芽キャベツの栽培方法・育て方!初心者も失敗しないプランター栽培の時期

コロンとした可愛らしい見た目だけれど、実は栄養が豊富な野菜、芽キャベツ。プランター栽培が可能で、マンションのベランダなどでも栽培することができます。収穫期が長く楽しめることもあり、近年は家庭菜園で芽キャベツを育てる人が増えています。今回はそんな芽キャベツに適した栽培時期や育て方、初心者でも失敗しないプランター栽培の方法を、土作りから害虫対策まで詳しく紹介します。

芽キャベツの栽培方法・育て方!初心者も失敗しないプランター栽培の時期のイメージ

目次

  1. 1芽キャベツとは
  2. 2芽キャベツは栄養がいっぱい!
  3. 3芽キャベツの栽培時期
  4. 4プランターで芽キャベツを栽培しよう
  5. 5芽キャベツの栽培方法:土作り
  6. 6芽キャベツの栽培方法:種蒔き
  7. 7芽キャベツの栽培方法:植え付け
  8. 8芽キャベツの栽培方法:水やり
  9. 9芽キャベツの栽培方法:追肥
  10. 10芽キャベツの栽培方法:葉かき
  11. 11芽キャベツの栽培方法:下芽かき
  12. 12芽キャベツの栽培方法:収穫
  13. 13芽キャベツの栽培で失敗しないためのポイント
  14. 14おすすめの芽キャベツの品種
  15. 15芽キャベツ栽培まとめ

芽キャベツとは

キャベツをそのまま小さくしたような可愛らしい見た目の芽キャベツ。どんな状態で実るのか、知っているという人は意外に少ないのではないでしょうか?姫甘藍(ヒメカンラン)や子持ち甘藍とも呼ばれている芽キャベツ(甘藍とはキャベツという意味)は、ベルギー原産のアブラナ科の植物で、長く伸びた茎の側芽が3~4センチほどの球になります。普通のキャベツとは違い、1つの株から50~60個の芽キャベツが収穫できます。

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芽キャベツは栄養がいっぱい!

1つ1つは小さな芽キャベツですが、実は栄養素がギュッと詰まっているすごい野菜です。特にビタミンCが多く、普通のキャベツの約4倍、ビタミンCが豊富な事で知られているレモンと比較しても約1.5倍も多く含まれています。他にもビタミンBやβ-カロテン、ルテイン、葉酸などのビタミン群、鉄分やカリウムなどのミネラル、たんぱく質や食物繊維など、数多くの栄養素を含んでいます。

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芽キャベツの栽培時期

芽キャベツの栽培には、日当たりが良く冷涼な気候が適しています。発芽の適温は15~25度、生育の適温は18~22度ほどです。日本で芽キャベツを栽培する時期は、春に種を蒔いて初夏に植え付け、夏~秋に収穫をするサイクルと、夏に種を蒔いて秋に植え付け、冬に収穫するサイクルとが主です。高温に弱く、結球不良や病害が発生しやすいので、初心者は秋植えでの栽培が育てやすくおすすめです。

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プランターで芽キャベツを栽培しよう

芽キャベツは日当たりの良い場所であれば栽培ができるので、プランターや植木鉢でも育てることができます。芽キャベツを複数植える場合は株の間隔を40センチ以上空ける必要があるので、60センチ以上の大型サイズのプランターを使用します。植木鉢や小型のプランターで栽培する場合は、1株ずつ植えるようにしましょう。どちらの育て方でも、底が深いタイプの鉢やプランターを選んでください。

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芽キャベツの栽培方法:土作り

芽キャベツの栽培にはpH6.0~6.5の中性土壌が適しています。自分で土から作る場合は、赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1の割合で混ぜ合わせたものに、更に石灰、化成肥料を加えます。必要なものが多くなるので、大量に栽培するのでなければ市販の培養土を利用するのがおすすめです。植え付け時期の1ヶ月前までには土作りを済ませ、2週間前には石灰を、1週間前には化成肥料を追加しておきましょう。

プランター栽培は水はけが大事

芽キャベツをプランターで栽培する場合は、水はけを良くするためにまず鉢底石を敷き、その上に培養土を入れていきます。入れる土の量は、プランターや鉢の7分目くらいまでが目安になります。あまり上の方まで用土を入れてしまうと、水やりの際に水や土が溢れて流れ出てしまう元になるので気をつけてください。芽キャベツ以外の植物の育て方でも同様に水を溜めるスペースを残すと良いでしょう。

芽キャベツの栽培方法:種蒔き

秋植えの芽キャベツの場合は、7月下旬~8月上旬頃が種蒔きに適した時期になります。直径10センチの育苗ポットに培養土を入れ、種を5~6粒蒔き、土を5ミリほどかけます。たっぷりと水やりをし、発芽するまでは土が乾燥しないよう、こまめに水やりをしましょう。暑さに弱いので風通しの良い場所に置いてください。発芽したら、双葉が開く頃に元気な2本を残して間引き、本葉が4枚になる頃には1本を残して全て間引きます。

