油揚げは冷凍保存が便利!保存期間や油抜きの簡単テクニックまで!
油揚げは冷凍で保存することが可能です。油揚げは煮物やいなりずし、お味噌汁などに使用することがある食材ですが、一度に大量に使用することが少ない食材のひとつです。そのまま保存しておくと数日経たないうちに傷んでしまったり、油やけをしてしまうなど、すぐに味が落ちてしまう恐れがあります。油揚げは冷凍保存することで品質を保ったまま長期保存が可能です。今回は、油揚げの冷凍保存の方法や保存期間、油抜きのコツ、解凍の仕方など、油揚げの保存方法について詳しく紹介します。
目次
油揚げの冷凍保存方法を詳しく知りたい!
油揚げは身近な食材のひとつですが、一度に使用する量が少なく残してしまうことも多い食材と感じている人も多いのではないでしょうか?そのまま冷蔵で保存しておくと、油やけして味が落ちてしまったり、傷むのが早いため、長期保存は難しいものです。油揚げは、適切な方法で冷凍することで、おいしく保存することが可能です。
油揚げをおいしく冷凍保存するためには、ちょっとしたコツやポイントがあるものです。また、油揚げは油抜きをすることでよりいっそうおいしく食べられるだけでなく、そのまま冷凍することも可能です。今回は、使い道がたくさんある油揚げの冷凍保存の方法や油抜きの方法、おいしい解凍方法や油揚げを使ったおいしいレシピなど、油揚げの保存方法について詳しく紹介します。
油揚げの冷蔵保存のデメリット
油揚げは冷凍ではなく、冷蔵で保存している人も多いのではないでしょうか?実は、油揚げは冷蔵での保存に向いていない食品です。ですが、油揚げは一度購入するとなかなか使い切るのが難しい食品でもあります。ここでは、油揚げを冷蔵保存した場合のデメリットや油揚げを冷蔵保存した場合の保存期間について詳しく紹介します。
油揚げは使い切るのが大変?
油揚げは安くておいしいため、家庭で作る食事に良く活用している人も多いのではないでしょうか?いなりずしや揚げびたし、お味噌汁や煮物の具材などとして幅広く活用できる油揚げは、どのような料理にも対応することができる万能食材です。1パック5~10枚入っているものが多く、頻繁に安売りされる機会も多いため、一度にたくさん購入している人も多いものです。
油揚げをたくさん購入しても、意外と使い切れなかった経験がある人も少なくないものです。どの料理に使用してもおいしい油揚げですが、一度にたくさん使用するのはなかなか難しい食材でもあります。短い期間で使い切ることがでたり、その都度購入できれば良いのですが、忙しかったり面倒だったりするものでしょう。油揚げは冷蔵保存ですと長期の保存は難しいですが、冷凍保存なら、長い保存期間で保存することが可能です。
油揚げを冷蔵保存した場合の保存期間
安くておいしい油揚げですが、意外と賞味期限が短い食品でもあります。油揚げの賞味期限は3日程度と短く、たくさん買うと使い切るのが難しいと感じている人も多いのではないでしょうか?油揚げの保存する場所といえば冷蔵庫というイメージが強いものです。ですが、冷蔵庫で保存してしまうと、すぐに賞味期限が来てしまうだけでなく、傷んだり油やけしてしまったりなど、すぐに油揚げが劣化してしまうものです。
冷蔵した場合の保存期間は3日と短いですが、冷凍で保存すれば保存期間を長くすることが可能です。油揚げを冷凍してしまうと品質が変わってしまうのではないかと不安になってしまうものですが、油揚げは冷凍しても食感や味わいは変わることがありません。油揚げの正しい冷凍保存を知っておくことで、保存期間を長くし、いつでもおいしい油揚げを食べることができます。
油揚げの冷凍保存方法
ちょっとした料理やメイン料理に活躍する油揚げですが、冷蔵保存以外にも、冷凍で保存することが可能です。冷凍保存することで、冷蔵保存よりも大幅に保存期間をのばすことができます。また、油揚げは冷凍保存しても品質は変わらず、食感や味が劣化してしまう心配がないため、冷凍保存に向いている食材でもあります。ここでは、油揚げの冷凍保存のコツやポイント、保存期間について詳しく紹介します。
油揚げを冷凍した場合の保存期間は?
