スイカの切り方は?甘さが均等・種が取りやすくて食べやすいなど裏技紹介
スイカといえばスイカ割を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?海辺の砂浜で豪快にスイカを割り、かぶりついて食べるのもいいですが、家で食べる時にはスイカの切り方で悩みませんか?汚さずに食べやすい切り方や、おいしく食べれる切り方が色々ありました。そこで、今回はどれを食べても甘いスイカの切り方、食べやすい切り方や、見た目をよくする等、様々な切り方を紹介します。
目次
スイカの旬はいつ?
スイカの旬といえば、皆さんが知っている通り、暑い時期の6月~8月になります。スイカの旬は種類によって異なるようです。スイカは全国的に生産されていますが、全国でも熊本県・千葉県・山形県が代表的な特産地です。それぞれの地域によっても多種違いはありますが、種類別にスイカの旬を紹介します。
縞王は6月~8月に採れ、市場で最も流通しているポピュラーな品種です。甘くて食感はシャリっとした食感が特徴です。紅こだまは3月~7月に採れ、サイズは小さいが皮が薄くて可食部が多く甘いです。
ダイナマイトは6月中旬~8月中旬に採れ、黒皮でさわやかな甘味で食感はシャリシャリと軽めです。高級スイカで主に贈呈用とされることが多いようです。でんすけは7月上旬~8月上旬に採れ、黒皮で甘味が強いスイカです。こちらも贈呈用にされることが多いようです。
マダ―ボールは7月上旬~8月上旬に採れ、楕円形で柔らかく甘味が強くて食感はサクサクしています。黄小玉は5月中旬~8月初旬に採れ、鮮やかな黄色でジューシーで甘味がとても強いです。夏花火は6月上旬~中旬に採れ、皮が黄色で果肉が赤く楕円形で甘味が強くて食感はシャキシャキしています。早いものでは3月と春先からですが、おおむね暑くなる時期が旬のようです。
おいしいスイカの選び方
暑くなると店先に所狭しとスイカが並びます。せっかく買うなら、甘くてみずみずしいスイカをゲットしたいです。そこで、スイカを選ぶ時のポイントです。①縞模様で選ぶ・縞模様が黒くてはっきりしたもの、触ったときに縞模様が凸凹してるもの。②音で選ぶ・食べごろのスイカの音は「ポンポン」と済んだスイカに響くような音、未熟なスイカの音は「パンパン」と軽い感じの音、過熟なスイカの音は「ボンボン」と重い音がします。
③ツルで選ぶ・ツルが緑色でツルの付け根より周りが盛り上がっているもの。④お尻のおへそで選ぶ・スイカのお尻にあるおへそ部分が、大きすぎず小さぎずのもので、基準は5円玉のより少し小さめがちょうどよい大きさです。この4つのチェックポイントを覚えておいて、甘いスイカをゲットしましょう!
甘いスイカを選んだら食べるときのポイントです。スイカを冷やす時に、大きなたらいなどで氷水に冷やしたり冷蔵庫で冷やしますが、スイカは冷やしすぎると甘味が落ちてしまいます。スイカは冷やすタイミングが大事です。食べる時間から1時間半~2時間半前に冷やすのがベストタイミングのようです。
スイカの切り方で何が違うの?
スイカは全体があまいのではなく、中央部分が1番糖度が高く、皮に向かうほど糖度は低くなり中央部分から比べれば甘味は薄くなります。切り方によっては味が濃い部分と薄い部分ができてしまうわけです。
そして、スイカといえば種です。種がギッシリと並んでいるとスイカを、手間いらずで種が除けると方法があります。そんな味のばらつきや種の悩みは、裏ワザ1つで解決できるんです!
スイカの切り方で見た目も味も変わる!
