2019年03月16日公開
2024年09月08日更新
サラミとソーセージ/カルパス/サルーミの違いは?おつまみレシピも紹介
サラミをおつまみで楽しむという方は多いかと思いますが、サラミと似たような食材との違いを知っていますか?今回の記事では、サラミとよく似ている食べ物であるソーセージ、カルパス、サルーミなどとの違いについて紹介していきます。食べる機会が多くても、意外と詳しくは知らないサラミについてチェックしてみませんか?また、サラミなどの作り方、特徴などに加えて、ワインとよく合うサラミのおつまみレシピなどについても紹介していきます。ハムについても記事内で触れていますので、是非チェックしてみて下さい。
目次
サラミとソーセージにカルパスやサルーミはどう違う?
同じ肉の加工食品である、サラミやソーセージ、カルパスやサルーミは、おつまみなどとして楽しむ機会も多い食べ物かと思いますが、似たような形をしていますし厳密な違いが分かりにくい食品かと思います。
今回の記事では、違いが分かりにくいサラミやカルパスなどの違いについて詳しく紹介していきます。ソーセージや、ハムとサルーミなどの違いについても紹介していきますし、サラミを使用したアレンジレシピ、そしてワインとの相性抜群のおつまみレシピの作り方などについても紹介していきますので、是非こちらもチェックしてみて下さい。
サラミとソーセージ/カルパス/サルーミの違い【サラミ】
それでは、早速サラミとソーセージ、カルパスや、ハムなどとサルーミの違い、特徴についてチェックしていきましょう。まずは、ワインなどのおつまみとして楽しむ機会も多いサラミの特徴から見ていきましょう。一体どのような特徴があり、カルパスなどとはどのような違いがあるのでしょうか?
サラミとは?
サラミとは、イタリアが発祥となっている食べ物になっています。原材料には豚か牛のひき肉、もしくはもたと牛の合いびき肉が主原料となっている、ドライソーセージの事です。
また、サラミという言葉の語源は、「salatura」という言葉が語源になっているのだそうです。このsalaturaという言葉は、塩漬けという意味があるそうです。
原材料や作り方
一般的なサラミの作り方は、上記のひき肉に香辛料やラードが混ぜられており、腸詰された後は加熱されることなく、1か月から90日ほど乾燥、そして熟成されたものが一般的となっています。
また、水分量でも規定があり、ドライソーセージの中でも水分が35%以下のものだけがサラミとして認められるのだそうです。
食べ方
サラミの食べ方は、皆さんもよく知っている通りワインのおつまみとして楽しまれたりするほかにも、炒め物に使われたり、パスタやサンドイッチの具材にされたりと色々なレシピで楽しまれています。シンプルにサラダとして楽しまれることもある様で、バリエーション豊かに楽しむことができる食材といえるのではないでしょうか?
サラミとソーセージ/カルパス/サルーミの違い【ソーセージ】
それでは、続いてはソーセージの特徴や、違い、作り方について見ていきましょう。最も身近な肉の加工品であるかと思われるソーセージについて、詳しく見ていきましょう。
ソーセージとは?
ソーセージの歴史はとても古い物であるとされており、加工肉の中でも歴史が古い食品であるといわれています。サラミ同様に、おつまみや料理などでよく食べる機会がある食品となっているかと思います。
ウインナーをはじめとして、フランクフルトやボロニアソーセージなどの種類があるソーセージですが、これらの名前はそのソーセージの発祥の国を表している名前となっているのだそうです。ソーセージにはいろいろな種類のものがありますが、これは中に詰められる肉と脂肪との比率や、粗さ、血液量などによって分類されるようです。
原材料や作り方
ソーセージの原材料は、ひき肉や塩、そして香辛料などとなっています。これらの原材料を揉みこんで、腸などに詰めたという食材がソーセージになっています。
先ほどのサラミは加熱せずに乾燥させるという作り方となっていましたが、こちらのソーセージでは煮たり、燻製処理がなされます。
食べ方
ソーセージやシンプルに煮たり、焼いたりして楽しまれる方が多いかと思います。ソーセージを加熱する際には、茹でる際にも焼いたりする際にも、低温でじっくり調理するのが美味しく仕上げるコツだ層なので、調理する際には是非意識してみて下さい。
他にもガーリックでソテーしたり、茹でたソーセージをディップソースにつけて楽しむのもおすすめとなっています。サラミと同様に、こちらのソーセージもいろいろな食べ方を楽しむことができる食材になっています。
サラミとソーセージ/カルパス/サルーミの違い【カルパス】
それでは、ここからはカルパスの作り方などについてもチェックしていきましょう。カルパスはサラミと比べて、馴染みやすい食材であるかと思います。カルパスをよく食べるという人もあまり食べないという方も、早速カルパスについてチェックしていきましょう。
カルパスとは?
