2022年10月12日公開
2024年05月26日更新
ハンバーグがパサパサになる原因とは?復活させる方法なども紹介
ハンバーグがパサパサになって原因がわからず、悩んだことはありませんか。この記事では、ハンバーグがパサパサになってしまう原因や対処方法などを解説しています。ジューシーなハンバーグを作りたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
目次
「ハンバーグを作ったけどパサパサになってしまった」
「パサパサになったハンバーグを元に戻す方法はないの?」
「パサパサになる原因ってなに?」
上記のように、ハンバーグがパサパサな仕上がりになって困ったことがあるという方は多いのではないでしょうか。ハンバーグを美味しく食べたいのに、上手く作れないことで頭を悩ませる人もいるでしょう。
本記事では、ハンバーグがパサパサになる原因や、パサパサにならないための裏技などを紹介しています。
パサパサになる原因を知り、対策することで、肉汁たっぷりでジューシーなハンバーグを作れるようになります。
パサパサになってしまったハンバーグのリメイクレシピなども紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
ハンバーグがパサパサになる原因とは?
ハンバーグがパサパサになる原因としては、材料や焼き方などさまざまな要素が挙げられます。どれか1つでも問題があれば、パサパサになってしまう可能性があるため注意が必要です。
ここからは、ハンバーグがパサパサになる原因およびその対策について紹介していきます。
お肉に問題がある
ハンバーグはお肉が主役の料理です。使用するお肉の状態や質は、出来栄えに大きく影響してきます。
ひき肉を常温に戻してから使用すると、油分が外に流れ出やすくなります。そのため、ひき肉やタネを使用する直前まで冷蔵庫で冷やしておくと、焼き上がりがパサパサになるのを防げます。
また、使用する合いびき肉の比率は、牛ひき肉7:豚ひき肉3が黄金比と言われています。牛ひき肉の割合を多くすると旨味が増し、豚ひき肉の割合を多くすると柔らかい仕上がりになるため、自分の好みに合わせて調整しましょう。
水分が少ない
ハンバーグのタネに含まれる水分が少ないと、硬くパサパサとした焼き上がりになってしまいます。
タネの水分は、卵・牛乳・たまねぎなどに含まれている水分によって決まるため、材料の割合を変えるなどで調整しましょう。
逆に水分が多くなりすぎると、今度はべちゃっとした仕上がりになってしまうので注意が必要です。
つなぎの量が少ない
ハンバーグのつなぎとして一般的に使用される、パン粉・卵・塩などの材料は、タネに含まれる余分な水分を吸収し、肉汁が流れ出ないように閉じ込める働きがあります。そのため、つなぎの量が少なすぎると、パサパサとした食感になってしまうのです。
また、つなぎには名前の通り、材料と材料をつなぎ止める役割があります。つなぎが少ないと、焼いたときにボロボロと崩れてしまう可能性があるため注意しましょう。
こね方に問題がある
タネのこね方にも気をつける必要があります。
前述した通り、タネの温度が高くなってしまうと油分が外に流れ出てしまいます。そのため、冷水などで手の温度を下げてからこねると良いでしょう。へらなどを使って混ぜるという選択肢もあります。
また、タネを作る際には、最初にひき肉と塩だけでよくこねると、粘りが出てまとまりやすくなります。これにより肉汁が閉じ込められ、ジューシーなハンバーグになるのです。
焼き方に問題がある
焦げることを恐れて弱火で長時間加熱していると、その間に肉汁がどんどん流れ出ていき、結果的にパサパサとしたハンバーグになってしまいます。そのため、まずは中火から強火で外側に焼き色をつけ、肉汁を閉じ込めることが重要です。
肉汁を十分に閉じ込めた後は、少し火を弱めて蒸し焼きにしてあげると、中まで火が通ります。
ハンバーグをパサパサにしないための裏技
材料や焼き方などの基本的な注意点以外にも、ハンバーグがパサパサになるのを防ぐ裏技があります。
ひと手間加えるだけで、ハンバーグがパサパサになるのを防げるので、ぜひ実践してみてください。
小麦粉や片栗粉をまぶす
ハンバーグを焼く前に小麦粉や片栗粉を軽くまぶしてあげると、肉汁が外に流れ出るのを防いでくれます。
また、外側を小麦粉などでコーティングすることで、火の通りが均一になるという利点があります。これにより、外側が焦げているのに中は生焼けという状態になるのを避けられます。
外側がカリッとした仕上がりになりますが、まぶす量が多いと別の料理になってしまうため、軽くまぶす程度にしておきましょう。
氷やマヨネーズを使う
