そら豆の茹で時間・ベストは何分?塩加減やさやごとの場合も調査

そら豆の茹で時間はどれくらいでしょうか?さやごと茹でるのと、剥いたそら豆を茹でるのには、何か違いはあるのでしょうか?ベストな茹で時間を覚えて、美味しく食べましょう。そら豆は、栄養価が高く、食物繊維が豊富で、低カロリーな野菜です。お酒のおつまみだけでなく、サラダやスープ、パスタなど色々な料理に使えます。茹でる時の塩加減や、そら豆独特の匂いを抑える方法など、コツをつかんで料理に活かしましょう。

そら豆の茹で時間・ベストは何分?塩加減やさやごとの場合も調査のイメージ

目次

  1. 1そら豆はどんな野菜?
  2. 2そら豆の栄養成分
  3. 3そら豆の効能
  4. 4そら豆の食べ方
  5. 5そら豆の美味しい茹で時間はどれくらい?
  6. 6剥きそら豆のベストな茹で時間は?
  7. 7さやごとの茹で時間は何分がベスト?
  8. 8茹で時間によって調理の仕方もさまざま!
  9. 9そら豆のさやは食べられる?
  10. 10まとめ:好みの茹で時間は何分?

そら豆はどんな野菜?

豆類の野菜と言われると、枝豆やいんげん、大豆などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?そら豆は、マーケットでも見かけることが少ない野菜です。どのような野菜なのでしょうか?

そら豆とは

大粒種のそら豆は、4月くらいから収穫時期を向かえ、7月くらいまでの初夏が旬になるマメ科の野菜です。日本やヨーロッパでも古くからあり、大豆アレルギーを避けるための代用食品として使われることがあります。育ったときに、空に向かってさやが実るので、「空豆」と名がつけられています。また、蚕が食べて育ち、さやの形も蚕に似ていることから「蚕豆」という字が使われることもあります。

そら豆は、お酒のおつまみとして見かけるくらいで、あまり馴染みがない野菜に入りそうですが、調味料として身近な豆板醤には、そら豆が原料として使われています。知らない人も多いのではないでしょうか?

そら豆の栄養成分

マメ科のそら豆は、大豆などと同じように植物性のたんぱく質が多く含まれています。また、カリウムやビタミンb群、ビタミンc、レシチンなども豊富に含まれており、ミネラルも多く、栄養価の高い野菜です。食物繊維も多く含まれています。栄養価は高いですが、カロリーは低く、体を気遣う人や、ミネラル不足な人にはとても魅力的な野菜と言えるでしょう。

そら豆の効能

そら豆の栄養価は野菜の中でも高く、植物性たんぱく質やカリウム、ビタミンb群、ビタミンc、レシチン、食物繊維など、不足しがちな栄養成分が豊富に含まれています。どのような効果が期待できるのでしょうか?

野菜に含まれる植物性のたんぱく質は動物性のたんぱく質と違い、脂肪が少なく、消化が良く、体に負担をかけません。カリウムは、塩分を排出させ、血圧を下げる効果があります。ビタミンb群は、消化の分泌を良くしたり、エネルギー代謝を促す効果があり、ビタミンcには疲労回復効果があります。レシチンは動脈硬化の予防に効果的です。食物繊維はお通じを良くする効果があります。

また、それぞれの栄養素の働きの相乗効果をあげているのが、そら豆に含まれているポリフェノールの抗酸化作用ではないかと研究されています。

そら豆の食べ方

栄養価の高いそら豆は、どのように食べるとおいしくいただけるでしょうか?そら豆の栄養価を逃がさずに、食べるにはどのように調理したら良いでしょうか?

そら豆は鮮度が落ちやすいので、下処理として塩茹でしておくと使いやすい食材です。茹でたそら豆をそのまま食べても良いですし、いろいろな料理に使うことができます。さやから剥いて薄皮付きそら豆を塩茹でする場合は、茹で汁にそら豆の栄養が溶け出しているので、茹で汁も料理に使うと良いでしょう。また、さやごと焼いても美味しく食べることができます。

そら豆によって食感が違うのはなぜ?

そら豆には、しっとりした食感のものと、ホクホクとした食感のものがあります。そら豆の収穫する時期によって、その食感が決まります。熟れ切る前に収穫したそら豆は、しっとりとした食感になり、充分熟れ切ってから収穫したそら豆は、ホクホクとした食感になります。水分量の違いと糖分がでんぷんに変わった量の違いで、そら豆の食感が異なります。

食感の違いは見た目でも判断できる!

