2018年10月04日公開
2024年08月07日更新
パン作り初心者におすすめのパンの作り方!基本など詳しく解説!
朝食はパン!という人は美味しいパンを毎日食べたいことでしょう。出来る事なら焼き立てのパンを毎朝食べられる幸せを味わってみたいものでしょう。パン作りは難しいや、手間がかかる、時間が必要などハードルの高いイメージを持っていませんか?しかし、パン作りは意外と難しいものではないのです。作り方を覚えてしまえば、他の作業の隙間を利用して作れる作り方も沢山あるのです。まずは、基本のパン生地の作り方を覚えてしまえば、色々なパンが作れるようになりますので、是非チャレンジしてみましょう!
目次
パンの作り方は意外と簡単!
パン生地を作って、温度管理をしながら発酵を2回させたり、台の上で捏ねたり叩きつけたりと、肉体労働的な体力が要りそうで、パン作りは大変というイメージがあります。もちろん、基本に忠実に作るのであれば、簡単ではありません。しかし、最近のオーブンには発酵モードが付いていたりするので、そういった機能を上手く利用すれば、今までよりは簡単に作ることが出来ます。
また発酵なしでも作れる簡単なパンや、スイッチを入れればパンが焼きあがる最強のパン作りの味方である、ホームベーカリーもあります。基本のパンの作り方を中心に解説しながら、ホームベーカリーを利用した、様々なパンの作り方や捏ねないでも作れる簡単パンの作り方など、パン作りは難しくないことを知ってもらえたら、もっと気軽に自家製パンを作るきっかけになるかと思います。
パン作りを始めるために必要な道具
初めてパン作りでは、どんな道具を揃えればいいのか全く分からないことと思います。初めてパン作りをするのであれば、難易度の低いパンから始めるのが得策ですので、最低限必要な道具をまず揃えてから、基本の簡単なパン作りからはじめ、追々作りたいパンが増えてきた時に少しずつ買い足していきましょう。
まずパン作りで必要な材料を計る道具と、パン生地を作るのに必要な道具を紹介したいと思います。パン作りで必要な計量の道具は3種類必要です。スケールと言うパンの材料の重さを計る器具で、パンの材料を乗せるとデジタル表示で重さが表示され、3kgくらいまで計れるものがおすすめです。また、微量モードという機能が付いたスケールであれば、0.1g単位で100gまで簡単でスピーディに計れて便利です。
二つ目は計量スプーンです。こちらはパンの材料の体積を計るスプーンで、レシピでよく見る大さじ1や小さじ1などの表記の時には、この計量スプーンで図ります。簡単に正確に計ることが出来る計量スプーンは、深型のものがおすすめです。
そして三つ目の計量器具は、軽量カップです。現在手持ちの計量カップでも問題はありませんが、軽量カップの両端に目盛りがあり、更に計量カップの中にも斜めに目盛りが付いており、真上から分量を確認しやすくなっているものが、おすすめです。パン作りでは粉ものの計量が多いので、こういった目盛りがあらゆる方向から確認できるものが、簡単に正確な量を計りやすいでしょう。
そしてパンの材料の計量時にあると役に立つミニボウルも一つは揃えておきたい道具の一つです。スケールでパン作りに必要な小麦粉などを計る時に、まずスケールの上にミニボウルを乗せてから、その中にパンに必要な小麦粉を入れて重さを計れます。またイーストを溶かしたりする時にも、持っていると便利です。
次はパン生地を作った後にパンを捏ねたり、成型したりする時に必要な道具です。ペストリーボードと言い、手ごねでパン作りをする際には、木製である程度の重さがあるペストリーボードがあると、初心者には扱いやすくていいでしょう。丸洗いが出来て衛生的に使えるものを選びましょう。また、シリコン製のマットもペストリーボードの代わりに使えますが、重さがない為に安定性には欠けるかと思います。
しかし、コンパクトに畳んで収納でき、収納スペースが少ない場合には、シリコンマットの方がおすすめです。また、試しでパンを作ってみたい場合にはシリコンマットの方が、他の使い道もありますので、どちらのボードを選ぶか自信の環境に合わせて選びましょう。
そしてパン生地を均等に伸ばす時に使うめん棒ですが、一般的な木製のめん棒で十分ですが、パン生地を伸ばしながら、ガス抜きを均一にすることの出来るガス抜きめん棒というものも、おすすめします。
また、パン生地を切り分けたり、ボウルやボードに張り付いたパン生地を剥がすのにも使える、カード・ドレッジという道具があります。ボウルの中のパン生地を綺麗に移すことができるので、パン生地を無駄なく使えますし、パン生地に混ぜ込む材料などをパン生地と混ぜる際に、簡単で綺麗に混ぜ込むことが出来、あると便利です。