それでは、早速カルパスについてどのようなものなのかを見ていきましょう。一口サイズのカルパスなどでおなじみのカルパスという食材は、ロシアが発祥となっている加工肉となっておりセミドライタイプのソーセージとなっています。
こちらのカルパスというソーセージも水分量が定義されており、水分量は55%以下のものと決められています。サラミの水分量が35%以下ものと定義されていましたので、カルパスはサラミよりも柔らかい場合が多いです。ですので、おやつとしてそのまま食べられるということも多いです。
原材料や作り方
それではカルパスの原材料や、作り方などについても見ていきましょう。カルパスというのは、豚、牛、鶏のひき肉、またはこれらの合いびき肉を主な原材料として作られています。
カルパスの作り方はこれらの原材料と調味料、そして香辛料、ラードなどを混ぜて腸詰されたというものになっています。腸詰した後は1か月から90日ほど乾燥熟成されており、作り方はサラミなどとよく似ています。
食べ方
先ほど紹介したとおり、カルパスはサラミよりも柔らかい食感を楽しむことが出来るものとなっていますので、そのままおやつとして楽しまれることが多いです。みなさんもフィルムなどで個包装にされた、おやつタイプのカルパスを楽しんだことがあるのではないでしょうか?
サラミとソーセージ/カルパス/サルーミの違い【サルーミ】
それでは、続いてはサルーミというものの特徴や、ハムなどとの違いについて見ていきましょう。サルーミという言葉を聞いたことがあるという方もないという方も、是非サルーミとハムなどとの関係についてチェックしてみて下さい。
サルーミとはハムの総称
サルーミという食品は、サラミとにた名前になっているのですが実は違う事を指す言葉になっています。サルーミというのは、ハムやサラミ、ソーセージなどの加工肉を総称する言葉となっています。各地方の気候や伝統などと関わって生まれるものとなっていますので、サルーミはハムなど、とても種類豊富な種類があるものになっています。
また、ハムなどの総称のサルーミとよく似た言葉として、サラーメというものもあります。ハムなどの総称であるサルーミとよく似た名前となっているサラーメとは、ひき肉を腸詰にして、熟成させたものとなっています。皆さんもお気づきの通り、サラーメというのは日本ではサラミと呼ばれているものです。
名前がよく似ているのでややこしいのですが、ハムやサラミなど加工肉の総称となっているのがサルーミとなっており、日本でサラミとして親しまれている食品がサラーメとなっています。
語源や歴史
それでは、ハムなどの総称であるサルーミの語源や歴史などについて見ていきましょう。サルーミというのはイタリア語となっているのですが、ハムなどの総称であるサルーミという言葉の語源は「sale」から来ています。saleは英語のセールではなく、イタリア語でサーレと呼び、塩を意味する言葉になっています。
ハムなどの総称であるサルーミの歴史はとても古い物となっており、古代ローマ時代にはすでにサルーミがあったとされています。プロシュートは祝いの席で主役となっていたのだそうで、その後にはなんと通貨としてサルーミが使用されていたほどだそうです。
その後、調理法などもどんどん発達していき、19世紀初頭にはハムなどの食品加工が生まれて現在のように普及していったのだそうです。
サラミのワインに合うおつまみレシピ
それでは、続いてはサラミの、ワインに合うおつまみの作り方、レシピを見ていきましょう。サラミはそのまま食べてもワインによく合うおつまみとなるのですが、ちょっと手間を加えるだけで更においしい、ワインとよく合うおつまみとして楽しむことが出来ます。それでは、まずは美味しいカナッペの作り方から見てみましょう。
サラミとワサビ漬けのカナッペ
- サラミ5切れ
- ワサビ漬け適量
- ピクルス適量
- クラッカー5枚
- チャービル適量
- まず、クラッカーの上にワサビ漬けを乗せていきます。
- そのわさび漬けの上には、薄くスライスしたサラミを乗せ、仕上げにピクルスを乗せたら完成となります。
クラッカーの上にサラミなどの食材を乗せるだけで完成という、お手軽なワインに合うおつまみとなっています。ワサビ漬けは和風のもので意外な組み合わせとなっていますが、サラミの脂っぽさとワサビのさっぱり加減との相性はとてもよく合うものになっています。
意外な組み合わせを楽しむことが出来る簡単おつまみとなっていますので、ワインとよく合う少し変わったレシピにチャレンジしたいという方も是非作ってみてはいかがでしょうか?