スイカも昔ながらの定番の切り方や、甘さを均等にする切り方、、種を取りやすくする切り方、食べやすい切り方、スティック状にする切り方、ホームパーティー向けの切り方など、様々な切り方があるようです。切り方次第で見た目や味も変わるということなので、どんな切り方があるのか早速チェックしてみましょう。
スイカの甘さを均等にする切り方
スイカの甘さを均等にする切り方①中心部分を均等に切り分ける方法
スイカは中心部が1番糖度が高いので、中心部分を均等に切り分ける方法です。①スイカを縦縞模様と平行に包丁を入れ8分の1にカットします。②縦縞模様に対して垂直に包丁を入れカットします。③頂点の部分から放射線状にカットします。次も頂点から包丁を入れカットを繰り返します。
常に中央の頂点部分から包丁を入れることで、スイカの1番甘い部分が均等に切り分けられるので、どのスイカを食べても甘いスイカを味わうことができます。この裏ワザでカットすれば、味がばらつくことはなく均等の甘さのカットスイカの出来上がりです。
スイカの甘さを均等にする切り方②中央部分を均等に切り分ける方法
こちらも、スイカの中央部分を均等に切り分ける方法です。①スイカを4分の1に切り分けます。この時は縦でも横方向どちらからでも大丈夫です。②4分の1になった切り分けたスイカの切り口、半分のところに垂直に包丁を入れます。③切った面が均等になるように、中心の先のとがった部分を頂点にするように放射線状に切り分けていきます。
スイカの大きさを均等にする切り方
スイカをほぼ同じ大きさに切る簡単な方法です。①スイカを半分にカットします。②半分にカットしたスイカを更に3つにカットします。③3分の1にカットしたスイカの中心部から斜めに包丁を入れます。④広い面の対角線上の山に向かい包丁を入れカットします。この裏ワザでほぼ均等のカットスイカが出来上がります。
種を取りやすくするスイカの切り方
①スイカが安定するように、スイカのヘタとお尻の部分を切り落とします。②縦縞の模様に対して垂直に切ります。断面に髭のような模様(維管束)がみえるはずです。③スイカの断面中心から表面に見える種に向かって、12等分を目安に切れ目を入れます。④12等分した切れ目に沿ってV字カットします。この裏ワザでカットすると、カットした表面に出てくる種が取りやすくなる部分と、ほぼ種がないで部分ができます。
ポイントは、半分に切った際に維管束を確認するこです。スイカの種は、この維管束の白い線の周囲に沿って規則的に12列に並んでいます。このポイントを抑えてカットすることができれば、種が取りやすくなりスイカも食べやすくなります。スイカによっては種がずれていることもあるようですが、上手くできる人が多いようです。この切り方は中央から切り込んでいるので甘さも均等になります。
種を見せないスイカの切り方
種を見せない切り方紹介します。①縦縞模様に対して垂直に包丁を入れ半分にカットします。②カットした面には種がV字状に並んでいるのを確認します。③そのV字を避けてカットすると、断面には種のない種なしスイカ風のカットが出来上がりです。
種についての豆知識
出典: http://suicup.jp
スイカの種は元々白いです。スイカをカットしてみると、黒い種と白い種があることに気づきます。その理由はスイカの生育過程にあります。スイカは雄花が雌花に受粉しその後の受精して、順調に育ったものが黒い種、受精しなかったもしくは、未熟だったものが白い種になります。
保存しやすいスイカの切り方
大玉のスイカが手に入ると、食べきれなく保存するのに悩みませんか?冷蔵庫に入れて保存するにしても、スイカの果汁で汚れたり、切り方によっては高さが必要だったりします。そんな時はスイカをブロック状にすると保存がしやすく、冷蔵庫を汚す心配もありません。量が多ければ冷凍保存もでます。そこで、ブロック状にカットする切り方をご紹介します。
ブロック型①
①スイカを半分にカットします。②スイカの横に3本の切り込みを入れます。③切り込みを入れた反対側にも同様に3本の切り込みを入れます。④スライスした面を上にして、皮と果実の間の白い部分に包丁を入れ、ぐるっと1周切り込みます。⑤縦に数本切り込みを入れます。⑥続いて横に数本の切り込みを入れ、格子状にします。⑦器の上で返せばブロック状のスイカの出来上がりです。
ブロック型②
①スイカをお好みの厚さ(2~3cmが適当)にスライスします。②スライスしたスイカをお皿に載せます。③スイカを2~3cmの間隔で縦、横に切り込みを入れ格子状に切り込みを入れほうをいれます。④皮と果実の間に包丁を入れ1周ぐるっと切り込みます。⑤皮を外せばお皿の上にブロック状のスイカがもりつけられます。ブロック状で食べやすいので小さな子供さんも汚さず食べられます。
丸いスイカを四角に切る切り方
①スイカのツルの部分とお尻のへその部分をいり落とします。②左右の皮をカットし、果実を長方形の形にします。③角に残した皮を切り落としてタッパーのサイズに合わせて切り完成です。保存もしやすく、格子状に切り込みを入れれば、食べやすいブロックカットのスイカが出来上がります。
スティック状にするスイカの切り方
スティックスイカ①
続いて、スティック状になるカットの方法を紹介します。①スイカを半分にカットします。②カットした面を下にし、そのまま縦、横に包丁を入れて格子状にカットします。簡単、あっという間にできあがり。皮を持ってみると、スティック状になり食べやすい形になりました。
スティックスイカ②
もう1つスティック状スイカの切り方を紹介します。こちらはリンゴの芯抜きを使います。①スイカを半分にカットします。②カット面を下にして皮に芯抜きを刺し込みます。③柄の部分をしっかり持ってぐるっと1周し、引き抜き出来上がりです。食べやすいスティック状のスイカになり、皮の部分を持てば手を汚すこともなく食べれて一石二鳥です。
アメリカンスタイルのスティック状のカットは、パティ―やアウトドアの時など大勢で食べる時にもってこいです!見た目もオシャレで食べやすいスティック状にカットしたスイカは、今流行りのスタイルです。スイカを入手した際は、スティック状のスイカでオシャレに演出してみましょう!
