難しそうな砂肝の下処理の仕方をマスターしましょう。
砂肝の特徴
砂肝は下処理の仕方をぜひともマスターして、炒め物から煮込み料理まで色々なタイプの料理に活用していきたいものです。下処理をマスターすれば砂肝が一気に身近な食材に感じるものですが、その前にはまず砂肝がどんな部位かということもチェックしておきたいものです。砂肝がどこのどんな部位なのかについて、まずは理解を深めましょう。
砂肝はどこの部位?
砂肝は変わり種の部位という認識がある人もいるかもしれませんが、果たしてどこの部位なのでしょうか?実は砂肝とは鶏肉の部位の中でも消化器官のひとつであり、食べたものをすりつぶすために存在する部位となっています。鳥類は砂を含んでこの砂肝において消化を行う場合もあるために、砂肝という名前がつけられているようです。
これは一般的に食材とする動物の中では鳥類や魚類にのみ特有の機関であり、肉類の中では鶏肉の砂肝というのが一般的に食べられているものです。そんな消化器官である砂肝というのは、世界的にみてもアジア圏のみならずヨーロッパ諸国でも古くから食材として利用されており、下処理さえ覚えれば一般家庭でも十分に活用することができます。
砂肝の食感は?
砂肝というのは色々なおつまみで楽しめるものであり、焼き鳥の定番部位としても知られています。そんな砂肝は、食感に特徴のある部位として人気を博しています。砂肝というのは独特のコリコリ食感が特徴的な部位であり、その食感がたまらなく好きだという人も多いです。噛めば噛むほど旨味が広がるのが、砂肝の魅力となっています。
食感に特徴のある砂肝は筋肉質な袋状の部位であり、鶏肉の中でも消化器官のひとつとなっています。砂肝というのは鳥類や爬虫類などに特有の消化器官であり、消化を助けるために砂礫などを嚥下することはすでにお伝えした通りですが、鶏はもちろんのことシチメンチョウやアヒルなどの砂肝も料理に活用するというケースも見受けられます。
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砂肝というのはぜひ下処理の仕方をマスターしたいですが、砂肝の下処理・調理においては砂肝特有のコリコリ食感を活かすような調理を心がけるとよいでしょう。そのため加熱などを加える場合でもできるだけシンプルに仕上げるのがおすすめです。シンプルだからこそ、コリコリとした歯ごたえのある食感を、存分に楽しめるというわけです。
砂肝の栄養は?
食感に特徴のある部位ということで噛むほどに砂肝は病みつきになってしまうという人も多いものです。そんな砂肝にはどんな栄養が含まれているのか気になっている人も多いと思いますが、砂肝はかなり栄養満点な部位としても知られています。砂肝は貧血防止や美容などにもよい影響を与える部位として、女性にも注目されている食材なのです。
砂肝にはまず、血栓や骨折の予防に欠かせないビタミンKが豊富に含まれている上に、レバーほどではないものの牛肉の赤身肉と同程度の鉄分を含み貧血予防にも役立ちます。さらにそんな鉄分の貧血防止作用を手助けしてくれるビタミンB12も含まれている上に、肌や骨、ホルモンなど全身の健康維持に関わる亜鉛なども砂肝は豊富なようです。
また、砂肝はコレステロールも豊富です。そのため体によくないイメージもあるかもしれませんが、実はホルモン生成や細胞膜の維持などにコレステロールは欠かせません。もちろん砂肝の食べ過ぎはコレステロール値を高めかねませんが、肉類の中でもカロリーが低い部位であり、ダイエット中や美容を意識した食生活においてもおすすめなのです。
砂肝の下ごしらえ/下処理の仕方
砂肝というのは鶏肉の中でも消化器官にあたる部位であり、コリコリとした食感が特徴的なお肉となっています。そして栄養価も高いためにスタミナをつけたいときなどにおすすめですが、そんな砂肝は下処理の仕方が大変そうなイメージもあります。しかし、順を追って正しく理解しておけば実は案外簡単なので、下処理の仕方をチェックしましょう。
砂肝を綺麗に洗おう
砂肝の下処理の方法というのはひとつひとつの過程を丁寧に行っていけば、案外簡単に済ませることができるので、焦らずに丁寧に行っていくとよいでしょう。砂肝の下処理の仕方の一番始めのプロセスとしてはまず、砂肝を綺麗に洗うということから始めましょう。基本的に加熱調理して食べることの多い砂肝ですが、水洗いはしっかりしましょう。
