スイカの皮の活用法・効能がすごい!美味しい食べ方やレシピを紹介

熱い夏の食べ物と言えばスイカを一番に思い浮かべます。熱中症対策で水分補給にもなるスイカですが、スイカの赤い部分だけ食べて、皮の白い部分を捨てている人も多いのではないでしょうか?実は、この白い部分にすごい効果が隠されています。スイカの皮の美味しい食べ方やレシピをまとめて紹介します。スイカの皮の活用法や効能や、猛暑を乗り切るためのアイデアを知れば、この夏は夏バテ知らずで、元気に過ごせます!

スイカの皮の活用法・効能がすごい!美味しい食べ方やレシピを紹介のイメージ

目次

  1. 1知って食べよう!スイカの歴史
  2. 2スイカにはどんな種類がある?
  3. 3スイカの特徴
  4. 4漢方薬にも!スイカの皮の活用法
  5. 5スイカの皮の栄養価
  6. 6スイカの皮の効能
  7. 7スイカの皮の美味しい食べ方:ピクルス
  8. 8スイカの皮の美味しい食べ方:簡単即席漬物
  9. 9スイカの皮の美味しい食べ方:煮込み料理
  10. 10スイカの皮のレシピ:身体を冷やすスイカの皮のスープ
  11. 11スイカの皮のレシピ:スイカの皮と豚肉と炒め物
  12. 12スイカの皮のレシピ:冷麺
  13. 13まとめ:スイカの皮でおいしいメニューを作ろう!

知って食べよう!スイカの歴史

紀元前3000年ごろには、食べられていたとされるスイカ。日本に伝わったのは平安時代で、シルクロードにより伝来したとされています。スイカは漢字で「西」の「瓜(うり)」と書いて「西瓜(スイカ)」と言います。この漢字から西瓜は果物ではなく、野菜とされています。明治時代以降に、アメリカで品種改良が導入され、育てやすく広がりました。日本でも品種改良が進で、新しいスイカの品種が作られています。

スイカにはどんな種類がある?

最近は1年中スイカを食べることができますが、やっぱり暑い夏が来るとスイカを食べたくなります。しかし、スイカの赤い部分だけを食べて、ついついスイカの皮を捨てていませんか?このスイカの皮は、水分が多く、大量の生ごみになるので、主婦にはスーパーで売られているカットスイカが人気です。

スイカは、水分補給と体内の有害物質を体外へ出し、健康維持に効果的な野菜です。特に、スイカの皮にも驚くべき効能があります。今まで捨てていたスイカの皮の活用法や効能を知って、この夏、スイカの皮を美味しく食べるためのレシピを紹介します。ちょっとしたコツと工夫で、この夏を元気に乗り越えましょう!

スイカは大きく分けると、2種類あります。その大きさで分けるので、重さが5~8kgくらいが「大玉スイカ」で、1.5~3kgくらいが「小玉スイカ」です。一般的なスイカは大玉スイカですが、最近は小玉スイカも人気が出ています。スイカの活用、食べ方、効能、栄養についてまとめてみました。

大玉スイカ

大玉スイカは、一般的に知られている「縞玉スイカ」「富士光スイカ」「天竜2号」「旭都」があります。また、果肉が黄色い「こがね」などがあります。家庭用では1個丸ごと買うと、大きくて重すぎるので、最近はカットスイカを買う方がほとんどです。冷蔵庫に入らないのが、一番の欠点のようです。核家族や個食が増えているので、スイカの食べ方も変わってきています。

また、大玉スイカの表面が黒に近い濃緑色の「でんすけ」や「くろがね」などもあります。この黒っぽいスイカが畑にあっても、スイカとは思えないほどです。カラスもスイカとはわからないので、畑で食べ荒らすことも少ないそうです。緑色に黒い縞模様のスイカの皮とは違い、黒いスイカの皮の活用もできそうです。

北海道で栽培されている「でんすけ」や「ダイナマイト」は、タヒチを各産地でブランド化したものです。タヒチは大玉で、重さは7~8㎏にもなり、真っ黒な皮に、真っ赤な果肉が特徴の品種です。糖度は12度と高く、しまった肉質でしっかりとした食感を楽しめます。スイカの皮の効能は変わりませんが、縞模様がないので、スイカのイメージや食べ方、活用は変わるようです。