ジャーマンポテト
- サラミ50g
- じゃがいも4個
- 玉ねぎ1/2個
- 人参1/3本
- ガーリックパウダー適量
- 粗びきコショウ適量
- オリーブオイル大さじ1/2
- 小口切のねぎ適量
- まず、じゃがいも、玉ねぎはくし切りにしておきます。続いて、サラミはスライス、そしてにんじんは千切りにしておきます。
- フライパンに、じゃがいもとオリーブオイルを入れたらかさばらないように広げておきます。この時、まだ火はつけないでください。
- 2の上ににんじん、玉ねぎ、そしてサラミの順番で重ねて乗せたら、混ぜずにそのまま蓋をしておきましょう。
- 火をつけて、ぱちぱちと音がしてきたら弱火にして、5分ほど経ったら混ぜましょう。
- 再び蓋をしたら、時々混ぜつつ、じゃがいもに火がとるまで加熱していきましょう。
- 火が通ったら、ガーリックパウダー、そして粗びきこしょうで味を調えたら完成です。
じゃがいもをカットする時は、あまり大きくカットしないようにしましょう。大きくじゃがいもをカットしてしまうと、火が通るまでに時間がかかり焦げてしまう可能性があるからです。
もし、じゃがいもを大きめのカットで楽しみたいという場合には、じゃがいもに焼き目が付いた時点でお皿に盛り、ラップをせずに加熱すれば大丈夫だそうです。
じゃがいもとサラミのガーリック炒め
- じゃがいも1個
- サラミ4個
- オリーブオイル大さじ1
- ニンニク1片
- 塩少々
- ブラックペッパー適量
- パセリお好みで
- まず、じゃがいもとサラミとを、細い千切りにしていきましょう。
- フライパンにオリーブオイルを入れたら、みじん切りにしたにんにくもいれて、弱火で火にかけていきます。
- しばらくしてニンニクのにおいが立ってきたら、先ほどの1を加えて、中火ほどの火力で炒めていきましょう。炒めたら、塩を振ります。
- じゃがいもが半透明になって、シャキシャキとした歯ごたえが残った状態で火を止めましょう。
- 器に盛り、ブラックペッパーとパセリを振ったら完成です。
ガーリックの香りが効いた、ワインとの相性も抜群の作り方レシピになっています。じゃがいもとお肉との組み合わせも最高ですから、是非ワインと共に楽しんでみて下さい。
魚のすり身で作るピザ風おつまみ
- 白身魚のすり身250g
- 卵黄1個
- ケチャップ大さじ1
- ピザ用チーズ大さじ3
- サラミ大さじ1
- ピーマン細切りを大さじ2
- 粗挽き黒胡椒少々
- タバスコお好みで
- まず、魚の白身の上にラップをかぶせたら、綿棒などで伸ばしていきましょう。直径15センチほどになるまですり身を伸ばしていきます。
- お皿にオイルを塗ったら、1のすり身をのせて、蒸気の上がった蒸し器にのせましょう。フタをして、強火で10分ほど蒸していきます。
- 続いてサラミ、ピーマンは細切りに、そしてピザ用チーズは細かく切っておきます。
- 3のサラミなどを黒胡椒少々とともによく混ぜておきます。
- 卵黄とケチャップ大さじをよく混ぜます。
- すり身が蒸し上がったら、出来上がったソースを塗りましょう。その上には、トッピングの野菜などを敷きます。
- オーブントレイにクッキングシートを6をのせたら、200度のオーブンで15分ほど焼きます。
- 焼き上がったら好きな大きさにカットして、お好みでタバスコを振ったら完成のレシピとなります。
小麦からではなく、白身魚のすり身を活用してピザ生地を作るという、変わり種レシピになっています。
サラミを使ったおすすめアレンジレシピ
サラミを使用した、ワインによく合うおつまみに続いては、サラミを使用したアレンジレシピをチェックしてみましょう。夕ご飯の一品としてもおすすめの、サラミを使用したおすすめアレンジレシピを紹介していきますので、順番にチェックしてみて下さい。
サラミのカルボナーラ
- パスタ100g
- サラミ適量
- 牛乳50ml
- たまご1個
- 味塩コショウ小さじ1
- 粗引きコショウ適量
- まずは、パスタを表記の時間分茹でましょう。ゆであがったパスタを湯切りしたら、牛乳、卵白、塩コショウをよく混ぜましょう。この混ぜたものとサラミとをよく混ぜ合わせます。
- サラミとソースとをよく混ぜ合わせたら、ゆであがったパスタソースによく和えましょう。
- おさらにソースを絡めたパスタを盛り付けたら、中央に卵黄を乗せて、仕上げに荒引胡椒を振りかけたらレシピの完成です。