下処理をせずに砂肝を料理に活用するというケースもあるものですが、そのような場合であっても砂肝の水洗いというのはまず確実に行う必要のある下処理のプロセスだと言えます。とは言ってもこの洗う段階で何かしらの処理を無理に行おうとはせずに、パックなどで買った砂肝をザルなどにあけた上で、それを適度に手で洗っていきましょう。
砂肝をザルにあけた上で水道水やミネラルウォーターなどを注いで全体を満遍なく洗い流しましょう。パック詰めされているものなどは特に大きなゴミなどが付着していることも少ないですが、大きな汚れや表面のぬめりなどをここで落としておくことが重要となります。こうして水洗いをしてから、料理に合わせたカットを行うことになるのです。
また、砂肝は100円程度でも100g以上の大容量を買うことができるかなりお得な部位であり、鮮やかでツヤのあるものを選ぶのが目利きのポイントとなります。1パックでもかなりボリューミーに楽しめるのが砂肝の魅力のひとつですから、水洗い以降の下処理の流れもマスターして、ぜひ炒め物から煮込み料理まで砂肝を堪能していきましょう。
真ん中で半分に切ろう
砂肝の下処理の次なるフェイズとしては、砂肝を真ん中で半分にカットすることになります。砂肝は一個ではやや調理の際に大きくなるのですが、真ん中で半分にカットしておくとかなり料理に活用しやすくなるのでおすすめとなります。そして、この際できるだけしっかりど真ん中で半分に切ることを心がけると、調理がかなり楽になるでしょう。
砂肝の下処理の方法として続いて行う作業が銀色の皮の部分を剥がすことになるのですが、この際二つに分けられた砂肝に均等に皮がついていた方が引き剝がしやすくなるので、できるだけ真ん中でカットすることを心がけてみてください。砂肝は折りたたんだような形状をしていますが、そこから外側に開くと銀白の部分が現れます。
そして、この開いた状態でできるだけ真ん中を心がけてカットするようにしましょう。包丁の先端すぎない根元から8分目ほどの部分を真ん中に入れて、丁寧に引き抜きます。この要領でまずはすべての砂肝を半分にカットして個数を2倍にするというのがカットにおける下処理の第一段階となります。この後で、銀白の部分を引き剝がしていきましょう。
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このようにまず2つにカットする前に水洗いをしましたが、水洗いした後でしっかり水気をキッチンペーパーなどで拭き取っておくことでカットが楽になるのでできるだけ水気はしっかりと除去しておくとよいでしょう。包丁を使う過程になるといよいよ下処理の仕方がわからなくなる人も多いですが、焦らず一つ一つをまずは半分に切り分けていきます。
青白い銀の皮を切り取ろう
そして砂肝を半分にカットした上では、青白い銀色の皮の部分を切り取っていくことになります。この過程が初心者にとっては砂肝の下処理の中でも特に手間がかかってしまうと思われる部分でもありますが、コツさえおさえておけばスムーズに切り取れるようになります。1パックの処理を進めているうちにも、すぐに上達が見込めることでしょう。
半分にカットする際に包丁を入れた内側の面とは反対側の外側の面にこの皮がついていますから、まず砂肝をひっくり返します。そして皮の部分にできるだけ水平になるような形で包丁を入れて、そぐように皮を切り取っていくとよいでしょう。この方法には、包丁を入れるだけでなく指で引っ張ったり串で剥いだりする方法もあるものです。
そのため、自分のやりやすい方法で皮を切り取っていくのがベストですが、初心者であれば包丁が最も簡単だと言えるかもしれません。そぐように包丁を入れるのは難しそうなものであり、確かに串や指などを使う場合に比べて赤身の部分も一緒にとれてしまうこともあるものですが、それでも最も手早く皮を除去できるのは包丁を使った方法でしょう。
皮の部分をそぐ際にも、そこまで包丁の根元から刃を入れる必要はなく、8分目程度のところから先端にかけてを使うとよいでしょう。皮は案外薄いためにはじめは赤身がかなりついてきてしまうかもしれませんが、慣れてくればかなりスムーズに行えるようになるため、大量に買っても安い砂肝だからこそ練習しながらマスターしていきましょう。
砂肝を下ごしらえする理由は?
