ミニトマトの水やりの頻度は?量やタイミングなど失敗しないコツは?
今家庭菜園が大人気です。マンションでも一軒家でもやる人が多くいます。その中でも初心者でもできるミニトマトは家庭菜園で人気があります。ところがミニトマトをやっているうちにいくつかの失敗が起きた事がありませんか?例えば水やりの回数が分からず実がならなかったり、水やりをやりすぎてからしてしまうという事もありませんか?そんな人の為に今回ミニトマトの水やりについて紹介します。
目次
ミニトマトの原産地や種類はどんなものなの?
ミニトマトは家庭菜園を始める人の中では初心者でも育てやすい野菜の一つです。種から育てるのもありますが、もちろん苗から育てることもできます。そのミニトマトですが、育てやすいと言われながらも何故かいい感じに実が出来なかったり、根を枯らしてしまうという人も多いのです。どうしてそんなことが起きてしまうのか分かりますか?実は植物を育てる上で大切な事を勘違いしている人が多いのです。
ミニトマトの原産地
その大切な事を話す前に、そもそもミニトマトはどこが原産地でどういう植物かという事をご存知ですか?昔は小学校でもミニトマトを育てることが多かったはずです。しかしなんとなく育てていたという人も多いのではないでしょうか?実はその原産地こそミニトマトをプランター栽培した時に起きる問題と繋がっていると言ってもいいでしょう。次にミニトマトの原産地について紹介します。
ミニトマトの元であるトマトの原産地は、南アメリカのアンデス山脈高原地帯(国でいうとペルー、エクアドルあたり)原産のナス科ナス属の植物なのです。つまり元々亜熱帯の植物なのです。そのトマトを改良して食べやすくしたのがミニトマトです。多年性植物ですが、生長がはやい植物でもあります。となると何故失敗するか分かりませんか?そうです、失敗するのは水のやり方なのです。次からそれについて紹介していきます。
ミニトマトの水やりの頻度はプランターのサイズから
一番大きな原因が水だと分かりましたが、実は水の量や頻度は最終的な原因になっているのであって、他にも実は調べてみるといろんな失敗する原因が潜んでいるのです。それを今から少しずつ説明していきたいと思います。最初に失敗しなさそうに見えてする原因として、プランターの選び方です。ミニトマトはマンションでもプランターさえあれば出来る海底菜園でもあります。そのプランターの選び方を間違えると生長が出来ません。
ミニトマトの水やりと生長を左右させるプランターについて
最高のプランターは深鉢の丸型で支柱穴付き
最初に紹介するのはミニトマトの生長に一番ふさわしいプランターです。底が深く、丸い形である深鉢の丸型がおすすめです。中には支柱穴付きもありますが、支柱を自分で建てるという方は深鉢だけ買うといいでしょう。ミニトマトは横長のプランターでする方が多いですが、基本的には丸型に一個が一番理想の生長環境だそうです。また丸型だと水がまんべんなく行き届くのです。
支柱は後で立てる深鉢の横型のプランター
次にお勧めするのは深鉢の横長です。一番理想的な長さは約650×450×380 の長さの横長であればおすすめできます。あくまで深い型であることが絶対です。ミニトマトの根はとても縦に広がっていきます。次に紹介するタイプのプランターではミニトマトは根を張ることが出来ず、生育不良を起こしかねません。その為に必ず深型のプランターを使う事をお勧めします。深型の長さはあくまでなので、自分好みの深型を探してください。
絶対使ってはいけない!浅鉢の横型プランター
初心者がよくやる失敗のパターンとして考えられるのが以前は花を育てていたプランターを今度はミニトマトに使おうという事です。花のプランターは殆どが浅型のプランターが多く、ミニトマトの生育には向かないのが多いです。その為に実が上手くならないという事もあるのです。今なら100均でも深型プランターは売っているのでやり始める人は必ず深型を使ってミニトマトの生育をしてください。
ミニトマトの水やりに適している肥料は?
次に水やりの話に入りたいところですが、もう一つミニトマトの生育に必要なものがあります。それは肥料です。ミニトマトは家庭栽培でやる時はほぼ専用の肥料を使ってすることが多いので、新しくやり始めようとした人でも気楽にできることも人気の理由の一つです。しかしその肥料がありながらもやり方を間違えてしまうとやはりミニトマトもうまく生育しません。そこで肥料について話します。
水やりだけではなく土もミニトマトには大事なもの
ホームセンター等にいけばトマト専用の土も売っていますが、やはり初めてやる人や、この先やるかわからない人には100均やホームセンターでも売っている少々の野菜用の培養土を使う事をお勧めします。少量のタイプでも肥料としてはしっかりしているので大丈夫です。また培養土以外にもう一つ野菜用の肥料を買うといいでしょう。なぜ別に買う必要があるかは次に紹介します。
【プランタ栽培の追肥】ミニトマトならついた実が大きくなり始めたくらい、ナスやピーマンなら定植から15~20日後に追肥が必要です。追肥は「速効性」「追肥に!」等と謳われている肥料を選びます。地植えなら畝の肩部分に、プランタなら植物からで切るだけ離れた端の方に与えます。 pic.twitter.com/FLjxBj8r5y
— (株)国華園【公式】 (@KOKKAEN_PR) May 31, 2017
ミニトマトには植えてから実が大きくなり始めた頃に追肥という肥料を追加していく時期があります。元々飢えていた肥料をある程度生長で使い切ってしまうので、そこに新しい肥料として追肥があります。その追肥のやり方は様々ですが、根っこの部分だけにかける人もいれば、専門家が進める両端に追肥をするパターンと色々あります。どの形がいいという事はないので自分の中でこれかなと思う形をしていいです。
ミニトマトの水やりに適したじょうろとは?
