2022年11月07日公開
2024年05月26日更新
ネギは腐るとどうなる?選び方や保存方法・レシピもあわせて紹介
「このネギは腐っているかも?」と不安になった経験はありませんか。本記事では、ネギが腐るとどうなるのか、いいネギの選び方や保存方法、レシピを紹介します。ネギが腐っているか判断がつかずお困りの方、ネギが腐るとどうなるか知りたい方は参考にしてください。
目次
ネギは薬味・鍋物・みそ汁の具をはじめ、家庭料理に欠かせない野菜のひとつです。1年中手軽に手に入れることができ、値段も比較的安価なので常備している方も多いでしょう。
しかし、正しい選び方や保存方法を知らないと「いつの間にか腐っていて食べられなくなってしまった!」「腐ったネギを間違って料理に使ってしまった!」ということになりかねません。
本記事では、ネギは腐るとどうなるのかを詳しく説明します。さらに、新鮮なネギの選び方をはじめ、正しい保存方法やネギを使ったレシピも紹介していきます。
この記事を読めば、ネギが腐ることなくおいしく食べきることができるでしょう。「このネギは腐っているかもしれない」と今お困りの方、いつもネギが余って腐るという方は、ぜひこの記事を参考にして役立ててください。
新鮮なネギの選び方とは
ネギは薬味や付け合わせとして生のまま食べることも多い野菜です。そのため、スーパーで買うときにはなるべく新鮮なものを選びたいですよね。
では、新鮮なネギを見分けるにはいったいどうすればよいのでしょうか。
実はあまり知られていない、簡単に見分ける方法があります。どの点に注意して見分ければいいか詳しく説明するので、次回からのお買い物の参考にしてください。
葉が青々として元気がある
ネギの葉(緑色の部分)を注意してよく見てみてください。葉が青々としていて青みが濃いネギは、新鮮な証拠です。
また、葉先までピンと尖った元気があるネギを選ぶようにしましょう。葉の先端部分が枯れているものは鮮度が落ちているサインなので気を付けてください。
他にも、葉の部分の切り口がきれいで乾いていないものを選べば、鮮度がよいネギを買うことができるでしょう。
白と緑の境目がはっきり分かれている
ネギは緑色の部分と白い部分とがありますが、この白と緑の境目がはっきり分かれているものがおいしいといわれています。
ネギは白い部分に日光が当たると緑色に変わります。成長に伴い「盛り土」が必要なため、「白い部分が長く境目がはっきり」なものほど、何度も丁寧に盛り土をして栽培された証拠です。
白い部分と緑の部分がぼんやりとしているものや、白い部分が薄緑になっているものはなるべく避けた方がよいでしょう。
白い部分が引き締まっている
次は白い部分に注目して見てみましょう。ネギは収穫から時間が経つにつれ、水分が抜けふかふか、ふわふわとした感触になります。
新鮮なネギは白い部分が締まっていて弾力があり、中身が詰まっていて重みを感じます。
手で持って重さを確かめてみて、重いネギを選ぶようにしましょう。ふわふわした軽いネギは古い可能性があるので、避けた方がよいでしょう。
腐ったネギの見分け方
薬味、炒め物、鍋物といろいろな料理に使えるネギですが、気が付いたときには買ってから日にちが経ってしまい、もしかして腐っているのではないかと心配になることがあるでしょう。
ネギが腐るとどうなるのか事前に知っておけば、腐ったネギを料理に使ってしまったり、食べてしまったりということを防げます。
腐ってしまったときの見分け方を、臭い・見た目・味の観点から紹介するので、参考にしてください。
臭いの変化
ネギが腐ると「生ごみのような臭い」や「ツーンとする刺激臭」のような異臭を放つようになります。ネギにはもともと独特の臭いがありますが、ネギが腐ると新鮮なものとは明らかに違った臭いがします。
このような異臭がした場合には、絶対に食べないようにしてください。腐敗が進んだ場合は部屋中がその臭いになることや、腐ったネギを捨てても臭いが残るほど強い臭いが出るので注意しましょう。
見た目の変化
ネギの切り口が茶色っぽくなってきたら、痛み始めのサインです。この時点では、茶色い部分だけ切り落とせば他の部分は食べられる可能性があります。
しかし、切ったときに糸をひいていたり、切り口がぬるぬるとしていたりする場合には要注意です。
ネギは腐ると水分が出たり、どろどろと溶け液状になったりします。また、内側から腐る場合があるのでよく確認するようにしましょう。
味の変化
ネギが腐っているのに気が付かず、調理してしまうこともあるでしょう。調理後、いざ食べてみると味が極端に苦いなど、不味くて飲み込めないほどであれば腐っている可能性が非常に高いです。
