ソーセージ1本の種類別カロリー/糖質!ダイエット中の食べ方5選!
ソーセージはその調理のしやすさから食卓の味方です。ところでダイエット中はカロリーを気にしてとにかく食事制限をしがちですが、ソーセージはダイエット中にも食べていいのでしょうか?ウインナーソーセージ、魚肉ソーセージ、サラミソーセージの3つを特に取り上げて、カロリーや糖質、たんぱく質などの栄養素のことや、ダイエット中でも食べられる食べ方、ある種のダイエットにはソーセージはむしろ効果的であることをお伝えします。この記事を読んでソーセージを正しく食べましょう。
目次
ソーセージは1本のカロリーってどのくらい?
ダイエット中は、どうしてもカロリーが気になってしまいます。茹でても焼いてもおいしい調理の簡単なソーセージは一人暮らしなどでメニューを決めるときにとても助かりますが、どれくらいのカロリーがあるのでしょうか?記事で詳しく解説します。
そもそもカロリーとは食品に含まれるエネルギーの量の指標でもあり、取り過ぎるともちろん悪影響ですが不足しても活動ができなくなり問題です。目安になる白米一杯分のカロリーは235kcalです。
一日に摂取が推奨されるカロリーの量は年齢や運動量にもよりますが標準体重「身長(m)×身長(m)×22」に25から30をかけた数字(kcal)とされます。身長が1.6mの場合1408~1690kcalとなります。ソーセージの一般的なカロリーは100gあたり321kcalだそうです。白米一杯より多くなってしまいます。
しかし、カロリーだけが栄養のバランスを示しているわけではありません。ダイエット中でも正しい食べ方で食べることでダイエットの効果を損ねる心配はありません。
ウインナーソーセージのカロリー/糖質
子どものおやつなどでもよく食べられるウインナーソーセージのカロリーや糖質について調べました。
カロリー
まずカロリーについてです。ウインナーソーセージのカロリーは321kcalで、ソーセージの平均のカロリー量と同じです。
カロリーは日常活動に必要な栄養素ですから、単に制限すればいいというものではありませんが、茶碗一杯がおおよそ150gの白米よりも多くなってしまいますので、ご飯を炊く手間を面倒に思ってウインナーソーセージばかり食べるということになってしまうとエネルギー量が過剰になってしまうことが予想されます。
糖質量
次に糖質についてです。糖質は炭水化物という栄養素から食物繊維を取り除いた分の栄養素のことで、糖類などに分解されエネルギー源になります。ソーセージ類は食物繊維をあまり含んでいないことが想定されるので、炭水化物の量を見ていきます。
ウインナーソーセージの炭水化物は100gあたり3gです。すべて糖質になったとすると、糖質1gは4kcalのエネルギーを作るのでウインナーソーセージ100gあたりの糖質由来のエネルギーは12kcalとなります。
魚肉ソーセージのカロリー/糖質
ヘルシーな印象があり、ダイエットしている人にも人気の魚肉ソーセージのカロリーと糖質を見ていきます。
カロリー
魚肉ソーセージのカロリーは、ウインナーソーセージよりもかなり少な目であることがわかりました。その値は、100gあたり161.1kcalです。ウインナーソーセージが321kcalであったことを考えると半分程度で済んでいます。
あまり運動しない人や一般的に筋肉量の少ない女性などがエネルギー過剰にならないようにするには、魚肉ソーセージはとても効果がありそうです。
糖質量
魚肉ソーセージの糖質の量について調べました。炭水化物は魚肉ソーセージ100gあたり12.6gです。ウインナーソーセージの3gよりも多めです。
炭水化物はウインナーソーセージよりも多いのにカロリーが少ないのは、炭水化物以外が由来のエネルギーが少ないからだと思われます。例えば、ウインナーソーセージには脂質が28.5g含まれていますが魚肉ソーセージには7.2gしか含まれていません。
サラミソーセージのカロリー/糖質
サラミソーセージはイタリアが発祥のドライソーセージの一種ですが、カロリーや糖質はどのように含有しているのでしょうか?以下で調べました。
カロリー
サラミソーセージのカロリーは上の二つよりも多めです。100gあたり336.3kcalだそうで、ウインナーソーセージよりやや多いほか、魚肉ソーセージの約2倍以上あります。ダイエット中の人はあまり摂取しない方がよさそうです。また、サラミソーセージは脂質が多い食材なので、気をつける必要があります。
糖質量
サラミソーセージの糖質について調べました。サラミソーセージには100gあたり2.4gの炭水化物、1gの糖質が含まれています。炭水化物でいうとウインナーソーセージと魚肉ソーセージよりも少なくなっています。サラミソーセージには脂質が26g含まれており、ダイエット中には注意が必要です。サラミソーセージは低糖質な食材です。
ソーセージのダイエット中の食べ方5選
カロリーが高くダイエットには向かなさそうなソーセージですが、食べ方次第ではダイエット中も太ることを気にせず食べることができます。以下に注意すべきポイントを挙げていきます。
焼かずに茹でる
焼いたソーセージはいい感じに焦げ目がついてとても美味しいですが、少し注意が必要です。というのも、油をひいて焼くことで余計な油分を摂取してしまう可能性があるからです。その点茹でて食べる場合は余計な油を摂取してしまう危険性がなく安心です。
野菜も食べよう
栄養はバランスよく食べることが重要です。どれかが少なすぎてもだめですが何かが多すぎても身体に不調をきたしてしまいます。ソーセージにもビタミンなどは確かに含まれていますが、それだけで一日の摂取目安量を賄おうと思えば他の栄養素、例えば脂質や食塩量などが一日の許容範囲を超えてしまう可能性があります。