次にようやく水やりについて紹介していきます。水やりにつかう道具といえばやはりじょうろです。水の量や時間、頻度等もこれからゆっくり説明していきます。一つ一つのアイテムがしっかりちゃんとそろっていればミニトマトの生育はスムーズにいきます。植物も生きているのでやはり手入れをこまめにすることで、美味しくできるので、アイテム一つもしっかり揃えてあげましょう。
水やりをするからと大きければいいといいわけではない
おはようございます🍅
— ののちゃん(時々おじゃマンボ) (@05131106ta) June 19, 2016
お義母さんが毎年もってきて
くれるミニトマト🍅ちゃん
やっとなってきた(*^^*)
ぞうさん🐘じょうろで
水あげるからね😁
のんびりな朝😁ひひっ🎵 pic.twitter.com/OPLLSC9tUR
水やりのじょうろって緑色のあの大きい奴でいいの?と思う方が多いと思います。最初にも紹介していますが、ミニトマトの元であるトマトの原産地は亜熱帯地域の野菜です。つまりここで分かると思いますが、水は実はそんなにいらない植物なのです。しかし人の目は視覚は見た物に対して錯覚を起こしやすく、大きいから一杯水をいれてあげないと思いがちになりやすいのです。
勿論野菜によっては水を毎日上げないといけない野菜もいます。しかし亜熱帯地域の野菜は、水自体が貴重なエリアも多く、僅かな水でも生育できるようになっています。そこでおすすめするじょうろのサイズとして画像サイズもしくは子どもが使うサイズのじょうろをおすすめします。水を入れる量も、ミニトマトにとってほどよい量の水しか入らない為です。
ミニトマトの水を与える量は?
さて、ここまでアイテムをしっかり集められたならば次に水やりの水の量を見極めないといけないことを紹介します。今まで失敗した人達はここからのやり方を大幅に間違えている為に失敗をしていると言ってもいいでしょう。水を与える頻度はもちろん、量も野菜によって異なります。その野菜にとって一番適量である水の量や頻度を見極めてください。
水やりの水の量は見極めないといけない
水やりの道具として如雨露を紹介しましたが、シャワーのホースを使おうと考える人がいます。シャワーホース式の場合は特に畑系であれば問題はありませんが、プランターを使ってする時には量を調整しないとミニトマトの生育がよくないので、できればじょうろを使って水を与える方がミニトマトにはいいでしょう。シャワーホースだと水の量が調整できないというデメリットがどうしてもあるのです。水が必要な野菜なら大丈夫です。
ミニトマトの水やりの頻度は?
さて、水の量の調整について紹介したところ、今度はその頻度はどうしたらいいのか紹介していきます。そもそも原産地が南アメリカのペルーやエクアドルといった亜熱帯地域です。そこの人達は基本的に乾燥地帯でもあるので、水はとても貴重なものです。だからこそミニトマトの元であるトマトもその地域でも生育できるようにできているということを頭に入れていないとまた失敗をします。
水やりの頻度も育成を左右する
水やりは植え付け時にたっぷりかけているミニトマトなのですが、原産地を知っていると分かりますが、基本的にほったらかして大丈夫なのです。しかしやはり植物なので、3、4日ぐらい日照りが続いた時はじょうろの半分ぐらいの水をあげるといいでしょう。毎日頻度に上げる必要がありません。頻度に上げると根腐れを起こしたり、実の甘味が落ちてしまったり、また実が水分を含みすぎて膨張してしまい、割れたりという事があります。
ミニトマトは水やり一切せず、ほぼ植えっぱなしにしていたのがかなりいい感じに育っていった記憶。#あさイチ
— すやすや (@yk_xw) April 13, 2018
SNSでもやはりミニトマトは水やりをせずにほぼ植えていたな、という方も多くコメントを上げています。乾燥地帯の植物なので、水やりは頻度はいりません。頻度に与えるからこそ、ミニトマトの生育が失敗してしまうのです。何も与えずにミニトマトの過ごしやすいように生育をするように水の与える頻度や時間の調整していくべきです。後でも話しますが天気も実は水をやる頻度を左右させます。それはのちに紹介します。
ミニトマトの水やりにおすすめの時間は?
