生にんにくは体に悪い?にんにくの効果効能を高める食べ方と保存方法!
生にんにくを食べたことありますか?にんにくといえば、栄養満点でスタミナ回復にも効果があるといわれている食材ですが、生のにんにくにはどんな栄養や効果、効能があるのでしょうか?今回の記事では生のにんにくに含まれている栄養成分や効果効能や、生の状態で食べた際の副作用について紹介していきます。また、生のにんにくの食べ方や注意点、1日あたりの摂取量目安や生のにんにくの保存方法についても紹介しているので、生にんにくを食べる際の参考にしてください。
目次
生にんにくは食べても大丈夫か知りたい!
様々な料理にも使われていることが多いにんにくですが、皆さんは生のにんにくを食べたことがありますか?にんにくといえば、スタミナ回復や栄養価が高く効果効能が多いイメージですが、生のにんにくにはどんな効果効能があるのでしょうか?
また、炒めたにんにくなど火を通したにんにくは食べれるけど、生のにんにくは食べることができるのでしょうか?今回の記事では、生のにんにくの効果効能や食べ方、食べた後の副作用について紹介していきます。
生のにんにくを食べる際の注意点や1日の摂取目安、保存方法も紹介しているので、生のにんにくを食べる際の参考にしてください。
生にんにくの栄養成分「アリシン」などの効果効能
まずは、にんにくに含まれている栄養成分に期待できる効果効能について紹介していきます。スタミナ回復などにんにくには様々な効能が期待できるので、把握しておきましょう。
疲労回復
にんにく含まれている栄養成分のアリシンはビタミンB1の吸収を助ける効果があります。スタミナ回復、疲労回復、体力増強には、エネルギーを発生させるビタミンB1は必要不可欠ですが、ビタミンB1の摂取量を増やしても、一度に吸収される量はあまり、多くありません。
ビタミンB1は豚肉やしいたけ、そら豆などに多く含まれています。そのため、ビタミンB1の吸収を助ける効果がある栄養成分のアリシンが含まれているにんにくを一緒に食べることで、ビタミンB1の吸収を促し、スタミナ、疲労回復につながります。
抗菌・殺菌・解毒作用
生にんにくに含まれている栄養素のアリシンには抗菌、殺菌の効果が期待できます。アリシンは生にんにくを切ったり、するつぶすことによってにんにくが作り出す刺激物質です。
このアシリンと呼ばれる刺激物質には微生物を死滅させる効果あるため、すりつぶしたにんにくなどを使って殺菌、抗菌を行いましょう。
血栓の予防
昔からにんにくは血液をサラサラにする効能があるといわれています。血液をサラサラにする成分はにんにくに含まれているMATS(メチルアリルトリスルフィド)と呼ばれる成分の効能となっています。
血栓は血管が傷つくことで血小板を刺激する物質が発生し、血栓がどんどんと大きくなっていきます。ところが、MATSが血小板に入ることで、血栓の元となる物質の発生を防ぐことが可能です。
冷えを改善
生にんにくには冷え性を改善する効果も期待できます。女性に多い冷え性は肩こりや腰痛、生理痛などを招くため、栄養のバランスをとり、体の内側から温めて対策をしていく必要があります。
にんにくには、交感神経を刺激してノルアドレナリンの分泌を盛んにして元気をもたらす効能があります。にんにくを食べることで末梢の血管を拡張させる効能があり、血液を送り出す心臓の力が全身に及んで、手や足の先から首まで温めることが可能です。
にんにくオイルにすることで、代謝も促進する効果が期待できます。冷え性は体質や肥満、加齢などによっても表れるので継続的ににんにくで改善させるようにしましょう。
ガン予防
生にんにくを多く食べている地域ではガン患者が少ないという研究が発表されています。にんにくに含まれている栄養のDATS(ジアリルトリスルフィド)には、ガン細胞の増殖を抑え、寿命のある正常な細胞に戻す効果が期待されています。
DATSはにんにくに含まれている栄養のアリシンをオリーブオイルなどに溶かすと、アリシンが分解、結合して数種類のアリルスルフィド類に変化します。そのため、にんにくオイルやガーリックバターなどが、ガン予防に最も適しているといえるでしょう。
免疫力の向上
生にんにくは昔から風邪の良薬として日本全国でも知れ渡っています。にんにくに含まれている栄養成分のスルフィド類は、リンパ球の働きを高め、免疫増強効果をもたらすことができます。
にんにくはウイルスを食べ、ウイルスを攻撃する抗体をたくさん作らせるという、2方向から体の免疫作用を援護してくれます。そのため、免疫力が低下していると感じた場合は、生にんにくを食べて高めましょう。
美肌やアンチエイジング効果
生にんにくには美肌効果やアンチエイジング効果も期待できます。肌の酸化を防ぐためには、ビタミンCやビタミンE、抗酸化成分が豊富に含まれている緑黄色野菜を摂取することで防ぐことができます。