ここまでで基本的な砂肝の下ごしらえ・下処理というのは完了となります。端的に言うと水洗いしてカットして余計な部分を切り取るという流れになりますが、特に皮を剥ぎ取るプロセスなどは慣れるまでは案外時間がかかってしまうかもしれません。ただし、慣れれば案外簡単に下処理を済ませられるようになるので、あとは実践あるのみです。
それでは、このように砂肝を下処理する意味合い・目的というのはどのようなものなのでしょうか?砂肝は用途によっては下処理なしでも食べられると言われていますが、基本的には下処理をしてから食べるというケースが多いです。その主な理由としては、銀色の皮の部分が固くて美味しくないために、これを除去するということが挙げられます。
お伝えしたように砂肝の下処理の中でも特に銀色の皮の部分を剥ぎ取るというプロセスはかなり重要になりますが、この部分の食味がよくないために大抵の場合において砂肝は下処理をしっかりと行うことが重要だと言えますが、一般家庭で砂肝を調理するという場合には、心配だという人はまず下処理をしっかりしておけば間違いないでしょう。
尚、白くて固い部分もコラーゲンがたっぷり含まれているなどのメリットはあるので、下処理をしないことにもメリットはあると言えます。特に煮込み料理などに使用する場合にはそのまま食べることも可能ですが、気になるか気にならないかはあくまで個人の好みにもよることですし、料理にもよって異なるのでその辺は個人の判断で調整しましょう。
砂肝の下ごしらえのコツ
砂肝の下処理の基本的な流れというのはすでにお伝えし通りですが、より簡単にできる方法もあると言われています。砂肝の処理の仕方の中でも包丁を使わずに処理を行えたら楽だと思っている人も多いと思いますが、そんな楽チンにできる砂肝の下処理の方法も覚えておき、ぜひ今日からでも実践してみてはいかがでしょうか?
包丁を使わず皮がとれる!
砂肝の下処理においては、食感が固めであまりよくないという人も多い皮の部分を取り除くことが非常に重要となります。そしてそのためには包丁を使って皮をとるというのが一般的だとも言われていますが、包丁を使わずに簡単に皮をとるという方法もあるものです。包丁を使わない方が、綺麗にとりやすいとも言われているので要チェックです。
余計な部分を取り除くという作業のためにまず基本的に思いつく方法としてはやはり包丁を使うということが挙げられますが、包丁ではまっすぐに切れる一方で赤身の部分まで切ってしまうというケースも少なくありません。これでは手早く切れたとしてもロスが多くなってしまうというデメリットもあり、このロスは最小限にとどめたいものです。
そしてそのためには、包丁を使わずに包丁以外の器具を使ったり器具を使わずに指で皮を取り除いたりする方法が挙げられます。指で剥ぐ方法などは綺麗に剥けるかどうかその仕上がりにかなり差が出てしまうものですが、慣れれば包丁よりもより綺麗に剥けるということも多いためにもし無駄を少なくしたいのであれば、実践する価値はあるでしょう。
もし包丁でロスを最小限にとどめるべく皮と身のギリギリのところを切ろうと思うと、指などを怪我してしまう恐れもあるので、包丁を使って欲張らないように注意が必要です。あくまで手早く済ませたいのであれば包丁で皮を処理し、あまりにもロスが多いために無駄を無くしたいのであれば指を使うなど、処理の仕方を工夫するようにしてください。
指を使えば無駄な部分を少なくできる
指を使って銀白の皮の部分を取り除くことのメリットとしては、やはり無駄な部分を少なくできるということが挙げられます。砂肝は一個を半分にカットして楽しむのが一般的であり、この大きさというのは焼き鳥であっても炒め物や煮物などでも基本的には変わりません。この大きさをできるだけ最大化するためには、無駄な部分をなくしたいものです。
そのためには、皮の部分を除去するために身のギリギリの包丁を入れてまっすぐに切るというよりも、むしろ皮の方を指で引っ張って取り除いたほうが確かにロスは少なくて済むものです。そしてそのコツとしては、まず最も白い色が濃い部分に指を入れてめくります。色の濃い部分は比較的簡単にめくれるので、そこを中心に剥ぎ取っていきましょう。
