粒マスタードの作り方とレシピは?ないときの代用のおすすめは?

熱々でジューシーな粗びきソーセージに乗っている粒マスタードは、爽やかな辛みと酸味で食欲をそそります。そんな粒マスタードは意外にもとても簡単に作ることができます。今回は、粒マスタードの作り方や粒マスタードを利用したレシピを紹介します。ハードルが高いような粒マスタードですが、普段の料理にも簡単に取り入れることができ、うま味を際立たせることができます。更に粒マスタードがない場合にはどんなもので代用ができるかどうかも調査したので、参考にしてください。

粒マスタードの作り方とレシピは?ないときの代用のおすすめは?のイメージ

目次

  1. 1粒マスタードはどんな料理にもおすすめの調味料
  2. 2粒々が美味しい粒マスタード
  3. 3粒マスタードとマスタードの違い
  4. 4マスタードとからしの違い
  5. 5粒マスタードがない時は!代用できるもの
  6. 6自家製粒マスタードは簡単!
  7. 7自家製粒マスタードなら好みに合わせて作れる
  8. 8自家製粒マスタードのレシピ
  9. 9自家製粒マスタードを生かすおすすめレシピ
  10. 10自家製粒マスタードで料理をもっと美味しく!

粒マスタードはどんな料理にもおすすめの調味料

粗びきのウインナーに付けて食べる粒マスタードは、ジューシーな味わいに酸味がいいアクセントになってとても美味しく仕上げてくれます。チキンステーキなどに添えて食べる事もよくあるでしょう。酸味があり食欲を増してくれる粒マスタードは使い道も多く洋食を作る事の多い家庭には置いてあることの多い調味料です。さっぱりとした酸味と辛さでどんな料理にもおすすめの調味料です。

焼いたウインナーやベーコンなどに付けて食べるイメージがあるので、お肉料理と相性がいいと思われます。マスタードは殺菌効果が高く、食欲を増したり消化を助けるので、肉料理にはよく使われてきました。たんぱく質の魚料理でももちろん、野菜をメインにしたヘルシーレシピでも美味しく味わうことができます。マスタードの適度な辛さとお酢の酸味が食欲をそそる調味料です。

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粒々が美味しい粒マスタード

粒マスタードはその味だけでなく、その粒々の食感が美味しく感じるポイントのひとつになります。市販されているものでも、お店で提供されるものでも、そのレシピによってマスタードの粒をしっかりすり潰しているものや、半分程度潰しているもの、粒がほとんど残っているもの作り方も色々です。潰れてあっても粒のままでも、マスタードの粒は食感が良く、粉を練ったマスタードとは全く違った食感を楽しめます。

粒マスタードの粒は、潰した時に辛みを感じます。先に潰しているものは、辛さが全体に行き渡りよくなじんで滑らかになっています。反対にあまり潰れていないものだと、口に入れた瞬間の辛みはあまりなく、噛んで粒を潰した瞬間に辛みが口の中に広がります。食べる際にフレッシュさを感じる辛さになります。好みや使う料理によって使い分けるといいでしょう。

粒マスタードの粒々は何?

粒マスタードは、からし菜の一種であるブラウンマスタードを潰さず粒のまま使っています。乾燥したマスタードシードを調味液で戻すので噛んだ時にプチっと食感のいい粒々の粒マスタードになります。ブラウンマスタードはあまり辛くないので、食べやすく使いやすいものです。風味がよく、さっぱりとした味でジューシーな肉料理などにマッチします。粒々の食感もいいので料理のアクセントともなっておすすめです。

粒マスタードとマスタードの違い

サンドイッチにつけたり、ホットドッグにかける黄色いペースト状の洋からしは、アメリカ合衆国やカナダで日常的に使われれているものでアメリカンマスタードとも呼ばれています。ターメリックできれいな黄色に色づけしているので、見た目の面でもアクセントになります。味は爽やかな辛みとマイルドな酸味です。

粒マスタードに使うブラウンマスタードよりペーストのマスタードで使うイエローマスタードの方が辛みが強く、更に粉にして辛みを感じやすい状態にしてあるので、マスタードの方が辛いものが多いです。マスタードシードも好みでブレンドすることも多いので、使うマスタードの種類に限らず、単純に粒が残った状態のものを粒マスタード、粉にしたものを練って作ってあるものをマスタードと呼び分けていることがほとんどです。

マスタードとからしの違い

マスタードは洋がらしと呼ばれるのに対し、日本で昔から使われてきた「和からし」と呼ばれるものもあります。納豆やおでんなどに使われているからしです。日本でからしというとこの和からしの事を指し、マスタードは洋からしと呼び分けることがほとんどです。和からしはオリエンタルマスタードの種をすり潰して粉にし、それを水やお湯で練ったものです。

