梅酒のアルコール度数は高い?自家製・メーカーや飲み方で比較!
梅酒は他のお酒に比べると苦手な方でも飲みやすく、女性からも人気があるお酒ですが、梅酒のアルコール度数を気にしたことはありますか?爽やかな香りがして、甘く飲みやすい梅酒は、実はアルコール度数が高いお酒です。梅酒を自家製で作った場合と市販品のアルコール度数はどれくらいなのか調査し、梅酒のメーカー別に比較もしてみました。梅酒には豊富な種類の飲み方があり、ストレートやロックなど割り方によってのアルコール度数も紹介していきます。
目次
梅酒のアルコール度数はどれくらいか調査
爽やかな香りと、甘くて酸っぱさがある梅酒は、お酒の中でもかなり飲みやすいお酒となっていますが、梅酒のアルコール度数はどれくらいあるか知っていますか?飲みやすい梅酒なので、ロックやストレートで飲むと気づいたら酔ってしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか?梅酒は割り方によってもアルコール度数は変わってきますが、まずは一般的な梅酒のアルコール度数は高いのかどうなのか紹介していきます。
梅酒の一般的なアルコール度数
梅酒の一般的なアルコール度数は、居酒屋などのもので大体8%から15%となっています。ビールのアルコール度数は約5%なのでビールよりも高く、ワインや日本酒のアルコール度数は約15%なのでワインや日本酒を飲んでいるのとあまり変わりませんので梅酒をストレートで飲むのは、ワインや日本酒をグイグイ飲んでいることになります。梅酒は飲みやすいですが、アルコール度数や摂取量も多くなっているので注意が必要です。
基本的に居酒屋などロックで提供されている梅酒や一般的な市販されている梅酒は、アルコール度数が調整されているので、そこまで度数が高いものではありません。梅酒はワインや日本酒と違い、甘味が感じられるので比べると飲みやすくペースが速くなってしまい、アルコール度数が高いことも忘れがちになってしまうので、市販品など梅酒のアルコール度数を知り飲みすぎないように注意が必要です。
梅酒以外のアルコール度数
梅酒の大体のアルコール度数は8%から15%ですが、梅酒以外のアルコール度数はどの程度あるのでしょうか?一般的なお酒でビールの度数が約5%、日本酒の度数が約15%、ワインの度数が15%、焼酎の度数が約25%、シャンパンの度数が約12%、ウィスキーの度数が約40%、ウォッカ・テキーラの度数が約40%となっています。様々なお酒がありますが、アルコール度数が高いのか低いのかを知り、美味しくお酒を楽しみましょう。
梅酒の豊富な種類の選び方
梅酒には梅の種類や焼酎、日本種などがベースになっているお酒の種類、材料、他にも製造方法やアルコール度数など豊富な種類がありますが、何を基準に梅酒を選んで飲んでいますか?種類が多いのでなんとなくいつも飲んでいる梅酒を手にされている方もいると思いますが、梅酒の種類や特徴、ベースになっている材料など知って、バランスの良い味わいのものを選ぶことが大切です。梅酒の選び方のポイントを紹介します。
まず梅の種類ですが、梅酒に使われることが多いのは「南高梅」です。生産地は和歌山県の白梅でその果実は最高級品とされています。国内で栽培されている梅の種類は約300種類にもなり、他にも鶯宿(おうしゅく)、白加賀(しろかが・しらかが)、豊後(ぶんご)、玉英(ぎょくえい)、青軸(あおじく)、竜峡(りゅうきょう)、など梅酒に使われる梅の種類は豊富です。梅の品種により味わいが違うので自分に合った梅酒を選んでみましょう。
次にベースのお酒での選び方ですが、様々なお酒に漬けて作られている梅酒は、ベースとなるお酒の種類が変われば味わいも変わってきます。飲みやすさを重視する方は、ホワイトリカーベースの梅酒やスパークリング梅酒がおすすめです。クセがなく、梅酒本来の味わいや香りが楽しめます。程よい甘さやまろやかさを重視する方は日本酒ベースの梅酒がおすすめです。日本酒元々の甘味と梅の酸味でフルーティな味わいが楽しめます。
独特の香りや爽やかさを重視する方は、本格焼酎ベースの梅酒がおすすめです。本格焼酎は独特の香りや様々な味が作りだせて楽しめます。自分の好みに合った焼酎を使用している梅酒を選ぶと良いでしょう。甘さと香りの2つを楽しみたい方はブランデーベースの梅酒がおすすめです。ブランデーが元々持つ優雅な香りと梅の甘酸っぱさも引き出してくれるので、ゆっくりと味わえるでしょう。
