人気のハーブ「セルバチコ」とは？ルッコラとの違いやレシピも紹介

セルバチコはイタリアンやフレンチでも、よく使われている人気のハーブです。ルッコラと見た目や味が似ているため、知らないうちに口にしている方も多いでしょう。本記事では、セルバチコの特徴や味、栄養などについて、詳しく解説します。また、セルバチコを美味しく食べれる料理レシピも紹介しましょう。

見た目はルッコラと似ていますが、実際に見比べてみると、セルバチコの方が葉っぱの形状がギザギザとした感じになっています。また、成長するにつれて、ギザギザの数も増えていくそうです。サラダなどに盛り付けると、この特有の形が映えて、おしゃれに見えます。選ぶ時は葉がみずみずしく、先の方までピンとしているものが新鮮です。

セルバチコはルッコラよりも、さらにゴマのような香りが強いといわれています。しかし、一緒に食べ比べなければ、どちらがどうなのか分からない人も多い程度です。また、独特の辛味や苦味もあります。ぼやけた味というよりは、はっきりとした主張のあるハーブで、ピザやパスタ、サラダなどに味のアクセントとして使われることが多いです。

ハーブの中でも栄養価の高い種類になります。ビタミンCをはじめ、カリウムやカルシウム、鉄分なども含まれている優秀なハーブです。ビタミンCには抗酸化作用があるので、血管や肌の老化を防止する効果が期待できます。

また、辛味成分であるアリルイソチオシアネートも含まれており、殺菌や抗菌作用があるので、食中毒や細菌感染予防にも効果的です。

先述したように、見た目や味もルッコラとよく似ています。ルッコラの方が味や風味、香りが、ややソフトな感じです。両方ともアブラナ科で、ルッコラの原種がセルバチコになります。

例えばサラダを作る時に、辛味や苦味が強くない方が好みであれば、ルッコラを使うと良いでしょう。逆に、ピザやパスタなどで味のアクセントに使いたい時は、セルバチコがおすすめです。もちろん、どちらを使っても美味しく食べれるので、お好みで選んでください。

【材料】

• かぼちゃ：1/2個
• 玉ねぎ：1/2個
• エリンギ：1本
• 長ネギ：1本
• ニンニク：1片
• ベーコン：30g
• 白ワイン：20cc
• セルバチコ：4枚
• クルミ：4個

1. カボチャは芯を抜き半分に切って、タネを取り皮を剥きます。
2. 皮を剥いたカボチャは、一口大に切ります。
3. 玉ねぎは皮を剥いて、半分に切り一口大に形よく切ります。
4. 長ねぎも同様に切ります。
5. にんにくは皮を剥いて、スライスします。
6. ベーコンは焼いて小さくなることを考慮し、半分くらいの大きさにカットします。
7. ダッチオーブンにオイル、ニンニクを入れ香りを出します。
8. ベーコン、オニオン、長ねぎを入れ炒め、白ワインを加えます。
9. カボチャを加えて、塩胡椒してよく混ぜます。
10. 蓋をして、15分くらい弱火で蒸し焼きにします。
11. カボチャに火が入ったら器に盛って、セルバチコ、クルミを上から飾って完成です。

かぼちゃやベーコン、エリンギを使った具沢山のサラダに、セルバチコをおしゃれに飾り、リヨン風に仕上げたレシピです。カボチャは10分程蒸すかレンジで加熱するなどして柔らかくしておくと、カットする時に余計な力が入らず、怪我防止につながります。仕上げに味見をして、塩胡椒で味の調整をしてください。

素材の味を活かしたシンプルなサラダレシピです。ミニトマトの赤とセルバチコの緑が映えて、見栄えもおしゃれに仕上がります。パスタはファルファッレを使用していますが、お好みのショートパスタでもOKです。お好みで粉チーズをトッピングすると、風味も良くなりコクが出ます。ワインのおつまみサラダにするのもおすすめです。

セルバチコはどのようなハーブであるのか？特徴や味などを解説しました。料理に使用すると風味が良くなり、味にもインパクトを付けることができます。しかも、盛り付けるだけで、見た目がおしゃれに仕上がるのも魅力です。真夏と真冬以外は手軽に入手できて、値段も割と安いので、ぜひさまざまな料理に使ってみてください。