見た目で食感を判別するには、熟しているかしていないかを見分けます。さやを見たときに、緑色でふっくらとしているものは、しっとりしているそら豆で、さやが少し茶色くなりくびれた形のものは、ホクホクしたそら豆になります。豆の状態で見分ける場合は、そら豆が半分に割れる分け目部分が、黒っぽいほど、ホクホクしたそら豆になります。

そら豆をすぐに食べないとき

そら豆はあまり日持ちがせず、収穫から3~4日程度までが、鮮度が落ちずに美味しく食べられる期間となります。すぐに食べない場合は、さやが水分や栄養を守ってくれるので、さやごと密閉袋に入れて冷凍保存すると、風味が落ちにくく、ひと月程度の保存が可能になります。さやを剥いてしまっている場合は、塩茹でして水気を拭いてから密閉袋に入れて冷凍保存させましょう。

そら豆の美味しい茹で時間はどれくらい?

そら豆を美味しく茹でるには、どのように茹でるのが良いでしょうか?ベストな茹で時間や塩加減を覚えて、美味しいそら豆を食べましょう。そら豆をさやごと茹でるのと、さやを剥いてから薄皮付き豆だけを茹でるのではどのような違いがあるのでしょうか?

さやごとと豆だけのときの茹で時間はどれくらい変わるの?

そら豆のさやは固く厚みがあるので、さやごと茹でるのと、さやを剥いて豆から茹でるのでは、茹で時間が異なります。さやごとの方が茹で時間は長くなります。また、やわらかい豆が好みな場合も少し長めに茹でることになります。さやごとの場合は、剥き豆だけの場合より、倍程度の茹で時間が必要になります。

剥きそら豆のベストな茹で時間は?

剥きそら豆は、薄皮が付いていますが、薄皮が付いた状態で、茹でます。水に塩を加えて、茹でる茹で方が定番ですが、更にお酒を加えて茹でると、そら豆の青臭みを抑える効果もあります。そら豆の独特な匂いが苦手な人はお酒を加えると良いでしょう。茹で時間は数分ですが、固めに茹でたい場合と、やわらかく茹でたい場合で時間を変えて茹でます。

そら豆のさやを剥くには、さやの端を包丁で切り落とすと開きやすくなります。そら豆をさやから取り出すのは、鮮度を保つために、調理する直前にしましょう。

剥きそら豆の茹で時間

剥きそら豆の茹で方は、さやから豆を剥いて、沸騰したお湯に入れるのですが、ひと手間加えると、そら豆がしわしわになるのを防いで、薄皮を剥きやすくなります。そら豆の黒いすじの部分に、包丁で1cm~2cm弱の切り込みを入れるだけなので、是非下処理しましょう。熱いそら豆の皮がつるりと剥きやすくなります。

ベストな塩加減は、たっぷりのお水に対して塩が3%の割合になります。500mlで大さじ1杯程の塩を入れます。お酒は大さじ3杯程度入れます。お水に対して、お酒は10%程度で良いでしょう。沸騰したら、剥いた豆を入れます。ちょうど良い固さのそら豆に茹で上がるベストな茹で時間は、2分程になります。そら豆の大きさにばらつきがある場合は、大きいものから入れていきましょう。

そら豆を茹でたら、ザルにあげます。水にはさらしません。そのまま熱を冷ましましょう。熱々を食べたいときや調理をすぐにしたい場合は、荒熱がとれたら、調理しましょう。薄皮は付いたままでも食べることができますが、食感的には剥いた方が食べやすいので、薄皮付きを食べたい場合は、やわらかめに茹でると薄皮もやわらかくなり食べやすくなります。薄皮には栄養素もつまっていますので、美味しく食べましょう。

塩加減が足りないときは、茹でた後に塩を振っても良いでしょう。そら豆への塩の染み込み方は、茹でたときに塩を入れた方が、染み込みます。

固いそら豆が食べたいときの茹で時間

歯ごたえを残して食べたい場合や、固いそら豆で調理したい場合には何分くらい茹でると良いのでしょうか。ベストな程良い固さのそら豆の茹で時間は、2分程ですが、固めの場合は、1分半程で、ザルにあげます。水にはさらさず、そのまま冷まします。

やわらかいそら豆にしたいときの茹で時間は何分?

そら豆をやわらかくしたいときには、2分半~3分程がベストな茹で時間でしょう。離乳食用などに使うやわらかさにしたい場合は、もう少し長めに、5分がベストな茹で時間となります。離乳食用には、茹でるときの塩加減を少なめに調整すると良いでしょう。

茹で時間はなるべく短くしよう!

茹で時間が長くなるほど、お湯にそら豆の栄養素や旨みが染み出てしまいます。きちんと沸騰させてからお湯に、そら豆を入れるようにしましょう。また、秒単位で茹であがっていくので、何分の茹で時間が自分の好みの固さになるか計っておくと良いでしょう。塩加減も好みの分量を一度覚えておくと、次にするとき、ベストな状態で茹でることができます。

さやごとの茹で時間は何分がベスト?

そら豆をさやごと茹でるのは、茹で時間が長くなり、さやごとなので、お湯も多く使うことになりますが、どのような良い点があるのでしょうか?何分くらい茹でるのがベストなのでしょうか?