パン作りには発酵という工程がありますが、美味しいパンを作るために温度計は必須アイテムでもあります。季節や天候などの変化により、パンの材料である小麦粉や水の温度は日によって温度が違います。その為、適切な発酵のための温度が必要ですので、きちんと温度計を使うことは基本とも言えるでしょう。
そして、パン生地を寝かせたり、長く成型したりと、パン作りのあらゆる工程であると大変便利なのが、パンマットです。パンマットで生地を寝かせると、適度に水分が抜けてパン生地が成型しやすくなったり、パン生地のあらゆる作業がしやすくなります。
また、発酵の際にパン生地の余分な水分を吸収し、パンの外側はパリッと内側はしっとりと焼き上げる、ハード系のパン作りには欠かせない独特の模様を付けることのできる、発酵かごもあると便利です。角型食パンや山型食パンを作るのに必要なのは、蓋つきの食パン型で、長方形のものと正方形のものがあります。
その他にもパン用の型には、イングリッシュマフィン型や焼型トレー、抜き型、コルネ型などがあります。また、焼く前にパン生地に押し付けて模様を付けるブレッドマーカーや、生地に切り目を入れる為の、クープナイフなどもあります。
型は追々揃えていけばいいでしょう。クープナイフはカッターナイフなどで代用もできますが、パン作りで使うならば、クープナイフの方が手に馴染みやすく、綺麗に切れ目が入れられます。次に、パン生地を焼く時に必要な道具は天板です。オーブンに付属の天板で焼くのも十分綺麗に焼くことが可能ですが、立ち上がりのないまっ平な天板があると、使いやすく熱が均一に伝わりやすく綺麗に焼けます。
パン生地を天板に乗せる時に敷くクッキングペーパーは、パン生地が天板にくっつかないので必ず敷いた方が良いでしょう。また、何度でも繰り返し使えるオーブンシートもありますので、パンを焼く頻度が高い人は、経済的ですし環境にも優しいシートと言えます。また使用頻度の高い型のシートを切り取っておくと、毎回型に合わせて切る手間もかかりません。
それから、ロールパンなどパン生地の表面に卵液を塗る際に使う刷毛ですが、卵液を良く含み液だれが少なく、しなやかな山羊の刷毛がパン作りにはおすすめです。それから熱々の天板やパン型を掴みやすい5本指のオーブンミトンや、パンを綺麗に切れるパンナイフ、焼きあがったパンを冷ますケーキクーラー、パン生地に水を吹きかけるための霧吹き、キッチンタイマーなどもあります。
パンの種類が豊富なため、まだまだ紹介しきれない道具が沢山ありますが、パン作り初心者は基本のパン作りスターターセットが売られていますので、そちらを購入してみるのも簡単でおすすめです。すでに持っている道具があれば、それを使えば良いかと思います。
100均で買えるパン作りの道具
パン作りに必要な道具で、100均で買えるものや、代用できるものがありますので、紹介をしておきます。パン作りを続けられるかわからない人や、あまり道具にコストをかけたくない人は必読です。キッチンタイマーは100均で購入できますし、様々なタイプがありますがマグネットでくっつけることの出来るキッチンタイマーなどが、使うのに便利です。
そしてケーキクーラーの代わりになるのが、焼き網です。タッパーや少し深さのある器などに乗せて使うと、十分役割を果たしてくれます。カードスケッパーはプラスチック製のものやシリコン製のものが、100均でも購入できますが形がパン作り用でなかったりするので、パン作り用のものを購入した方が使いやすいかと思います。価格も300円前後で購入できます。
そして卵液を塗る刷毛ですが、100均で料理ハケが購入できますので、液だれや滑らかさを気にしないならこちらでも十分かと思います。後々、使いやすい方が良いと思った時まで使ってみるのもいいでしょう。それから100均で売っているメジャー付きまな板シートは、パン生地を捏ねたり成型したりする時に使うペストリーボードの代用として使えます。
それから計量カップや軽量スプーン、めん棒なども100均で購入できます。最初は安く購入できるものから使ってみて、色々なパンが作りたくなってきてから、きちんとしたパン用の道具を一つずつ揃えていくといいでしょう。
パン作り初心者は体験教室がおすすめ
一度もパンを作ったことのない、パン作り初心者は2時間で僅か500円という安さで、パン作りの体験レッスンを受けることが出来ます。この体験レッスンは、ホームメイドクッキングが開催している教室に、一人一回のみの限定ですが、9月から11月のパン作りの体験は、秋限定の紅茶のメロンパンとピーカンツイストの二種類のパン作りが体験できます。
しかも北海道産の小麦粉を使った、初心者でも作れる手ごねのパン作り体験です。その他にもABCクッキングスタジオでは、全国125店舗以上の日本最大の料理教室にて、500円の体験レッスンを受けられます。こちらのパン作り体験レッスンでは、くまのプーさん&ピグレット ハニーブレッドを作ることが出来ます。
パン作りをしてみよう!基本の作り方を解説!