油揚げはおいしい状態で冷凍することができますが、冷凍した場合の保存期間が気になる人も多いのではないでしょうか?油揚げの正しい冷凍期間を知っておくことで、無駄無く油揚げを冷凍保存することができるものです。ここでは、油揚げの冷凍保存の期間について紹介します。油揚げを冷凍保存する期間は、油揚げの油抜きを事前にしているかどうかで保存期間が異なります。
油抜きをしていない状態で冷凍した場合の保存期間は約2~3週間程度です。油抜きをしていない油揚げの場合、あまり長い期間冷凍保存をしてしまうと、油やけをしてしまうことがあります。そのため、冷凍保存したとしても2~3週間程度で使い切ってしまうことをおすすめします。また、使用するときは料理にもよりますが、しっかりと油抜きの作業をしてから使用するようにしましょう。
特に味の薄い素材本来の味わいを大切にする料理の場合は、きちんと油抜きをして使用する方がおすすめです。油揚げの周りについた油は料理が油っぽくなってしまったり、油自体が酸化している場合があるため、繊細な味付けの料理には影響がでてしまう場合があります。
油抜きをしてある油揚げの保存期間は約1か月程度です。事前に油抜きを施した状態で冷凍保存しているため、油抜きをしていない油揚げよりも長く保存することが可能です。油抜きをしてあると使用するときに下処理が不要なため比較的使いやすいのが特徴です。また、保存期間が若干ではありますが、油抜きをしていないものに比べて長くなるため、長めに冷凍保存したい場合は、油抜きをしてから冷凍保存した方が良いでしょう。
油揚げの短期冷凍保存方法
油揚げを短期間だけ保存する場合は、油抜きをせずに手軽に保存することができます。また、油抜きをしない場合でも、ちょっとしたコツを押さえておくことでおいしく油揚げを保存することができるものです。ここでは、油揚げを短期間冷凍保存する保存方法をコツと合わせて紹介します。
短い期間のうちに油揚げを使い切る予定はあるけれど、味が落ちてしまうことや油やけを防ぎたいときにも、冷凍で保存する方法はおすすめです。冷凍することで、油揚げの品質を落とすことなく保存することが可能です。油揚げを短い期間のみ冷凍で保存したい場合は、油抜きをせずにそのまま油揚げを保存しましょう。そのとき、冷凍した油揚げを使用しやすいように、事前にカットしておくことをおすすめします。
そのままの形で冷凍することも可能ですが、小さく切って冷凍保存しておけば、そのまま油揚げをお味噌汁に入れて具材としてすぐに使用したり、煮物にそのまま入れて使用することが可能です。解凍してから切るという手間が省けるため、カットしてから保存するようにしましょう。
また、油揚げを一回分ずつに分けておくことも大切です。冷凍保存が可能な食材の油揚げでも、何度も冷凍と解凍を繰り返してしまうと、味が落ちてしまう可能性があります。冷凍するときに一回に使用する量に小分けして冷凍しておけば、無駄な量を解凍してしまうこともないため、効率よく油揚げを使用することができます。
冷凍保存するときは、ラップなどで空気が入らないようにしっかりと密封して包むことが大切です。空気にたくさん触れてしまうと、酸化が早まり、油揚げが劣化してしまう原因となります。また、ラップで包むときは出来る限り薄く平らにならすことが大切です。薄く平らにして冷凍することで、素早く短時間で冷凍されるため、油揚げのおいしさを落とすことなく冷凍することができます。
ラップで小分けに包んだ後は、密封できるジッパー付きの袋などに入れて、空気をしっかりと抜いて冷凍庫で保存しましょう。空気を入れないように保存することで、酸化を防ぐこと以外にも、体積を減らすことができるため、冷凍庫のスペースを占領してしまうことも少なくなります。冷凍した日が分かるように、袋に日付と書いておくと分かりやすいためおすすめです。
油揚げの長期冷凍保存方法
油揚げを長期で冷凍保存したい場合は、油抜きをしっかりと行ってから保存することが大切です。長期間保存する場合は、油揚げが劣化せずとも周りについた油自体が劣化してしまい、味が落ちてしまう可能性があります。油揚げが周りについた油のせいでおいしくなくなってしまっては、残念なものです。しっかりと油抜きをすることで、長期間の保存が可能になります。
冷凍保存する油揚げの油抜きをするときは、油揚げを切る前に油抜きをすることがコツです、油揚げを切ってから油抜きをすると、中の柔らかい部分に余計な油が染みてしまい、うまく油抜きの作業ができない場合があります。油揚げを切らずに油抜きをすることで、しっかりと油抜きの作業をすることができるでしょう。
