エクアドルバナナは糖度が高い!バナナ農園の特徴やエクアドルのバナナ料理も紹介

エクアドルバナナという糖度の高いバナナを知っていますか?日本で主に見かけるのは、フィリピン産のものです。エクアドルバナナは糖度が高く甘みが口の中に広がります。今回はそんなエクアドルバナナと、日本へ出荷をしている田辺農園について解説します。

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目次

  1. 1エクアドルバナナは質も量も世界一
  2. 2エクアドルバナナの注目すべき農園の特徴
  3. 3エクアドルのバナナ料理
  4. 4エクアドルバナナの様々な食べ方を試してみよう!

エクアドルバナナは質も量も世界一

エクアドルバナナというバナナの品種名を聞いたことがあるでしょうか?エクアドルはバナナの生産が多い地域に含まれており、その地域はバナナベルト地帯と呼ばれています。

エクアドルを含む数か国がバナナの栽培を盛んに行なっている地域として認定されています。今回は、そんなエクアドルが発祥のエクアドルバナナについて詳しく解説していきましょう。

世界一の生産量

バナナと聞くと、日本ではフィリピンや台湾の名前が輸出国として挙げられることでしょう。ですが、実はエクアドルバナナは世界一の生産量と輸出量を誇っているのです。世界トップレベルの輸出量の訳には、エクアドルの国が関係しているのです。エクアドルではバナナは主食にあたります。

日本ではお米が主食としてあるように、エクアドルではバナナが主流なのです。そのため日常に欠かすことのできない食材として扱われています。日本でお米を栽培する田んぼが多いのと同じ感覚が、エクアドルではバナナとして栽培されています。そのため必然的にエクアドルでは、バナナの生産量及び輸出量が多いことにも納得ができることでしょう。

糖度

エクアドルバナナは糖度の高さが人気のポイントです。日本で主に販売されているバナナに比べると、一口目で糖度の高さが分かるほどクリーミーな甘さが口の中に広がるといいます。ではエクアドルバナナはなぜそんなにも糖度が高いのでしょうか?実はこの甘さの秘密には、エクアドルバナナが栽培されている地域の気温にあります。

バナナの糖度を上げるには、寒暖差が無いと甘みが強くならないといわれています。エクアドルはそんな寒暖差が感じられる理想の地域です。海流が影響をしているとされていますが、エクアドルでは昼と夜の気温が10度前後異なるといいます。この大きな寒暖差により、甘みの強いバナナが育つとされているのです。

日本で販売されているバナナ

日本で主に販売のされているバナナは、エクアドルのものではなくフィリピンを原産にしたものです。スーパーなどで見かけることのできるバナナの9割を占めているとされており、日本でエクアドルバナナを見かけることはほとんど無いといいます。

フィリピン産のバナナはさっぱりとした味わいが特徴で、糖度はエクアドルバナナには劣るとされています。

販売価格の目安は?

手のひらの上の円マーク

エクアドルバナナは日本で購入する場合は、高い価格設定が設けられています。その理由にエクアドルからの輸送にかかる時間が関係しているのです。日本で主に販売のされているフィリピン産のバナナの場合は輸送で約5日ほどで日本に到着します。エクアドルの場合、これが倍以上の25日も輸送に日数がかかるのです。

こういった理由もあり、日本でエクアドルバナナを購入しようと思うとフィリピン産のバナナよりも高価な印象を受けるのです。ネットでの販売価格では、1房あたり約300円の値が付けられていました。

エクアドルバナナの注目すべき農園の特徴

エクアドルバナナを日本でも食べたいと思う方も多いことでしょう。そんなときにおすすめしたいのが、日本人がエクアドルで作っているエクアドルバナナです。エクアドルバナナ=田辺農園ともいわれるほど、日本での認知度も高いとされています。ここでは田辺農園について詳しく見ていきましょう。

日本人が作る安心安全の田辺農園

田辺農園は日本人である田辺正裕さんが運営を行なっています。田辺農園で徹底しているのが、顔の見えるバナナというのを掲げています。バナナのプランテーションを始める前は、商社マンなどの職業を行なっていたようですが、今では日本でも浸透しているエクアドルバナナ=田辺農園というところまで来たのです。