パン作りの材料はこれでOK!
基本のパン作りで必要な材料は、強力粉・砂糖・塩・イースト・水・牛乳やスキムミルクなどの乳製品・卵・バターなどの油脂類が基本となります。イーストはパン生地を発酵させて、膨らませる為に絶対に必要な材料です。開封してすぐに使いきれなかったりすると、古くなり発酵させる力が弱くなってしまいます。開封後は密閉して冷蔵庫で保存するように注意しましょう。
パンの材料において塩は、パン生地のコシを強くする役割をさせるために入れますが、イーストと直接触れてしまうと、発酵力が弱くなってしまいますので、粉類を混ぜ合わせる際にイーストと塩は直接触れないように、離して入れましょう。
パン作りの材料で、水は多いほど焼き上がりが柔らかくなります。また温度を40度くらいに温めてから粉類に加えることで、イーストが活動しやすい温度になります。日本の水道水はパン作りに使うのに問題はありませんが、硬度の低くすぎる軟水や、硬度の高いミネラルウォーターやアルカリイオン水はパン作りには向いていないので、避けましょう。
基本的なパン作りで必要な道具
まず必ず必要なのがはかりです。はかりが無ければ材料を計量できませんので、パンを作ることが出来ません。デジタルの最小単位が1gのものが、おすすめです。それからボウルと布巾、クッキングペーパー、ミトン、ケーキクーラーもしくは網があれば、いいでしょう。
パン作りは正確な計量が基本
まず基本のパンの作り方の工程で最初に行うのが、材料の計量です。パンのレシピはそれぞれのパンの特徴に合わせた配合で、決められているので、パンの材料は正確に計ることで、初めて作りたいパンになる第一歩と言えます。目分量でも作れますが、焼きあがった時に食感や味が違ったパンになってしまいます。
そして、パンの材料を計量したら、水は人肌に温めたり、バターは室温に戻しておいたりと、それぞれのパンの材料に合わせた温度調節も大変重要なポイントとなりますので、しっかりと覚えておきましょう。さて、パンの材料を計量したらいよいよボウルの中で混ぜ合わせて生地にします。
パンの生地を捏ねる
ボウルの中でパンの材料が満遍なく混ざり合ったら、台の上に出して捏ねる工程に移ります。最初は水分が混ざったところですので、べたべたとしていますので、台に擦りつけるようにしては、手前に戻す作業を繰り返してパン生地をまとめていきます。生地の状態が変化していきますので、段階的に捏ね方を変えていくのが、パンの作り方における捏ね方の基本です。
捏ねているうちに、パン生地が台から剥がれてくっつきにくくなってきます。そうしたら、次はパン生地を台に弱めに叩きつけます。そして、パン生地の方向を90度変えて更に叩きつける作業を繰り返していくと、益々生地が台から離れやすくなってきます。
ここのあたりまでくると、パン生地に弾力が出てきますので、今度は力を入れてたたきつけては捏ねます。何度か叩きつけては捏ねる作業を繰り返して、生地を指で伸ばしてみた時に、透けるような膜になっていれば、捏ねる作業は完了です。次は発酵の工程へと移ります。
一次発酵をさせる
捏ね終わったパン生地を手で丸くまとめたら、ボウルに入れてラップをかけ暖かい場所に置きましょう。パンの作り方の工程で発酵が上手くいかなければ、美味しいパンになりませんので、重要なポイントです。発酵に適した温度は、30~40度ですので、夏場は室温で発酵させることができますが、冬場はオーブンの発酵機能を使いましょう。
しかし、発酵温度が45度を超えてしまうと、上手く発酵できませんので、高温にならないよう気を付け、直射日光も当たらないようにしましょう。また、パン生地の乾燥も膨らみが良くない原因の一つですので、必ずラップをしてパン生地の表面が乾燥しないようにしましょう。パン生地の発酵が終わったかどうかを確認する目安として、生地が2倍程度に膨らんでいることが必要です。
また、指の先に強力粉を少し付けて、パン生地の真ん中に指を入れて抜いた時、穴が開いていれば発酵完了のサインですし、逆に穴が閉じてしまうようであれば発酵が足りていません。少し穴が小さくなりつつも、穴が閉じてしまわなければ大丈夫です。発酵にかかる時間の目安はおよそ1時間程度です。また生地がしぼんだり、大きな気泡ができているのは発酵のし過ぎで、元には戻せません。