小玉スイカ

小玉スイカは「紅小玉」「黄小玉」楕円形をしている「マダーボール」などがあります。最近は、核家族化で大玉スイカを丸ごと買うよりも、冷蔵庫に丸ごと入り、食べきりサイズの小玉スイカを好む家庭が増えています。小玉スイカは、スイカの皮が薄く、白い部分も少ないのが特徴です。

スイカの特徴

スイカはシャリシャリとした食感と、さっぱりとした甘みが特徴です。南アフリカが原産地でエジプトやギリシャに広まり、のどの渇きをいやす貴重な野菜です。日本に入ってきたのは、平安時代と言われています。明治になって現在のようなスイカができ上がりました。緑地に黒い縦縞の入ったものが一般的ですが、濃緑一色や明るい黄色、楕円形のものなど、さまざまな品種があります。果肉の色も赤、オレンジ色、黄色などカラフルです。
 

スイカはウォーターメロンとも呼ばれ、その90%が水分です。残り10%が糖分で、大変みずみずしい食べ物です。その中には様々な成分が含まれています。注目されている成分がリコピン、カリウム、シトルリンで、スイカは肝臓だけではなく、腎臓にもとてもよい食べ物だと言われています。昔から夏の風物詩としてスイカを食べることは、夏バテして食欲も落ちがちな季節にぴったりです。

漢方薬にも!スイカの皮の活用法

スイカの皮は、昔から漢方薬「西瓜翠衣」(せいかすいい)の原料にも活用されてきました。「西瓜翠衣」のには、解熱、解毒、むくみ解消、利尿作用、のどの渇きを抑えるなどの効能が多くあります。中国では昔から、スイカの皮も捨てることなく、スイカを丸ごと活用する食べ方を工夫しています。次に、スイカの皮の栄養や効果について詳しくまとめました。

スイカの皮の栄養価

スイカの皮に多く含まれる注目の栄養素「シトルリン」は、赤い部分の2倍も皮に含まれます。シトルリンはアミノ酸の一種で、血管を拡張させたり、しなやかにさせる効能があるといわれています。疲労回復、集中力や記憶力の向上、むくみや冷え性の解消などの効能が期待できます。また、スイカにはカリウムも多く含まれ、体に余分なナトリウム(塩分)の排出を促すので、高血圧の予防(ひいては血管の若返り)にもつながります。

スイカの皮の効能

①アンチエイジング効果

スイカの皮に含まれるビタミンA、ビタミンC、リコピンは抗酸化物質として、シワや体内機能の低下に効果があります。アンチエイジングとしてスイカの皮を使うときは、肌に直接塗るか、生のまま食べると効果的です。スイカの皮の白い部分は、スムージーやフルーツジュースに混ぜると、簡単にたくさん摂取することができます。

②フェイシャルクレンズで美肌に!

色々な肌の問題を解消し、市販のスキンケアを使わずに美しい肌を維持することができます。今まで捨てていたスイカの皮を使うので、財布に優しく、化学物質の副作用の少ないスキンケアができます。またハチミツには抗生物質や抗炎症物質を含まれるので、顔だけではなく全身のデリケートな部分にも使うことができます。スイカの皮の意外な活用方法を一度、試してみたください。

③循環機能を改善!

スイカの皮に含まれるアミノ酸の一種であるシトルリンは、アルギニン値を最大化します。また、シトルリンは、動脈の弾力性を保ち、血流を改善するのに効果的な栄養素です。心血管疾患を予防するためににはスイカの皮をそのまま食べるように、スイカジュースにしてみてください。スイカの皮の栄養をまるごといただけます。

④睡眠促進効果

ストレスや忙しい毎日の中で、神経伝達成分であるセロトニンが十分に生成されなくなると、不眠になります。スイカの皮には、セロトニンを分泌するのに効果的な成分が豊富に含まれています。スイカの皮を食べると、睡眠の質を高め、長時間の睡眠を継続する効果があります。不眠で悩んでいる方、副作用のないスイカの皮を食べ方を工夫して、食べてみてください。