芽キャベツの育苗は、後半には肥料が切れてしまいます。丈夫な苗に育てるためには、本葉が増えてくる時期になったら週に1~2回ほど、液体肥料を薄めたものを水やりの代わりに与えると良いでしょう。種蒔きから大体1ヶ月後、本葉が5~6枚になったら植え替えの時期です。

初心者は苗から購入がおすすめ

芽キャベツに限らず、植物の種からの育て方は管理が難しく病気や害虫のリスクも多くなります。どの芽を残して、どの芽を間引くかの判断も難しいです。慣れないうちは育苗の段階で失敗しないためにも、苗から育てた方がよいでしょう。8~9月頃になるとホームセンターなどで芽キャベツの苗が販売されるので、茎がしっかりしており、葉が変色したり傷ついたりしていない良い苗を選んで利用してください。

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芽キャベツの栽培方法:植え付け

芽キャベツの苗を植えつける際は、株の間隔を40センチ以上空けて風通しを良くしておきます。苗より少し大きめの穴を掘り、苗を浅めに植え付けます。苗をポットから取り出す際に、根を傷つけないように注意しましょう。周囲の土を少しかけたら、苗の根元を軽く押さえ、土と根がきちんと接するようにしてください。植え付け後は、たっぷりと水やりをしてください。乾燥を防ぐために、株の根元を藁などで被ってもよいでしょう。

芽キャベツの苗を植え付けてからしばらくの時期は、風で苗が倒れないように支柱を立てます。最初は短めの仮の支柱で支え、ある程度苗が安定してきたら一旦取り外します。芽キャベツは60センチ以上の高さまで茎が成長するので、株が成長してきたら再度、株が倒れないように支柱を立てます。株の高さが30センチを超えてきた頃が目安になります。支柱を立てる際に根を傷つけないよう、あまり株に近すぎる位置は避けましょう。

芽キャベツの栽培方法:水やり

芽キャベツの水やりは、植え付け直後から根付くまでの間(約1週間ほど)は、たっぷりと行ってください。苗が寝付いた後は、土が乾燥しすぎない程度で水やりをします。乾燥しすぎはもちろん良くありませんが、過湿の場合も根腐れを起こしてしまい、失敗の元になるので注意してください。地植えの場合は、基本的に水やりの必要はありません。

芽キャベツの栽培方法:追肥

芽キャベツを植え付けてそのままにしておくと肥料切れを起こすので、成長にあわせて追肥を行います。最初の追肥は植え付けから3週間後(本葉が6~8枚になった頃)に、化成肥料10gを株の周りに蒔き、用土と軽く混ぜて株の根元に寄せます。1株ごとに1握り分の化成肥料を目安に蒔いてください。

2回目以降の追肥は、約1ヶ月おきに行います。1回目と同じ量の化成肥料を蒔き、同じように用土と混ぜ合わせてから株の根元に寄せます。芽キャベツの株が小さい頃は根元に蒔きますが、株が成長してきたら、少しずつ根元より離れた場所に蒔いて混ぜ合わせるようにすると、芽キャベツの根が痛むのを防ぐことができます。

芽キャベツの栽培方法:葉かき

芽キャベツはわき芽が結球し始めたら、日当たりと風通しを良くして結球の生育を促すために「葉かき」を行います。芽キャベツの株の上の方にある葉っぱを10枚ほど残して、他の葉っぱを全て切り落とします。この時、一度に全部の葉っぱを切り落としてしまうと逆に成長が悪くなってしまうので、株の成長に合わせて下から順に古い葉っぱを切り取るようにしましょう。

葉かきをする時は、葉っぱの根元から切り落とすと芽キャベツの結球部分を傷つけてしまったり、結球が取れてしまう事があるので気をつけて切り落としましょう。失敗しない葉かきの方法として、1センチ以上離れた部分を切るようにして、少し葉柄を残すと良いです。残した部分は、乾燥すると自然と落ちます。葉かきは、秋植えの芽キャベツの場合は10月頃が目安になりますが、生育状況に応じて行ってください。

芽キャベツの栽培方法:下芽かき

芽キャベツの育て方で、葉かきと同様に大事な作業として「下芽かき」があります。芽キャベツの株の根元から10節目くらいまでにある形の悪い芽は、成長しても綺麗な形にはなりません。そういった芽を早めに摘み取ることで、他の芽に養分が届くようになります。下芽かきは、葉かきと同じ時期に行います。芽が育ってくると、芽の下にある葉っぱが黄色く変色するので、芽が育ってきたら葉っぱは取り除くようにしましょう。