パン生地の分割とベンチタイム
次はパンの作り方・パン生地の分割とベンチタイムの工程です。発酵が済んだパン生地を台の上に置き、手のひらで押して、パン生地の中にある余分なガスを抜きましょう。スケッパーまたは包丁で、均一な大きさに切って分割します。一つずつ手で丸めて生地を休ませます。このパン生地を休ませることを、ベンチタイムと言います。
パン生地を成形し二次発酵させる
次は各パンの種類に応じた作り方で、パン生地の成形をする工程です。めん棒で伸ばしたり、手で伸ばして巻いたりと、作り方に合った成形をしましょう。成形したパン生地は、クッキングペーパーを敷いた天板の上に間を空けて、等間隔に並べます。発酵して膨らみますので、膨らんだ時の大きさを想定して、間隔を空けておく必要があるのです。
二次発酵も室温でしますが、冬場の寒い時にはオーブンの発酵機能を使うか、予熱しているオーブンの上に天板ごと乗せておくと、30分~1時間ほどで2倍に膨らみます。パン生地は乾燥を防ぐために、濡れ布巾をかけておきましょう。
パン生地を焼きましょう
パンの作り方の最終工程の焼きです。オーブンは事前に余熱をしておく必要があります。各パンの作り方に応じて温度設定と焼く時間を設定して焼きましょう。オーブンによっては、焼きムラの出ることがありますので、作り方に書いてある時間の8割程度の時間設定で焼いてみて、パンの焼き色を確認して見ましょう。温度を調整したり、天板の向きを変えたりして均一に火が入るように調整しましょう。
焼きあがったパンは、ケーキクーラーか網の上に取り出して冷まします。以上が基本のパンの作り方です。難しそうに感じますが、一度作ってみると簡単でないぶん、上手く焼けた時の感動は想像以上のものかと思いますので、是非チャレンジしてみてください。
キッチンが狭くてもできるパン作りの基本の作り方
キッチンが狭くてパン作りを諦めている人の為に、保存容器一つで出来るパン生地の作り方を紹介しておきます。基本のパン生地の材料は次の通りです。強力粉400g、砂糖20g、塩6g、牛乳200g、水80g、ドライイースト4g、バター20gです。いたって普通のパンの材料です。では基本の生地の作り方を説明します。
ボウルに牛乳と水、ドライイーストを入れます。イーストは牛乳と水を合わせた上から、全体に振り入れるようにして、イーストが沈むまでそのまま置きましょう。保存容器(タッパーなど)に強力粉、砂糖、塩を入れてカードで混ぜ合わせます。ボウルで合わせて置いた牛乳液の8割を粉類に入れ、カードで切るようにして、牛乳液と粉類をしっかりと混ぜ合わせます。粉が残らないように混ぜ合わせてください。
粉っぽさが無くなったら、残りの牛乳液を加えて混ぜ合わせます。ある程度まとまってきたら、手を使ってパン生地を一つにまとめましょう。この作業も保存容器の中でします。まとめたパン生地の上に、分量のバターをちぎって乗せたら、カードを使って切るように混ぜ合わせ、パン生地とバターが馴染んできたら、手でパン生地をち切るようにして混ぜ合わせて、バターを馴染ませましょう。
バターが馴染んで落ち着いてきたら、パン生地を一つにまとめて、保存容器の蓋をして冷蔵庫に寝かせます。8時間以上経過すると発酵して1.5~2倍程度に生地が膨らみます。食べたい分量だけカードで切りとり、パン生地をとりだしたら残りの生地は丸めなおして冷蔵庫に戻します。パン生地をカードで切る際に、保存容器の蓋の上で作業をすれば洗い物が増えません。
大きさも形も自分の好みで切り分けたパン生地は、そのまま20分くらい置いて二度目の発酵をさせると更にふわっとした焼き上がりになります。オーブンの場合は180度に余熱してから15分ほどで焼きあがります。トースターで焼く場合は、予熱なしで1200Wで8分、魚焼きグリルでは弱火で5分焼き、アルミホイルをかけて更に焼き上げていきます。焼けたパンは網の上で冷ましましょう。