少しでも味が変だと感じた場合は、決して飲み込まず吐き出しましょう。また、腐ったネギを料理に入れてしまった場合は、他の具材も入っていてもったいないと感じるでしょうが、破棄するようにしてください。
ネギが腐っているか不安なときに見分けるポイント
ネギが腐っているかどうか不安なときに、見分けるポイントを紹介します。ネギは腐るとにおい・見た目・味の変化がはっきりとあらわれますが、食べられるかどうか判断するのに迷うこともありますよね。
特に、味と見た目(食感)について詳しく説明するので、参考にしてみてください。
- 吐き出すほどの違和感がないか
- ネバネバしていないか
吐き出すほどの違和感がないか
ネギは腐るとにおいや見た目が明らかに変わりますが、誤って食べてしまうこともあるでしょう。
まず、食べたときに想像以上に苦いなど、吐き出すほどの違和感があれば腐っている可能性が非常に高いです。
決して無理して食べようとせず、飲み込み前に吐き出してください。口に入れただけでは体調不良になる可能性はかなり低いので、心配する必要はありません。
ネバネバしていないか
ネギを切ったときに、切り口をよく確認してみてください。切り口が糸をひいている、あるいは切り口がねばねばしている場合には食べない方がよいでしょう。
なお、新鮮なネギの場合でも、ネギの葉の部分(青い部分)を切ったときに中から透明のどろどろしたものが出てくることがあります。これはネギの旨味が含まれている部分で、腐っているわけではありませんので安心してください。
腐ったネギを食べてしまった場合はどうなる?
腐ったネギを、気が付かずに食べてしまった場合はどうなってしまうのでしょうか。
腐ったネギを食べたからといって食中毒になる可能性は低いですが、軽い嘔吐や下痢になる可能性があるので注意が必要です。少しでもネギが腐っていると感じた場合は、食べずに処分するようにしてください。
また万が一、嘔吐、下痢、腹痛、発熱等の食中毒の症状が出た場合は、医療機関を受診しましょう。
ネギの正しい保存方法
ネギが腐る原因のひとつとして、誤った保存方法が挙げられます。スーパーで購入したネギは1週間程度しか保ちませんが、保存方法を工夫することでおいしさを保ったまま長持ちさせることが可能です。
常温・冷蔵・冷凍の3通りで、それぞれ適した保存の方法とコツを紹介します。皆さんのライフスタイルに合った保存方法を選んで、ネギが腐るのを防ぐ参考にしてみてください。
常温
特に長ネギに多く見られますが、スーパーなどで売られている根が切られたネギは常温保存に向いていません。
ネギに根っこがついているネギの場合は、常温での保存が可能です。ネギを新聞紙で包んで、冷暗所で立てて保存してください。
泥ネギ(土付きのネギ)の場合は洗わずに泥付きのまま新聞紙に包むと、水分蒸発を防ぎ鮮度を保ったまま2週間程度保存することができます。さらに、泥ネギであればそのままお庭やプランターに埋めておくことができるので試してみてください。
冷蔵
冷蔵の場合、ネギを袋のまま冷蔵庫に入れてしまうとすぐ乾いてしまい長持ちしません。
長持ちさせるためにはまず端を落として3等分に切り、濡れたペーパータオルで包みます。ペーパータオルで包んだネギをジッパー付保存袋に入れ、市販の野菜収納用のケースなどに立てて保存してください。その際、ペーパータオルは週に1度程取り替えるようにしてください。
この方法で保存すれば、3週間程の保存が可能です。
冷凍
ネギを冷凍して保存する前に、料理に使いやすいみじん切りか小口切りにすると、そのまま料理に使うことができ便利です。切ったネギをジッパー付保存袋などの密閉容器に入れ、冷凍保存します。その際に、ジッパー付保存袋の中の空気をできるだけ抜くようにしてください。
冷凍保存したネギは、凍ったまま調理に使えます。例えば、みそ汁のようなスープなどの場合、冷凍のままスープに加えるだけですぐに火が通ります。冷凍の場合、腐ったりはしませんが風味が損なわれるので、2か月程度を目安に使い切るようにしましょう。
ネギを使ったおすすめレシピ
最後に、ネギを使ったおすすめのレシピを紹介します。
ネギは薬味として食べる機会が多いでしょうが、炒めたり煮たりして火を通すのもおすすめです。火を通すことで辛みが消え、甘みが増してとても食べやすくなります。それに加え、火を通すことで嵩が減って大量に消費することも可能です。
どれも簡単にできておいしいおすすめレシピなので、ぜひ作ってみてください。
食材2つ!絶品居酒屋風おかず♡『甘辛醤油の鶏ももねぎま炒め』
皮面をしっかりと焼いた鶏もも肉がとってもおいしいやみつきおかずです!
