えのきの食べ過ぎにはデメリットがある?栄養成分やおすすめレシピも

えのきの食べ過ぎによるデメリットについて解説します。下痢や便秘など、えのきの食べ過ぎによって起こる体の不調を詳しく説明!デメリットだけでなく、食物繊維などの体に良い栄養成分もまとめています。食べ過ぎにならないための適量も紹介します。

えのきの食べ過ぎにはデメリットがある?栄養成分やおすすめレシピものイメージ

目次

  1. 1えのきを食べ過ぎるとどうなる?
  2. 2えのきの食べ過ぎによるデメリット
  3. 3えのきに含まれる栄養成分と効果効能
  4. 4えのきの適量と栄養を逃さない食べ方
  5. 5えのきを使ったおすすめのレシピ
  6. 6えのきの食べ過ぎによるデメリットに注意しよう

えのきを食べ過ぎるとどうなる?

えのき

えのきは価格が安く、普段の食事に使いやすい便利な食材です。歯ごたえも良く、ついつい食べ過ぎてしまいがちですが、えのきを食べ過ぎるとデメリットもあります。

本記事では、えのきの食べ過ぎによる体への悪影響を解説します。適量を食べたときの効能も紹介しているため、えのきを食べるときの参考にしてください。

えのきの食べ過ぎによるデメリット

デメリット①他のきのこよりも糖質が高い

皿に乗ったえのきとしいたけとマッシュルーム

えのきはカロリーが低いため、ダイエットにも使いやすい食材です。ただ、糖質量は100g当たり3.7gあり、他のきのこよりも高くなります

そのため、必要以上に食べ過ぎると、糖質を摂り過ぎてしまうこともあります。ダイエットメニューに利用するときは、食事全体の糖質量に注意するようにしましょう。

デメリット②便秘になる

トイレットペーパーの上でうずくまる男性

えのきには、水に溶けにくい不溶性食物繊維が、豊富に含まれています。不溶性食物繊維は、腸内の便のカサを増やす働きがあります。

便の量が少ない人には効果的ですが、もともと便通が悪い人には逆効果です。ただでさえ溜まった便が余計に増えてしまい、さらに便秘がひどくなる可能性があります

デメリット③下痢や腹痛になる

お腹を押さえる女性

えのきに含まれる不溶性食物繊維は、胃や腸で消化されにくいという特徴があります。少量であればそれほど負担になりませんが、食べ過ぎると胃や腸に未消化のえのきが溜まります

すると、吐き気や胃のもたれ、下痢や腹痛などが起きてしまうのです。あまりにもひどい場合は、えのきが腸に詰まって腸閉塞を起こすこともあります。ここまでくると手術が必要になるため、くれぐれも食べ過ぎには気をつけましょう。

えのきに含まれる栄養成分と効果効能

栄養成分①食物繊維

えのき

えのきには、100g当たり3.9gの食物繊維が含まれています。このうち、9割が不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は水を吸って膨らむ性質があり、腸を刺激して便通を促します

ダイエットで食事量を減らすと、便の量が減って便秘になることもあるでしょう。そういったときは、えのきを食べることで便秘を解消することができます。また、食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果もあります。

栄養成分②ビタミンB1

えのき

えのきだけでなく、きのこは全体的にビタミンB1が多い食材です。中でもえのきのビタミンB1含有量は多く、100g当たり0.24mg含まれています。ビタミンB1は、糖質を代謝するために必要な成分です。

効率良く糖質をエネルギーに変えられるため、疲労回復やスタミナアップに役立ちます。また、代謝が上がることで糖質が脂肪になりづらく、ダイエットにも効果的です。

栄養成分③カリウム

えのき

えのきには、100g当たり340mgのカリウムが含まれています。きのこの中では、ぶなしめじに次いで2番目の多さです。カリウムには、体内の余分な塩分を、排出させてくれる働きがあります

体内の塩分濃度が減ることで、水分も溜まりにくくなり、むくみを解消することができます。カリウムは水に溶けやすいため、摂取するのであれば、えのきを汁物に使うのがおすすめです。

えのきの適量と栄養を逃さない食べ方

えのきの1日の適量

袋に入ったえのき

えのきを始めとするきのこ類は、60kgの成人で1日100g以内が適量だといわれています。えのきは1袋100gで売られていることが多いため、1日で1袋までを目安に食べると良いでしょう