この基本の生地はカードで好きな時に好きなだけ切り取って、成形の必要もなく簡単に焼くことが出来ます。冷蔵庫で一日一回丸めなおせば、5日は保存がききます。常備しておくと、毎朝焼き立てパンで朝食を作れますし、サンドイッチを作ったり、黒胡椒やガーリックを混ぜればおつまみパンにもなります。
究極の簡単さの手作りパン
究極のめんどくさがりさんでも簡単過ぎて、作れるパンの作り方に、捏ねない、成形しない、しかも油脂類や卵も使わないシンプルな作り方で、シンプルな味のパンの作り方を紹介します。ボウルに強力粉300gを入れて、塩小さじ半分とドライースト小さじ1が直接触れないように、強力粉の上に置きます。そして砂糖小さじ2も加えたら軽く混ぜ合わせましょう。
水200mlも注ぎ入れ、木べらで2分ほど粉っぽさが無くなるまで良く混ぜましょう。生地がまとまったらラップをかけて2時間そのまま置き、一次発酵をさせます。2倍ほどの大きさに膨らむと発酵完了の目安です。冬場はオーブンの発酵機能を使いましょう。ボウルの中の生地に打ち粉をしてから、スケッパーなどで外側から内側えと畳むよういして、ガス抜きをします。
そしてボウルに再びラップをかけて焼く1時間ほど置いて、二次発酵をさせます。1.5倍くらいの大きさまで膨らむのが目安です。オーブンで使える深型の器にクッキングペーパーを敷いて、パン生地を入れ、表面に軽く打ち粉をしたら、アルミホイルを上に乗せて、200度に余熱しておいたオーブンで30分やきます。アルミホイルを外して好みの焼き色まで焼いたら完成です。
基本のパン生地のアレンジ方法
基本のパン生地はシンプルですので、色々なアレンジが愉しめます。好きな具材を挟むサンドイッチはお弁当にもなりますし、休日のランチでもお子さんの好きな具材を並べて、焼き立てパンで好みの組み合わせの具材を自分で挟みながら、家族のゆったりした休日を過ごすのもいいでしょう。
フレンチトーストにしてもいいですし、離乳期の赤ちゃんの為に小さめのスティック状にして焼けば、無添加の安心なおやつにもなります。生地に野菜のペーストを練りこめば、離乳食としても忙しいお母さんにとっては、食卓を汚すことなく赤ちゃんも自分の手で持って、叱られずに食べられるので、親子で時間と心のゆとりが出来ます。
そして、夜の夫婦のゆったりとくつろぎたい時間には、お酒を飲みながらおつまになる、スパイスやチーズを練りみ、細めのスティック状にしてカリカリに焼けば、そのおつまみパンを食べながら、次はどんな具材を入れたら、お酒に合うおつまみパンが出来るだろうか?などと会話を弾ませみてはいかがでしょう?
そして、平日の午後には家事を終わらせ、夕飯の準備までの唯一の主婦の一息つける時間です。ドライフルーツやチョコチップにナッツ類など、ティータイムに合う甘いパンにアレンジして、友達との会話を愉しむのもいいでしょう。
パン作り初心者の強い味方「ホームベーカリー」
ホームベーカリーで基本の食パンの作り方
ホームベーカリーがあれば、材料を入れてスイッチを入れるだけの、簡単すぎるパン作りができますので、初心者にとっては大変な強い味方と言えます。まずは、基本の食パンも簡単に作れます。作り方は、材料が強力粉290g、塩小さじ1、砂糖大さじ2、タバー15g、ドライイースト小さじ1、水または牛乳210mlです。これらの材料を入れたらスイッチを押してから4時間半ほどで焼きあがります。
ホームベーカリーで簡単塩パンの作り方
パン生地の外側はパリパリで、中はふわふわの塩とバターのシンプルな味が病みつきの塩パンが、ホームベーカリーを使うと初心者でも簡単に作れるのです。では、簡単塩パンの作り方の説明をします。ホームベーカリーの中に、強力粉240g、薄力粉10g、砂糖10g、有塩バター20g、塩3g、冷水170ml、ドライイースト3gを入れてパン生地モードでパン生地を作ります。
パン生地が出来上がったら台に取り出し、丸くまとめたらめん棒で伸ばします。ホールケーキをカットする要領で、二等辺三角形になるように、生地を8等分に切り分けます。濡らして固く絞った清潔な布巾を、パン生地にかけて10分弱置いて発酵させます。パン生地の細い方を手で押さえて動かないようにしてから、めん棒で15センチほどになるまで伸ばしましょう。
