ミニトマトの収穫のタイミングは？見分け方や収穫の仕方を紹介！

ミニトマトは家庭菜園の中でも、初心者向けの野菜です。家庭菜園をしている人の中でも、ミニトマトを積極的に育てている方も多いでしょう。また、現在は家庭菜園をしていない方で、始めてみたいと思う方もいることでしょう。その際に、初めて扱う野菜にミニトマトを選んでみてはいかがでしょうか？

この記事では、ミニトマトの収穫時期はいつからいつまでなのか？について詳しく紹介します。また、収穫したミニトマトの保存方法と栽培時の注意点も併せて紹介します。

ミニトマトを育てていく上で、何よりも楽しみになるのが収穫です。赤く色づいたミニトマトは、新鮮さを感じられるので生のまま食してみると良いでしょう。では、ミニトマトの収穫時期はいつからいつまでなのでしょうか？また、収穫をする際の目安も併せて紹介します。

ミニトマトの収穫には栽培を行なう地域の気候によって、多少の差が生まれます。ですが、ほぼ収穫の時期は変わらないので、全国共通といっても過言ではないでしょう。ミニトマトの収穫時期はいつからいつまでなのでしょうか？ミニトマトは5月中旬から9月上旬までと、長い期間に渡って収穫することができます。

植え付け期間は4月上旬から6月下旬頃になり、開花をしてからおよそ1ヶ月後が収穫の目安です。ミニトマトは収穫時期も大切ですが、収穫のできる目安となる見た目も重要です。農家で栽培されているミニトマトの場合は熟す前のタイミングで収穫されて、消費者の元に届く際に熟しているように考えられています。

ですが、家庭菜園の場合は収穫したタイミングで、すぐに食す方が多いでしょう。故に、家庭菜園でミニトマトを収穫する際には、熟したタイミングを目安にするのがおすすめされています。

ミニトマトの収穫時期の目安として、まず一番重要になる実の部分が真っ赤になっているかです。トマトは赤い色をしていますが、どの部分から赤くなるのかを知っているでしょうか？トマトは底部分から赤色に変化していき、ヘタ部分は最後に赤色に変化します。ヘタ部分の直下まで赤色に変化することで、食べ頃であると判断することができます。

いつまでもヘタまで赤くならない場合には、肥料などが足りていない可能性があるでしょう。水やりや肥料などを見直す必要があります。

ミニトマトは収穫時期になると実の色が変わるだけではなく、ヘタの状態も変化します。ヘタ部分は完熟に近づくにつれて、ひっくり返った状態になります。赤色に変化していても、ヘタ部分に変化が見られない場合は、まだ完熟しているとはいえません。

赤色に変化したトマトは、ヘタ部分にも注目してみましょう。ヘタが完全に閉じた状態になっていれば、すぐに食べられる完熟状態といえるでしょう。

ミニトマトは完熟することで、実が取りやすくなります。簡単に取れる場合には、かなり熟している状態になります。そのため、早めに食すようにするのが賢明でしょう。触れただけで実が取れる状態の一歩前が、美味しく食べられるミニトマトといえます。

時間差で収穫をする際には、時間が経ちすぎることで実が落ちてしまうこともあります。なるべく毎日収穫できる実がないか確認しましょう。

ミニトマトが収穫できる見た目に変化をしたら、収穫を開始します。ミニトマトを収穫する際の、基本の仕方を見ていきましょう。実に傷をつけないように、丁寧な収穫の仕方がポイントです。

ミニトマトは房のように実が成る野菜になり、多くの実が一つの茎に付いているのを確認することができます。実の色が付いていくのは茎元からになり、先端に行くほどに色付いていない実が連なっています。そのため、赤色に変化をしている実が付く茎元から、ひとつずつ収穫していきましょう。

実の色が完全に真っ赤になっていないものは、時間差で収穫をしていきましょう。時間差といっても色付き始めている実は、真っ赤になるまでにそこまで時間はかかりません。毎日色付きを確認した上で、収穫のタイミングを見計らってください。

ミニトマトを収穫の仕方として、ハサミで切り取るのが基本的な方法です。ハサミで切り取る際には、園芸用のハサミを使用しましょう。ハサミを用いて実を切り取る際には、実に手を添えながら切りましょう。実が落ちてしまい、傷が付いてしまう危険性もあります。