パスタにソースを和える時は、火を通さないようにしてください。火を通してパスタを絡めると、卵白が固まってしまう可能性が高いからです。ですので、火を通さずにパスタの荒熱で、とろみをつけるようにしましょう。
サラミのオムライス
- オリーブオイル大さじ1
- 鶏ミンチ80g
- 玉ねぎのみじん切り1/4
- 人参のみじん切り1/8
- ピーマンのみじん切り1/2
- ご飯1膳
- ケチャップ大さじ3
- オリーブオイル大さじ1
- サラミ20g
- 卵黄2個
- ウスターソース大さじ2
- まず、フライパンにオリーブオイルを敷きましょう。そのフライパンで、玉ねぎを炒めていきます。
- 玉ねぎの色が変わったら、鶏ミンチを加えて炒めていきます。人参、そしてピーマンも炒めていきましょう。
- ケチャップを入れたら、水分を飛ばします。
- ケチャップの水分が抜けて濃いめの色になったら、ご飯を入れて混ぜます。
- ライスをお皿に盛り付けたら、フライパンを洗い、油を敷いたらサラミを焼きます。
- ボウルに卵、そしてウスターソースとかき混ぜたら、半熟に焼きましょう。
- フライ返しで、チキンライスの上にキレイに乗せたら完成です。
サラミとチーズのケークサレ
- 薄力粉160g
- ベーキングパウダー小さじ1
- 卵3個
- サラミ40g
- とろけるチーズ40g
- オリーブオイル60ml
- クレイジーソルト小さじ1
- 砂糖大さじ1
- ブラックペッパー少々
- まず、薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、ふるっておきましょう。
- サラミは、5cm角くらいの大きさにカットしてチーズも細かくしていきましょう。
- 卵を卵黄と卵白に分けたら、卵黄にはオリーブオイル、クレイジーソルト、ブラックペッパーを入れてよく混ぜます。
- 2と3とをよく混ぜ合わせます。
- 卵白をハンドミキサーで泡立てて、しっかりしたら砂糖を加えて、角がしっかりと立つまで泡立てます。
- 4に1を加えて混ぜます。
- 6に5を3回に分けて混ぜます。
- オイルを塗ったパウンドケーキ型に7を流し込んで、表面をならしておきましょう。
- 180度に予熱したオーブンで、40分ほど焼いたら完成となります。
ケークサレとは、フランス語で塩味のケーキを意味するお菓子です。お肉やチーズなどを使用して、おかずとして楽しむことができるレシピになっています。食事にもおすすめなのですが、お酒のおつまみとしてもおすすめしたいレシピになっていますので是非チェックしてみて下さい。
鶏むね肉のバンバンジー風
- 鶏胸肉1枚
- レタス適量
- きゅうり適量
- ゴマ適量
- サラミ適量
- 焼肉のたれ大さじ1と1/2
- ごま油大さじ1
- マヨネーズ大さじ1
- まず、鶏胸肉のお肉から、皮を剥がしておきましょう。
- お鍋に500mlほどの水を入れたら、鶏胸肉を自ら茹でていきます。沸騰して、2分ほど経ったら冷めるまで、蓋をしておいておきます。
- 冷めたら、鶏胸肉を取り出しましょう。
- フォークを使って、鶏胸肉をバラしていきましょう。火が通っていないようでしたら、少しレンジで再加熱して下さい。
- 小さいボウルなどにごま油、たれ、マヨネーズを入れて、タレを作りましょう。
- お皿に細切りにしたレタス、サラミなどの材料を敷いたら、鶏胸肉、細切りきゅうり、タレをかけたら完成です。お好みで、仕上げにゴマをふりかけて下さい。
鶏胸肉は、茹でて沸騰した後、冷めるまでフタをして放置しておくようにして下さい。こうしておくことで、鶏胸肉が固くなってしまうのを防ぐことが出来るのだそうです。また、タレは甘口めのものにすると相性が良いようです。
サラミを使った料理と白ワインのマリアージュでホームパティーを華やかに!
いかがでしたでしょうか?今回の記事ではいまいち違いが分かりにくかった、サラミやソーセージ、カルパスなどの違いや特徴について紹介していきました。サラミなどはハムとは違い、ひき肉を調理した加工肉の食品になっています。
サラミを使用した、ワインによく合うおつまみのレシピ、作り方にもいろいろなものがありますので、ワインを楽しむ時には是非サラミとの組み合わせを楽しんでみて下さい。手軽に楽しめるハムやサラミで美味しくおつまみを楽しんでみませんか?