そら豆は、さやがしっかりとしていて、固いので、さやごと茹でるには、剥いたときに比べて、どうしても時間が長くなります。また、鍋も大きなものを使ってゆでる必要があります。

さやごとのベストな茹で時間

そら豆をさやごと茹でるときには、塩加減は剥き豆だけのときと変わらず、お水の3%になります。お酒も少し入れるとそら豆の青臭みをまろやかにするので、適量入れると良いでしょう。剥き豆のときと違い、さやに守られているので、しわしわにはなりにくいです。沸騰したお湯に、さやごとそら豆を入れて、2分程経過したら、火を止めます。あとは余熱調理します。5分ほど、そのまま置いたあと、ザルにあげます。

ザルにあげて、荒熱が取れたら、さやから取り出して、食べたり、調理に使います。塩加減が足りないときは、塩を振り足すと良いでしょう。

茹で時間は長くても美味しさは逃さない!

そら豆をさやごと茹でると、剥き豆をゆでるときとは違い、旨みや栄養素がお湯に逃げ出しにくく、美味しさがぎゅっとつまった状態になります。また、鮮度も落ちずらいので、そら豆のふっくら感が損なわれず、しわしわにもなりにくくなります。茹で時間が少し長くなりますが、美味しさが逃げ出さないのは、さやごと茹でた場合になります。

さやごと茹でるのは大変?

さやごと茹でた方が、茹で時間が少し長くなっても、栄養素や美味しさを損なわず、良い面がありますが、同時に面倒な面もあります。さやごと茹でるので、茹でたあとにさやを剥かなくてはなりません。剥きそら豆を茹でたときのように、すぐに調理に使うことができません。また、塩加減も剥いてみないとわからないので、塩加減が足りない場合は、熱々のそら豆に塩を振りかけられず、塩が染み込みにくくなります。

茹で時間が経つとお湯の色が変わる?

そら豆の茹で汁が、赤っぽい色に変わっているのを見たことはありませんか?これは、そら豆の中のポリフェノールのアントシアニンがお湯に溶け出して色を変えています。アントシアニンはブルーベリーなどに多く含まれている抗酸化作用のあるポリフェノールです。そら豆の茹で汁には、他にも栄養素が染み出ているので、捨てずに、料理に使うと良いでしょう。

茹で時間によって調理の仕方もさまざま!

何分茹でるかによって、そら豆を美味しく食べれる調理法が変わってきます。歯ごたえを残して食べたい料理や、スープのようにしたい場合など、作りたい料理によって茹で時間を何分にするか決めると良いでしょう。茹でるときの塩加減も、そのまま食べる場合は良いのですが、何かあとで味を足したい場合は、塩加減は少なめにしたり、塩の量を調整すると美味しく調理できます。

そら豆を使った簡単料理

そら豆を使った簡単料理は、ゆでたそら豆を他の野菜と混ぜ合わせたそら豆サラダ、オリーブオイルとガーリックにそら豆を混ぜたそら豆パスタ、そら豆をご飯と一緒に炊いてそら豆ご飯、そら豆をやわらかく茹でてから潰して作るそら豆スープや、そら豆の天ぷらなどがあります。そら豆はくせが強くないので、いろいろと合わせやすい食材です。

お酒のおつまみにもなりますし、そら豆独特の匂いが苦手な人は、そのまま食べるのではなく、他の食材と合わせて使うと、気にならなくなります。大豆の代わりに使ったりしても良いでしょう。

そら豆のさやは食べられる?

そら豆のさやは、食べることができます。さやには栄養がたっぷり含まれているので、捨ててしまうのは大変もったいないことです。特に無農薬で育てられたそら豆などは、残留農薬の心配もないので、さやごとそら豆を頂きましょう。調理も簡単なので、是非そら豆をまるごと使って料理してみてはいかがでしょうか?

そら豆のさやの調理方法としては、そら豆をさやごと茹でてから、さやの固い端を切り落として使うと良いでしょう。ピーマンのような食感ですが、さやは苦くはありません。茹でたあとに、豆が入ったまま、ざくざくとさたごと包丁でカットして炒めるだけでも美味しく食べられます。また、何分か茹でて下処理してから、さやごと天ぷらにしても美味しく、お勧めです。

そら豆をさやごと調理することで、中の豆の旨みが凝縮されるので、甘みのある美味しい味わいになります。無農薬のそら豆を使う場合は、是非さやごと食べることをお勧めします。

Thumbそら豆の美味しい食べ方は?焼き・皮ごとなどおすすめレシピランキング | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

まとめ:好みの茹で時間は何分?

好みの茹で時間を見極めると、そら豆の扱いもぐっと楽になります。好みの茹で時間が何分か覚えておけば、あとは塩とお酒を入れて、数分で茹で上がるので、料理の使い勝手も良くなります。栄養も豊富に含まれていますので、塩加減を少なめにすれば、離乳食にも適していますし、塩辛めにしてお酒のつまみにも喜ばれる一品になります。そら豆の好みの茹で時間が何分か見極めて料理に活用しましょう!

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