かぶの旬と出回る時期はいつ?上手な選び方とポイントも調査!

かぶは大根と似た食感で、煮物やサラダ、漬物などで食べると美味しい野菜です。1年を通してスーパーで目にすることが多いですが、かぶの旬の時期や出回る時期はいつなのでしょうか?旬の時期を知っていれば、より美味しいかぶを食べることができるので、ぜひ知っておきたいポイントです。さらに、より美味しいかぶの選び方もあります。今回はかぶの旬の時期や、おいしいかぶの選び方、旬のかぶを使ったレシピなどをたっぷり紹介します!

かぶの旬と出回る時期はいつ?上手な選び方とポイントも調査!のイメージ

目次

  1. 1かぶの旬と出回る時期はいつ?
  2. 2全国各地でつくられているかぶ
  3. 3かぶは葉も美味しく食べられる
  4. 4かぶの栄養について
  5. 5かぶは種類がたくさん
  6. 6美味しい旬のかぶの選び方
  7. 7旬のかぶを美味しく保存しよう
  8. 8旬のかぶ・美味しい食べ方
  9. 9旬のかぶを使ったレシピ
  10. 10まとめ・かぶの旬を知って美味しく食べる

かぶの旬と出回る時期はいつ?

かぶの旬の時期は、春と秋の2回で、それぞれに特徴があります。春のかぶは3月~5月で、皮が薄く柔らかい食感が特徴です。秋のかぶは11月~1月に収穫され、甘みが強いのが特徴です。寒い時期のほうが甘みがあり、美味しいようで、11月から1月頃が1番出回る時期です。とはいえ、1年を通して出荷されているので、いつでも手に入る食材です。それぞれの旬の時期で味わいが違うので、季節にあった調理で美味しく食べましょう。

今回は、かぶの旬の時期から美味しいかぶの選び方、旬のかぶを使ったアレンジレシピなどをたっぷりと紹介します。美味しいかぶの選び方のポイントを覚えておけば、スーパーでたくさん並ぶかぶの中から、より美味しいかぶを手にとることができます。美味しいかぶが買えたら、煮物やサラダなどにして食卓に並べましょう。

全国各地でつくられているかぶ

かぶは、季節ごとに旬の時期と産地が異なります。千葉・埼玉・東京産のものは、4月~6月の春から初夏にかけて出回る、千葉・青森産のものは7月~9月の夏の時期に出回る、千葉・埼玉・徳島産は10月~3月の冬の時期に出回る、と覚えておくと良いでしょう。千葉県産のかぶは1年中いつでも手に入ります。産地によっても甘みや食感などが違うので、食べ比べてみるのも楽しそうです。

かぶは葉も美味しく食べられる

通年出回るかぶは、チンゲンサイや白菜、キャベツの仲間です。そしてかぶは別名「すずな」とも呼ばれます。春の七草の1つとして知られています。私たちが普段食べるのは根の白い部分ですが、葉も美味しく食べられます。葉の部分は緑黄色野菜で、栄養もたっぷりですから、かぶを食べるときはぜひ葉も一緒に料理しましょう。

かぶの栄養について

かぶにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?調べてみると、私たちの体に優しい成分がたくさん含まれていることがわかりました。かぶはいつでも手に入るので、たくさん食べて栄養もとりましょう。

根の部分には消化酵素のアミラーゼ

かぶの白い根の部分は淡色野菜です。特別、栄養成分が多いわけではありませんが、ビタミン類と、胃もたれや胸焼けを良くしてくれたり、整腸効果もあるアミラーゼを含んでいます。

かぶの葉の部分には美肌効果のビタミンCなど

かぶの葉の部分は緑黄色野菜です。実は普段よく食べる白い部分よりも、栄養がたっぷり含まれています。B-カロテンは非常に多く含まれています。これは免疫力を高めたりがんの予防につながる栄養成分です。また、風邪の予防や美肌効果のあるビタミンCも豊富です。さらに、人の体をつくるのに重要なミネラル分である、カルシウムやカリウムも多く含みます。

