2022年09月05日公開
2024年05月26日更新
生でも食べられるボロニアソーセージとは?特徴やレシピも紹介
ここでは、ボロニアソーセージはどういうソーセージなのか?他のソーセージ、ハムとの違いは何か?をご紹介します。また、作り方や調理方法、生でも食べられるボロニアソーセージを使用したお勧めレシピもご紹介します。是非日々の食事に取り入れてみて下さい。
目次
「ボロニアソーセージとはどんなソーセージ?」
「他のソーセージと何が違うの?」
「ボロニアソーセージを使ったレシピが知りたい」
ボロニアソーセージについて知りたい方は上記のような疑問を持っているのではないでしょうか。
ボロニアソーセージは名前の通りソーセージの一種であることは間違いありません。では、ウインナーやフランクフルトとの違いは何でしょうか。
ここでは、ボロニアソーセージとは何かからボロニアソーセージの特徴と製法、ボロニアソーセージのおいしい食べ方などをご紹介します。
ボロニアソーセージは生でも食べることができるので、実に様々な料理に使われています。ボロニアソーセージに詳しくなることで、これまで以上に献立のバリエーションが充実させられるでしょう。
ボロニアソーセージについて詳しく知りたい方は是非ご覧ください。
ボロニアソーセージとはどんな食べ物?
そもそもボロニアソーセージとは、どんな食べ物?
まず、ボロニアソーセージとは何か?
原産地やその特徴、ボロニアソーセージとハムの違いをご紹介します。
ボロニアソーセージの正式名称と原産国
ボロニアソーセージの正式名称は「モルタデッラ」といいます。
イタリア北部のエミリア・ロマーニャ州の州都ボローニャが原産地です。
日本では、その原産地にちなんでボローニャソーセージ、ボロニアソーセージと呼んでいます。
ボロニアソーセージの特徴
本場イタリアでは正式な作り方として、材料は豚肉のみを使用します。
豚肉を細かくひき肉にし、塩・コショウ、あるいはピスタチオやパプリカなどと脂身を加え、混ぜ合わせます。
そして牛の腸に太さ36mm以上になるよう、具材を詰めてボイルすることが大きな特徴の1つです。
この太さは日本農林規格(JAS規格)が定めています。
またボロニアソーセージは、薄いピンク色をしているのが特徴です。
日本では、獣肉や魚肉、内臓、野菜や穀物などを混ぜ合わせ、それを腸に詰めて乾燥、湯せんして作られている場合もあります。
出典:ソーセージの日本農林規格|農林水産省
参照:https://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/pdf/kikaku_04_soseji_160224.pdf
ボロニアソーセージとハムの違いは?
ボロニアソーセージは豚肉に味付けをして腸詰にしたものです。
それに対して、ハムは豚の塊肉を塩漬けにしたもの、という違いがあります。
ハムは、豚肉あるいは猪肉のもも肉から作られています。長期保存できるようにするため、塊肉を塩漬けにし、多くは燻製しています。
一方でソーセージは、豚肉だけではなく、鶏肉や牛肉も使います。肉に塩・コショウなどで味付けをし、腸詰にした後、乾燥、燻製、加熱して作られます。
ボロニアソーセージの原料と製造方法
それでは、ボロニアソーセージの原料と製造方法を解説していきます。
原料
ボロニアソーセージは、一般的には豚肉を原料としています。
原産地イタリアでの正式な製造方法では、基本的に豚肉のみを使用しますが、日本では豚肉の他に、獣肉や魚肉を内臓や野菜、穀物などと混ぜ合わせて作られる場合もあります。
製造方法
ボロニアソーセージの一般的な製造方法は、下記のとおりです。
原料となる豚肉をミンチ機に数回かけ、別の工程でクリーム状にするのが特徴です。その後、脂身を混ぜ合わせて、塩・コショウなど調味料で味を整えてから牛の腸に詰めます。それを特殊な釜で、数時間から1日かけて茹でます。
これだけの手間をかけることで、それだけしっかりとした味わい、しっとりと柔らかい舌触りのボロニアソーセージが出来上がります。
ボロニアソーセージの特徴として牛の腸に具材を詰めたもの、とご説明しましたが、現在ではソーセージの需要に対して、牛の腸だけでは追いつかないため、同質の繊維質で作られた詰め袋(ケーシング)を代わりに利用して作られることが多くなっています。
大きさが36mm以上であれば、ボロニアソーセージとして定義できると日本農林規格の規定では認められています。
ボロニアソーセージのカロリーと栄養素は?