芽キャベツの栽培方法:収穫

芽キャベツは、苗を植え付けしてから90日ほどで収穫できるようになります。平均で約2ヶ月間、育て方や品種によっては3ヶ月間近く収穫を楽しむことができます。芽球の大きさが約2~3センチほどになり、手で触った時に硬く締まっているものから収穫します。手で優しくもぎ取るか、ハサミで根元を切り取って収穫します。収穫時期を逃してしまうと芽球が開いてしまうので注意しましょう。株の下側から順に約60個ほど実ります。

収穫の時期にも追肥をすることで、収穫を長く楽しむことができます。株の半分ほどのところまで収穫した頃に追肥をすると肥料切れを防ぐことができ、株の上部の芽にも養分がまわるようになりますので、最後までしっかりとした芽球が収穫できます。

芽キャベツの栽培で失敗しないためのポイント

連作はしない

芽キャベツは連作障害を起こしやすいので、地植えで栽培する場合は連作を避け、2年以上の間隔を空けましょう。主な連作障害は根瘤病なので、単に元土に追肥をしただけでは防ぐことが難しく、根瘤病が発生した畑で再度芽キャベツを栽培する場合は薬剤を土壌に混ぜる必要があり、初心者は失敗しやすいです。プランターの土を再利用して連作をするのも避けましょう。

芽キャベツの育て方は最初が肝心

芽キャベツは、初期の育て方が重要になります。この時期にしっかり発育させないと失敗してしまう原因になりますので、植え付ける際には発育が良く、丈夫な苗を選びましょう。植え付け後は苗が倒れないように注意して育ててください。茎の太さが4センチ以上になるように育てると、収穫量が増えます。初心者の人は、無理に自分で種から蒔く育て方よりも、きちんとした苗を購入して育てた方が失敗せずに栽培できます。

害虫対策をしっかりと

芽キャベツは害虫被害の出やすい野菜です。特に、モンシロチョウの幼虫(アオムシ)や蛾の幼虫(ヨトウムシなど)に葉を食べられる被害が多く、植え付け後など初期に被害を受けてしまうとその後の成長にも影響が出てしまい、収穫量が激減します。春植えを避けることで被害を減らせますが、モンシロチョウも蛾も年に数回発生するので、植え付け後は早めに防虫ネットなどで苗を保護すると良いでしょう。

もし、虫食いになっている葉っぱを見つけた場合には、幼虫が近くにいるはずなので探して駆除してください。アオムシは葉のあたりにいますが、蛾の幼虫は日中は土の中にいます。被害のあった株の根元を少し掘り起こすと見つけられるでしょう。葉っぱの裏に産卵されていた場合は、その葉っぱごと卵を処分しましょう。せっかくの葉が可哀相ですが、卵が孵化してしまうと更に被害が拡大してしまい、栽培が失敗する原因になります。

水はけを良くしよう

芽キャベツは、日当たりがよく風通しの良い場所を好みます。水はけが悪いとカビが発生してしまい立ち枯れ病になったり、根腐れなどが起こります。地植えの場合は雨の多い時期など特に注意してください。プランター栽培の場合は、水やりしすぎないように気をつけ、日当たりの良い場所に置くようにしてください。葉かき、下芽かきが不十分な場合にも湿気が溜まり易やすくなり失敗しがちです。丁寧に葉かきをしましょう。

また、そもそもの株同士の間隔が狭い場合にも、成長するに従って葉っぱが込み合ってしまい、湿気が溜まりやすくなります。株が成長してからでは植え替えが難しいので、最初に苗を植えつける際に、きちんと株の間隔を40センチ以上空けるようにしましょう。60センチのプランターであれば2株まで、小型のプランターや植木鉢であれば1株だけ植え付けるようにして、隣の鉢との間隔を広く空けて置くようにしましょう。

暑さには注意

芽キャベツはとても高温に弱く、気温が23度を超えると芽球の生育が悪くなります。初心者の人は秋植えの栽培の方が気温が安定しているので、失敗しにくくおすすめです。春植えで育てたいという場合は、どうしても夏場に高温になってしまうので、寒冷紗などを使って直射日光が当たらないようにしてください。高温には弱いですが、日当たりの良い場所を好むのでプランター栽培の場合でも日陰には置かないようにしましょう。

おすすめの芽キャベツの品種

『早生子持』は他の品種よりも比較的暑さに強く、育てやすい早生種です。芽球は2.5センチほどであまり大きくなりませんが、1株から90個ほど収穫することができます。基本の育て方は他の品種と同じですが、苗を植え付ける際に、株の間隔を広く50~60センチほど空けてください。『ファミリーセブン』は芽球の形が良く、茎が太く成長するので株が倒れにくく初心者におすすめです。

芽キャベツ栽培まとめ

一見、栽培方法が難しそうな芽キャベツですが、プランターを使えば比較的管理がしやすく初心者でも栽培が可能です。葉かきの手間はかかりますがその分、育てているという実感があります。収穫も長期間できるので、家庭菜園を楽しみたいという人にはおすすめの野菜です。紹介した芽キャベツの育て方を参考にして、栄養いっぱいの芽キャベツを栽培してみてください。

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