なすが腐ると変色する?傷みの見分け方とおすすめの保存方法を紹介!

なすが腐ると変色するのかを詳しく解説します。なすが腐るときの特徴や、見分け方など判断方法を詳しく説明。腐ったとき以外での変色理由なども紹介しています。適切な保存方法や保存日数などもまとめていますので、なすを購入した際の参考にしてください。

なすが腐ると変色する?傷みの見分け方とおすすめの保存方法を紹介!のイメージ

目次

  1. 1なすが腐る時の特徴やおすすめの保存方法を紹介
  2. 2なすが腐る時の傷み方や見分け方
  3. 3なすの変色は腐る時だけではない
  4. 4なすが腐るのを防ぐ保存方法と日持ちの目安
  5. 5なすは腐る前に傷みを判断して使い切ろう

なすが腐る時の特徴やおすすめの保存方法を紹介

90%以上が水分でできているなすは、腐るのが早い野菜です。なすを冷蔵庫で保存していても水分が飛んでしまい、スカスカになったり、しなびてしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか?では、なすが腐ったときはどのような状態になるのか?傷み方をはじめ、適切な保存方法を説明します。

なすが腐る時の傷み方や見分け方

なすが腐る時の傷み方や見分け方から説明します。見た目や臭い、部位ごとに見分け方を紹介しています。なすが腐っているのか判断するときの参考にしてください。

判断材料①臭い

まずは臭いで判断する方法です。新鮮ななすは気になるような臭いはありません。腐ると酸味のある生ごみのような臭いを放ちます。臭いがするようななすは、ぶよぶよして、汁が出ているような状態になっています。

このような状態のなすは日にちがたつほど、鼻につくような臭いになります。決して食べられる状態ではありませんので、捨ててしまいましょう。

判断材料②皮

続いては皮で判断する見分け方です。なすは本来濃い紫色をしていますが、腐ると茶色に変色します。またツヤツヤとしたハリが無くなってしまいます。一部が茶色く変色しているときは、その部分だけを切ってしまえば食べることができますが、全体的に茶色くなっているなすは腐っているので食べないようにしてください。

皮に皺が多くみてれ、触ってふにゃふにゃになっているときも腐っていることが多いです。変色だけでなく、皮の手触りもなすが腐っているのか判断の材料にしてください。

判断材料③ヘタ

なすのヘタも腐っているのか、判断できる部位のひとつです。ナスが腐るとピンとしていたヘタがしんなりするなど、変化が出やすいためです。どれだけ冷蔵庫で保存していても日持ちがしないなすは、ヘタの周りに白いフワフワとしたカビが生えてきてしまいます

これはヘタだけが腐っているので、その部分を切ってしまえば調理に使うことはできますが安全ではありません。実まで腐ると白い粉のようなものが全体についてきますので、この場合は食べないようにしましょう。ただし、安全性を考えるとヘタにカビが生えている時点で、捨てるほうがよいでしょう。

判断材料④内側

なすは水分が多いため、腐るのは内側からです。見た目で判断がつきづらいときは切ってみて、異臭がしないか確認をしてください。なすの実は切るとは本来白っぽい緑色です。しかし、種の周りが茶色っぽくなっていたり、実がぶにょぶにょしている場合は腐っています。

なすの内側が多少茶色くなっている程度でしたら、食べられないことはありません。しかし、食感や味が悪く、火を通しても下痢や嘔吐といった症状が出る可能性があります。冷蔵庫で長期間保存している場合は、低温障害で茶色く変色することがあります。触感と臭いで判断しましょう。

なすの変色は腐る時だけではない

なすが腐ると茶色く変色してしまいますが、腐る時以外でも変色することがあります。この場合、食べることは問題ありません。腐る以外で、どういうときになすが変色するのかを説明します。食べられるのか腐っているのかわからないときの判断方法として参考にしてください。

料理の際に変色した場合

なすの紫色はポリフェノールの一種でナスニンといれる成分で、眼精疲労などに効果があるといわれています。ナスニンは水溶性のため、調理をしていると変色しやすいのが特徴です。これは、どれだけ新鮮ななすを使ってもナスニンが持つ特性のため、普通の調理方法で避けることはできません。

なすが変色しないようにするには、皮の部分を油でコーティングして素揚げするなど工夫することで変色を防げます。なすの紫色を生かしたい場合は、ナスニンが流れ出ないようにしましょう。調理して変色したからといって腐ることはありません。