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かぶは種類がたくさん

私たちが1番料理に使い、一般的に出回るのは小かぶですが、他にも大かぶや赤かぶ、根の部分が小さく、葉がほうれん草のようなミニかぶもあります。小ぶりのかぶなら、そのまま丸ごと入れてスープにするのも美味しいです。ここでは、地域別にいろいろな種類のかぶとその特徴、いつが旬なのかをみてみましょう。

1番馴染みのある小かぶ

かぶの種類は大きく分けて2つです。大きさによる分類と、原産地による分類です。大きさによる分類は、小かぶ、中かぶ、大かぶの3種類。原産地による分類は、アジア型とヨーロッパ型です。ヨーロッパ型の小かぶが、一般的に出回る、日本でよく食べられているかぶです。小かぶは全国で作られていて、年中出回る、いつでも食べられてどんな料理にも合わせられる一般的なかぶです。関東産のものを中心に、秋から冬にかけてが旬です。

西から南で作られる天王寺かぶ

関西から九州にかけて作られている天王寺かぶ。こちらはアジア型の中かぶです。葉と茎が柔らかく、白い部分とあわせてまるごと漬物にするのがおすすめです。秋の終わりから冬の初めにかけてが旬を迎えます。

京都の野菜・聖護院かぶ

京野菜の一種である聖護院かぶは、とても大きく、重さもずっりしとしています。アジア型の大かぶで、秋の終わりから冬の初めにかけて、京都を中心に旬を迎えます。大きいものだと5キロ程になるものもあります。京都の漬物として有名な千枚漬けとして使われています。

色鮮やかな赤かぶ

赤かぶの中にも種類がたくさんあります。根の部分の表面だけが赤いものや、果肉の中まで赤いもの、葉の部分まで赤いものもあります。各地方で伝統野菜として育てられています。長崎県産の長崎赤かぶや、滋賀県の万木(ゆるぎ)かぶ、飛騨・美濃産の飛騨紅かぶ、山形県の温海(あつみ)かぶなどがあります。

美味しい旬のかぶの選び方

かぶの旬の時期になったら、より美味しいかぶを選びたいものです。美味しい旬のかぶの選び方のポイントは、葉の色が綺麗な緑色で、しゃきっと元気なもの、根が真っ白でツヤがあり、キズがついていないものを選ぶことです。また、持ったときにずっしりと重みがあるものは、水分がつまって美味しいかぶである証拠です。かぶの葉と根の付け根部分がしっかりとしたものも、美味しいかぶの選び方のポイントです。

旬のかぶを美味しく保存しよう

年に2回、旬のあるかぶ。中でも秋から冬にかけてのかぶは、甘みが強くて1番美味しくおすすめだということがわかりました。美味しい旬のかぶを選ぶポイントもおさえたら、次は保存方法です。旬のかぶがたくさん手に入ったら、まずはなるべく早めに使い切ることが1番ですが、もしあまってしまう場合は、保存のポイントをしっかり守って、長く美味しく、日持ちさせられるように保存しましょう。

旬のかぶを冷蔵保存する

かぶは、買ってきたらまず葉の部分を切り落として、根の部分と別にしておきます。葉をつけたまま保存すると、葉が根の養分や水分を吸い取ってしまい、スが入って風味や食感が落ちてしまいます。そして根も葉も、乾燥しないようにしっかり密封し、冷蔵庫で保存します。葉は鮮度の落ちる速度が速いので、すぐに使い切りましょう。かぶ本体は、上手に保存して5日程日持ちします。しかし、なるべく早く食べきるようにしましょう。

旬のかぶを冷凍保存する

たくさん買ってきてどうしてもすぐに使いきれない場合は、冷凍保存しましょう。調理しやすくカットした状態のものを、水気を切ってラップで包み、密閉袋に入れて冷凍庫にいれます。煮物などに使うのがおすすめです。凍ったままの状態で鍋に加えて調理できるので、手間がかからず、いつでも使えて時短にもなります。