ただ、胃腸が弱い人や食べ慣れていない人は、20g程度から様子を見るのがおすすめです。胃やお腹に異常がなければ、少しずつ量を増やしてみましょう。

また、内臓機能が未発達な子供も、食べる量に注意が必要です。大人よりも下痢や腹痛が起きやすいため、大人の1/4の量を目安に与えましょう。

食物繊維は食べ過ぎると便秘をより悪化させてしまったり、逆にお腹が緩くなってしまったりする可能性があります。
なので食物繊維は1日3~4gを補うことを目安にするとよいでしょう。
そしてえのき100gには3.9gの食物繊維が含まれているため、100g食べるとちょうど目安量の食物繊維を摂取することができますよ。

栄養を逃さない食べ方

えのき

えのきに含まれている栄養成分は、水溶性のものが多く、栄養を水で流さないことが大事です。食べる前に水洗いする人もいるでしょうが、水で洗うと栄養が流出してしまいます。

どうしても汚れが気になる場合は、キッチンペーパーなどで優しく拭き取るのがおすすめです。また、茹で料理も栄養が流出してしまうため、あまりおすすめしません。

えのきはレンジで加熱すると、栄養が逃げづらくなります。調理方法を工夫して、できるだけ栄養を逃さない食べ方をしましょう。

えのきを使ったおすすめのレシピ

えのきチヂミ

【材料】(2〜3人分)

  • えのき 200g
  • ニラ 1/2束
  • A 小麦粉 大さじ3
  • A 片栗粉 大さじ3
  • A トリガラスープの素 小さじ2
  • A 卵 1個
  • A 水 大さじ3
  • ごま油 大さじ2
  • B 醤油 大さじ1
  • B 砂糖 小さじ1
  • B ごま油 小さじ1/2
  • B 白いりごま 小さじ1
  • 糸唐辛子 適量

【作り方】
  1. ニラは4cm長さに切ります。
  2. えのきは石づきを切り落として3等分に切り、根元をほぐします。
  3. ボウルに1、2、Aを入れて混ぜます。
  4. フライパンにごま油をひいて熱し、3を流し入れます。
  5. 焼き色がついたら裏返し、両面焼いたら食べやすい大きさに切り分けます。
  6. Bを合わせてタレを作ります。
  7. 5を皿に盛りつけて糸唐辛子を乗せ、6を添えたら完成です。

ダイエットにも使える、えのきチヂミのレシピです。えのきを入れることでカサ増しになり、粉ものの量を減らすことができます。表面をカリッと仕上げるコツは、多めの油で焼くことです。触ると崩れやすくなるため、焼き色がつくまで触らないようにしましょう。

えのきの梅おかか和え

【材料】(2人分)

  • えのき 150g
  • 酒 大さじ2
  • 梅干し 1粒
  • 醤油 小さじ1/2
  • 鰹節 1.5g
  • 細ネギ 5g

【作り方】
  1. 梅干しは種を取って実を叩き、醤油を加えてよく混ぜます。
  2. えのきは石づきを切り落とし、3等分にカットしてほぐします。
  3. 2をフライパンに広げ入れて酒を振ります。
  4. フタをして弱火にかけ、ふつふつしてきたらフタを開けます。
  5. 全体がしんなりして水気がなくなったら取り出します。
  6. 5を1に加え、鰹節を入れて全体を和えます。
  7. 器に盛りつけ、鰹節と小口ネギを乗せたら完成です。

さっぱりと食べられる、えのきの梅おかか和えのレシピです。フライパンではなく、レンジを使って調理することもできます。短時間で簡単に作れるため、もう一品何か欲しいときにもおすすめです。大葉やごまなど、お好みの薬味を乗せて楽しみましょう。

えのきの食べ過ぎによるデメリットに注意しよう

ザルに乗ったえのき

えのきには体に良い効果もありますが、食べ過ぎると下痢や腹痛などのデメリットもあります。しかし、1日の適量を覚えておけば、食べ過ぎを防ぐことができます。えのきを使った美味しいレシピも多くあるため、毎日の食事で上手に取り入れてみてください。

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