消費するエネルギーよりも多いエネルギーを摂取してしまうことで身体に蓄えてしまうことが肥満に繋がるので、どれか一個の食材や栄養を排除するのではなく、ご飯、主菜、副菜などのバランスを保ったまま全体の量を減らすのが理想です。
摂取量に気を付けよう
ソーセージは加工食品のため、添加物や食塩が多めです。同じたんぱく質とはいえ、普通の食肉と比べて過剰に摂取すると一日の許容範囲をすぐ超えてしまうことがあります。ダイエット中の人に限らず、あまりソーセージに頼り過ぎない日々の献立作りが重要です。
塩分に気を付けよう
いままでも述べてきましたが、ソーセージ類は塩分が多めです。1日5gが世界的には標準だそうなのですが、ウインナーソーセージの場合100gで1.9gもあります。ウインナーソーセージは一般的に1本25g程度なので4本食べただけで一日の塩分の許容範囲の5分の2摂取してしまうことになります。
ウインナーソーセージに限らずソーセージはついつい箸が進んでしまいますが塩分は分量のわりに多めだと思っておいた方がよさそうです。
添加物も多い
ソーセージは加工食品のため、添加物も多く含まれています。ソーセージは元々腐りやすい肉を塩漬けにしたり燻製にしたりして保存性を高めた食品ですが、その加工の手間を保存料などの添加物で補った商品が多いです。
もちろん保存料などの添加物も、少量摂取するだけなら身体に悪影響は及ぼさないと思われます。しかし、気になる人は控えめにした方がいいかもしれません。特に発色剤の亜硝酸Naは使わなくても保存には影響しないと思われますので、色合いが少し素朴になることを許容できる人は亜硝酸Na無添加の商品を探してみてもいいでしょう。
ソーセージの種類別の栄養素
これまでソーセージのカロリーと糖質に注目して見てきましたが、ここではソーセージの種類それぞれで栄養素の内訳を見ていきます。
ウインナーソーセージ
ウインナーソーセージの栄養素は以下のようになっています。エネルギーは321kcal、たんぱく質は13.2g、脂質は28.5g、炭水化物は3g、ナトリウムは730mg、ビタミンB1は0.26mgビタミンB2は0.13mgです。
食肉を加工した食品なのでたんぱく質も含んでいます。たんぱく質は身体を作る元になる栄養素で血液や筋肉の材料になります。また、不足すると疲れやすくなるビタミンB1も含まれています。
魚肉ソーセージ
魚肉ソーセージの代表的な栄養素は以下のようになっています。エネルギーは161kcal、たんぱく質は11.5g、脂質は7.2g、炭水化物は12.6g、ナトリウムは810mgです。
魚肉ソーセージは食肉ではなく魚を加工した食べ物ですが、高たんぱく低カロリーな食品なので運動をするダイエット中にも最適です。
サラミソーセージ
サラミソーセージの栄養素は以下のようになっています。エネルギーは336kcal、たんぱく質は22g、脂質は26g、炭水化は2.4g、ナトリウムは1740mg、ビタミンB1は0.19mg、ビタミンB2は0.31mgです。
食品中のナトリウムはNaCl、つまり食塩の量を表しているので、サラミソーセージは他のソーセージと比べ塩分が多いことがわかります。
ソーセージはダイエットに向いている?
食べ方に注意すればダイエット中でも食べることができるソーセージですが、場合によってはダイエットに向いていることもあります。そのことについて詳しくお伝えします。
たんぱく質が豊富
第一に、ソーセージは高たんぱくな食べ物です。たんぱく質は人間の血や筋肉を作るために必要な栄養素で、食べることで健康な身体づくりが期待されます。たんぱく質は一般的に肉や魚、卵や牛乳などに多く含まれています。例外的に大豆は野菜のなかでたんぱく質が豊富な食材で、そのことから「畑の肉」などと言われます。
筋トレを伴うダイエットには最適
ダイエットの基本は摂取するエネルギーが必ず消費するエネルギーを下回るか等しくなるように食べることです。余計なエネルギーを摂ってしまうとそれが脂肪となって身体に蓄積されてしまうからです。よって、ダイエットには消費するエネルギーを多くする方針と摂取するエネルギーを少くする方針があります。
消費するエネルギーを多くする方針が、筋トレを伴うダイエットです。筋肉をつけることで何もせずとも消費される「基礎代謝」を高まり、多めに食べても太らないようになります。そして筋肉の原料はたんぱく質なので、たんぱく質を多く含むソーセージを効率的に食べることでダイエットの効果が大きくなります。
糖質制限ダイエットには不向き
一方ソーセージは摂取するエネルギーを少なくするタイプのダイエットの代表格である、糖質制限ダイエットには向きません。糖質の元になる炭水化物は例えばウインナーソーセージだと3gですが、牛肉100gだと0.4gととても少なく、逆にいうとソーセージ類は糖質が多いといえます。
糖質は人間が活動するエネルギーになる栄養素なので、糖質制限ダイエットをしている人がソーセージを食べると効果は半減してしまいます。
人によって効果が違う
また、塩分が多いことから心臓病などの疾患を持っている人には向かない食材です。人によっても効果は違うので様子を見ながら食べてみてください。ただ、食べ方次第ではダイエット中でも食べられる食材であることと筋トレを伴うダイエットにはむしろ適していることがわかりました。
ソーセージのカロリーを知ってダイエット中も食べよう!
これまでに、ソーセージの栄養素とダイエット中でも食べられる食べ方、ソーセージを食べることである種のダイエットには効果が期待できることなどと書いてきました。ダイエット中という方もそうでない方も、ソーセージの効果的な食べ方を知って食事を楽しみましょう!