にんにくの成分には体内で働き、血液循環をよくして肌荒れを守ってくれます。また、にんにくには体の抗酸化力を高める効果もあります。
にんにくは多くの野菜の中でも強い抗酸化力を持っている野菜となっているため、しっかりと摂取してアンチエイジングをしましょう。
生にんにくは体に悪い?副作用と注意点
にんにくに含まれている栄養分の効果効能について紹介してきましたが、続いては生にんにくの副作用と注意点について紹介していきます。
胃痛
生にんにくは胃の粘膜をを刺激し消化を促進させる効果があります。しかし、空腹時に生にんにくを食べ過ぎると副作用として胃腸を刺激しすぎて胃痛や腹痛を引き起こす可能性があります。
そのため、生にんにくの食べ方の注意点としては、空腹時には食べ過ぎに注意して、他の料理と一緒に生にんにくを食べるようにしましょう。
腹痛や下痢
胃腸の働きをよくする生にんにくは食べ過ぎると副作用として、腹痛や下痢を引き起こす可能性があります。
生にんにくの摂取量を多くすると胃腸での殺菌作用が働きすぎて消化に必要となる、ビフィズス菌までも殺菌してしまいます。腸内の善玉菌がなくなると消化と吸収がうまく働かず、下痢や便秘となるので、注意しましょう。
血が止まりにくくなる
また、生にんにくを摂取しすぎると貧血などにもなりやすくなってしまいます。生にんにくを食べ過ぎると血液中のヘモグロビンが減少して溶血作用が強くなり、貧血や目まい、血が止まらなくなるといった症状が起こるので生にんにくを食べ過ぎに注意しましょう。
口臭や体臭
生にんにくの食べ過ぎの副作用で注意しなければならないことでは、体内のことの他に口臭や体臭にも注意しなければなりません。
生にんにくには臭いの元となるアリインと呼ばれる成分が含まれています。アリインは生にんにくを切ったり、すりつぶしたすることであの独特の臭いが出るアリシンへと変化します。
そのため、生にんにくを食べ過ぎると副作用として、口臭や体臭が臭ったりしてしまうので注意しましょう。
生にんにくの効果効能を高める食べ方
生にんにくを食べる際の副作用や注意点について紹介してきましたが、続いては生にんにくの効果効能をさらに高めることができる食べ方について紹介していきます。
ヨーグルトや牛乳と一緒に食べる
生にんにくの効果効能を高める食べ方の1つとして、ヨーグルトや牛乳などの乳製品と一緒に食べることをおすすめします。
さらに、牛乳などの乳製品は生にんにくの臭いを抑える食品としてもおすすめです。これは乳製品に含まれているたんぱく質が臭いの元となるアリシンを包み込むためといわれています。
一日の摂取量を守る
生にんにくはスタミナ回復など様々な効能を持つ食材ですが、1日の摂取量を守らなければ副作用も起きてしまいます。
にんにんくの1日の摂取量目安は生にんにくの場合1日の摂取量は1片、火を通したにんにくは1日の摂取量は2~3片となっています。
薬味として使う
生にんにくの効能を高める食べ方としては、薬味として生にんにくを使いましょう。生にんにくの1日の摂取量は1片のため、生にんにくを食べる場合は1片だけ取り、薬味として食べましょう。
すりおろしたり刻む
生にんにくを1日の摂取量を守りながら適度な量を食べるためには、すりおろしたり刻むようにしましょう。
生にんにくはすりつぶすことによってアリインがアシリンへと変化するため、毎日生にんにくを食べたい場合は、生にんにくを切ったり、すりつぶしたりして使いましょう。
生にんにくの保存方法
生にんにくの効能を高める食べ方について紹介してきましたが、最後に生にんにくの保存の仕方について紹介していきます。
皮付きで保存
出典: https://cuty.jp
生にんにくは通常、湿度が低く風通しのいい場所で保存するのがいいとされています。生にんにくをそのまま、または皮つきの1片の状態で保存したい場合は、新聞紙などに包み、ビニール袋やジップロックに入れて野菜室で保存しておきましょう。
スライスやすりおろして保存
生にんにくをすぐに使いたい場合はスライスや、すりおろした状態でも保存することができます。スライスした生にんにくやすりつぶした生にんにくをジップロックなどに入れて、保存しましょう。
冷凍保存
生にんにくを長期間保存したい場合は、冷凍保存もおすすめです。冷凍保存はスライスした生にんにくやすりおろした生にんにくでもできるので、料理の時短をしたい場合は、下処理をしてから冷凍保存させましょう。
生にんにくの正しい食べ方でスタミナをつけよう!
生にんにくの効果効能、正しい生にんにくの食べ方について紹介してきましたが、どうだったでしょうか?生にんにくにはスタミナ回復など様々な効能が期待できます。
生にんにくには健康的な効能の他に副作用もあるので、生にんにくの1日の摂取量を守って、健康的に美味しく生にんにくを食べましょう。