日本人が栽培しているというだけでも、日本人にとっては安心ができる材料ですが、それ以外にも環境と品質を重要視しているので、安全なバナナを食べることができるのです。

有機質肥料を使った循環型農法という栽培で、エクアドルバナナを育てています。水はオゾン殺菌を行なったものを使用し、全てが質の良いエクアドルバナナに繋がっています。

農園のこだわり

農園のこだわりは、先ほども述べたように環境作りと品質の向上にあります。環境作りの土台には、まずにポイントを置き、除草剤や殺虫剤は一切使用しないというこだわりぶりです。また化学肥料の使用も行なっていない田辺農園では、規格外のバナナを廃棄することなく発酵させて土作りに使用しています。

栽培期間も他の農園よりも少々長めに設けており、熟成をしっかり確認した後に収穫をしているといいます。他の農園よりも約1週間ほど長く実らせているのです。

栽培から出荷まで徹底した管理

田辺農園のバナナは、他のエクアドルバナナと同様に出荷前に審査を受けています。10%ほどは不合格となるとされていますが、残った90%のバナナは洗浄を輸出されます。ここでも田辺農園のこだわりがあり、バナナを洗う水をオゾン殺菌をしてから使用しているといいます。

箱詰めのされたバナナは14度に冷やされた冷蔵コンテナで輸出され、車内ではバナナは冬眠状態となり輸出が開始されるのです。田辺農園では品質を低下させないためにここまでの作業を、約2時間ほどで行うとされています。鮮度と品質を落とすことなく、日本まで運ばれてくるのです。

エクアドルのバナナ料理

冒頭でエクアドルでは、バナナを主食として扱っていると説明をしました。エクアドルではバナナを使った料理が多数存在しています。甘みのあるエクアドルバナナを美味しく食べる料理の数々は、日本ではあまり馴染みのないものばかりでしょう。

日本ではおやつのように扱われているバナナも、調理方法によっては主食として食べることができるのです。ぜひエクアドルの方が作っているバナナ料理を参考にしてみてはいかがでしょうか?

ボロン

ボロンはその形が印象的なエクアドルの料理の一つです。バナナを荒く潰したところへ、肉やチーズを入れてボールのように丸くします。そのままの状態で油の中に入れて火が通るまで揚げます。既にバナナの甘みがしっかり感じられる料理なので、調味料は合わせずに食べるのがおすすめされています。

好みで塩などをかけて食べるのも良いでしょう。ボロンはエクアドルの朝食として食べられていることが多いようです。ボリューミーなので、しっかりお腹に溜まって満たしてくれることでしょう。食感と味わいは絶品といわれているので、ぜひ一度試して頂きたいエクアドルバナナの料理です。

パタコネス

パタコネスはエクアドルバナナを揚げたシンプルな料理です。バナナを太めの輪切りにして、そのまま油の中へ投入したらきつね色になるのを待つだけです。こちらは主食ではなく、他の料理の付け合わせとして見かけることのできる料理です。

バナナは火を通すことで、柔らかく更に甘さが増します。パタコネスも同じように柔らかくホクホクとした食感を楽しむことができ、その美味しさに舌鼓すること間違い無しでしょう。

チフレ

エクアドルの料理の中でも、日本にゆかりがあるのがチフレです。チフレは日本でいうバナナチップスです。パタコネスとは違い薄くカットしたエクアドルバナナを、油で揚げるだけのシンプルなものになります。

日本ではおやつのように食べられているバナナチップスですが、エクアドルではチフレはお酒のつまみとして食べられています。またエクアドルならではの食べ方として、トマトをベースにしたスープのセビーチェという料理に絡めて食べる方法も人気です。

エンパナーダデベルデ

エンパナーダデベルデは、これまでのエクアドルバナナの料理とはまた違いバナナを練り込んだ生地を使用しています。その生地の中に肉やチーズを詰めてから油の中に入れて揚げています。エクアドルの料理は、主に揚げる料理が多くエンパナーダデベルデもその一つです。

味付けもあっさりと付けるだけになり、エンパナーダデベルデは軽食として食べる方が多いといいます。油で揚げている料理が多いことから、少々重たそうに見えますが意外にも素材の味わいを大切にした料理が多いことが分かるでしょう。

エクアドルバナナの様々な食べ方を試してみよう!

エクアドルバナナは、日本では簡単に見つけることは難しいですがフィリピン産よりも濃厚な糖度は魅力的といえるでしょう。

またエクアドルバナナを栽培している田辺農園のバナナが気になるという方は、通販等で入手することができるので、チェックしてみてください。エクアドル流の食べ方で、エクアドルバナナの調理の幅を広げてみてはいかがでしょうか?

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