すき焼きのカロリーは高い?ダイエット中に食べる時の注意点!
こってりと甘辛い味付けで美味しいすき焼きは、大人から子供まで大人気のメニューです。お祝い事などの特別な時に食べることも多いメニューですが、カロリーが高いのが気になるという人は多いのではないでしょうか?ここでは、おいしいすき焼きをカロリーオフにして食べる食べ方を紹介していきます。ダイエット中の人には特に気になる糖質を抑える方法や、痩せるためにポイントとなるレシピの工夫なども紹介していくので、普段の食生活にぜひ活用してみてください。
目次
すき焼きはカロリーは高いが食べ方で変わる!
すき焼きのカロリーとは?
甘辛い味付けでお肉もがっつり食べられるすき焼きは、大人から子供まで人気のメニューです。そんな大人気のすき焼きのカロリーは、和牛ロースで約900キロカロリー、赤身の多い輸入もも肉を使うと約500キロカロリーとなっています。美味しいすき焼きも、やはりカロリーが高いのが気になってしまいます。
さらに、すき焼きはカロリーが高いだけでなく、もちろん各種の成分も多く含まれています。一般的なすき焼きに含まれる量が、タンパク質は29.4g、脂質は44.9g、炭水化物は44.7g、ナトリウムは2.3g、食塩相当量は5.9gとなっています。ダイエット中の人はカロリーオフに気を使うことが多いですが、脂質や炭水化物も同じくらい重要です。
すき焼きはカロリーや脂質、炭水化物の量が多いメニューですが、ダイエットには天敵の糖質もたくさん含まれています。いくらカロリーオフに気を使っていても、糖質がたくさん含まれていれば相殺されてしまうことも多いです。すき焼きに含まれる糖質の量は、一人前当たり約30gとなっています。ただし、これは一般的な作り方のすき焼きの場合となります。
すき焼きが高カロリーの原因は牛肉
すき焼きはカロリーが高いメニューですが、じつは、すき焼きのカロリー源の中心は牛肉で、これをどれだけ食べるかがカロリーオフにする最も重要なポイントとなっています。すき焼きに使われる牛肉は、脂ののった肩ロースが一般的です。
すき焼きに使う牛肩ロース肉100gあたりのカロリーは約400キロカロリーなので、150g食べる場合だと600キロカロリー、200g食べる人では800キロカロリーになります。ちなみに、一般的なすき焼きのレシピでは、1人前で牛肉100g程度です。たくさん食べればその分カロリーが高いのは当たり前ですが、特にカロリーの高い牛肉を使うことで、よりカロリーが高いというのが現実です。
すき焼きがダイエット向きって本当?
すき焼きの糖質量は?
先ほど、すき焼きに含まれる糖質の量は、一人前当たり約30gと紹介しましたが、じつは、すき焼きの糖質のほとんどは、割り下に入っている砂糖などの調味料に含まれています。4人前のすき焼きを作るのに必要な砂糖は、およそ40g前後になります。さらに、料理酒も調味料として使いますが、こちらも原料が米なので、糖質をたくさん含みます。
砂糖や日本酒を調味料として使う結果として、すき焼きは1人前(肉100g)で25〜30g程度の糖質になってしまいます。さらに、肉をさらにたくさん食べるという場合は、当然糖質の量も比例して増えることになります。スタンダードな糖質制限ダイエットの食べ方では、1食の糖質量を40gまでに抑えたいところですので、2人前以上食べてしまうと糖質オーバーということになります。
一般的な作り方のすき焼きは、思ったよりも糖質が高めで、カロリーオフの食生活での食べ方に気を使っている人は敬遠してしまうかもしれませんが、甘めの味付けであるすき焼きのたれには大量の砂糖を使ってしまうため、どうしてもすき焼きは糖質が高くなってしまいます。それでは、ダイエット中の人はすき焼きを食べないほうがいいのでしょうか?