めくれた部分に親指を潜り込ませるように入れて、それから押して引き剝がしていくようにしてください。押していけば徐々に身とつながっている皮の部分が少なくなっていくので、少し引っ張るだけでも剥がれるくらいになったとわかったら、あとは引っ張って身から完全に皮を引き剝がして、下処理が完了となります。
このように指を使う方法でも案外簡単に皮を身から引き剝がして除去することは可能であり、指を使った方が無駄にする部分を最小限にとどめることができるというメリットがあるので、できるだけロスを少なくして砂肝を楽しみたいという場合には試してみてください。もちろん、包丁の方が早くできる場合には包丁で済ませてもよいでしょう。
砂肝の臭み取り
砂肝の下処理というのはお伝えしたようにかなり簡単に済ませることも可能なので、億劫がらずにぜひ一度チャレンジしてみてください。そして砂肝の下処理においてはカットしたり加熱したりするだけでなく、臭みをとるためのプロセスというのも重要です。牛乳で漬け込んで砂肝の臭みをとる方法なども、ぜひチェックしておきましょう。
牛乳を漬け込むと臭みが消える
砂肝の下処理において、食感の悪い皮の部分を取り除くための下処理のプロセスはすでにお伝えした通りですが、臭みをとるということも非常に重要となります。そして砂肝の臭みを取る方法にはいくつかの方法が挙げられるものですが、その中でも王道のものとして知られているのが、牛乳に砂肝を浸して臭みをとるという方法になります。
砂肝の臭みを初心者でも簡単にとれる方法として牛乳を使った方法は知られており、他の方法よりも確実に臭みがとれる方法だとも言えます。そのデメリットとしては牛乳を砂肝の臭みをとるために使用してしまうことで無駄にしてしまうということが挙げられますが、牛乳を砂肝の臭みをとるために消費してもよい場合には実践してみてください。
牛乳で砂肝の臭みをとる方法としては、まず既述のような下処理をしっかり済ませておきます。それからボウルや鍋などに砂肝を入れて、砂肝が完全に浸るくらいのたっぷりの量の牛乳を加えましょう。そしてできるだけすべてを揉み込んだ上で、30分程度漬け込んでおきます。30分程度経過した上で取り出し、水洗いしたら完了となります。
尚、1時間以上漬け込んでしまうと逆に牛乳の臭みが砂肝についてしまい、洗ってもなかなか落ちづらくなってしまうので30分程度を目安に漬け込むようにしてください。また、牛乳で臭みをとった上で牛乳の臭さもなくしたい場合には、料理にもよりますが水洗いした後に料理酒を少量振りかけておくという方法もおすすめの下処理方法となります。
ニンニクと一緒に炒めて臭みが消える
牛乳で漬け込む以外の方法としては、ニンニクと一緒に炒めて砂肝の臭みを消すという方法が挙げられます。ニンニクと一緒に炒めることで、砂肝の嫌な臭いが消えてニンニクの風味を添加できます。ニンニクの風味が合わないという料理はあまりないためにおすすめですが、ニンニクの臭いが逆に気になるという人には不向きな方法かもしれません。
しかし、アヒージョや炒め物などでそもそもニンニクを使うという場合であれば、ニンニクを使うことで臭みもとれる上に風味づけにもなるので一石二鳥だと言えます。牛乳のように下処理のためだけに使うわけではないために無駄にしないという観点ではよりおすすめの方法であり、シンプルながらも美味しい料理を作りやすくもなるでしょう。
ニンニクで砂肝の臭みをとる場合には、まずごま油やオリーブオイルなど料理のジャンルに合ったタイプの油をフライパンにひきます。その上でそこにスライスしたニンニクやチューブのニンニクなどを入れて香りを立てていきます。大体1パック程度の砂肝に対して1〜2片、チューブであれば1〜2cm程度のニンニクを入れるようにしましょう。
そして香りが立ってきたら砂肝を投入して、全体にニンニクの香りが移ったオイルが浸透するように混ぜ合わせていきます。全体にオイルが馴染んで砂肝の色が変わってきたら、あとは料理に合わせて他の具材を入れたり調理過程を変えたりしましょう。このように、ニンニクを使って炒める過程で砂肝の臭いを消すということも可能となっています。
砂肝のおつまみレシピ10選!