オリエンタルマスタードは辛みが強く、更に揮発しやすいので食べた時につんと鼻に抜ける辛みがあるのが特徴です。マスタードの原料のイエローマスタードはオリエンタルマスタードに比べて辛みがマイルドです。さらに酢や砂糖などを加えて味付けしているのに対し、からしは酸味や甘みを加えることが少ないのも特徴です。辛みが強い練りがらしをからし、辛みがマイルドな練りがらしをマスタードと呼ぶことも多くあります。

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粒マスタードがない時は!代用できるもの

粒マスタードがなくても、からしという分類的には同じ仲間なのでマスタードやからしで代用できるような気がします。ですが、粒マスタード、マスタード、からしの順に辛さが強くなっていくので、辛さが強いと代用した時にバランスが悪くなることもあります。辛みだけを使いたいなら粒マスタードの代わりに代用しても大丈夫ですが、少しアレンジを加えるなら、代用した時の違和感が減ることになります。

マスタードで代用する

粒マスタードと同じように酸味や甘みも加えていて、辛みはあまり強くないマスタードで代用するならあまり違和感を感じないかもしれません。それでも、粒マスタードに比べると辛さが強いので、気になるようならはちみつとお酢を少量加えて混ぜると食べやすくなりおすすめです。ソースとして使うなら、ヨーグルトや醤油などと混ぜてマイルドなマスタードのソースにしてしまえば、違和感もなくなります。

和からしで代用する

粒マスタードは酸味も甘みもあり、粒々の食感の美味しさがあります。鼻につんと抜ける辛みがあるからしを代用するなら、マイルドな辛さの粒マスタードとはかなり違うものに感じ違和感を感じることも多いでしょう。どうしてもからしで代用する場合は、マスタードと同じようにはちみつや砂糖、お酢を加え味を調整しましょう。空気に触れると辛さが飛ぶので、使う前に練っておいてから使うと多少辛みが軽減します。

自家製粒マスタードは簡単!

プチプチとした食感が美味しい粒マスタードですが、実はとても簡単に作ることができます。乾燥したマスタードシードを使うと、完成までに時間はかかりすぐに使うことはできませんが、手順としては本当に簡単なので空いた時間にササっと仕込んでおくこともできます。好みの味や粒の潰し具合にすることもできるので、自家製粒マスタードはおすすめです。一度自家製粒マスタードを味わうと病みつきになってしまいます。

自家製粒マスタードなら好みに合わせて作れる

自家製粒マスタードなら、味や食感を自分好みにする作り方ができおすすめです。基本的に粒マスタードはブラウンマスタードシードを使うものですが、比べると辛みの強いイエローマスタードシードを合わせて使うこともでき、辛さの調整もできます。マスタードの粒を潰した時に辛みが出てくるので、あえて料理に使う時に潰し、フレッシュな辛みを楽しむために粒を潰さないレシピで作ることもできます。

自家製粒マスタードのレシピ

乾燥したマスタードシードはスパイス売り場に置いてありますが、スパイスの品揃えの多いお店でしか購入できない場合も多いようです。ネットショッピングなどなら色々な種類のマスタードシードも入手できます。乾燥した状態で販売されているものがほとんどで、マスタードシードを多めに購入していても長期保存でき、使う分だけ粒マスタードを作ることもできるので安心です。

基本の粒マスタードレシピ

ブラウンマスタードシード50gを目の細かいざるに入れ、軽く水洗いします。煮沸消毒しておいたビンなどの保存容器にマスタードシードを入れます。水分を吸い膨らむので、粒を入れて容器の半分以下の量になるものにしましょう。塩・ターメリックひとつまみ、はちみつ小さじ1を入れてその上からひたひたになる程度にお酢を加えます。スプーンなどでしっかりと混ぜ合わせたら、ふたをし涼しい場所に置いて1日程度寝かせます。

1日置いたものは、お酢を吸ってマスタードシードが膨らんできているので、スプーンで混ぜます。水分がなくなっているようなら再度お酢をひたひたになる程度加え、更に1日置いて様子を見ます。1日ごとマスタードシードの固さと味を確認しながら、水分がなくなっていたらお酢を足すを繰り返す作り方になります。大体、3,4日程度で指で軽く押すとプチっと粒が潰れる固さになっています。

粒が潰れた粒マスタードを作りたいなら、1日後に混ぜる時に一度取り出し、すりこぎやスプーンの背で粒々を潰していきます。フレッシュな辛みが好みなら潰さずにそのまま漬ける作り方にします。ここで味見をして、甘さや塩味の調整もしましょう。酸味が苦手な人用のレシピとしてはお酢に漬ける前に1時間程度、マスタードシードを水に漬けておき戻したものを使ってお酢につけるとマイルドな酸味になります。

最初に漬けてから3,4日程度で、粒が柔らかくなり食べることができるようになりますが、あと1,2日程度寝かしておくと味が熟成されなじんでマイルドになってきます。粒マスタードは香辛料なので腐りにくく、かなり長期保存できるようです。それでも自家製の粒マスタードなら1~2か月程度では食べきったほうが安心です。最初に水で戻した作り方の粒マスタードはカビやすいこともあるので早めに食べきりましょう。