旬のかぶ・美味しい食べ方

かぶは大根と似ていますが、大根よりも実が柔らかいため、煮物にする場合は煮崩れに注意が必要です。かぶは甘みがあるので、生のままサラダにしたり、味噌をつけて食べたりするのがオススメです。秋のかぶはさらに甘みが強いので、生で旬の美味しさを楽しむのも良いでしょう。

また、漬物も簡単でオススメです。根の部分も葉の部分も一緒に漬けると彩りも良く、栄養もしっかり摂れます。葉の緑の部分のほうが栄養価が高いので、捨てずに全部食べましょう。市販の浅漬けの素で美味しく漬けられるので、和食メニューの際の1品にお試しください。

スープや味噌汁など、汁物に使うのも、体が温まって美味しいです。生でも食べられるものなので、あまり煮過ぎず、一番最後に加えてさっと火を通す程度にしたほうが、食感が残って良いでしょう。フードプロセッサーなどですりおろして、かぶのポタージュにするのも美味しそうです。

葉っぱの部分も忘れず料理しましょう。肉と一緒に炒めても良し、さっと茹でておひたしにするのもオススメです。いつでも手に入るので、いろいろな料理に使っていつも美味しく食べられたら、飽きも来なくて良いでしょう。

旬のかぶを使ったレシピ

かぶはどんな料理にも合わせられるので、上品な味付けで和食に使ったり、洋食に合わせてがっつりメニューにしたりと、アレンジが万能に効く食材です。煮物にする場合は、煮崩れに注意しましょう。次は旬のかぶを使ったレシピを紹介します。先に紹介したかぶの選び方で美味しいかぶを選べたら、ぜひこのレシピを参考にして、今夜の献立に役立ててみてください。

旨味が染み込む!豚と旬かぶの甘辛炒め

材料は、豚肉 200グラム、かぶ(小さめ) 5~6個、醤油 大さじ1、酒 小さじ2、砂糖 大さじ1、だしの素 少々、ごま油 少々です。豚肉は、分量外の醤油少々と片栗粉を揉みこんでおきます。かぶは5ミリ程の薄い輪切りにします。ごま油をひいたフライパンで、豚肉を炒めます。豚肉の色が変わってきたらかぶを加え、さらに炒めます。火が通ったら、醤油、酒、砂糖、だしの素を入れて味付けをし、器に盛って完成です。

豚肉に片栗粉を揉みこんでおくと、食感がやわらかくなります。かぶを薄い輪切りにすると、表面積が大きくなるので、豚の旨味や調味料が染み込みやすくなり、より美味しくなります。甘辛の味付けで、ご飯がすすむ1品です。葉も一緒に炒めてももちろん美味しいです。

上品簡単!旬かぶのとろとろ餡かけ

材料は、かぶ 2個、ひき肉 100グラム、顆粒だし 小さじ1、醤油 大さじ1.5、酒 大さじ1、砂糖 小さじ1、片栗粉 大さじ1 です。かぶは8等分に切ります。片栗粉は水で溶いておきましょう。鍋に水200ccと顆粒だし、醤油、酒、砂糖を入れ、かぶとひき肉を加えて煮ていきます。煮えたら水溶き片栗粉でとろみをつけます。水溶き片栗粉を入れる直前にかぶの葉をいれましょう。器に盛り付けて完成です。

かぶもひき肉も、火の通りが早いので、さっと簡単に作れるレシピです。かぶの葉はとろみをつける直前に入れることで、鮮やかな緑色を保って食べることができます。長く火を入れると色がくすんでしまうため、彩りを考える場合はこのようにすると良いでしょう。

家でもできる!旬のかぶで京都の千枚漬け

材料は、かぶ 350グラム、塩 小さじ1、酢 50cc、砂糖 大さじ3~4、出汁昆布 10センチ程度、タカの爪 1本(お好みで)です。かぶは薄く輪切りにします。切れたら塩を振って、しばらくおきます。水気が出てくるので、かぶを手で挟んで水気を絞ります。密閉式の保存袋に、かぶと出汁昆布を交互に入れていきます。酢と砂糖をレンジで加熱して、かぶの入った保存袋に加えてかぶを漬け込みます。タカの爪はここで加えます。

