モスコミュールの作り方を解説!適切な分量・美味しい飲み方も!

「モスコミュール」というカクテルを知っていますか?モスコミュールはウォッカをベースにしたライムとジンジャーエールを使ったカクテルのことを言います。やや甘めのカクテルでアルコール度数は高いものの飲みやすいのが大きな特徴です。作り方も簡単なので、自宅ですぐに作ることができるのが特徴です。この記事では、モスコミュールの作り方や適切な分量、美味しい飲み方について解説しています。

モスコミュールの作り方を解説!適切な分量・美味しい飲み方も!のイメージ

目次

  1. 1モスコミュールの作り方・飲み方を知りたい!
  2. 2モスコミュールの作り方!基本の順番と分量
  3. 3モスコミュールの作り方を知ったあとは美味しく飲もう!
  4. 4モスコミュールの作り方に似たカクテルを紹介!
  5. 5モスコミュールの作り方と一緒に知りたい由来や歴史
  6. 6モスコミュールの作り方を知って自宅で気軽に飲もう!

モスコミュールの作り方・飲み方を知りたい!

モスコミュール」というカクテルを知っていますか?モスコミュールとは、ウォッカをベースにライムジュースやジンジャーエールを加えたカクテルの1種です。やや甘めでアルコール度数が高いものの飲みやすいのが特徴です。食前食後を問わずに飲めるオールデイカクテルとして、非常にメジャーなカクテルです。この記事では、モスコミュールの作り方や適切な分量、美味しい飲み方について解説しています。

モスコミュールはカクテルの一種

モスコミュールとは、ウォッカをベースにライムジュースやジンジャーエールを加えたカクテルです。食前食後を問わずに飲めるオールデイカクテルとして、非常にメジャーなカクテルです。本来はジンジャーエールではなく「ジンジャービア」を使うのが正しい作り方ですが、日本ではジンジャービアがなかなか手に入らないので代用としてジンジャーエールを使用しています。

モスコミュールは1940年代に生まれたと言われています。ハリウッドのジャック・モーガンというバーテンダーがジンジャービアを大量に仕入れ、その在庫の処分の為に考えたカクテルだという説があります。他にも、1946年にスミノフブランドのウォッカの販売促進の為に手軽に作れるカクテルをヒューブライン社が紹介したという説もあります。また、ジャック・モーガンとヒューブライン社が手を組んで広めたという説もあります。

モスコミュールは通常のグラスで提供されることの多いカクテルですが、本来は銅のマグカップに入れて提供するものです。現代でも本格的なバーでは銅のマグカップにモスコミュールを注いで提供しています。これは、モスコミュールの考案者だと言われるジャック・モーガンの友人の提案により広まったものだという説や、禁酒法を逃れる為に考えられた工夫どこの家庭にもあったので広まったなど、様々な説があります。

甘くて飲みやすい味が女性に人気!

モスコミュールは女性に人気のカクテルです。モスコミュールは女性が飲むお酒だというイメージを持っている人も少なくありません。ウォッカベースなのでアルコール度数は高いものの、ジンジャーエールを使っている為甘くて飲みやすいのが人気の理由です。モスコミュールは甘くて飲みやすいのが特徴ですが、アルコール度数はおよそ10%から13%と高めなので注意が必要です。

日本のモスコミュールはジンジャーエールを使用しているので、甘くて飲みやすいことが特徴です。本来のモスコミュールのレシピでは、ジンジャーエールではなく「ジンジャービア」を使用しています。日本ではジンジャービアが手に入らなかったので、ジンジャーエールで代用して作っています。その為、本来のレシピで作られたモスコミュールは甘くない上に、日本のモスコミュールよりもアルコール度数が高いのが特徴です。

モスコミュールを本格的なバーで飲む場合は、注文する前にジンジャービアで作っているのかジンジャーエールで作っているのか確認を取りましょう。現代では日本でもジンジャービアが手に入るようになったので、本来のレシピでモスコミュールを作って提供しているバーもあります。ジンジャービアを使ったモスコミュールとジンジャーエールで作ったモスコミュールは味も度数も違うので、確認してから注文しましょう。

モスコミュールの作り方!基本の順番と分量

ここで、モスコミュールの基本的な作り方や適切な分量について解説します。モスコミュールは作り方が簡単なので、材料を揃えれば自宅でも作ることができます。分量はあくまで目安なので、グラスのサイズや気分に合わせて調整しましょう。また、ジンジャーエールの分量は決まっていないので、好みの濃さになるように調節してください。