砂肝の下処理の仕方はすでにみてきた通りですが、砂肝の下処理の仕方をマスターした上では、ぜひとも砂肝を使った絶品おつまみの数々を作っていきたいものです。砂肝というのは案外汎用性が高く色々な食材の組み合わせ・味付けで楽しめるために、ぜひとも定番レシピから変わり種レシピまでを幅広くレパートリーにしてみてください。
お酒がすすむおつまみ「やわらか塩焼き」
砂肝を使ったシンプルな定番レシピのひとつとしては、砂肝のやわらか塩焼きが挙げられます。まずは砂肝を1パック程度用意した上で、既述の下処理の仕方を参考に下ごしらえを済ませましょう。その上で、ボウルの中で調味料と混ぜておきます。すりおろしニンニクまたはチューブのニンニク1cmと、味の素小さじ一杯で揉み込みます。
その上でフライパンに油はひかずにボウルから砂肝を投入して炒めていきます。焦げ目がつきそうになったら裏返して反対側を炒めましょう。両面ともほどよく焼き色がついたら、お酒を100cc程度フライパンに入れて、蓋をします。そしてお酒がほとんど飛んでいくくらいに酒蒸しにしましょう。
それから蓋を開けて、塩胡椒で味付けをして完成となります。下ごしらえをニンニクなどでしておくことで、間違いのない味を楽しむことができます。お皿に盛ってから、お好みでパセリやレモンスライスなどを添えて食卓に出しましょう。ご飯のおかずとしても、かなり楽しめます。
白ワインと合わせて「砂肝とマッシュルームのアヒージョ」
続いて紹介する砂肝の人気レシピは、砂肝とマッシュルームのアヒージョです。砂肝はアヒージョにしても美味しいですが、中でも特に間違いのない組み合わせとして知られているのが、砂肝とマッシュルームのアヒージョです。砂肝とマッシュルームの食感のコントラストを、白ワインとともに楽しんでください。
砂肝は既述の通りに下ごしらえ・下処理をした上で、マッシュルームは石づきを取り除いておきます。大体砂肝200gに対して10個程度のマッシュルームを用意し、じゃがいも1個も6等分程度にしてカットします。それからまずニンニク・鷹の爪をオリーブオイルで炒めて、香りが立ってから他の具材を入れます。
あとはふつふつとするくらいまで15分程度煮込んだら、火を止めてパセリを振りかけて完成となります。白ワインとの相性が抜群な上に、アヒージョをバゲットにのせて食べてもかなり美味しいので、ぜひ試してみてください。
日本酒にも合う「砂肝の和風マリネ」
砂肝というのはマリネにしても美味しいですが、間違いなく美味しいレシピの代表格としては、ごぼうや舞茸などと組み合わせた和風マリネが挙げられます。砂肝は150gを用意して下ごしらえをし、ごぼうと舞茸はそれぞれ100g程度を用意し、ごぼうはささがきに、舞茸は小房に切り分けます。その上で、ドレッシングを作っていきます。
サラダ油・塩胡椒・リンゴ酢・醤油を油と酢が2:1になるようにブレンドします。それから全ての具材を1分程度で軽く下ゆでしたら、水気を切ってボウルに入れ、そこにドレッシングをかけてよく混ぜたら完成です。最後にレモンスライスやディルなどをのせてもおしゃれに仕上がります。
超簡単「砂肝ともやしの炒め物」
続いて紹介する砂肝ともやしの炒め物は、砂肝を使ったおつまみレシピの中でもひときわ簡単に作ることのできるものとして知られています。砂肝ともやしの炒め物は、砂肝ともやしというコスパ最強な二つの食材を組み合わせて作るので特に節約にもなりますが、ごま油・鶏ガラスープの素・醤油というシンプルな味付けで楽しめます。
砂肝は既述の方法で下ごしらえ・下処理を済ませた上で、もやしは水洗いしておきます。それからまずごま油で砂肝を炒め、色が変わったら鶏ガラスープの素を加え、さらにもやしも加えて全体を炒めます。そこに塩胡椒を加えて塩気を加え、火を止める直前に醤油を回し入れて刻み葱をトッピングしたら完成となります。
手っ取り早く楽しめるパスタ「砂肝ペペロンチーノ」
砂肝は下ごしらえ・下処理さえ覚えればパスタなどにも簡単に活用できるのが実に魅力的ですが、砂肝を使ったパスタの中でも特にペペロンチーノは簡単に作れて間違いなく美味しいのでおすすめです。オリーブオイルでまずニンニクと鷹の爪を炒め、香りが立ってから砂肝を入れて炒めます。それから、白ワインをひと回し加えましょう。
それから塩胡椒で味付けをした上で火を止めて、アルデンテに茹でておいたパスタを入れて全体に絡めたら、完成となります。他の具材がないときでも砂肝さえあれば、かなり美味しいペペロンチーノを手っ取り早く作ることが可能なのです。
もう一品欲しいときに「ネギ塩レモン砂肝」
ネギ塩レモン砂肝は、おかずやお酒のおつまみがもう一品欲しいというときにはぜひとも作りたいレシピとなっています。さっぱりめの味付けになるので食べやすく、ご飯もお酒もついつい進んでしまうことでしょう。下処理・下ごしらえをした上で砂肝はごま油で炒めますが、その前にお酒・ニンニク・塩・レモン汁などの調味料に漬け込んでおきます。
砂肝にしっかり火が通ってきたら、つけ汁をフライパンに入れて一煮立ちさせます。汁気が少なくなってきたら火を止めて、皿に盛って刻み葱をトッピングして完成となります。最後にブラックペッパーをもう一振りしても美味しいでしょう。慣れればほんの数分でできるので、今すぐにでも作ってみてはいかがでしょうか?
