たこまんまは北海道の珍味・タコの卵!美味しい食べ方など紹介!

たこまんまって知っていますか?たこまんまとはヤナギタコというタコの卵巣の食品名で、様々な食べ方を楽しむことができる北海道の有名な珍味の一つです。ほとんど地元で消費されてしまうため、地方で見かけるのは稀ですが、最近では冷凍したたこまんまを通販などで購入することができます。醤油に漬け込んでの食べ方もありますが、茹で方を覚えるとたこまんまの食べk方の幅が広がります。特に冷凍して保存する際には茹で方には注意する必要があります。今回は、この美味しいたこまんまの美味しい食べ方等について紹介します。

たこまんまは北海道の珍味・タコの卵!美味しい食べ方など紹介!のイメージ

目次

  1. 1たこまんまは北海道の珍味として知られるタコの卵巣
  2. 2たこまんまの美味しい食べ方は?
  3. 3たこまんまはどうすれば食べられる?
  4. 4たこまんまは一度食べてみる価値ありの珍味!

たこまんまは北海道の珍味として知られるタコの卵巣

たこまんまは、もともとは北海道の珍味の一つとして北海道内だけで食べられていたタコの卵巣ことですが、最近様々なメディアに取り上げられ、冷凍ものを通販などで地方でも購入できるようになりました。醤油や酢に漬け込んでも美味しいたこまんまですが、地元北海道では、煮物など様々な料理に使われており、美味しくできる茹で方なども紹介されています。北海道の珍味、美味しいたこまんまについて紹介します。

北海道のたこまんまはヤナギダコ

北海道でたこまんまと言えば、北海に生息するヤナギダコというタコの卵巣のことを言います。ヤナギダコは全長1mほどで体重が4kgほどになるマダコ科の中型タコの1種です。水深200メートル以遠の泥底に好んで住み、夏は深いところ、冬は浅いところに生息します。雌は700~1200個ほどの卵を有し、春頃に産卵します。茹でても硬くならず柔らかいタコなので、茹で方をさほど気にしなくても美味しくいただけます。

タコで有名な兵庫県明石市にもたこまんまがある?

たこまんまと言えば、北海道のヤナギダコの卵巣として有名ですが、明石のタコとして有名な明石市にもたこまんまと同じような珍味が存在します。明石市ではマダコの卵を塩漬けにした食品を、「海藤花(かいとうげ)」として販売されています。海藤花は黄白色の卵から連なってまるで藤の花のように見えることから「海藤花」と呼ばれるようになったそうです。

海藤花もたこまんまと同じく珍味として扱われ、珍味を取り扱っているお店や、冷凍ものなどを通販にて購入することができます。酢のものとして食べられたり、茹で方に工夫がいりますが煮物や椀物として食べられたりもします。マダコの卵はヤナギダコの卵と比べ一回りほど小さいのが特徴です。イクラと同じように食べられますが、イクラよりも安価で購入することができます。

たこまんまの名前の由来

ヤナギダコはイイダコと同じく、大粒の楕円形の卵を宿し、茹でると白く炊いた米粒状となるので、たこまんま(ご飯・米)と呼ばれるようになったそうです。ヤナギダコの卵巣の中には大量の米粒大の卵が入っています。たこまんまの薄皮を破くと米粒大の卵が大量に出てきます。たこまんまの卵1粒1粒の大きさは長さ1.5cmほどの透明色をしていますが、卵巣のまま茹でると袋を破った時に白米のような白色の卵が出てきます。

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たこまんまの美味しい食べ方は?

冷凍の通販でも人気のたこまんま、通販で買うと膜付きのままで配送されるままで配送されるので、いったいどう食べれば良いのか迷ってしまいます。ここでは美味しいたこまんまの下処理の方法を紹介し、たこまんまを美味しく食べるのにはどうすれば良いのか、おすすめの食べ方について紹介します。

膜を切って中の卵を出す

たこまんまは購入した時の状態では薄い膜に包まれており、触れるとポヨンポヨンとした弾力があります。調理法や食べ方にもよりますが、ねこまんまを食べるにはこの薄い膜を切って、中身を取り出す必要があります。まず、薄い膜に爪楊枝もしくは包丁で軽く穴を空け、その穴を大きくするため包丁やハサミ等で切り込みを入れます。

その空けた穴からグレープフルーツのように一連の卵が出てきます。まるで水ようかんを袋から押し出して出すように、袋を裏返しながらねこまんまを押し出します。容器にねこまんまを入れて、袋にくっついている部分をハサミや包丁等で切り離せば、ねこまんまを調理する準備が整いました。先に茹でておく場合には、一度袋のまま茹でて、同じように袋に開けた穴から押し出すようにねこまんまを取り出します。

たこまんまは醤油や酢に浸けて食べると美味しい

たこまんまのオーソドックスな食べ方は醤油や酢に漬け込むことです。イクラと同じように醤油に漬け込むと醤油のコクがたこまんまの旨味を引き立てます。作り方も簡単で、膜から取り出したたこまんまを軽くほぐします。その後さっと水洗いをしてからザルにあげ、水切りをします。鍋にみりんと日本酒を入れ、沸騰させてアルコール分を飛ばします。