また、切り取る際のポイントとして、実に近い部分にハサミを入れましょう。軸が残った状態になっていると、時間差で切り取る実に傷が付いてしまう可能性があります。

ミニトマトのヘタ部分から生えている茎を見ると、ポコッとしたコブが付いているのを確認することができます。ミニトマトの収穫方法として、このコブ部分から折るやり方も存在しています。コブ部分でしっかり折ることができると、ハサミでカットしたように綺麗に収穫することができます。

折る場合には、ねじるようにして折るのがポイントです。これであれば毎日色付いた実を、手軽にタイミング良く収穫ができます。時間差で色付いた実もタイミングよく収穫することができるでしょう。

収穫したミニトマトは房のように実るため、収穫時期には時間差はあるものの多くの実を手に入れることができるでしょう。収穫時期のミニトマトを保存する際に、どのように保存をすると良いのか？と疑問に思う方も多いといいます。ミニトマトの保存方法でおすすめを紹介します。

ミニトマトの保存方法として、一番に挙げられるのが冷蔵庫での保存です。冷蔵庫での保存期間はいつまで可能なのでしょうか？冷蔵庫で保存をする際には、ポイントを抑えることで約1週間の保存をすることができます。冷蔵庫での保存の際には密閉容器にトマトを入れて、トマト全てがかぶる程度の水を入れて蓋をしましょう。

このように保存をすることにより、期間内であればみずみずしいミニトマトを料理の付け合わせなどに使用できます。水は2～3日に1回は取り換えるようにして、清潔を保つようにしてください。

想像よりも多く収穫できたミニトマトは、すぐに食さないと腐ってしまう可能性があります。冷蔵庫でも保存ができない場合には、冷凍をすることで長期間の保存が可能になります。ミニトマトを冷凍する際には、必ずヘタ部分は取ってからにしましょう。

密閉袋の中に、そのまま丸ごと入れても良いですし、カットをしても便利に使用できます。冷凍をすることで皮が剥きやすくなるので、離乳食などにも使用できるでしょう。保存期間は約1ヵ月と長期間になりますが、いつまでも冷凍庫の中に入れておくと霜焼けする可能性があるので注意しましょう。

ミニトマトは水分を多く含んでいる野菜になりますが、その水分をオーブンで飛ばすことでドライトマトに変化します。ドライトマトにしてから保存をする方法は、意外にも多くの人に親しまれています。ドライトマトは保存性に優れているので、冷蔵と冷凍のどちらでも保存が可能でしょう。

家庭菜園をする上で注意するべきポイントとして、野菜の多くは水のあげすぎはNGです。「早く育ってほしい」という気持ちから、水をあげすぎてしまう方も中には多いです。水をあげるポイントは、土が乾いている場合のみです。

ミニトマトの栽培期間には梅雨の時期も挟むので、水をあげる頻度は比較的低いといえるでしょう。プランターで栽培をする際には乾燥が大敵になるので、土の状態を見ながら水やりを行なってください。

実ったミニトマトに栄養をしっかり行き渡らせるためにも、脇芽を行なうのを忘れずに行ないましょう。脇芽とは茎部分から新たに生えてくる芽です。小さい状態の時に見つけることができれば、すぐに摘み取るようにしてください。毎日脇芽の確認を行なった方が良いですが、難しい場合には2～3日に1回は脇芽取りを行なうようにしましょう。

水の与えすぎと同様に、肥料の与えすぎにも注意が必要です。肥料を与えすぎることにより、実ではなく葉や茎が育ちすぎてしまう傾向にあります。元々ミニトマトの栽培には肥料は比較的使用しなくても良いとされており、使用するのであれば1ヵ月に1回程度で十分であるとされています。

せっかく育てたミニトマトに、害虫が付いてしまうと気分も下がってしまうでしょう。ミニトマトにはアブラムシ類の害虫が付着する可能性が高いので、対策をしっかりする必要があります。

育てている実に害虫が浸食した形跡を見つけたら、その実はすぐに切り取って廃棄しましょう。ネットをかぶせるなどの対策も、可能であれば取り入れるのがおすすめです。

ミニトマトは比較的育てやすい野菜になり、サラダや料理の付け合わせにおすすめです。彩りを与えることができるので、見た目も華やかな料理に仕上がるでしょう。ミニトマトは収穫までの期間が短いので、成長を目で見て確認することができます。ミニトマトの収穫のポイントを抑えて、自宅で家庭菜園を愉しんでみてください。