次に熟成度合いでの梅酒の選び方ですが、梅酒は長期間熟成させることで、香りやコクが出て、美味しい梅酒を作ることがきます。梅酒が好きな方は、熟成の期間で選ぶのもいいのではないでしょうか?一般的に家庭で作る場合は、3か月程度熟成させます。
最後に砂糖の種類でも梅酒の味わいが変わってきます。一般的に氷砂糖を使いますが、黒砂糖やはちみつなどを使うこともあります。黒砂糖を使うと独特なコクが生まれ、はちみつを使うとフルーティさも生まれます。砂糖によっても梅酒の味わいが変わってきますので、是非自分の好みの梅酒を探してみて下さい。
梅酒の自家製のアルコール度数
梅酒の一般的なアルコール度数を紹介してきましたが、家庭で自家製の梅酒を作る場合のアルコール度数はどのくらいになるのでしょうか?自家製の梅酒は、梅を漬けるお酒の種類で大きく変わってきますので、自家製の梅酒のアルコール度数は、自分がどのような梅酒の味わいが好きなのかでも違ってきます。日本酒、焼酎、ホワイトリカーで作る場合のアルコール度数を紹介します。
日本酒で作る場合のアルコール度数
梅酒を自家製で作る場合には、酒税法により、アルコール度数が20度以上のお酒を使用しなければいけないので、アルコール度数が20%以上の日本酒を使うように注意しましょう。アルコール度数が低いと腐敗しやすくなってしまうようです。梅酒の水分が溶け出すため、日本酒を使い自家製で作る場合は、アルコール度数は20%より低くなり、14%から15%が目安となります。
焼酎で作る場合のアルコール度数
焼酎で作る場合のアルコール度数ですが、焼酎には25%や35%など幅広く種類がある為、使用する焼酎のアルコール度数によって変わってきますが、焼酎を使って自家製で作る場合は15%から20%前後が目安です。焼酎には麦、芋、米など種類があるので、自家製梅酒を作る際は色々と試してみるのもおすすめです。さらに品質の良い焼酎を使うことで梅の成分がしっかりと溶け出し混ざるので、コクやキレ、まろやかさが出ます。
ホワイトリカーで作る場合のアルコール度数
ホワイトリカーはお酒の中で焼酎に分類される無味無臭の焼酎甲類です。果実の風味を生かし感じることができるので、果実酒を作るときに使うのが向いていて梅本来の味わいが楽しめます。ホワイトリカーはアルコール度数が35%程度のものを使うのが一般的です。ホワイトリカーを使って自家製で作った場合の度数は20%前後が目安になります。
梅酒のアルコール度数をメーカー別に比較
梅酒はメーカーや市販品にも様々な種類があり、スーパーやコンビニでもよく見かけますが、自家製では作れないような味わいのものも豊富にあります。そこで、皆さんも1度は耳にしたことがあるメーカーで、チョーヤ梅酒シリーズとサントリー梅酒シリーズのアルコール度数を、それぞれメーカー別に分けて紹介していきます。
チョーヤ梅酒シリーズのアルコール度数一覧
1つ目にメーカー、チョーヤ梅酒で「チョーヤ梅酒 紀州」はTVCMでも流れていたこともあり、知っている方も多くいるのではないでしょうか?アルコール度数は14%です。酸味料・香料は一切使用されておらず、本格梅酒のスタンダード商品となっています。次に「さらりとした梅酒」こちらもTVCMでよく見かけると思いますがアルコール度数は10%です。しっかりと梅酒の味わいを残しながら、さらりとした飲み口が特徴の梅酒です。
次に「The CHOYA ウメッシュ」は本格梅酒のソーダ割になっている商品で、アルコール度数は低めの4%です。パッケージをプレミアム濃厚タイプに相応しくリニューアルされています。次に「The CHOYA BLACK」は1年以上熟成させた梅酒に、フランス産のブランデーをブレンドしています。アルコール度数は14%です。しっかりと梅の風味、香りも感じられます。
サントリー梅酒シリーズのアルコール度数一覧
2つ目にメーカー、サントリーで「澄みわたる梅酒」は天然水を主体に作られている梅酒で、アルコール度数は10%です。パッケージの爽やかな見た目もそうですが梅由来の爽やかな香りと甘さが楽しめ、糖質50%オフのすっきりした味わいになっています。次に「食事においしい ごちそう梅酒(うまみの芳醇)」は商品名の通り、食事に合うように作られた梅酒で、アルコール度数は10%です。濃い味わいの料理にピッタリの梅酒です。