1.ライムをタンブラーに搾る

まず、生のライムを4分の1に切ってグラスに絞ります。酸っぱい味が苦手な方であれば、ライムは8分の1でも構いません。ライムジュースを使用する場合は15mlが分量の目安です。絞ったライムは風味を出す為に皮ごとグラスに入れましょう

2.ウォッカと氷を入れる

ライムを絞り皮ごとグラスに入れたらウォッカと氷を入れます。どちらを先に入れても構いません。ウォッカの分量は45mlです。また、最初にグラスに氷を入れ、ウォッカを入れてからライムを入れる作り方もあります。どちらで作っても味は変わらないので、好きな作り方で作りましょう。

3.ジンジャーエールを注ぐ

ライムとウォッカを馴染ませたらジンジャーエールを注ぎましょう。分量は特に決まっていないので、好きな濃さになるように調整しながら少しずつ加えましょう。お酒が濃い方が好きであればジンジャーエールの分量は少なく、お酒を薄くしたいのであればジンジャーエールの分量を増やすなど、味を見ながら少しずつ調節しましょう。

4.軽く混ぜて出来上がり

モスコミュールの作り方で最も大切なのが、最後の混ぜ合わせです。バースプーンなどを使用して、全体を持ち上げるように数回かき混ぜましょう。くるくると混ぜるのではなく、バースプーンを上下に動かして氷を持ち上げるイメージで混ぜましょう。

モスコミュールの作り方を知ったあとは美味しく飲もう!

モスコミュールは美味しいお酒ですが、飲み方を知ればより美味しく飲むことができるようになります。同じモスコミュールでも飲み方を知っているのと知らないのでは大きく味が違います。モスコミュールをより美味しく飲む為に、飲み方や作り方のポイントはぜひ覚えておきましょう。

事前にグラスを冷やしておくとおいしい!

モスコミュールを作る前に、グラスを冷やしておきましょう。グラスが室温では十分に冷やすことができない上に、すぐにぬるくなってしまいます。グラスはあらかじめしっかりと冷やしておきましょう。

また、モスコミュールは本来銅のマグカップに入れて提供されるものです。銅は熱伝導率が良いので、モスコミュールを冷たいまま提供することができます。同じように、ガラスなどのグラスもしっかり冷やしてからモスコミュールを作ることで、冷たいまま飲むことができます。グラスをしっかりと冷やし、キンキンに冷えたモスコミュールを楽しみましょう。

モスコミュールの飲み方の基本は、冷たいうちに飲むことです。グラスだけでなく全ての材料を冷やしてから作るだけで、同じ作り方や飲み方でも味が全く違います。モスコミュールを作る時は、必ずグラスと全ての材料を冷やしておきましょう。

刻んだ生姜を入れてさらに刺激的に!

一般的なモスコミュールの作り方には、生姜を入れることはありません。しかし、ジンジャーエールを使っているので生姜との相性は良いので、好みに合わせて刻んだ生姜を入れて飲んでみましょう。生姜の辛さがモスコミュールの甘さを引き立て、同じモスコミュールでもより引き締まった味わいになります。

混ぜるときは氷を持ち上げるように!

モスコミュールの作り方で最も大切なのが、最後の混ぜ合わせです。グラスに沈めたライムや氷を全体に混ぜ合わせ浸透させることで、モスコミュールは美味しくなります。その為、くるくると混ぜるのではなくバースプーンを上下させて氷を持ち上げるように混ぜましょう。同じレシピで同じ飲み方をしても、氷の冷たさをしっかり浸透させているかどうかでモスコミュールの味は全く異なります。

モスコミュールの作り方に似たカクテルを紹介!

ここで、モスコミュールと同じくウォッカをベースにしているカクテルを紹介します。モスコミュールはウォッカベースのカクテルです。その為、アルコール度数が高いのが特徴です。ウォッカベースのカクテルの中でも代表的なものが、ソルティードッグスクリュードライバーです。これらのカクテルはお酒に詳しくない人でも名前は聞いたことがある程のメジャーな存在です。

飲み口に塩が特徴!ソルティードッグ

ソルティードッグは、ウォッカグレープフルーツジュースを使用したカクテルです。グラスのフチに塩が付いているのが特徴です。ソルティードッグの飲み方としては、グラスを回しながら少しずつ塩を舐めてお酒と一緒に飲むのが一般的です。正しい飲み方がある訳ではありませんが、ソルティードッグの塩を舐めてはいけないという作法もありません。自由な飲み方で楽しみましょう。