ボロニアソーセージのカロリーは、100gあたり251kcal
です。
ボロニアソーセージ1本(500g)あたりのカロリーは、1255kcal以上となっています。
ボロニアソーセージの栄養素は、脂質が105g、たんぱく質が62.5g、炭水化物が14.5g、糖質が14.5gとなっており、ビタミン・ミネラルではナトリウムとナイアシンの成分が多いです。
出典:ボロニアソーセージ | カロリーSlism
参照:https://calorie.slism.jp/111190/
ボロニアソーセージの作り方
ボロニアソーセージは、家庭でも作ることができます。
それでは、ボロニアソーセージはどのような材料を使って作るのか?
また、その手順についてご紹介していきます。
材料
ボロニアソーセージは以下の材料を主に使用します。
■食材
・豚肉(合い挽肉)
・粗挽き胡椒
・塩
・砂糖
・豚油脂
・おろしにんにく
・オールスパイス
・氷水
※スパイスの種類はお好みで使用
■必要なもの
・ケーシング
・しぼり袋
手順
ボロニアソーセージを作る手順は、下記の流れです。
1.ケーシングをぬるま湯につけて塩抜きしておく
2.豚挽肉に塩とスパイスを入れて良くこねる
3.塩抜きしたケーシングに挽肉を充填する
4.ボイルする
5.ボイル後、流水して冷ます
6.冷蔵庫に入れ、しっかり冷やして完成
ボロニアソーセージの食べ方
ボロニアソーセージの作り方、手順をご紹介しました。
それではこのボロニアソーセージを使ったおいしい食べ方を、調理方法別にご紹介します。
生で食べる
ボロニアソーセージは加熱調理せずに、生でそのまま食べることができます。
薄くスライスするなどして、おつまみとして食べる他にも、サラダやサンドイッチの具材としてそのまま使用できます。
生でそのまま、というのはお手軽な食べ方ですね。
ゆでて食べる
ボロニアソーセージは、ゆでてもおいしく食べられます。
ゆでることで脂身が落ちるので、カロリーをおさえることもできます。ゆで汁はスープなどにしてもおいしいです。
他のソーセージよりも太さがあるので、ゆで時間は長めにしましょう。
焼いて食べる
ボロニアソーセージは焼いて食べるのもお勧めです。
生で食べるよりも焼くことで、より風味が出ます。厚くスライスして焼くことでおいしく食べられます。
またブロック状にして、チャーハンやパスタの具材として使うのも良いでしょう。
他にも衣をつけて揚げ焼きにすると、ボロニアソーセージの旨味が凝縮されておいしく食べることができます。
ボロニアソーセージのお勧めレシピ
ボロニアソーセージの様々な調理法を解説しました。
さて、それではボロニアソーセージを使ったお勧めレシピをご紹介します。
レンジでトロっとカルボナーラ風~海老とポテトのHOTサラダ
ボロニアソーセージを使った具材たっぷりのお勧めレシピですね。
トロトロたまごのカルボナーラソースが食欲をそそります。
ボロニアソーセージも特に下調理なく、簡単調理の1品です。
お弁当におすすめ*とっても簡単な厚切りハムカツ*
ボロニアソーセージを使った、お勧めハムカツレシピです。
ボロニアソーセージを厚めに切るのがポイント。
お弁当にもボリューム満点ですね。
可愛い目玉焼き☆さくら
見た目にもかわいい1品ですね。
卵とボロニアソーセージだけで作れる、お手軽お勧めレシピです。
簡単!オープンフレンチトースト
パン料理のアレンジにも最適なボロニアソーセージ。
フランスパンを使用したフレンチトーストのお勧め応用レシピです。
菜の花のオイル蒸し スモーク仕立て
菜の花やエリンギなど、野菜との相性もぴったりのボロニアソーセージ。
朝食にもおつまみにも最適なお勧めレシピです。
生でも食べられるボロニアソーセージを食べてみよう
いかがだったでしょうか。
生でも食べられるボロニアソーセージとは?についてご紹介しました。
他のソーセージと同じように、実に様々な料理に使われていることが分かりましたね。
ボロニアソーセージは保存がきくので、生のままでもおいしく食べられます。もちろん焼く、ゆでるなど加熱調理してもおいしく食べることができますね。
色々な食材との相性も良く、様々なレシピのバリエーションがありますので、是非食卓のおともにボロニアソーセージを活用してみてください。