甘辛醤油に一味を加えて少しピリっとさせるのがたまらなく美味しいですよ♡
是非、お試しください!
なんと食材は鶏肉とネギのたった2つだけ。具材を炒めて味付けするだけで、簡単にごはんに合うおかずの出来上がりです。
3~4cmと大きめに切ることでネギの食感を楽しめると同時に、火を通すことでネギの甘みが引き出されるので、ネギが苦手な方にも試していただきたい1品です。
材料が2つだけということで気軽に作れるレシピで、料理初心者の方でもチャレンジしやすいので試してみてください。
ニラネギもやしと豚肉のスタミナ味噌鍋
☆ニラ...足腰の冷えに、食欲不振に、疲労回復に ☆豚肉…滋養強壮に、肌の乾燥に、喉の渇きに、便秘に、ビタミンB1を多く含み、疲労回復、脳神経の働きを正常に保つ
☆もやし...夏バテや浮腫みに、二日酔いに、口の渇きに、解毒作用 ☆ネギ...発汗作用、風邪の初期症状に、冷え性に、胃腸の働きを整える ☆味噌...腰やお腹の冷えに、二日酔いに、コレステロールの抑制と排泄、抗酸化作用、がん予防、脂肪肝予防、高血圧防止
続いては、冬にぴったりの長ネギを使ったお鍋のレシピを紹介します。鍋の具材として定番の豚肉とネギですが、味噌味にすることでいつもと違った味を楽しむことができます。
また、煮込むことで嵩が減るので、ネギをたくさん消費したいときにもおすすめのレシピです。ネギの辛みが苦手な場合は、くたくたに煮込むことで甘くなり食べやすくなります。
あたたまりたい寒い日に、ぜひ作ってみてください。
めちゃくちゃ美味しい!半熟煮卵【ピリ辛ねぎだれ】
ピリ辛ねぎだれに漬けた
めちゃくちゃ美味しい煮卵レシピ(*^-^*) ねぎを切ったらあとはゆで卵や調味料を
合わせていくだけなので
とっても簡単です♪
最後に紹介するのは、ネギだれに付け込んだ煮卵のレシピです。ネギの薄切りと調味料を混ぜ合わせ、レンジで加熱した液にゆで卵をつけておくだけでおいしい煮卵を作ることができます。
レシピで使われているのは白ネギ(長ネギ)ですが、青ネギ(万能ネギ)で作ってもおいしいです。ごはんにのせても、お酒のおつまみとしてもぴったりなので、ぜひお試しください。
腐る前に美味しくネギを食べよう
ネギは値段も比較的安価で手に入りやすいので、腐らせてしまった経験がある方も多いでしょう。
今回紹介した新鮮なネギの選び方を参考にすれば、買う段階から新鮮でおいしいネギを選ぶことができるようになります。さらに、適切な保存方法を選べば保存期間を延ばせますし、レシピを有効活用すれば、腐る前においしく食べきることができるでしょう。