からすみの食べ方はパスタやつまみなどアレンジ多様!保存方法も紹介!

からすみはお好きですか?お土産でもらったからすみを美味しく食べるために、おすすめの食べ方やアレンジ料理を紹介します!からすみはパスタで味わうだけではありません。美味しい加工食品として、おつまみにもなるおいしい食べ方や保存方法をまとめました。

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目次

  1. 1「からすみ」ってどんなもの?
  2. 2からすみの基本的な食べ方
  3. 3からすみの食べ方「からすみを散らしたパスタ」
  4. 4からすみの食べ方「からすみソースのパスタ」
  5. 5からすみの食べ方「市販の混ぜるだけソース」
  6. 6からすみの食べ方「サンドするおつまみ」
  7. 7からすみの食べ方「和えるおつまみ」
  8. 8からすみの食べ方「いつもの料理にアレンジ」
  9. 9からすみの食べ方「主食とあわせてアレンジ」
  10. 10からすみの保存方法
  11. 11いろいろな食べ方ができる「からすみ」

「からすみ」ってどんなもの?

「からすみ」は好きだけれど、どんな食材でどんな工程で加工食品となっているかまでは知らない人も多いと思います。からすみの作られ方、パスタやおつまみはもちろん、食材としていろいろな料理に使えるからすみの魅力や保存方法などを紹介していきます。

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からすみは魚の卵巣を塩に漬けた後、天日で干して黄金色やオレンジ色になった加工食品です。日本ではボラの卵巣を使っているものが多いですが、タラなどの卵巣で作ることもあります。身は別の加工食品になっても、卵巣はそのままでは食せないので、時間をかけて干すことで珍味として扱われています。卵のプチプチとした感じはタラコにも似ていますが、塩漬けしているので塩気があって、しっとりとした食感の中からうま味甘みが感じられます。

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日本では長崎県や瀬戸内海の漁港近くのお土産として売られていることも多いですし、寿司屋などでは自家製のからすみを作っているところもあります。新鮮な卵巣が手に入れば手作りも可能ですが、プロのように失敗なく加工食品として美味しく食べられるようには、かなりの手間と時間がかかります。保存できる珍味として、一年分をまとめて作ってしまい、料理のアクセントとして少しずつ提供するような料理店もあります。

からすみの基本的な食べ方

からすみには、薄い膜のような皮がついています。卵巣の皮ですが、この薄皮をはがしてから食べる方が食べやすくなります。ただはがしにくい場合もあるので、そんな時には使いたい分量を切ってから、水に浸します。水気をキッチンペーパーでふきとりながら皮をはがすようにすると、身からはがれて外しやすくなります。濡らしたキッチンペーパーで包んで5分ほどしてから、薄皮をはがす方法もあります。

塩気のある加工食品としてそのままでも食べることができます。薄くスライスしてそのままでもおつまみになります。板状になっているからすみを削ることで、粉末状になるのでより食べやすく、他の食材にも合わせやすくなります。冷蔵庫で保存していたものは、かたくなっていることもあるので、常温に戻すと食感もよくなり、味わいも堪能できます。

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からすみが苦手に感じるひとへのおすすめの食べ方

からすみの魚臭さのような匂いが気になる人もいます。この匂いが苦手な人は、からすみを少しお酒に浸してから、スライスする食べ方もおすすめです。香りもついてやわらかくなり食べやすくなります。また少し表面を炙ると、香ばしい香りもつきます。ただ炙りすぎると小さな卵1粒1粒がかたくなり、ぱさぱさとした食感になるので軽く火をいれるくらいにした方がいいです。

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からすみの食べ方「からすみを散らしたパスタ」

パスタとからすみの組み合わせは定番です。加工食品として板状のからすみを見たことや、手にしたことがない人でも、からすみのパスタなら食べたことはあるでしょう。魚の小さな卵なのでタラコと同じように扱って、パスタとの組み合わせができます。ただ、タラコは火が通っても美味しいですが、からすみは火が通りすぎると食感が悪くなるので、仕上げに合わせるのがおすすめです。

いちばん簡単なからすみとパスタの組み合わせは、好きなパスタにからすみを削ってふりかけるだけです。塩気と香りがあるので、味のアクセントになります。ペペロンチーノ、野菜のパスタなどシンプルなパスタを作ってお皿に盛り付けた上から、からすみをおろし金やチーズおろしで削ってかけます。塩気があるので、パスタの味付けは、いつもより控えめにしてください。

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パスタそのものも魚介系であわせる食べ方

魚の卵巣なので、イカ墨のパスタ、魚介を使ったペスカトーレなどとも味の組み合わせあとしておすすめです。茹でたてのパスタに、海苔とシラス、そこにからすみを削ってふりかけるだけでも、海の香りを満喫できるパスタになります。からすみを薄くスライスしてトッピングすると、家庭料理でも高級なイメージの一皿になります。