切ったあとの断面が変色した場合

なすを切って時間が経つと茶色く変色してしまうことがあります。これは、なすに含まれるポリフェノールオキシターゼと呼ばれる酵素、いわゆる「アク」が空気に触れることで変色してしまっているのです。この変色は「褐変」と呼ばれています。褐変を防ぎたい場合は、りんごと同じように切った後すぐに塩水に漬けることで避けることができます。

褐変は空気に触れて起きる現象ですから、なすが傷んだわけではありません。安心して食べてください。

皮に茶色い傷やシミがある場合

市販されているなすも、よく見ると茶色い傷やシミのようなものがついていることがあります。病気かと思われる人がいるかもしれませんが、これは栽培している際につくものです。なすの葉が実にあたったりすることで傷がつき、その部分を修復しようとして茶色い傷となっているので、病気などではありません。

なすのお尻のあたりに見られるシミは、なすが子孫を残そうとして実を固くして種を残すために起きる作用といわれています。シミが大きいなすが実が固くなっていますので、あまりおすすめしません。傷があるなすも傷部分が固いだけでなく、きれいななすより日持ちしません。

種の色が黒い場合

なすの種は薄い茶色ですが、時々、黒いことがあります。これはなすが腐る寸前というわけでなく、保存期間が長いなどの理由から、水分が抜けて種が変色しているだけです。つまり鮮度が落ちている証拠です。もともと夏野菜のなすは、低温に弱いとされています。皮にハリがあるのに種が黒い場合は寒さで傷んでしまう、低温障害の可能性があります。

種が黒いなすは食べても問題ありませんが、鮮度が落ちているため本来の美味しさは味わえませんし、メニューによっては種が邪魔に感じることもあるでしょう。種が黒くて皮が茶色くなっている場合は腐っていると思ってください。
 

なすが腐るのを防ぐ保存方法と日持ちの目安

なすは日持ちしませんが、きちんとした保存をすることで多少の日持ちをすることが可能です。なすが腐るのを防ぐ保存方法と、日持ちする目安について説明します。鮮度を保つ方法を知っておくことで、美味しいナスを食べることができますので、参考にしてください。

冷蔵保存

まずは冷蔵保存です。冷蔵保存する場合、なす全体をラップで包み、さらに新聞紙で包むことで5日程度の日持ちが可能です。手間を惜しまないなら、なすを1本1本ラップに包み、ジップロックなどの密封袋に入れて冷蔵保存しましょう。このやり方なら10日ほど保存できます。

ただし、水分があると腐る可能性があるため保存する場合は水分を拭き取ってください。切ったなすは、切った部分から変色したり腐る可能性があるので長期保存に向いていません。切ってしまったらすぐに食べてしまいましょう。

なすは下に延びる植物といわれています。冷蔵保存の場合は生えているときと同じように縦に置くことで日持ちする日数が長引くともいわれています。

冷凍保存

続いては冷凍保存の方法です。最も簡単な冷凍方法は、なすを洗って水分をしっかりと拭き取り1本ずつラップに包んだ後、ジップロックなどの密封袋に入れて空気を抜いて冷凍することです。これで1か月ほど保存が可能です。

すぐに調理したい場合はヘタを切り厚さを半分に切った後にアク抜きをして、水分を拭き取ってください。その後ラップに包んで密封袋に入れて冷凍しましょう。使いたい大きさに切る場合は、塩を振ってアク抜きをして密封袋に平らになるように入れて冷凍してください。

干す場合

干したなすはパスタやオイル漬けなどで活躍します。5mm程度にスライスして塩を振ってザルなどに並べて1~2日ほど天日干しすれば干しなすが出来上がります。干したものは密封袋などに入れて冷暗所に置くことで、2か月ほど保存が可能です。

干すことで旨味が凝縮され、料理や漬物など使い勝手も良いので、長期保存したい場合は干すことをおすすめします。使うときは水でもどしてください。

なすは腐る前に傷みを判断して使い切ろう

夏から秋にかけて美味しいなすですが、日持ちがしないため腐りやすい野菜です。臭いや触感などを合わせてなすが腐っているのかを判断しましょう。この記事で紹介した腐る目安を参考にしてください。また腐ることを防ぐため、適切な保存方法を知って美味しく食べてください。

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