油抜きをしたあとの揚げは温かくなっています。油揚げを冷凍保存する場合は、しっかりと油揚げが冷めてからラップで包むようにしましょう。油揚げが温かいままでラップに包んでしまうと、ラップの内側に水滴ができてしまい、劣化が早まります。また、衛生面でも不安が残るため、しっかりと油揚げは冷ましてからラップで包むようにしましょう。
ラップで包むときは、短期間の保存方法と同様に、使いやすいサイズにカットしてから一回分の量に小分けにして包むようにしましょう。小分けに包んでおくことで、すぐに油揚げを使用できるだけでなく、完全に冷凍されるまでの時間を短縮できるため、油揚げの品質を落とさずに冷凍保存することができます。ラップで包んだ後は、ジッパー付きの袋などに入れて口を閉じ、冷凍庫で保存します。
油揚げの油抜きのコツ
油揚げを油抜きするのは、単純な作業ですが、油揚げを油抜きしたあときちんと処理をしないと、おいしい状態で冷凍できない場合があります。おいしい油揚げを保った状態で油揚げを保存するためにも、油揚げの油抜きのコツを覚えておきましょう。ここでは、油揚げの油抜きのコツを紹介します。
油抜きをした後はしっかりと水分を抜こう
油抜きをするときは、お湯にくぐらしたり、油揚げの上からお湯をかけて行いますが、このとき、意外と油揚げは水分を吸います。そのため、冷凍するときはこの水分をしっかりと取り除くことが重要なポイントです。水分を吸った状態で冷凍してしまうと、食感や味わいが損なわれるだけでなく、油揚げが傷んでしまうのを早める恐れがあります。
油揚げを油抜きしてから冷凍保存するときは、キッチンペーパーでしっかりと油と水分の両方を取り除きましょう。油抜きをするときは、油揚げをカットせずにそのままの状態で熱湯をかけると余計な水分を油揚げが吸わないのでおすすめです。また、油抜きに使うお湯は熱湯を使用しましょう。熱湯を使用することで、手早く油揚げについた余計な油を落とすことができるものです。
油揚げの油抜きが終わり、水分をしっかりと取り除いてからカットすることで、余計な手間なくスムーズに油揚げを冷凍することができます。また、カットした後に水分が気になるようでしたら、カットしたあとにもしっかりと水気を取り除きましょう。このひと手間をかけることで、おいしい状態の油揚げをそのまま冷凍することにもつながります。
臭いが気になる場合も油抜きは効果的
油揚げを購入したとき、油の酸化したような臭いが気になるときがあるものです。油揚げ自体がおいしい状態でも、周りについた油のみが酸化してしまっている場合があります。油揚げの臭いが気になるときにも、油抜きの作業はとても効果的なものです。油抜きをすることで、酸化した油が洗い流され、おいしい油揚げの状態に戻すことができます。
長期間の保存の予定がない場合でも、油抜きをきちんと行うことで、料理のクオリティーがワンランクアップします。油抜きの作業は少々手間に感じてしまうこともあるものですが、油揚げの周りについている油は意外と酸化していることが多いため、きちんと油抜きをして使用するのが望ましいでしょう。
油揚げの解凍方法
油揚げをおいしく冷凍することができても、解凍の方法を誤ってしまうと、せっかくの油揚げがおいしくなくなってしまうこともあるものです。しっかりと冷凍方法を覚えたら、油揚げの解凍方法も覚えておくと良いでしょう。ここでは、油揚げのおいしい解凍方法を詳しく紹介します。冷凍の油揚げを使用するときの参考にしてください。
自然解凍をする方法
事前に油揚げを使用することが決まっている場合は、自然解凍がおすすめです。自然解凍の方法は、油揚げを使用する前日に冷凍庫から冷蔵庫に移し替えておくだけです。ゆっくりと解凍されるため、油揚げの食感や味わいを落とすことなく解凍することができます。また、解凍した後の油揚げは、冷凍する前の油揚げと同じように扱って大丈夫です。
油抜きをせずに冷凍してあった場合は、油抜きをしても良いでしょう。また、短期間冷凍していた場合は、品質が落ちていないため、そのまま使用しても問題ありません。解凍された油揚げの状態を確認して、その状態に合わせて油抜きをするかどうか判断したほうが良いでしょう。油揚げの油のにおいが気になる場合は、油抜きが必要です。
油抜きをしながら解凍をする方法
油揚げは、料理の種類によっては油抜きの作業が必要な場合があります。油抜きをせずに冷凍保存した場合でも、すぐに油揚げを使用したい場合、自然解凍をしている時間がないものです。油揚げは、油抜きと同時に解凍する方法があります。油揚げの油抜きをするときは、熱湯を使用します。その熱湯の温度を利用して油あげを解凍することが可能です。