次に「まろやか完熟梅酒」は、ふっくらと熟した紀州産南高梅を厳選してつくられています。アルコール度数は10%です。トロ~っとしたやさしい甘さがある梅酒。さっぱりとしたソーダ割もおすすめのようです。次に「手摘み南高梅の完熟梅酒」は商品名の通り、紀州産南高梅を丁寧に手摘みし、漬け込んだ梅酒です。アルコール度数は12%です。フルーティさがあり、様々な割り方で楽しめる梅酒になっているようです。
梅酒のその他市販品のアルコール度数
チョーヤ梅酒とサントリー梅酒をメーカー別に紹介しましたが、その他、市販品の梅酒のアルコール度数も紹介していきます。市販品も種類が豊富です。合わせて市販品の梅酒の特徴や味わいも紹介していくので、自分の好みに合う梅酒探しの参考にしてみて下さい。
八木酒造 とろとろの梅酒
八木酒造・とろとろの梅酒は、奈良県西吉野産の完熟梅果肉をたっぷりと贅沢に使ったにごり梅酒です。花札のおしゃれなデザインとバランスが取れている味わいは、梅酒の代表格ともいえるような特徴になっています。アルコール度数は10%です。旨みと酸味が凝縮した食感で、商品名の通りとろとろ感が味わえクセになる果肉感が思う存分に楽しめる梅酒です。こちらを最大限に味わうなら飲み方はストレートがおすすめのようです。
白海山の焼酎で仕込んだ梅酒にごり
白海山の焼酎で仕込んだ梅酒にごりは、国産の良質なこだわりの梅を使って仕込んだにごり梅酒です。アルコール度数は14%です。梅のペーストを加えることによって、梅の風味が増し、口当たりはとろりとしていて、濃厚な味わいですがすっきりとした梅酒になっているようです。飲み方も冷やしてストレートで飲んだり、ロックや水割り、ソーダ割と様々な割り方でも楽しめます。
紅南高梅を使用した紅南高
紅南高梅を使用した紅南高は、濃厚でどっしりとした深い香りの梅酒になっています。アルコール度数は20%です。第1回梅酒グランプリで堂々の第1位を認定されたこともある本場和歌山の梅酒です。紅南高梅は希少価値が高く、天候が良い年しかできないのです。上品な旨みですっきりとした完熟系フルーツのような芳しい香りがあるようです。ロックやストレート、ソーダ割がおすすめの飲み方になっています。
芋焼酎と梅の酸味が相性抜群 芋焼酎造り五代梅酒
芋焼酎と梅の酸味が相性抜群の芋焼酎造り五代梅酒は、各家庭で作られてきた梅酒作りそのままの、新鮮な青梅、氷砂糖、芋焼酎(さつま五代)の原酒で漬け込んであります。アルコール度数は12%です。芋焼酎の香りと梅の酸味が調和して深み、甘味もある味わいが特徴です。ストレートで口当たりのよさと後味を味わってみたり、ロックでの飲み方もおすすめです。
女性に人気の高いあらごし梅酒
女性に人気が高いとされるあらごし梅酒は、奈良県西部にある葛城山麓のふもとで作られている梅酒のようです。アルコール度数は12%です。吉野梅の香り高い果肉と味わいが口の中に広がります。甘くて酸っぱい梅の香りがバランス良く、とろりとしたやわらかな口当たりで、濃厚な果実感溢れるデザート梅酒になっています。日本酒をベースにした梅酒で、ロックやソーダ割など好みの飲み方で楽しめる梅酒になっています。
梅酒のアルコール度数を飲み方・割り方別に比較
自家製やメーカー別、市販品の様々な梅酒のアルコール度数や特徴を紹介してきましたが、ここでは梅酒の飲み方、割り方別にアルコール度数を紹介していきます。梅酒は割らずにそのまま飲んでも飲みやすいので、ロックやストレートの飲み方をする方も多いと思いますが、ソーダ割や水割り、お湯割にする飲み方から、牛乳割と言ったあまり見かけない割り方やひと手間加えた飲み方などあります。
梅酒ストレートのアルコール度数
梅酒を常温でそのままの味を楽しむ飲み方、ストレートで飲んだ時のアルコール度数は、梅酒の度数そのままになるため、大体8%から15%となります。もちろんストレートで飲む場合は割って飲んだ時よりも高いアルコール度数になるので、自分の体調を見て無理なく楽しみましょう。味や香りを存分に楽しみたい場合はストレートで飲むのがおすすめです。アルコール度数が高いと感じるようでしたら好みの割り方で割って飲みましょう。
梅酒ロックのアルコール度数
梅酒に氷を入れて飲む飲み方で、最も人気があるロックの場合のアルコール度数は、ストレートとほとんど変わらず大体8%から15%です。ロックは冷やしておいたロックグラスに、大きめの氷を入れて、梅酒を注ぎます。ロックで飲むと梅酒本来の爽やかな風味と美味しさが直接感じられ、氷の解け具合でも味わいが変わり、度数も徐々に下がり楽しめるのではないでしょうか?