⑤エネルギーを供給

スイカの皮には活力を向上させる働きがあります。マグネシウムとドーパミンを合成する働きのあるビタミンB6は、エネルギーを高める効果があります。そのため1日のエネルギーをとり入れたい朝食には、スイカの皮を活用したメニューを積極的に摂ることをおすすめします。

⑥脂肪を排出!ダイエット効果

スイカの皮に含まれるアルギニンは、脂肪の形成を予防する機能を改善します。また、スイカの皮に含まれる利尿作用は脂肪の排出を促進します理想のスタイルを維持するためにもスイカの皮は効果的な食品です。ダイエットにもおすすめの食材とも言えます。今まで捨てていたスイカの皮で、ダイエットの効能が期待できるのは、お財布にも優しく活用ができます。

Thumbスイカの栄養成分や効果効能まとめ!熱中症予防や美容にも良い? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

スイカの皮の美味しい食べ方:ピクルス

リンゴ酢、水、砂糖、塩、細くカットしたショウガを入れ良く混ぜ、レンジ500wで1分ほど加熱し、粗熱が取れるまで冷まし、ピクルス液を作ります。(市販の液を使うと簡単)乾いた保存瓶にスイカの皮を入れて、ピクルス液を注ぎ、冷蔵庫で1時間ほど冷したら出来上がり。少量であれば瓶の代わりにビニール袋でも作れます。スイカの皮を入れてピクルス液を注いで空気を抜き、口を縛って漬けると簡単にできます。

スイカの皮の美味しい食べ方:簡単即席漬物

スイカの皮の緑色の固い部分をむき、内側の赤い実の部分も多い時はそぎ落とします。薄切りにして、全重量の2%の塩をまぶしてしばらく置き、水分を出します。水気を絞って密封袋に入れ、酢大さじ1、顆粒だし小さじ1、しょうゆ少々を足してもみこみ一晩置くと、簡単に出来上がります。浅漬けの素があると、もっと手軽にスイカの漬物ができます。即席の漬物は、スイカの皮の食べ方の定番です。

また、スイカの皮を使った他の漬物もあります。スイカの皮を少し大きめに切って、塩もみしてぬか床につけるとぬか漬けになります。塩麹に漬けると、麹漬けです。塩昆布と一緒に混ぜると、少し色は付きますが、昆布風味の漬物が出来上がります。お好みの漬物を作って、毎日スイカの皮を食べてみてください。スイカの皮の栄養を摂り入れるので、猛暑も乗り越えられます。
 

スイカの皮の美味しい食べ方:煮込み料理

スイカの一番外側の皮は、ちょっと硬いので、なかなか食べる人はいないと思います。しかし、そのスイカの皮を美味しく食べるために、スイカの皮を丸ごと煮込みます。スイカの皮にダシがしみ込んで、しっかりとしたおかずになり、外側の皮も意外に柔らかくなって食べやすくなるそうです。

スイカの皮のレシピ:身体を冷やすスイカの皮のスープ

熱い夏におすすめ、身体を冷やすスイカの皮のスープの材料は、スイカの皮150g、大根50g、豚肉(小間)80g、かつお出汁500ml、酒大さじ1、みりん大さじ1、しょう油小さじ2、塩・青ネギ・ショウガは適量です。

鍋にサラダ油を引き、豚肉を炒めます。豚肉に火が通ったらスイカの皮、大根を入れてサッと炒め、かつお出汁、みりんを加えます。沸騰したら弱火にして、アクを取りながら30分ほど煮る。スイカの皮に火が通り透き通って柔らかくなってきたらしょう油を加えひと煮立ちさせます。塩で味を調え、器に盛って、小口切りにしたネギを散らし、すりおろしたショウガを添えて完成です。

夏らしいさっぱりとしたスープです。まるで冬瓜のようで、食感もツルッとした舌触りに溶けるような柔らかさになるほど、煮込んでいます。スイカの皮の味は淡白ですから、ほとんどカツオの風味と豚肉の味しか感じられないほどです。夏バテして食欲のないときに、ぴったりです。

スイカの皮のレシピ:スイカの皮と豚肉と炒め物

スイカの皮は豚肉との相性がいいようです。薄切りの豚肉とスイカの皮を炒めて、お好みの調味料で味付けしてください。あっさりした味がお好みなら、塩コショウだけでも美味しくいただけます。簡単でさっぱりしたスイカの皮の炒め物は、暑い夏にぴったり!豚肉のたんぱく質と合わせて、夏バテ防止の1品にいかがですか?

