ホタルイカの下処理・下ごしらえ方法!ひと手間加えたアレンジレシピも!
ホタルイカとはどんなイカなのでしょうか?ホタルイカというと小さなイカというイメージですが、大きなイカとは違った魅力的な味わいも楽しむことができます。下ごしらえは必要なのか?と思う方も、上手にひと手間かけて下処理し掃除することで、さらに美味しく料理することができます。そんなホタルイカの下処理の方法や生食での危険性なども詳しく紹介します。また、ホタルイカを使ったおすすめレシピも合わせて紹介します。
ホタルイカの下処理と料理レシピを覚えたい!
ホタルイカとは、普通のイカに比べると小さいイメージですが、どのようなイカなのでしょうか?ホタルイカの生態や名前の由良、旬の時期、ホタルイカの食べ方、そして、ホタルイカを食べる際の掃除や下処理の方法などを紹介します。ホタルイカは下処理をしなくても食べることができるのか?なども合わせて詳しく紹介します。また、ホタルイカを使ったレシピも合わせて紹介します。
ホタルイカとは?
ホタルイカとはどのようなイカになるのでしょうか?ホタルイカの生態や名前の由来、旬の時期はいつなのか?生食とボイルの物についてなどを詳しく紹介します。ホタルイカを詳しく知ることで、生食で食べるときなどの注意点も抑えることができます。
生態
ホタルイカは、ホタルイカモドキ科に属している深海性のイカです。世界に40種類ほどいて日本では、日本海全域と太平洋側の一部に生息しています。大きさは胴長がオスで4cmから5cm、メスが5cmから7cmぐらいになり重さが10gぐらいになります。ホタルイカは外敵を威嚇するときや仲間とコミニケションを取るとき、餌寄せをするときなどは神秘的に青白く発光します。
名前の由来
ホタルイカの名前の由来は、ホタルイカの昔の名前は「まついか」でしたが、明治38年に東京大学の教授の渡瀬博士が、ホタルの生息地について調べていた時に、富山県に光るイカがいると知り、研究しはじめてみると、光る感じがホタルのようにきれいに発光するイカだったことから「ホタルイカ」と名付けたそうです。
旬の時期
ホタルイカの旬とはいつ頃になるのでしょうか?ホタルイカの旬は一番漁獲される富山湾でだいたい3月から5月になります。兵庫県では、富山県より少し早めに1月下旬頃から漁獲することができるようになります。普段は深海で生息しているホタルイカですが、旬の時期には産卵のために海岸付近に集まってきます。旬の時期にでも最も美味しい時期は3月から4月になり、身も入りとても美味しいホタルイカになります。
生食とボイル
生食のホタルイカを選ぶ時には、身や脚に透明感があって、ツヤやハリがあるものを選ぶと良いでしょう。生食の鮮度が落ちた物だと、身が柔らかくなり、発色している部分の色が茶色くなってしまったり、透明感がなく白っぽくなってしまったりします。また、生のまま食べると旋尾線虫という寄生虫が付いていることが多く大変危険ですので、決して生のまま食べないようにしましょう。
ホタルイカは、生食以外にもボイルされている物も販売されています。ボイルされている物を購入する際には、胴の部分がパンパンに膨らんでいて艶があり、形が崩れていないもので大きめのきれいな物を選ぶようにしましょう。ボイルされているのもはそのまま食べることもできますが、一度下処理してから食べることをおすすめします。ひと手間かけるだけで美味しさが変わってきます。
ホタルイカの掃除・下処理方法
ホタルイカを食べる際に下処理は必要なのか?と思う方も、下処理をしてきれいに掃除することで、さらに美味しく食べることができるようになります。一度覚えてしまうと簡単なホタルイカの下処理の方法を詳しく紹介します。ひと手間かかりますが、下処理をしておくだけで、料理の味が全然変わってくるので、色々なホタルイカのレシピを参考に作る時には下処理を行ってから作るようにしましょう。
下処理・下ごしらえは必要?
