油揚げの油抜きは必要?基本からレンジを使った簡単な方法まで紹介!
油揚げを料理に使う際、油抜きはしていますか?油揚げを使うレシピの多くには、油抜きをするように表記されています。しかし、油揚げの油抜きは、必ずしも必要な訳ではありません。この記事では、油揚げの油抜きについてまとめています。油抜きをする理由や効果、電子レンジを使った簡単で時短にもなる油抜きの方法や、油揚げの冷蔵保存、冷凍保存についてもまとめているので、油揚げを料理する前にぜひチェックしてみてください。
油揚げの油抜きが必要かどうかを見ていこう
油揚げは、油抜きをせずそのままでも調理ができます。しかし、油揚げを使ったレシピの多くは油抜きをするように書かれています。ここでは、油揚げの油抜きが必要な理由や、油揚げの油抜きをする意味、効果について解説しています。
油揚げの油抜きをする理由
油揚げの油抜きをする理由は、油揚げが吸ってしまった油を抜くことによって、カロリーを落とす為や、味を染み込みやすくする為です。油揚げはたくさんの油を吸い込んでいるのでカロリーが高く、また油によって表面に膜ができてしまい、味が染み込むことを邪魔してしまいます。これらの問題を取り除くのが、油揚げの油抜きをする理由です。
また、昔は油揚げを作る際に古い油を使っていました。古い油は状態が悪く酸化しているので、この古い油を食べてしまわないように、油揚げの油抜きが必要とされていました。現代では油揚げを作る際に使う油はキレイな新しい油なので、油抜きをしなくても油揚げを食べることができます。
油揚げの油抜きは絶対に必要ではない
油揚げを使うレシピの多くは、油揚げの油抜きをすることを勧めています。しかし、必ずしも油揚げの油抜きが必要な訳ではありません。油揚げの油抜きが必要なのは、昔の話です。昔は油揚げを作る際に使う油が古かったので、その古い状態の悪い油を食べない為に油抜きが必要だとされていました。現在は新しいキレイな油で油揚げを作っているので、油抜きは必要の無いものになりました。
ですが、油揚げは油抜きをしてから料理に入れる方が、より美味しい料理を作ることができます。面倒であれば省くことのできる手間ですが、料理をより美味しくする為にもぜひ油抜きは行ってください。
油揚げの油抜きをしたときの効果
油揚げの油抜きをすることで良い効果を得られます。油揚げの油抜きをすることで、油揚げが吸ってしまった油を落とすことができるので、カロリーダウンの効果を得ることができます。油揚げは元々ヘルシーな豆腐から作られていますが、豆腐を油で揚げる際にたくさんの油を吸ってしまうのでカロリーが高くなります。油抜きをすることで、油揚げをヘルシーに食べられるようになります。
また、油揚げは油で揚げて作られているので、その表面は油の膜で覆われています。この油の膜があると、煮汁など調味料の味が油揚げに染み込みにくくなります。油抜きをすることで表面の油が落ちるので、油揚げが煮汁などを吸い込みやすくなり、より美味しく仕上がるという効果があります。
油揚げの油抜きの方法をチェック!
ここでは、油揚げの油抜きの方法について解説しています。油揚げの油抜きは絶対に必要な訳ではありませんが、油抜きをすることで良い効果も得られます。油抜きの方法も簡単なので、油揚げを料理に使う際はしっかりと油抜きを行いましょう。
基本の油抜きの方法
油揚げの油抜きに必要なものは、沸騰させたお湯だけです。ザルに油揚げを入れて、沸騰させたお湯をかけましょう。片面にお湯をかけたらひっくり返し、もう片面にも熱湯をまんべんなくかけて、油抜きの完了です。油揚げを複数枚使う時も、1つのザルに油揚げを全て移して熱湯をかけるだけです。枚数によって手間が変わらないので、簡単に油抜きができます。
油揚げの油抜きをしたあと、表面の油や水気はキッチンペーパーで拭き取りましょう。理由は、水気が残っていると料理の味を薄めてしまうからです。キッチンペーパーで挟んで軽く押さえて、油揚げの油と水気を拭き取りましょう。たった一手間ですが、カロリーダウンや味を染み込みやすくするなどの良い効果を得られるので、時間に余裕のある時は油揚げは油抜きをしてから調理しましょう。
電子レンジで簡単時短の油抜き
電子レンジを使うことで、簡単な上に時短で油揚げの油抜きができます。お湯を沸かす手間が無いので、油抜きをするのが面倒だという方や、忙しい方におすすめです。油揚げをキッチンペーパーに包み、お皿に乗せて30秒ほど電子レンジで加熱しましょう。これで、電子レンジを使った油抜きは終了です。油を吸う必要があるので、必ずキッチンペーパーで包むようにしてください。