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からすみの食べ方「からすみソースのパスタ」

同じようにからすみを使ったパスタでも、からすみをソースにしてしまう食べ方もあります。大型の食品ショップには、からすみをパウダーにした加工食品が瓶詰などで売られています。イタリアなどでは、からすみのことを「ボッタルガ」と言って、手に入りやすいマグロの卵などでも作られています。この保存しやすく加工されたパウダー状のからすみを使うと、パスタに和えやすいソースも簡単にできます。

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生クリーム大さじ2に、からすみパウダー大さじ1くらいの割合で混ぜて作ります。生クリームを鍋で火にかけて、沸いてきたら、からすみパウダーの半量と粉チーズをくわえて、パスタのゆで汁でのばします。ゆでたてのパスタにあえて、残りのからすみパウダーをかければできあがりです。生クリームと粉チーズを多めにすれば、子どもでも食べやすい食べ方になります。

からすみの食べ方「市販の混ぜるだけソース」

からすみそのものは手に入りにくい加工食品でもあるので、市販品のからすみソースを利用するのも、からすみを楽しめる食べ方です。パスタソースとして、各メーカーから混ぜるだけのものが売られています。スパゲッティ、ペンネ、カッペリーニなど好みのパスタをゆでて和えるだけです。パスタソースは常温でも保存できるものなら、常備しておけばお腹が空いたときにも、おつまみの一品としても活用できます。

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ボッタルガといった海外のからすみパウダーだけでなく、国産のからすみソースもあります。からすみだけでなく、アンチョビや玉ねぎ、オリーブオイルなどをあわせているので、このソースをパスタに合えるだけで高級な一皿になります。トーストしたパンに、マヨネーズを薄く塗って、からすみソースを塗ると、おつまみとしてだけでなく、ランチなどにもおすすめの食べ方ができます。

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からすみの食べ方「サンドするおつまみ」

からすみをお酒のつまみとしても、居酒屋や寿司、和食のお店などでよく見られます。家庭でも簡単な食べ方は、大根の薄切りとからすみの薄切りをサンドする方法です。からすみの塩分がほどよく大根になじみ、大根の水分でからすみもしっとりとして、食べやすくなり、塩気のあとにほんのりと甘みも感じられます。台湾では、からすみが日本よりも安く手に入り、大根とネギの千切りとあわせて、少し炙ったからすみを一緒に味わう食べ方もします。

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からすみとサンドする食べ方は大根の他にも、チーズもおすすめです。プロセスチーズを薄く切って、からすみのスライスとサンドしてもよいですし、クリームチーズを薄くスライスしたからすみに塗ってサンドイッチのようにしても、ワインやウィスキーに合うつまみになります。

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ホタテやイカ、白身の刺身などにのせて、海苔ではさんで食べれば、手でもつまめる一品になります。お皿の上に、野菜とお刺身をのせて、その上にオリーブオイルと塩、こしょう、ハーブなどを混ぜたドレッシングをかけて、からすみをトッピングすると、いつもとは違うカルパッチョにもアレンジできます。

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からすみの食べ方「和えるおつまみ」

からすみそのものを和えるのは、かたさもあるので難しいですが、削ったりパウダー状にしたものを、淡白な味のものあわせると、うま味がひきたちます。アレンジの一つは、白子。茹でた白子にからすみをパウダー状にしてたっぷりとふりかければ、贅沢なつまみになります。白子ではなくても、冷奴でも温めた豆腐でも合います。

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イカや白身魚を細切りにして、からすみパウダーで和えて、しょう油を少し加えれば和のつまみ、オリーブオイルと少しの塩で和えればイタリアンなつまみになります。少し贅沢に、生のエビやカニのほぐした身ともよく合います。カラスミの金色のようにも見える色合いが、お正月などの華やかなテーブルにおすすめのアレンジつまみです。

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野菜とあわせた食べ方

大根だけでなく、茹でた芋との相性もいいのがカラスミです。ゆでたじゃがいもに、バターをのせてじゃがバターになりますが、バターを少しへらして、からすみパウダーを和えるアレンジにすると、よりつまみらしくなります。フライドポテトに塩のかわりに、からすみをふりかけるというのも、大人向きのポテトの食べ方です。

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子どもも好きなポテトサラダに塩の代わりに、からすみパウダーを使う食べ方もおすすめです。マヨネーズのマイルドさでほどよい塩気がひきたち、コーンやりんごなど甘みのある食材をポテトサラダの具材に加えると、子どもでも食べやすいからすみ入りポテトサラダになります。