さて次にトマトの水やりの時間は決めた方がいいの?と思う方が多いとでしょう。しかし原産地が乾燥したエリアなので、特に時間を決める必要はありません。彼らにとって水はそんなに必要としていません。しかしやはりこの時間にしようというのは決めておくのはいいと思います。それもこの後説明しますがミニトマトにとって生育をスムーズにするための大事な作業があるからです。
メモ_φ(・_・
— Qazu (@qazu_888) April 28, 2015
ミニトマト 畑栽培
基本的にあまり水やりは必要なし。10日に一回、水やりするかしないか位で十分と思います。なるべく涼しい時間帯に、株元に少しだけ水やりする程度が望ましい。乾燥気味に育てた方が、甘いミニトマトに
その大事な作業をする上で時間を決めておくと、それが必要な時期にこの時間にしようという習性が身につくと、自然と「あ、そろそろしないといけないな」となります。必ずしも水やりの時間として拘らずに、ミニトマトを見に行く時間として作る方がいいと思います。乾燥気味に育てる方がより甘いミニトマトが出来やすいので時間は自身の行動に使うにする方がいいと思います。次に、その大事な作業について話します。
他にもうまく行かない原因があった!
ミニトマトのわき芽かきも大事
ミニトマトが上手くいかないのは水のやりすぎが殆どですが、たまに他の原因があります。その一つがミニトマトにとって大事なわき芽かきをする作業です。実際、多くの方がえ?となることが多いのですが、多くの実をなって欲しいという思いはミニトマトの生育を大きく妨げているのです。それでは枝を伸ばすことに栄養素が奪われ、実に栄養が行かなくなることがあるのです。
また葉が生い茂ることで葉同士が影を作り、ミニトマトにとって必要な日光が実に当たらないという問題点も起きます。このような状況を防ぐために、茎の根元や茎と茎の間に出ている小さな芽を切り落とす「わき芽かき」が何よりも大切な作業です。それをすることで水のやる頻度と共にすることで美味しい実のミニトマトが生育されます。上で言っていた時間の使い方として様子をみるついでにわき芽かきをするといいです。
摘心はミニトマトの生育には不可欠
もう一つミニトマトに必要な作業があります。それはミニトマトの生育にも関係しているのですが、ミニトマトは実は放っておくと、どんどん生長して大きくなる植物なのです。ミニトマトが大きくなるのを見るのは楽しいし、嬉しいとは思いますが、実をしっかりつけて、甘味のあるミニトマトが欲しい時には大きく育てすぎると失敗しやすいパターンになります。
また大きすぎると茎や葉ばかりに栄養が偏ってしまいます。本来ならば実に必要な栄養素が実に届かず、実のつきが悪くなったり、実の味が悪くなったりしてしまいます。そこで必要なのがある程度(生育的には約40センチ前後ともいわれています)の大きさになったら茎の頂上を切り落とす「摘心」という作業をします。茎がこれ以上伸びるのをわざと止めることで実の生育を積極的に促して、より美味しい実へと生育します。
ミニトマトの水やりには天気や気温も大事!?
さて、水やりの所で軽く触れましたが、実は天気も水やりと関係があります。今、世界中で問題とされている温暖化の影響で天気が狂いやすくなっています。その天気でも特に日本は梅雨と呼ばれる時期があります。雨が数日続いた日にはミニトマトは水をやる必要がありません。10日から2週間ぐらいほっといても大丈夫です。ただ病気などにはなりやすいので気をつけてみてあげるのがいいでしょう。
ミニトマトと水やりは関係がある
さてここで改めてミニトマトと水の関係を纏めてみました。ミニトマトは元々乾燥地帯の植物であること、そのために水のやる頻度はそこまで多くなくてもいいことを必ず頭にいれてください。その上で梅雨の時期対策として雨よけ栽培というビニールを張って栽培する方法があります。あまり雨に当たらせたくない時はその方法でミニトマトを守ってあげてください。
支柱も芽かきもいらない
— 📎ユミレオン📎【・×・】 (@yumimileon) April 13, 2018
ミニトマトなんだって。
小さなプランターで簡単にできるそう。玄関前に置いてみた。#家庭菜園#ミニトマト pic.twitter.com/BYD76bsH49
本当にミニトマトは水のやりすぎや雨に当たるのを嫌がります。というのも水やりのコツとして根元をメインにやるようにと書かれている事が多いです。それはミニトマトの葉や茎は上から水を与えられるとミニトマトの性質上もよくない上に、すぐ病気になりやすくなります。その為に必ずミニトマトの水やりは根元を目指してやることも頭にいれておけばもう失敗はしません。
ミニトマトの水やりの頻度を守りながら育てよう
ここまでミニトマトと水やりに関して紹介させていただきました。読んでいるうちに「あ」と心当たりがあったのではないでしょうか。次はその原因だったことをしないように気を付けて生育をすれば美味しいミニトマトが出来ます。ぜひ正しい生育方法でミニトマトを育てて家庭菜園を楽しいものにしてください。ミニトマトは見た目よりデリケートな植物です。