ソルティードッグとは「塩味の犬」ではなく、常に潮風にさらされる甲板員のことを「ソルティー」と言います。甲板員は常に潮風にさらされながら働いているので、塩っぽくなってしまいます。そのことをからかうスラングとしてソルティーという言葉を使っていました。ソルティードッグとは、「塩っぽくなりながら犬のように働く甲板員」の様子を語源としています。

ウォッカベースの定番スクリュードライバー

ウォッカベースのカクテルの王道とされるのが、スクリュードライバーです。スクリュードライバーはウォッカをベースに、オレンジジュースを使った甘いカクテルです。グラスのフチにスライスしたオレンジを飾るなど、見た目にもかわいらしいのが特徴です。

スクリュードライバーとは、「ネジ回し」という意味です。スクリュードライバーを最初に作ったのは炭鉱で働いていたアメリカ人だと言われています。仕事中に喉が渇いてしまったので、ウォッカとオレンジジュースで即席のカクテルを作ったのが始まりとされています。その際にウォッカとオレンジジュースを混ぜる為にマドラー代わりに使ったのが、スクリュードライバーと呼ばれる工具だったことからこの名前が付きました。

りんごの甘みが爽やか「ビッグアップル」

ビッグアップルは、ウォッカアップルジュースを混ぜたカクテルです。スクリュードライバーのオレンジジュースをアップルジュースに変えただけのレシピで、リンゴの爽やかな甘さが特徴のカクテルです。ビッグアップルという名前で呼ばれることはほとんどありません。ビッグアップルは「ウォッカ・アップル」や「ウォッカ・アップルジュース」と呼ばれることが多いので、バーなどで注文する場合はこちらの名前を使いましょう。

モスコミュールの作り方と一緒に知りたい由来や歴史

ここで、モスコミュールの由来や歴史について紹介します。名前の意味や由来を合わせて知って、モスコミュールをより一層楽しみましょう。モスコミュールは1940年代にハリウッドで生まれたカクテルだと言われていますが、その他にも様々な由来があり、どれが正しいものかは定かではありません。

発祥はハリウッドのバーテンダー

モスコミュールの発祥は1940年代のハリウッドだと言われています。ジャック・モーガンというバーテンダーが、イギリスの「ピムスNO.1」というリキュールを使ったカクテルを作る為にジンジャービアを大量に仕入れました。このジンジャービアの在庫を処分する為に考えられたのが、モスコミュールだとされています。

また、1946年にウォッカの大手ブランドであるスミノフブランドが、ウォッカの販売促進の為にスミノフを使った手軽に作れるカクテルを考案し、それを製造元のヒューブライン社が紹介して広まったという説もあります。他にも、ジャック・モーガンとヒューブライン社が手を組んで広めたとされる説が有名です。

モスコミュールを銅のマグカップに入れて提供する理由ですが、これはジャック・モーガンの友人が提案したものだという説があります。他にも、アメリカで禁酒法が成立して人々がお酒を飲めなくなってしまったので、銅のマグカップに入れることでごまかしていたという説や、銅のマグカップはどこの家庭にもあったので、手軽さを売りにしたスミノフブランドが目を付けたなど様々な説があります。

意味はモスクワのラバ

モスコミュールという名前は、「モスクワのラバ」という意味です。モスクワはロシア連邦の首都です。ウォッカベースなので、ウォッカの原産国であるロシアの地名が使われています。ラバというのはロバと馬を掛け合わせた家畜のことを言います。ラバは非常に脚力が強くロバよりも馬よりも体格の良い扱いやすい動物です。

アルコール度数の高い、強いお酒を「キックがある」「キックが強い」と表現することがあります。ラバは非常に脚力が強く、キック力も強い動物です。このことから、ウォッカベースでアルコール度数の高い、つまりキックが強いお酒であるモスコミュールをラバのキックに例え、この名前が付きました。

仲直りの意味を持つカクテル

モスコミュールのカクテル言葉は「ケンカをしたらその日のうちに仲直りをする」です。友人などとケンカをして仲直りができないまま疎遠になるのはつらいことです。ケンカをしてしまった相手と一緒にお酒を飲む機会があれば、ぜひモスコミュールを一緒に飲んで仲直りをしましょう。

仲直りするイラスト

モスコミュールの作り方を知って自宅で気軽に飲もう!

いかがでしたか?モスコミュールは、甘い飲み口で女性に人気のカクテルです。甘くて飲みやすいカクテルではありますが、ウォッカベースなのでアルコール度数が高く飲み過ぎには注意が必要なお酒です。作り方も簡単で、材料さえ揃えれば自宅でもすぐに作ることができます。モスコミュールを家庭で作る際は、必ずグラスと全ての材料を冷やしてから作りましょう。

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