からすみの食べ方「いつもの料理にアレンジ」

いつもの茶碗蒸しも、からすみを使って、簡単にアレンジできます。茶碗蒸しはいつも通りに作り、その上に餡をのせます。出汁にしょうゆを少しくわえて、片栗粉でとろみをつけたら、からすみを削って混ぜて、茶碗蒸しの上に流します。スライスしたものを飾りとして加えるのもおすすめです。卵液の中にからすみパウダーを入れて蒸すと、卵が硬く食感が悪くなるので、餡の方にからすみを混ぜるのがおすすめの食べ方です。
 

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サラダのトッピングにからすみをアレンジします。ナッツやガーリックチップなどをサラダにトッピングするように、からすみのスライスのトッピング。塩分があるので、ドレッシングの塩はひかえめにすればサラダとして前菜になり、からすみの量をふやせば野菜もとれるつまみになります。

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潮汁、吸い物などの仕上げに、からすみを削ってトッピングのようにすると、からすみの色が加わり、おめでたい印象の汁椀ができます。お雑煮やシンプルなかけうどんなどにも、からすみを少し削ったものが入ると簡単なアレンジになり、味に深みもでます。

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常備菜にもなる食べ方

えのきとしいたけなどを醤油とみりんで煮たものに、水に浸しておいたからすみを細長く刻んだものを加えて、ひと煮たちさせます。そうすることで、冷蔵庫で3日ほど保存できる常備菜になります。濃いめの味付けなので、ごはんのお供になります。お弁当なら、これをご飯と混ぜておにぎりにした食べ方もいいでしょう。

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珍味として販売されているものには、「からすみの西京漬け」があります。塩漬けをする代わりに、西京味噌に漬けた後、天日に干して作られていますが、一般的なからすみよりも、食感がしっとりとして、マイルドな加工食品です。からすみのとがったような塩気が気になる方は、西京味噌などに漬けたものも試してみる価値があります。

からすみの食べ方「主食とあわせてアレンジ」

からすみはご飯のお供にもなる加工食品です。塩気を活かして、からすみをスライスしたものをご飯にのせるだけでご馳走になります。炊きたてのご飯に、おかかとカラスミを削ったものをまぜて、おにぎりにすれば海の香りのするからすみおにぎりになります。お茶漬けの具としても、わさびや海苔などとあわせてからすみをまぶして、温かい出汁をかけるアレンジもできます。

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一手間のアレンジで「からすみの炊き込み風ご飯」も家族みんなで食べられる食べ方です。出汁用の昆布と酒、しょうゆを少し加えて、炊飯をします。からすみは薄皮をむいてから細かく刻んでおきます。炊き上がったら、昆布をとりだし、刻んだからすみを混ぜ込んで5分ほど蒸らします。お茶碗によそって、刻みのりをかけてできあがりです。バターを少し混ぜると、マイルドな味わいにもなって子どもにもおすすめです。

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からすみを刻んだものを、チャーハンの具にする食べ方もできます。塩はひかえめにすることと、からすみは最初から加えて、フライパンの上で加熱しすぎると、ボソボソになってしまうので、仕上げのタイミングで加えるのがおすすめです。

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食通な食べ方「からすみ餅」

割烹料理の一品として、餅にあうような塩加減でつくったからすみをつきたての餅で包んだ「からすみ餅」があります。食通の間では、年末から年始にかけての期間限定で販売されるものが、贅沢な味わい方として知られています。家庭なら、からすみをすこし水に浸して軟らかくしておき、焼いた餅にはさめば、からすみ餅に近い食べ方ができます。

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からすみの保存方法

からすみ1つ全部を一度に使い切るのは難しいです。使う分だけを切って、残りはラップを密着させるように巻いて、ジップ付きの袋などにいれて冷蔵庫で保存してください。塩漬けした加工食品なので、塩が白い結晶になってでてくることもありますが、ふき取れば大丈夫です。日持ちはしますが、切り口をつけたものは乾燥してしまい固くなるので、なるべく早く食べきるようにしましょう。

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お土産として買ったからすみなど、しばらく食べないようなら未開封のまま、冷凍保存もできます。解凍する時には、冷蔵庫で1日くらいおいて、ゆっくりと解凍するようにします。加工食品として長期保存もできる食材ですが、開封したらなるべく早く食べてしまうことが、香りも食感も美味しい食べ方です。

いろいろな食べ方ができる「からすみ」

加工食品でありながら、作ることに時間がかかるので高級食材でもあるからすみ。パスタだけでなく、アルコールにあわせて、魚介、チーズ、野菜と合わせる食べ方もできます。磯の香りがする塩として、調味料と考えると料理のアレンジも広がります。からすみを手に入れて、余すことなく美味しく食べてください。

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