油揚げの油抜きで取り除かなければいけない油は、表面のみについているため、解凍と同時に油抜きの作業ができます。解凍と油抜きの作業を同時に行いますが、油揚げ自体の味わいや食感が損なわれてしまう心配はありません。手早くできる解凍方法ではありますが、しっかりと油揚げの品質やうまみはそのままの状態で解凍することができるものです。
油抜きと同時に油揚げを解凍することができるこの解凍方法は、忙しいときや、急に油揚げが必要になったときにぴったりです。素早く料理の作業を進めることができるため、油揚げを冷凍したときには、この解凍方法を覚えておくと良いでしょう。
凍ったまま調理する方法
油揚げは凍った状態で調理することが可能です。冷凍する前に使用しやすい大きさにカットしておけば、料理に冷凍された油揚げをそのまま入れて加熱し、同時に解凍することもできます。この方法は、煮物やお味噌汁に油揚げを使用したいときにおすすめの方法です。具材として冷凍した油揚げをそのまま使用する場合は、加熱時間やタイミングに気を付けましょう。
葉物野菜などの火が通りやすい野菜と同時に入れてしまうと、先に葉物野菜に火が通りすぎてしまう場合があるため、時間をずらして入れることがポイントです。そのため、冷凍された油揚げは、根菜類など火が通りにくい野菜を入れるタイミングで一緒に入れるのがおすすめです。冷凍された油揚げをそのまま入れて使用するときは、油揚げを入れるタイミングを間違えないようにしましょう。
冷凍油揚げを使ったおすすめレシピ
油揚げの冷凍方法や解凍方法をしっかりと覚えたら日々の料理にも活用したくなるものです。冷凍した油揚げはさまざまな料理に使用することが可能です。ここでは、冷凍した油揚げを使ったおすすめのおいしい人気レシピを紹介します。
見た目も可愛くてお弁当におすすめ「油揚げのくるくる」
油揚げにくるくると具材を巻いて作る「油揚げのくるくる」は、見た目にも可愛いため、お弁当のおかずとしてもぴったりの料理です。カリッと焼けた揚げと、トロトロに溶けたチーズの相性はまさに絶品で人気のお弁当のおかずのおすすめレシピです。
- 冷凍油揚げ2枚
- ベーコン4枚
- とろけるチーズスライス2枚
- 砂糖大さじ2分の1
- 味噌大さじ2分の1
- みりん大さじ1
- 油揚げは解凍して、油抜きをしていない場合はしっかりと油抜きをします。油抜きをしたあとは、きちんと水気をキッチンペーパーなどを使用して取り除きましょう。
- 油揚げを半分に開き、内側にベーコンとチーズをのせます。
- 端からきつめに巻いていきます。巻き終わったら爪楊枝を使用して止めましょう。
- フライパンを中火で熱し、油揚げと具材を巻いたものを焼いていきます。表面に焼き目がついてこんがりとしてくるまで、じっくりと焼きましょう。
- 焼き色が全体にしっかりとついたら、みりん。砂糖、味噌を混ぜ合わせた合わせ調味料をかけて、加熱しながら全体に絡めます。
- 汁気がなくなったら、半分に切ってできあがりです。
もう一品欲しいときに便利「焼き油揚げとミョウガと大葉の和え物」
冷凍した油揚げは、和え物としてもおいしくいただくことができます。ミョウガと大葉の香り高い薬味を一緒に和え物にすることで、爽やかな風味とシャキシャキとした歯ごたえもプラスすることができるものです。食卓にもう一品欲しいときにピッタリのレシピでしょう。
- 冷凍油揚げ1枚
- 大葉3枚
- 冥加1個
- しょうゆ適量
- 白みそ大さじ1
- 甘酢小さじ1
- 練りからし適量
- 甘酢を事前に作っておきます。酢300mlに砂糖おさじ8、塩小さじ2を入れて加熱し、砂糖が全て溶けたら火を止めて瓶に入れます。保存は冷蔵庫で可能です。
- 油揚げは熱湯をかけて油抜きをしながら解凍します。水分をきちんとふき取ったら、醤油を表面に塗ってフライパンで焼き、こんがりと焼き目がついたら取り出します。
- 焼いた油揚げは一口サイズに、大葉とミョウガは細切りにします。
- 甘酢と死と味噌、適量の練りからしをボウルで混ぜ合わせ、具材を入れて絡めたらできあがりです。
冷凍油揚げを作って便利に活用しよう!
油揚げはおいしい状態で冷凍することが可能です。冷凍しても、油揚げは食感や味わいが変わることはありません。また、油抜きをすることで、さらに長い期間冷凍保存することができるのも魅力的なところです。冷凍した油揚げは解凍方法によって、料理の時間を大幅に短縮することも可能です。
油揚げを冷凍しておけば、使いたいときにすぐ使用することができるため大変便利なものです。また、冷凍方法を覚えておけば、油揚げが安いときにたくさん購入して保存しておくこともできます。油揚げを適切な方法で冷凍・解凍して、日々の料理に活用してください!