スイカの皮のレシピ:冷麺

夏の定番と言える冷麺にスイカの皮を赤い部分と一緒に入れます。冷麺のスープに上品なスイカの甘みがマッチして、食欲のない夏のさっぱりメニューにぴったりです。玉子などのたんぱく質も一緒に摂れてます。スイカの皮のアンチエイジング効果に期待して、女性に嬉しいメニューです。

スイカの皮のレシピ:スイカの皮のチャンプルー

夏の定番ゴーヤチャンプルは有名ですが、スイカの皮でチャンプルを作ってみませんか?ゴーヤの代わりにスイカの皮を使います。豚バラ薄切り肉と油揚げ、ニラ、ニンジンなどを油で炒めて、スイカの皮を加えます。塩コショウなどで味をつけて、溶き卵を回し入れ、軽く炒めると出来上がりです。栄養満点、夏バテ防止にぴったりです。スイカの皮の食べ方レシピの定番になります。

スイカの皮のレシピ:スイカの皮のきんぴら

きんぴらといえば、ゴボウですが、スイカの皮でも作れます。意外にあっさりとして、緑色の部分も食べることができます。ゴマやトウガラシを効かせて、夏の食欲のないときの1品におすすめです。お弁当の1品としていろどりもよく、箸休めにもぴったりです。

スイカの皮のレシピ:スイカの皮の天ぷら・かき揚げ

スイカの皮を千切りにして、他の野菜と一緒にかき揚げにしてはいかがでしょうか?緑の外側の部分も使うので、色もきれいで、栄養価も上がります。今まで捨てていた部分とは思えない美味しさです。エビやイカ、豚肉なども一緒に揚げると、栄養価も上がります。

スイカの皮のレシピ:スイカの皮のかきたまスープ

冷房の効いた部屋で過ごすことが多くなるので、夏も冷え性症対策は欠かせません。そんなときこそ、スイカの皮で作ったかきたまスープを温かくして食べてみませんか?卵の栄養も高いので、朝食にもおすすめです。スープの中に、ご飯やパンを入れて、リゾットやココットにしてもおすすめです。

スイカの皮のレシピ:スイカの皮とシジミの味噌汁

シジミの味噌汁はよく知られていますが、スイカの皮を一緒に煮込んだ味噌汁です。あらかじめスイカの皮をレンジで1分半ほど加熱しておくと、味噌と一緒に煮込みことができます。最後にシジミを加えて、貝が開いたら出来上がりです。夏の朝食の味噌汁は、熱中症対策としても効果的です。

スイカの皮のレシピ:スイカの皮とトリ手羽のウマ煮

トリ手羽とスイカの皮を煮込んだウマ煮は、コラーゲンたっぷりで女性も喜ぶメニューです。圧力鍋で煮ると時短にもなります。しょうゆ・砂糖・みりん・だしの素をお好みでの量で煮込んでみてください。あっさりとして、スイカの皮が冬瓜のような美味しさです。一度食べると病みつきなる味です。

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まとめ:スイカの皮でおいしいメニューを作ろう!

スイカの皮の効能やレシピを知ると、今まで捨てていたのが、もったいないと感じられます。スイカの皮を生ごみとして捨てずに無駄なく使うためにも、今年の夏は、カットスイカではなく、スイカの皮が多い大玉スイカを選んで買ってください。スイカを食べたら、そのまま捨てないで、スイカの皮を使った料理に挑戦してみませんか。夏バテ予防にもなり、嫌な生ごみを減らせます。スイカの皮を食べて、猛暑を乗り切りましょう!

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