ホタルイカは、調理するときや食べるときには掃除や下処理や下ごしらえは必要なのでしょうか?ホタルイカを生で購入した場合、ホタルイカを生で食べるのはとても危険なので、下ごしらえとしてボイルすることが必要になってきます。また、その他に必要な下処理として、ボイル後下ごしらえのひと手間かけることでより一層美味しく食べることができます。
目玉の取り外し方
ホタルイカの下ごしらえの一つ目として、目玉を取り外すことになります。ホタルイカの目玉は固いので食べてもあまり美味しい物とは言えません。脚の部分より少し上の突起二つが目玉になります。目の周りを押し出すようにすることで、簡単にポロっと取ることができます。この時の注意点として、目の周りの黒い部分を破ってしまうと、中から茶色い液体が出てきてしまうので気を付けるようにしましょう。
ホタルイカの目玉を掃除することで、生臭い臭いを抑え、美味しく調理することができるようになります。1つ1つ取るのは大変かもしれませんが、この工程を行うことでより一層美味しくホタルイカを味わうことができます。
くちばしの取り除き方
ホタルイカの目玉の後の下ごしらえの方法として、くちばしを取り除いていきます。くちばしはホタルイカの脚と脚の間にくちばしがあります。脚の付け根からしごくような感じで固いくちばしを絞りだし、くちばしの黒くなっている所を掴んで引っ張るようにすると取ることができます。手で取ることが難しい時などにはピンセットなどを使うことで上手くつかむことができ、くちばしを取り除くことができます。
軟骨の引き抜き方
ホタルイカの下ごしらえの方法として、最後に背中にある軟骨を取り除きましょう。ホタルイカの背中、エンペラが付いている側の、縦の線があるところのつなぎ目の下あたりをピンセットなどを使って、しっかりつかみ下に引っ張ることで簡単に取ることができます。ピンセットを使わなくても手でも取り除くことができます。やりやすい方法でやってみましょう。
掃除をしなくてもそのまま食べることもできますが、下ごしらえの3つのポイントを抑えることで、食べる際に舌触りが良くなかった部分が無くなり、美味しく食べることができるようになります。美味しく食べるには下処理が必要になります。
ホタルイカのおすすめひと手間アレンジレシピ
ホタルイカを使ったおすすめのレシピを紹介します。ひと手間かけるだけで、舌触りが良くなり、生臭さもなく、ホタルイカの料理がさらに美味しくなります。
生食用を使ってお酒のつまみに「ほたるいかの沖漬け」
- ホタルイカ500g
- しょう油120cc
- 日本酒270cc
- みりん90cc
- 唐辛子3個
- 生姜1片
- 昆布10cm
- ホタルイカを2%ほどの食塩水に入れます。
- ホタルイカの下処理をします。目玉とくちばしを取り除き、軟骨の骨を抜きましょう。
- 下処理が終わったホタルイカをさっと水洗いした後に日本酒で洗い流します。日本酒を使って洗うことで生臭さを抑えることができます。
- 日本酒、みりんを合わせて鍋に入れ煮切った後にしょう油と昆布を入れます。
- ホタルイカの水分を十分に切り、4で作った煮汁に漬け込みます。この時お好みで生姜と唐辛子を入れましょう。半日ほどつければ食べることができますが、2日ぐらいつけてから食べることをおすすめします。保存方法は1週間は冷蔵庫での保存が可能です。それ以降の場合は冷凍保存をおすすめします。
ご飯がすすむおすすめおかず「ホタルイカとあさりの佃煮」
- 酒100cc
- みりん大さじ2
- しょう油大さじ1と1/3
- 砂糖大さじ2
- 生姜スライス5枚
- ホタルイカ200~250g
- アサリの身300g
- 水200cc
- だしパック1袋
- 酒、みりん、しょう油、砂糖の調味料を合わせます。
- 生姜を針生姜に切りましょう。
- ホタルイカを水で洗います。
- ホタルイカの下処理をします。目玉、くちばし、軟骨を取り除ききれいに掃除しましょう。下処理後、流水で洗い流します。
- 鍋に水を入れ、だしパックを入れます。沸騰したらだしパックを取り除きます。
- 針生姜、あさり、ホタルイカの順で入れて最後に合わせ調味料を入れます。
- アクを取りながら、中火で煮詰めましょう。
- 煮汁がなくなるまで煮詰めたら完成です。
ホタルイカを下処理してアレンジしてみよう!
ホタルイカは下処理をすることでさらに美味しく食べることができます。下処理は必要ないと思っていた人でも、下処理をしたものをしていないものを食べ比べてみると、舌触りの食感が全然変わってきます。ボイルしたり、目玉、くちばし、軟骨を取ると言った下処理のひと手間をかけるだけで、さらにホタルイカの料理が美味しくなりますので、レシピを参考にホタルイカの料理を食卓へ並べましょう。