カリフラワーのカロリーと糖質！他の野菜と比べて高い？低い？

ダイエットに向いている野菜としてブロッコリーは有名ですが、見た目の似ているカリフラワーはどうでしょうか？爽やかな白色とあっさりとした味わいからヘルシーに感じます。実際のカリフラワーのカロリーと糖質を、他の野菜とも比較しながら紹介します。

カリフラワーはブロッコリーやキャベツと同じアブラナ科の野菜です。白色のカリフラワーが一般的ですが、実は紫色やオレンジといったカラフルなものもあります。「カリフローレ」というスティック状の種類も2012年頃から発売され、花束のような見た目と調理のしやすさから人気です。

最近、八百屋やおしゃれなスーパーなどで見かけることも増えてきた「ロマネスコ」という種類もあります。ロマネスコはイタリアのローマが原産地で、螺旋状の花蕾(からい)が集まった不思議な見た目が特徴です。味はブロッコリーに似ていて少し甘く、食感はカリフラワーと同じくコリコリとしています。

カリフラワーのカロリーは100gあたり27kcalです。全食品の平均は212kcalなので、とても低い水準です。野菜の平均は36kcalなので、野菜のなかでも低い数値となります。カリフラワー1房は400g～500gなので、1房では108kcal～135kcalです。

カリフラワー1房は大きいので、丸ごと食べるというのは現実的ではありません。仮に1房食べたとしても120kcal程度なので、十分低カロリーといえます。実際に1日に食べる量は50g位(一口大がだいたい10g)となり、14kcal程となります。また、カリフラワーは茹でても水分量があまり変化しません。そのため、生でも茹でても、ほとんどカロリーは変わりません。

カリフラワーの糖質量は100gあたり2.3gです。全食品の糖質量の平均は18.5gで、野菜の平均は3.6gです。どちらと比べても低い水準です。1房では9.2g～11.5gとなります。この低糖質を活かした「カリフラワーライス」も近年注目を集めています。白米の100gあたりの糖質量は36.8gなので、約1/16となります。

カリフラワーは低カロリーで低糖質なことが分かりましたが、他の野菜と比較するとどうでしょうか？ダイエットに向いているとされる3種類の野菜と比べました。

ブロッコリーのカロリーは100gあたり33kcalで糖質量は0.8gです。カリフラワーと比べるとカロリーが少しだけ高く、糖質量は1/3なので、かなり低糖質な野菜といえます。ダイエット向きの野菜として有名なのも納得できます。

ズッキーニのカロリーは100gあたり14kcalで、糖質量は1.5gです。カリフラワーと比べるとカロリー、糖質量ともにやや低い水準となります。ちなみに、ズッキーニはきゅうりと似ていますが、かぼちゃの仲間です。

ナスのカロリーは100gあたり22kcalで、糖質量は2.9gです。カリフラワーと比べるとカロリーはやや低く、糖質量はやや多くなります。ナスは栄養がないと思われがちですが、抗酸化作用のあるポリフェノールを含むなど意外と栄養価は高いです。ナスは油を吸収しやすいので、調理法次第で高カロリーになることもあります。

カリフラワーは低カロリーで低糖質なので、ダイエットに向いている野菜です。また、ビタミンBやカリウム、食物繊維といったダイエットに効果的な栄養が含まれています。特にビタミンCは食材の中でもトップクラスの含有量です。葉酸も豊富なので、妊娠中や授乳中の女性にもおすすめです。

食べ方は、さっと茹でてマヨネーズをつけたり、サラダに入れることが多いです。チーズ焼きや、生のままディップにつけて食べるのも人気です。ダイエット中でも安心して食べられるので、積極的に日々の食事に取り入れてみましょう。