1本5g程度のスティック状に切ったバターを、生地の太い方に置いて、バターを包むようにしながら、細い方へ向かって巻いていきます。バターを巻いたパン生地をクッキングペーパーを敷いた天板の上に乗せて、オーブンの発酵モードで30分ほど二次発酵させます。2倍に膨らんだら発酵完了のサインです。
オーブンを180度で予熱している間に、パン生地の表面にオリーブオイルをハケで塗ってから、塩を振りかけます。余熱の終わったオーブンに入れて、180度で20分ほど焼いたら完成です。
発酵なしで簡単パンの作り方
30分で作れる発酵無し卵無しの簡単パンの作り方
朝起きてからでも朝食に間に合う、簡単に作れる即席のパンの作り方を紹介します。基本の丸パンの作り方を紹介しておきますので、好きな具材を入れたりしてアレンジも楽しめるパンです。まずオーブンを200度で予熱しておきます。ボウルに強力粉50g、薄力粉50g、砂糖10g、塩3g、スキムミルク5gをボウルに入れて、菜箸で混ぜ合わせます。
そして溶かしバター大さじ1を入れて更に混ぜ合わせます。お湯を40~60ccの間で少しずつ入れながら、菜箸で混ぜていると、生地がまとまり菜箸で持ち上げられるようになってきます。そうしたら手に小麦粉を付けて2分ほど捏ねましょう。パン生地を4等分にして丸めたら、クッキングペーパーを敷いた天板の上に並べて、180度のオーブンで20分焼いたら完成です。好みでレーズンなどを練りこんでください。
ホットケーキミックスを使って発酵なしのウインナーパンの作り方
ホットケーキミックスを使ってパン生地を作り、オーブントースターで焼くので、発酵無しですしオーブンが無くても、簡単にパンが作れる作り方を紹介します。こちらの発酵無しパンでも、基本の生地さえ覚えておけば、アレンジが自在ですので重宝します。では作り方ですが、ホットケーキミックス100gと卵大2と牛乳大さじ1強をボウルで混ぜ合わせて、ひとまとめにします。
パン生地がしっかりと混ざったら2等分にします。片方には乾燥パセリと粉チーズを小さじ1ずつ混ぜて4等分にしておきます。残りの半分の方には、胡麻小さじ1を混ぜて4等分にします。全部で8個のパン生地が出来たかと思います。生地を一つ手のひらで転がして長くし、平らに指で潰します。
縦半分に切ったウインナーに生地を巻き付けていき、アルミホイルに並べます。トースターで3分ほど焼きホイルで包んで更に5分焼いたら完成です。
発酵無し簡単揚げチーズパンの作り方
耐熱容器に水90g、サラダ油20gを入れて600Wのレンジで40秒加熱したらよく混ぜます。そこへドライイースト2g、砂糖15g、塩2g、強力粉100g、薄力粉50gの順番で混ぜながら入れていきます。生地がひとまとまりになったら、ラップをかけて200Wのレンジで30秒加熱します。台の上で打ち粉をしてから5つに分割して丸め、ピザ用チーズを包みます。しっかりととじ目を留めておきましょう。
フライパンに多めの油を入れて、160度で片面ずつ揚げ焼きします。綺麗なきつね色になり膨らんできたら油を切って完成です。熱々のうちにいただくとチーズがトロリとして美味しいです。冷めてから食べるときは、トーストで温めるとチーズが溶けて美味しくいただけます。
手作りのフワフワ焼き立てパンを食べよう!
基本のパンの作り方から、ホームベーカリーを利用したパンの作り方に、発酵させなくても作れるパンの作り方など、簡単に作れるパンのレシピを紹介してみましたが、料理にしてもパン作りにしても、ポイントさえしっかりと押さえておけば、美味しいものは作れるのです。時間をかければ美味しいというのではなく、どうすれば簡単に美味しく作れるかを知っているか?が重要なのです。
パンの材料はシンプルで常備しやすいものばかりです。是非、基本の簡単なパン作りから初めて、毎朝焼き立てでアツアツふわふわのパンを食べて、一日の活力にしてみませんか?朝ごはんが美味しいと、脳も喜ぶので幸せのスイッチが入り、一日の活力となります。