基本のブラウンマスタードを使うレシピの紹介をしていますが、手に入るようならイエローマスタードシードをブレンドしてもいいでしょう。イエローマスタードの方が辛みが強いので最初は半分ずつの量で作る方がおすすめです。ターメリックを入れるときれいな黄色になり、お店で作られているレシピでは入っているものが多いですが、香りや苦みを感じるので子供など苦手な人は入れなくても大丈夫です。

ハーブ入り粒マスタードレシピ

作り方は基本の粒マスタードレシピと同じですが、漬ける時にバジルやパセリなどのハーブを一緒に入れて作ります。ハーブの香りの効いた爽やかな美味しさの粒マスタードになります。マスタードシード50gに対し、生バジルなら4~5枚、生パセリならひと枝分程度を小さく刻んで入れます。乾燥バジルやパセリなら5g程度で充分です。

ピクルス風粒マスタードレシピ

玉ねぎのみじん切りを一緒に漬け込むなら、ピクルス風の粒マスタードになります。マスタードシード50gに対し、玉ねぎは1/4サイズをみじん切りにした後水で洗い、キッチンペーパーに広げて1時間程度空気にさらし辛み成分が飛ばします。みじん切りの玉ねぎと粒マスタードを保存容器に入れ、はちみつ、塩を加えてお酢をひたひたになるまで注ぎます。ドレッシングや炒め物に使うと玉ねぎの香りが良くおすすめです。

自家製粒マスタードを生かすおすすめレシピ

自家製の美味しい粒マスタードを使うなら、いつもの料理の作り方を変えなくても更に美味しくなります。粒マスタードの爽やかな辛みと酸味を生かして色々なレシピに応用してください。シンプルに焼いたウインナーやベーコンに乗せるだけでもリッチな料理になります。炒め物の調味料としても活躍します。

粒マスタードでステーキが美味しく

オーソドックスにステーキに粒マスタードを使うとお肉のジューシーさが際立ちとても美味しくなります。焼いた後の肉汁に粒マスタードをひとさじ分入れてソースにすれば、爽やかな味の粒マスタードソースになります。シンプルに焼いたお肉にそのまま粒マスタードを乗せて食べても、粒々の食感も美味しく頂けます。牛肉のステーキでも、豚肉や鶏肉でもどんな種類のお肉にでも相性がいいので、ぜひステーキに使ってください。

粒マスタードでうま味たっぷりジャーマンポテト

ベーコンのうま味を吸ったジャガイモが美味しいジャーマンポテトは、通常コショウを効かせてピリッと味を決めますが、粒マスタードを絡めて炒めればまた違った味で美味しく食べることができます。カリッと炒めたベーコンに茹でたジャガイモとくし形に切った玉ねぎを入れ一緒に炒めたところに、粒マスタードを入れてざっと炒めます。炒めることで酸味が和らぎ、口に入れた時に粒々が美味しいジャーマンポテトになります。

粒マスタード入りソースで漬けて焼く

粒マスタードをソースにしてたものに漬け込んでから、お魚やお肉を焼けばジューシーなソテーになります。マヨネーズ・粒マスタード各大さじ3、酒・砂糖・醤油各大さじ1を混ぜたものに鮭の切り身や鶏モモ肉を30分程度漬け込みます。魚焼きグリルやオーブンで焼けばこんがり美味しいソテーになります。焦げやすいので様子を見ながら表面が焼けてきたらアルミホイルをかぶせて焼いてください。

粒マスタードドレッシングで豪華なサラダ

ローストビーフや生ハムを使った贅沢サラダに、粒マスターで作ったドレッシングをかけるととても美味しく仕上がります。粒マスタード・レモン汁各大さじ2、はちみつ・オリーブオイル大さじ1、塩小さじ1を混ぜ合わせます。さっぱりとした美味しいドレッシングレシピです。

焼いたチキンや白身魚などを乗せたサラダなら、ヨーグルトを使うドレッシングもおすすめです。プレーンヨーグルト大さじ4、粒マスタード大さじ2、砂糖大さじ1、塩小さじ1、ニンニクみじん切り少々を混ぜ合わせます。サラダでも、前菜としてではなくメイン料理になる程のサラダになります。

自家製粒マスタードで料理をもっと美味しく!

自家製粒マスタードは、本当に簡単な作り方で出来ます。自家製粒マスタードを使って料理するならワンランクアップの味になり、とてもおすすめです。シンプルなハムエッグに粒マスタードを乗せるだけでも贅沢な朝食に感じます。漬け置く時間はかかるので、使いたい日から決まっているなら逆算して早めに作っておきましょう。ぜひ、毎日の食事にも美味しい自家製粒マスタードを利用してください。

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