梅酒ソーダ割のアルコール度数
梅酒をソーダ割したときのアルコール度数は、大体4%から5%になります。ソーダ割の度数はそれほど高くありません。爽やかに爽快感を楽しめる飲み方で、さっぱりとした味わいになります。ソーダはそっと注ぎ、軽く氷をすくうようにしてやさしくかき混ぜます。ソーダ以外の割り方で、ジンジャエールやコーラなど炭酸のジュースでの割り方をしても美味しく味わえます。
梅酒水割りのアルコール度数
梅酒を水で割った時のアルコール度数は、大体5%です。水割りの度数もそれほど高くはありません。飲みやすい割り方になるので人気もあり、梅酒さえあれば水を注いで出来るので、手軽に楽しめます。氷を一緒に入れた場合は氷の分溶けて薄まるので少し濃いめに梅酒を入れると良いでしょう。
梅酒お湯割りのアルコール度数
梅酒をお湯で割った時のアルコール度数は、大体4%です。お湯割りもそれほど度数は高くありません。お湯での割り方も美味しく梅酒を飲むことができます。梅酒の香りがフワ~っと広がり、寒い時期など体が温まるのでおすすめの飲み方でもあります。香りが飛ばないように沸騰したお湯ではなく、70度くらいのお湯を注ぐようにしましょう。
梅酒牛乳割りのアルコール度数
梅酒を牛乳で割った時のアルコール度数は、4%以下になります。梅酒を牛乳で割る飲み方をあまり見かけなかったり、したことがない方もいると思いますが、甘くて酸っぱさがあり、まろやかな梅味のヨーグルトのような味わいになるようです。牛乳で割るとそれほど度数も高くないのですし、牛乳の量によってまろやかさが調節できるので、牛乳での割り方をしたことがない方は、1度試してみてはいかがでしょうか?
梅酒を飲むときの注意点
爽やかな風味で甘く、飲みやすい梅酒なので、つい飲みすぎてしまうことも多々あると思いますが、梅酒を飲むときの注意点は何でしょうか?市販品での高い度数のものや、度数の高い梅酒の割り方によっては、ジュース感覚でスイスイ飲めてしまうほど、美味しく、意外と高いアルコール度数を飲んでいる場合もあるので気をつけましょう。
梅酒に限らずお酒は適量を守って飲む
梅酒はアルコール度数が以外と高くなっており、梅酒に限らずお酒を飲むときは適量守って飲むことが大切です。適量は人それぞれ個人差もありますし、飲んでいる日の体調、年齢によっても変わってきます。適度な飲酒はストレス解消になり、疲れた体をリラックスもさせてくれますが、過度なアルコール摂取をすれば、体に様々な悪影響や肝臓障害などのリスクも上がります。飲酒をするときは常に適量を守ることを心がけましょう。
休肝日を忘れずに作る
適量飲酒を心がけるとともに、休肝日を忘れずに作るようにするのが大切です。週に2日はお酒を飲まない日を設け、肝臓を休めるようにしましょう。飲酒量を減らす効果もあるようです。ですが、2日休肝日を作ったと言え、他の日に大量に飲んでは意味がないので注意しましょう。
梅酒はアルコール度数は高いがフルーティで飲みやすいお酒!
梅酒を自家製で作ったものやメーカー別、市販品のアルコール度数などを紹介してきましたが、意外と高いアルコール度数になっています。ですが、フルーティな梅酒もありとっても飲みやすいお酒です。自家製、メーカー別、市販品どれにしても豊富な種類があり、割り方によってもまた味わい方が違い楽しめます。これだけの種類があるとどの梅酒にしようか迷ってしまいますが、梅酒の度数も知り、好みの梅酒を見つけてみて下さい。