鍋に醤油を加えて、一煮立ちさせたら鍋の火を止めます。香りと風味づけに昆布を鍋の中に入れ、出汁をとり、粗熱がとれたらたこまんまの醤油漬けのタレの完成です。保存ができるように蓋などがついたタッパにたこまんまを移し、先ほど完成した漬け汁を注ぎます。この際、必ず冷めているのを確認してから注ぐようにしてください。

たこまんまの卵が壊れないように優しく漬け汁が全体になじむようにかき混ぜてください。タッパの蓋をして冷蔵庫で半日~一日以上寝かせれば美味しいたこまんまの醤油漬けの完成です。ぬるっとした独特の食感とたこまんまの濃厚な旨味を堪能してください。

たこまんまのおすすめの食べ方2つ目は、甘酢漬けです。甘酢漬けにすると冷凍しなくても、ある程度の期間の保存することができるので、スーパーや通販などで余るくらい買ってしまった時にはおすすめです。作り方は、たこまんまを膜のまま、蒸し器で蒸します。蒸したたこまんまを粗熱が取れるまで置いておき、膜がついたまま容器に移します。

容器にみりん、酢、鰹節(粉末でも可)、白出汁を適量入れ、容器の蓋をし、冷蔵庫で数日間漬け込んでおきます。味が染み込んできたら完成です。食べる際に一口大に切り分けます。甘酢とたこまんまの相性も良く、ご飯のお供や、お酒のあてとしても活躍します。

たこまんまの茹で方は?

続いてはたこまんまの茹で方を紹介します。たこまんまを買いすぎてしまった時は茹でてから冷凍保存すると長持ちします。たこまんまの茹で方は簡単です。まず鍋にたこまんまが入るくらいの十分な水を入れ、塩を大さじ1ほど鍋に入れます。鍋の中の水が沸騰する直前にたこまんまを膜のついたまま入れます。5分ほど茹でたら火を止めて余熱で温めます。

たこまんまが固くなったら、鍋から取り出し、ザルにあげて水分を切ります。たこまんま自体の塩味が強いので味付けしなくてもそのまま食べれますが、好みの大きさに切って酢の物にしたり、サラダにしたり、煮物にしたりと幅が広がります。

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たこまんまはどうすれば食べられる?

北海道の珍味の一つであるたこまんまを食べるためには、どこで購入することができるのでしょうか?北海道では地元のスーパーマーケット等で購入することができますが、関東や関西など内陸ではあまり見かけることがありません。どういう経路で手に入るかを紹介します。

通販で冷凍品を買うことができる!

近年の輸送技術や通信技術が発達のおかげで、日本中どこにいてもインターネット通販で冷凍のたこまんまを購入することができるようになりました。ただし、インターネット通販では、北海道のヤナギダコの卵ではなく、ミズダコの卵であることが多いので味わいが少し違うので注意が必要です。ボイルしてから冷凍していることも多いので生の水ダコを手に入れることは難しいかもしれません。

生食に近い感じのたこまんまを手に入れたければ、瓶詰のたこまんまの塩辛やたこまんまの三杯酢といった商品も発売されています。関西・特に明石の方では、時々市場にマダコの海藤花が出回ったり、乾物・珍味屋さんでも売っていることがありますので、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか?また、北海道のマルサン工藤商店はたこまんまのかまぼこを全国発送しているので、問い合わせてみるのも良いかもしれません。

北海道で有名な「回転寿しトリトン」で食べられる!

北海道で有名な「回転寿しトリトン」でも、たこまんまのお寿司を食べることができます。生のたこまんまを軍艦巻きにした「タコの子の軍艦巻き」はトリトンでも人気メニューとなっています。イクラと卵黄の中間のような食感と濃厚な旨味は一度食べるとくせになってしまいます。「回転寿しトリトン」はスカイツリー内にも店舗を出しているので関東で美味しい生のたこまんまが食べたくなったらぜひ行ってみましょう。

たこまんまは一度食べてみる価値ありの珍味!

たこまんまは古くから北海道で食べられている郷土料理ですが、最近その美味しさ、珍しさが伝わり少しずつ北海道以外の地域でも食べられるようになってきました。生のたこまんまの見た目は少しグロテスクですが、茹でてその卵を覆っている膜を取ると真っ白い炊き立てのご飯のような卵が大量に出てきます。味わいもねっとりと濃厚な旨味で今まで一度口にすると病みつきになってしまいそうになります。

生のたこまんまをイクラのように醤油漬けや三杯酢漬けにしても、もちろん美味しいですが、蒸したり、茹でたり、煮物にしても美味しい万能の食材です。通販で冷凍を購入する以外はなかなか、手に入れることは難しいですが、時々スーパーマーケットなどに出回っていることもありますので、見かけたらぜひ購入してみましょう。

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