カットケーキみたいなスイカの切り方
こちらは簡単です!①縦縞模様に垂直に包丁を入れ、好みの厚さにスライスします。②スライスしたスイカを6カット分に均等に切り分けます。カットケーキのスイカの出来上がりです。このスイカの上に、他の果物をデコレーションすれば、ケーキのような仕上がりになります。パーティーメニューの1品にいかがでしょうか?
子供も喜ぶスイカの切り方
子供たちが喜ぶこと間違いなしの切り方を紹介します。①6分の1または、8分の1にスイカをカットします。②好みの厚さの三角にスライスしていきます。③三角になったスイカの皮の中央部分を(持ち手になるように)残して皮と身の間に包丁を入れ、皮を切り落とします。ツリー型のスイカの完成です。スティック状のカットと同様に持ち手があるので、食べやすく手を汚さず食べられるのがおすすめです。
子供と一緒に楽しめるスイカの切り方
こちらも簡単!スイカを半分にカットします。半分のスイカをスプーンでくり抜くだけです。フルーツを丸くくり抜く専用のスプーンもありますが、なければ軽量スプーンの小さじの大きさがちょうどよく代用できます。果肉にスプーンを刺し込んだら、果肉をすくうようにぐるりと1周するとうまく丸くくり抜けます。この方法は難しい切り方はないので、お子さんと一緒に楽しみながら作業できるのがおすすめです。
丸くなったスイカはピックにさして食べれるので、汚すこともなく食べやすいです。ほかにくり抜いたスイカを器に見立てて、その中にくり抜いたスイカを入れます、こちらもパーティーメニュー等にオシャレにいかがでしょうか?
続いて、スイカをアイスキャンディーの形にできる型抜きを使います。①スイカをお好みの厚さにスライスします。②型抜きの持ち手の部分がスイカの外皮の部分と白い部分になるように型抜きをします。たったこれだけで、かわいらしく、食べやすいスイカが出来上がります。型抜き作業で簡単なので、お子さんと一緒に作業ができるのもおすすめです。
ユニークなスイカの切り方
こちらは、斬新な切り方で話題になっている方法を紹介します。①同じような大きさ、形のスイカを2つ用意します。②まず1つ目のスイカの皮を削るように切ります。赤い果肉がでるように、丁寧に白い皮をけずるのがポイントです。③皮が削れたら、表面をスポンジで軽く擦り、丸く滑らかにします。
④続いて、2つ目のすいかを半分にカットします。⑤カットしたスイカの果肉を綺麗にくり抜き、スイカの容器をつくります。残りの半分も同じ作業をします。⑥出来上がった容器に、つるつるにした1つめのスイカを入れたら完成です。こんなスイカを目の前に出されたら、驚くこと間違いなしです。ぜひ、ホームパーティー等で出してみましょう!
様々な切り方でおいしくスイカを味わいましょう!
スイカの切り方・裏ワザをご紹介しましたが、どの切り方がお好みだったでしょうか?甘さが均等になる切り方、種が取りやすくなる切り方、ブロック状の切り方、スティック状の切り方、食べやすい切り方、パーティー向けの切り方等々、同じ切り方でも周種類の切り方があります。その時々に合った切り方を試してみてはいかがでしょうか?