保存袋の空気はしっかり抜いて、冷蔵庫で1日以上おきましょう。食卓に出す際は、使った出汁昆布も細切りにするなどして一緒に食べましょう。タカの爪は、中のタネを綺麗に取り、小さく輪切りにしましょう。辛いのが苦手な方やお子様も食べる場合は、入れなくても美味しくできます。冷蔵庫で5日程度保存できます。歯ごたえのよい千枚漬けが、家庭でも簡単に作れるおすすめレシピです。

旬の甘いかぶで粒マスタードサラダ

材料は、かぶ 2個、酢 大さじ 1/2、塩・こしょう 少々、粒マスタード・オリーブ油 各大さじ1 です。かぶは茎の部分を1センチ程残して、6等分に切ります。葉は3センチ幅に切ります。沸騰した湯に塩少々を入れて、かぶを2~3分茹でます。さらに葉を加えて1分茹でます。ざるにあげて湯切りします。ボウルに粒マスタード、オリーブ油、酢を入れて混ぜ、湯切りしたかぶと葉を加えて合え、塩・こしょうで味をととのえ、完成です。

粒マスタードとオリーブ油を使った、洋風のさっぱりサラダです。栄養のある葉の部分も一緒に和えて、栄養たっぷり、歯ごたえ抜群です。粒マスタードの風味が大人向けで、ワインなどのお酒のあてにしても良いでしょう。

旬のかぶで中華!麻婆かぶ

材料は、かぶ 2個、ひき肉 100グラム、テンメンジャン 適量、豆板醤 小さじ1/2、中華スープの素 適量、にんにく・しょうが 少々、水溶き片栗粉 適量、青ネギ お好み です。かぶは塩を加えた湯で茹でます。火が通ったらざるにあげておきます。フライパンにごま油を入れ、ひき肉、しょうが、にんにく、豆板醤を炒めます。中華スープの素と水100ccを加え、テンメンジャンで味を調えます。

茹でたかぶを加えて軽く煮ます。水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、器に盛り付け、お好みでネギをまぶして完成です。テンメンジャンは入れすぎると甘くなるので少しずつ加えて味をみましょう。テンメンジャンがない場合は、味噌と砂糖で代用できます。しょうが・にんにくはチューブタイプのものでも大丈夫です。さっぱりした風味のかぶに、しっかりと味付けをした、ごはんに合う中華レシピです。ひき肉との相性も抜群です。

まとめ・かぶの旬を知って美味しく食べる

かぶの旬は、春と秋の年に2回あります。中でも秋から冬にかけて出回るかぶは甘みが強く、1番美味しいといわれています。かぶは葉の部分にたくさん栄養があるので、上から下まで捨てることなく食べられます。サラダや漬物にして食べたり、スープや煮物にして体を温めるのも良いでしょう。旬がいつなのかを知り、より美味しいかぶを食べましょう。

かぶには美味しいかぶを見分ける選び方があります。白い部分にキズがなく綺麗で、真っ白なもの、葉がしゃきっとして元気で緑が綺麗なもの、ずっしりと重みがあるもの、この3点がおいしいかぶの選び方のポイントです。スーパーでたくさん並ぶかぶの中から、より美味しいかぶを選ぶために、選び方のコツもしっかり覚えておきましょう。

かぶも他の野菜と同じように、冷凍保存することもできます。すぐに使い切れず、長期保存するときにおすすめです。かぶは冷蔵保存の場合、買ってきてから2日程度で使い切ったほうが良いでしょう。また、買ってきたらすぐに根と葉の部分を切り離し、別々に保存しましょう。葉が根の水分や養分を吸収してしまうためです。保存のポイントもしっかり抑えて、旬のかぶを美味しく食べましょう。

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