ジューシーで美味しい「鶏ももと砂肝の揚げマリネ」
マリネの中でも鶏モモと組み合わせた揚げマリネは、ジューシーな仕上がりで美味しいと話題です。鳥もも肉を砂肝と同じくらいの量・大きさでカットした上で、まずはフライパンでニンニクを炒めます。さらに玉ねぎを入れて炒めてからローズマリーとタイムを入れて、色が飴色になるまで炒めておきましょう。
そして鶏モモと砂肝に小麦粉を振りかけて、180度の油で揚げていきます。そして炒めた玉ねぎに白ワインを加えて煮詰めていき、塩胡椒をして火を止めます。揚げ終わったお肉をこのマリネ液に加えて、常温で3〜4時間程度放置したら完成となります。
常備のおかずに「砂肝ハム」
鶏ハムなどはヘルシーで美味しいと話題ですが、砂肝を使っても美味しいハムを気軽に作ることができます。砂肝ハムは、まず砂肝を水につけた上塩を多めに振っておくところから作り始めます。そして刻んだネギや生姜を揉み込んで、1週間密閉して放置します。その上で砂肝を水洗いした上で、沸騰して火を止めたお湯に30分ほどつけます。
30分経ってから冷水で締めて、1mm程度の厚さにカットしたら完成です。そのままでも美味しいですが、ポン酢をつけて食べてもかなり美味しいでしょう。通常の鶏ハムとは違ったしっとりした味わいを、是非堪能してみてください。ビールのお供としては、最高のおかずとなるでしょう。
スパイシーで美味しい「砂肝のインド風炒め」
砂肝はスパイシーな味わいでも楽しむことができますが、中でもクミンをたっぷり使ったインド風の炒め物にするのがおすすめです。ニンニク・生姜・クミン・唐辛子とオリーブオイルを組み合わせるだけで、いつもとは違ったエスニックな香りの炒め物になりますが、オイスターソースやカレー粉を加えてもさらに美味しいでしょう。
まずはスパイスやニンニクなどをオリーブオイルで炒め、そこに砂肝を加えます。そして色が変わってきてからオイスターソースや塩胡椒などの味付け系の調味料を加えて、全体を混ぜ合わせたら完成となります。スパイス好きにはたまらずビールとの相性が完璧なおかずは、こうして簡単に作ることができます。
赤ワインによく合う「砂肝のトマト煮込み」
砂肝は洋風のおかずにしてもかなり美味しく楽しむことができますが、数ある料理の中でもトマト煮込みは簡単で美味しいものとして知られています。砂肝のトマト煮込みは、砂肝とマッシュルームをオリーブオイルで炒めてから、トマト缶を入れて作りますが、パスタソースとしても活用できます。
砂肝とマッシュルームを炒める前にまずニンニクを炒めておくとよいですが、トマト缶を入れてからは白ワインも加えて蓋を閉めて5分程度煮詰めましょう。最後に全体をしっかりとかき混ぜ、器に盛ってからパセリを振りかけて完成となります。お好みで玉ねぎやその他のきのこ類を入れても美味しいでしょう。
砂肝の下ごしらえ/下処理は簡単にできる!
今回は、砂肝の下ごしらえ・下処理の仕方を掘り下げてきましたが、いかがでしたでしょうか?包丁や指などをうまく使えば砂肝の下処理というのは案外簡単に済ませることができ、下処理さえマスターしてしまえばお伝えしてきたような人気レシピも簡単に作れるのでかなりおすすめです。そのため、ぜひとも下処理に挑戦してみてください。
砂肝というのは料理によっては下処理いらずでそのまま使えることもありますが、臭みなどをとったり形状的に食べやすくしたりするために下処理の仕方をマスターしておくとかなり便利でしょう。ぜひ切ることだけでなく牛乳に漬け込む臭み取りの下処理方法も覚えて、色々なジャンルの味付けで砂肝をとことん堪能してみてはいかがでしょうか?