タネをこねるときに氷を入れると、お肉の油分が溶けるのを抑えてくれるため、パサパサとしたハンバーグになるのを防げます。また、タネに小さめの氷を埋め込むようにして焼くことで、蒸し焼きのような状態になり、ふっくらとした焼き上がりになります。
他にも、タネにマヨネーズを混ぜ込むことでお肉が硬くなるのを防ぎ、ジューシーなハンバーグに仕上がるという方法もあります。
パサパサになったハンバーグを復活させる方法
ここまで、ハンバーグがパサパサになってしまう原因やパサパサにならないための裏技を紹介してきました。
しかし、あらゆる手を尽くしても、パサパサな仕上がりになってしまうことはあるでしょう。そんなときに活躍する、パサパサになったハンバーグを復活させる方法を以下で紹介していきます。
煮込みハンバーグにする
煮込むことでハンバーグに水分が入り込み、パサパサ感を緩和できます。煮込むだけなので、手間があまりかからないというのも魅力的です。
煮込みハンバーグはデミグラスソースが一般的ですが、トマトソースやコンソメスープなど、アレンジのバリエーションは豊富にあります。
チーズや半熟卵を乗せる
ハンバーグの上にチーズを乗せることで、チーズの油分がハンバーグをコーティングし、パサパサ感を抑えてくれます。
同様に、とろとろの半熟卵などを乗せることでも、パサパサ感を和らげられるでしょう。味はもちろんのこと、見た目も華やかになります。
酒蒸しにする
ハンバーグがパサパサになってしまう要因の1つとして、水分不足が挙げられます。そのため、蒸すなどの方法で再び水分を加えてあげれば、多少なりともジューシーな仕上がりに戻ります。
水ではなくお酒で蒸すと、パサパサ感を抑えると同時に酒の旨味が加わり、一石二鳥です。
あんかけハンバーグにする
片栗粉でとろみをつけたあんを作り、あんかけハンバーグにするという手段もあります。煮込みハンバーグなどと同様に水分が加わることで、パサパサとした食感が緩和されるのです。
また、あんかけ料理は冷めにくいため、最後まであつあつの状態で食べられるという利点もあります。
ハンバーガーにする
ハンバーグをパティ代わりに、ハンバーガーを作るというのも良いでしょう。前述したチーズやマヨネーズなどに、レタスやトマトなどの野菜が組み合わさり、ハンバーグのパサパサとした食感が気にならなくなります。
少し手間はかかりますが、ハンバーグにてり焼きソースを絡め、てり焼きバーガーにしてあげると、さらにパサパサ感をなくせます。
ひき肉として料理に使う
ハンバーグのパサパサ感がどうしても気になるという場合は、形を1度バラバラに崩し、ひき肉として再利用するという選択肢もあります。
ひき肉にしてしまえば、さまざまな料理に転用が可能です。すぐに食べない場合には、冷凍保存しておくと良いでしょう。
おからと混ぜ合わせて再び成形すれば、おからハンバーグとしてよりヘルシーに食べることもできます。
パサパサになったハンバーグのリメイクおすすめレシピ3選
ここで実際に、パサパサになったハンバーグを使ったリメイクレシピを紹介します。
簡単にできる時短レシピから本格的なものまで紹介しているので、ぜひ作ってみてください。
1:レンジでイタリアン!ハンバーグリメイク
こちらのレシピは、電子レンジのみで調理が完結します。調理時間は約5分となっており、かなりスピーディーに作れる点が魅力的です。
ソースにはトマトやバジルなどを使用しているため、本格的なイタリアンのような仕上がりになります。ハンバーグのパサパサとした食感も、このソースによって軽減されます。
2:おとなの煮込みハンバーグ
あまり手間をかけたくないという場合は、煮込みハンバーグにするというのも良いでしょう。
このレシピでは、ハンバーグを赤ワインなどで煮込み、大人でも満足できるような味に仕上げています。
食べやすいようにあえてハンバーグを1口大に切っているため、リメイクに使用するハンバーグの形が崩れてしまっていても問題はありません。
3:【ハンバーグリメイクで】タコライス
ハンバーグをひき肉状に崩すことで、タコライスにリメイクすることもできます。
こちらのレシピでは、崩したハンバーグに大豆やレンコンなどを加えてかさ増しし、ヘルシーに仕上げています。
主食でありながら野菜も一緒に摂れるのが嬉しい一品になっています。
ハンバーグがパサパサになる原因や復活させる方法について知ろう
本記事では、ハンバーグがパサパサになる原因について解説しました。
ハンバーグがパサパサになるのを防ぐためには、パサパサになる原因についてよく知り、調理する際にパサパサにならないような工夫を施すことが大切です。
また、ハンバーグがパサパサになってしまったとしても、復活させる方法や他の料理にリメイクする方法などを知っておけば安心です。失敗を恐れず、ハンバーグ作りに挑戦してみましょう。