チーズにカビが生えた時の原因&対処!カビの種類や危険なタイプを紹介
チーズに生える白カビや青カビなどの食べられるタイプと危険なカビの種類を、紹介します。食べても大丈夫なカビとの見分け方やチーズにカビが生えた時の対処法なども解説していきますので、チーズを食べる際は参考にしてみてください。
チーズのカビの種類を解説
この記事では、チーズのカビの種類を食べられるタイプと危険なタイプの2種類に分けて詳しく解説していきます。また、保存しておいたチーズにカビが生えてしまう原因とその対処法も一緒に紹介します。
チーズのカビの種類【食べられるタイプ・酵母】
白カビタイプ
カマンベールチーズやブリーチーズなどのように、表面が全体的に白くなっているのが白カビタイプです。カビチーズの中でも比較的食べやすいとされており、塩漬けにした後で、白カビを吹き付けてから熟成させると、全体が白くなっていきます。保存中もどんどん熟成が進んでいきます。
そのため、食べるタイミングによっては、コクが生まれてきたり、トロッとしたクセのある味わいへと変化していきます。最初から最後まで同じ味を楽しみたい方は、殺菌タイプの白カビチーズを選ぶと良いでしょう。
青カビタイプ
青カビはチーズの中で繁殖していきます。独特の香りと強い塩味が特徴的で、洋梨やぶどうといったフルーツと合わせても、美味しく食べることができます。
作る時はミルクの状態から青カビを入れることもあれば、塊を一つに固めて水分を切った後で、振りかけて作ることもあります。基本的には青カビのみですが、種類によっては表面に白カビ、中に青カビが生えたタイプのチーズも作られています。ただ、どちらもどんどん繁殖していくため、風味の変化に注意しましょう。
ジオトリカム・カンディダムとは?
表面の白い粉状のもの。
— 松岡慶太 (@kt7402) June 20, 2016
ジオトリカム(通称ジオ)
熟成タイプのチーズに風味を加えてくれるという良い子。
どんなチーズに育つのかな。 pic.twitter.com/V4RNaHGNru
ジオトリカム・カンディダムとは、チーズの表面にある白い粉のようなもので酵母の一つです。菌の生育環境を整えてくれたり、表皮や風味を作り出すこともできる便利な存在です。このジオトリカム・カンディダムという酵母は、味噌などに使われることもあるそうです。
チーズのカビの種類【危険なタイプ】
食べると危険なカビの種類について紹介します。食べられるカビと危険なカビの見分け方やおすすめの保存方法も、一緒に紹介します。役立ててみてください。
カビが生えやすいチーズの種類は?
クリームチーズにカビ生えとった…w pic.twitter.com/JskL4fI5ES
— 迷弦 (@maigehn) June 15, 2018
加熱処理で酵素・菌を死滅させたプロセスチーズ、熟成期間が短く水分量の多いチーズ、クリームチーズなどはカビが生えやすい、といわれています。プロセスチーズは、5mmくらい切り落としてから食べてみて問題なければ大丈夫です。しかし、取り除いても味が変だと感じたり、内部まで繁殖している場合は、処分した方が良いでしょう。
ただし、クリームチーズは、一度開封してしまうと、あっという間にカビが生えてしまいます。残りを保存しておく時は、保存方法を工夫することをおすすめします。
食べられるカビと有害なカビの見分け方
封を開けたカマンベールチーズを冷蔵庫で放置してたらカビが生えてしまった。青,赤,黄と表面を覆う白カビのコントラストに少し美味しそうだと思ったけど冷静に破棄。 pic.twitter.com/HKGi4dXT2S
— t=っゃω (@Alternative991) March 7, 2013
危険かどうかは最初から生えているカビなのか、それとも後から生えたカビかを確認することで、わかります。白カビや青カビといったものは、あえて繁殖させています。そのため、カマンベールチーズなどは、そのまま食べて大丈夫です。しかし、購入後に冷蔵庫などで保存している時に生えたものは、食べないようにしてください。
黄色や赤、黒、紺など明らかに色の異なるカビが生えた時は要注意です。他にもふわふわしたものが後から生えてきた時は、取り除いてから食べるか、そのまま処分しましょう。プロセスチーズやクリームチーズはもちろん、白カビチーズなどにも明らかに違うカビが生えた場合は、食べないようにした方が安全です。
有害なカビを食べた時の症状
クリームチーズ半分食べたところでカビに気づいたので、明日お休みしますね pic.twitter.com/gEBKXNo9Lh
— すみす (@Rapiacta1441) November 7, 2019
少量のカビであれば胃酸で死滅できるため、食べたとしても大きな問題には、なりにくいです。例え影響があったとしても、軽い下痢や腹痛くらいで自然と改善されるでしょう。そのため、そこまで心配する必要はありませんが、症状がひどくなってしまった場合は、迷わず病院へ行くようにしてください。
ただ、カビアレルギーの方がブルーチーズを食べてしまうと、鼻づまりやくしゃみ、目のかゆみ、涙目などの症状があらわれることがあります。症状の重さには個人差がありますが、心配な方は念のため、ブルーチーズを避けるようにしてみてください。
早めに食べきるか小分けで冷凍がおすすめ
約1㌔のチーズ塊をやっと切り分けた、腕が疲れた(^_^;)冷凍庫へ保存☆ pic.twitter.com/6b1pX1Bs
— もい (@raaamuu) June 5, 2012
生で食べたい場合は、羊皮紙などに包んで冷蔵庫の野菜室で保存してください。その後1週間以内に食べきるようにするのが、おすすめの食べ方です。そんなに早く食べきれない時は、使いやすい大きさに小分けにして冷凍保存をしてみてください。
冷凍保存であれば1ヶ月程度保存することができます。ただ、冷凍保存をしてしまうと、水分が抜けて、ぼそぼそとした食感になってしまいます。食べる時は生ではなく加熱調理した方が、美味しく食べられるでしょう。それぞれの食べ方に合わせて、保存の仕方を選んでみてください。
チーズのカビまとめ
チーズに生えるカビの種類やおすすめの保存方法などを紹介しました。保存の仕方を工夫することで、最後まで美味しく食べることができます。チーズを購入した際は、ぜひ試してみてください。