電子レンジを使って油揚げの油抜きをすることにより、お湯を沸かすよりも簡単で時短にもなります。電子レンジは元々、食材の持つ油を抜くことが得意です。その為、電子レンジで油揚げを加熱することで油が抜け、更にキッチンペーパーに油を吸い込ませることができます。簡単で時短にもなりますが、お湯を沸かす方法と効果は変わらないので、電子レンジを使う油抜きは手軽でおすすめです。
熱湯で茹でてしっかり油抜き
油揚げを熱湯で茹でることで、お湯をかけたり電子レンジで加熱するよりもしっかりと油抜きができます。鍋にたっぷりのお湯を沸かしてから適当な大きさに切った油揚げを入れ、強めの中火で3分茹で、ザルに上げて水気を切るだけでしっかりと油抜きができます。この方法で油抜きをすると油揚げの中の油まで抜くことができるので、油臭さや雑味が無くより美味しい油揚げになります。
油揚げの油抜きは、簡単にできるものです。しかし、短時間で簡単に油抜きをしただけでは、油揚げの油は抜けきっておらず、油っぽさや臭みが残ってしまいます。いなり寿司など、油揚げ自体にしっかりと味を染み込ませる必要のある料理を作る際は、油揚げをお湯で茹でる方法でしっかりと油抜きをしてから料理に使いましょう。
煮込む方法なら味がしっかり染み込む
油揚げをお湯で煮込むことで、より味の染み込みやすい油揚げにすることができます。鍋にお湯を沸かし、塩を大匙1弱入れて沸騰させましょう。そこに油揚げを入れて数分間グツグツと煮立たせ、冷水にさらしてから水気を切って出来上がりです。この方法で油抜きをすると、油揚げを触っても手に油が付かないぐらい、丁寧にしっかりとした油抜きができます。
水道の温水で時短の油抜き
給湯器付きの水道など、温水の出る水道があればより簡単に時短になる油抜きができます。水道から出る温水で油揚げをさっと揉み洗いするだけで、油揚げの油抜きができます。この方法であれば、お湯を沸かす必要も無いので簡単かつ時短になります。この一手間だけでグッと味が良くなるので、面倒でもぜひ油揚げの油抜きはやっておきましょう。
油揚げの油抜きは冷蔵や冷凍する場合も行う?
油揚げの油抜きは、調理に使う際だけでなく冷蔵保存や冷凍保存をする際にも必要な一手間です。その理由は、油抜きをせずに冷蔵保存してしまうと保存期間が短くなるばかりでなく、カビが生えたり異臭の原因になってしまうからです。ここでは、油揚げの冷蔵保存や冷凍保存について解説しています。
油抜きをせず冷蔵保存はNG
油揚げを冷蔵保存する際は、必ず油抜きをしましょう。油抜きが必要な理由ですが、油抜きをせずに油揚げを冷蔵保存してしまうと、カビが生えたり酸っぱい匂いの原因になってしまうからです。冷蔵庫の他の食品にも匂いが付いてしまうだけでなく、保存期間も短くなってしまうので、油揚げを冷蔵庫で保存する際は必ず油抜きをしてください。
油抜きをして冷凍すると長持ちする
油揚げは、油抜きをしてから冷凍することで長持ちします。油揚げを油抜きをせず冷蔵庫で保存した場合はおよそ1週間で賞味期限が切れてしまいますが、油抜きをした油揚げを冷凍保存すると保存期間はおよそ1ヵ月にまで伸びます。油揚げを購入したら、適当な大きさに切って油抜きをしてから冷凍してしまいましょう。
油揚げを冷凍保存しておけば、料理に使いたい時にいつでも必要な分だけを使うことができます。油抜きをする手間は変わらないので、油揚げを使う際は使う分だけでなく保存する分も油抜きをしておきましょう。
冷凍した油揚げも油抜きしよう
油揚げは油抜きをしてから冷凍することで保存期間が伸びますが、油抜きをせず冷凍保存することもできます。冷凍しておいた油揚げを電子レンジで加熱したり熱湯をかけるなど、凍らせる前の油揚げと同じ方法で油抜きができるので、料理に入れる前に油抜きをしておきましょう。
油揚げは油抜きでひと手間かけて美味しく料理しよう
いかがでしたか?油揚げは油抜きをしなくても料理に使えますが、油抜きをすることでヘルシーになる上に料理をグッと美味しくすることができます。油揚げの油抜きは簡単で時短にもなる方法から、料理をより美味しくする為にしっかりと油を抜く方法まで様々です。油揚げを料理に使う際は、面倒でも一度油抜きをしてより美味しく食べましょう。