すき焼きは実はダイエット向き
カロリーが高く、糖質もたくさん含んでいるすき焼きは、痩せることを考えている人は食べないほうがいいのではないかと思ってしまいます。しかし、じつはすき焼きは食べ方次第で簡単にカロリーオフできてしまうので、痩せるのにぴったりのメニューなのです。一度にたくさん食べないようにするなど、食べ方に気を付けて、すき焼きを思う存分楽しみましょう。
すき焼きは牛肉がメインのメニューですが、じつは野菜もたくさん含まれています。長ねぎ、しいたけ、焼き豆腐、しらたきなど、カロリーオフのメニューには欠かせないヘルシーな具材をたくさん使っているので、食べ方に気を付ければ、簡単にカロリーオフメニューにすることができます。
このように、すき焼きは豊富な食材を使っているにも関わらず、低糖質でヘルシーな食材で作られています。砂糖をたっぷり使ったすき焼きのたれさえなければ、糖質制限食として最適なカロリーオフの料理になります。ただし、すき焼きのたれがなければすき焼きにはならないのが、難しいポイントです。
そこで、これからすき焼きを上手にカロリーオフする方法を紹介していきます。美味しいすき焼きを食べて痩せる食べ方身に付ければ、ダイエットも楽しくなること間違いなしです。カロリーを気にせず、すき焼きを味わい尽くしましょう。
すき焼きをカロリーオフにする食べ方アイデア
すき焼きに入れる肉を変える
すき焼きをカロリーオフにする食べ方アイデアとしてもっとも効果的なのは、すき焼きに入れる肉を変えることです。すき焼きによく使われることの多い牛肩ロース肉は、脂がのっていてとても美味しいですが、カロリーが高めなのが気になります。実際に、100g当たりの牛肩ロースのカロリーは、411キロカロリーと牛肉としてはそこそこ高いくらいの水準です。
そのため、すき焼きをカロリーオフにする食べ方として、牛肩ロース肉の代わりに、豚肉を選ぶ方法がおすすめです。豚肉の中でも、部位によってカロリーは異なりますが、肩(赤身)だと100gで125キロカロリーとなっています。牛肩ロースのカロリーと比べると3分の1程度に抑えられているので、痩せるためのすき焼きのカロリーオフレシピとして最適です。
ただし、豚肉の中でもばら肉の場合は100gあたり395キロカロリーとなってしまうので、牛肩ロース肉とほぼ変わらないカロリーです。豚肉はカロリーが低いから大丈夫と思うのではなく、部位ごとに選び分けるようにしましょう。
すき焼きの割り下に使う砂糖を甘味料に変えて糖質オフ
すき焼きを食べて痩せる対策としては、すき焼きの割り下に使う砂糖を甘味料に変えて、糖質オフにすることです。割り下のおすすめの黄金比率は、「醤油:酒:甘味料:水(出汁)=4:3:2:2」にすることです。この割り下はすき焼きだけでなく、親子丼などの味付けにも使うことができです。糖質制限中は、すき焼きのほかに鶏肉の玉子とじなどのレシピもおすすめです。
野菜や豆腐の量を増やして全体のカロリーをカット
すき焼きを食べて痩せるための対策としては、肉の代わりに野菜や豆腐の量を増やして全体のカロリーをカットすることです。特に、カロリーの低いしらたき、しいたけなどのキノコ類、豆腐、さらには春菊や白菜などの葉物野菜もおすすめです。たっぷりの野菜をとれば、食物繊維も摂れるので健康にも良いです。
食べる順番はまず野菜から
すき焼きをカロリーオフにして痩せるための対策としては、食べる順番をまず野菜からにすることが重要です。最近よく、食べる順番を工夫することがダイエットに役立つとされていますが、これは、食事の最初に食物繊維をとることが血糖値の急な上昇を抑える効果があるからです。洋食のレストランの食事では先にサラダやスープが出てきますが、実は理にかなっているのです。
科学的に見ても、炭水化物のご飯やパンより先に食物繊維を摂ると、糖質がブドウ糖に分解・吸収されるスピードを緩やかにして、血糖値の急激な上昇を抑えられます。また、血糖値の上昇だけでなく、脂質の吸収も抑えてくれるので、中年期の悩みに多いコレステロールや中性脂肪の改善にも効果も期待されます。
すき焼きをダイエット中に食べるときの注意点
締めのうどんやおじやは厳禁
今話題の「炭水化物ダイエット」という言葉があるほど、炭水化物を抜くことはダイエット効果が注目されています。炭水化物ダイエットでは、1日あたりの炭水化物摂取量を50~60gに抑えることが推奨されているため、白米やうどんはなるべく量を控えるのがおすすめです。
ご飯やうどんの成分である炭水化物は三大栄養素の1つであり、普段の生活で摂取するカロリーの半分以上を占めています。そのため、締めのうどんや雑炊を過剰に摂取するとカロリーの摂りすぎにつながり、脂肪を蓄積してしまいます。そのため、締めを食べなくても満腹になるように、野菜やしらたきをたくさん食べるのをおすすめします。
卵のカロリーも考えながら食べる
すき焼きには、卵を溶いてつけて食べるのが好きという方は多いのではないでしょうか?卵を付けるとクリーミーでマイルドになるので、たっぷり付けてしまいがちですが、すき焼きに付けて食べる卵のカロリーは、1個あたり約90キロカロリーです。そのため、すき焼きの肉や具材に付ける卵は最小限に抑えて、余分なカロリーを摂取してしまわないようにしましょう。
また、すき焼きに卵の追加を避けるために、お腹の容量を計算しながら食べるとよいでしょう。カロリーの高いイメージのあるすき焼きですが、食べ方に工夫すれば痩せるメニューにすることもできます。ぜひ、痩せるためのコツを身に付けましょう。
すき焼きのカロリーを考えて痩せる道を導こう!
ここまで、すき焼きのカロリーや痩せるための工夫について紹介してきました。コツを身に付けて、ぜひ美味しくカロリーオフなすき焼きを食べてみてください。