2021年09月16日公開
2024年11月15日更新
アワ(粟)の特徴とは?種類や栄養価・おすすめの食べ方も紹介
アワの特徴についてまとめました。世界最古の穀物と言われるアワの種類や気になる栄養価、食べ方などをわかりやすく解説します。アワを使ったおすすめの料理レシピもピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。
アワ(粟)の特徴や人気レシピを知りたい!
今日は
— 自然食品店 富士グリーン (@fujigreen1979) September 15, 2021
マクロビオティッククッキング
ベーシック II (中級)コース🥘
お料理をお味見で頂いてます😊
メニューは
玄米お粥パン
雑穀入りかぼちゃコロッケ
ミレットスープ🍴
ミレットスープには 稗〈ひえ〉
かぼちゃコロッケは
粟〈あわ〉入りです☺️
プチプチしていて
美味しかったです🥰 pic.twitter.com/Ja7NgfHMaJ
昨今の健康食ブームで、アワに注目が集まっています。古くから日本で食べられてきたアワとは、どのような穀物なのでしょうか?本記事では特徴や栄養価、美味しい食べ方を解説します。おすすめの料理レシピも紹介するので、気になっていた方はぜひチェックしてみてください。
アワの特徴
イネ科に属する最古の穀物
唐突に雑学なのです。
— 下(痢に悩まされながら働くスナ)ネコ (@ShimoNeko_desu) August 14, 2021
五穀のうちの粟ですが、こやつはエノコログサ、通称「猫じゃらし」から品種改良して産まれた穀物なのです。
食えるようになった猫じゃらし…それが粟なのです。 pic.twitter.com/teBNEDS2YX
アワはイネ科に属する穀物の一種です。明治の末期までは主食として食べられており、日本では米や麦が普及するまで重要な穀物として扱われてきました。栽培が始まったのは縄文時代で、同じ穀物であるヒエと並んで最古の穀物とされています。
現在では主食として食べる人こそは少なくなりましたが、名産地である徳島県では今でも栽培が盛んに行われています。郷土料理としても親しまれており、アワを使ったおこしも有名です。
アワには「ウルチ種」と「モチ種」の2種類ある
粟という穀物単体で(つまり雑穀米としてではなく)食べたことがなかったので、食べてみます。せっかくなら美味しい方が良いので、鶏手羽先で出汁をとってお粥に。 pic.twitter.com/GIFoR8c4i6
— 飯島明子💉💉目指せ0密 (@a_iijimaa1) February 19, 2020
アワは多様な品種を持ち、その数は100種類にものぼるとされています。最も有名な種類はウルチ種とモチ種で、どちらも直径1.5mmほどの小さな粒の形状をしています。ウルチ種は黄色みが強く、パラパラとした食感でさらりと炊き上がるのが特徴です。さっぱりとした味で飽きにくく、古代から主食として食べられてきました。
モチ種はウルチ種から変異した品種で、白っぽく、加熱するととろみが強くなります。粘り気があるので、団子やぜんざいなどに利用されることが多いです。
アワに含まれる栄養価
#料理豆知識
— うに⛅トゲはあるけど柔らかい (@SasuraiU) August 22, 2019
粟(アワ)。
昔は主食の一つとして食べられ、
戦前までは米と並ぶほど国内で栽培されていました。
近年主流が米になり、粟などの雑穀の需要は減少。
しかしながら、
その栄養価の高さから改めてその価値が見直されています。
写真はその粟を使った粟饅頭。
福島県柳津町の銘菓です。 pic.twitter.com/kzO2Zs2Wh8
アワは非常に優れた栄養価をもち、白米よりビタミンやミネラル類が多いのが特徴です。特にビタミンB1やビタミンE、パントテン酸が豊富で、免疫力をアップさせるパワーが高いです。貧血予防に役立つ栄養素である鉄分も豊富で、世界では産後の回復を助けるために食べられている地域もあります。
アワのおすすめの食べ方
お米を使ったお菓子、「おこし」は好きですか…ッ!?おこしとは、米や粟などの穀物を蒸して乾燥させたものを飴で固めたお菓子のことだァーッ!私の大好きなお菓子のうちの一つ…ッ!歴史が古く、中国の唐菓子に原型があるとされているッ!東京の雷おこしや大阪の岩おこしなどが有名だぞッ! pic.twitter.com/1RZjgeV7mJ
— ライスライダー (@RiceriderZennoh) February 7, 2021
アワにはさまざまな食べ方がありますが、手軽に食べるならレンジで蒸して使うのがおすすめです。ウルチ種は、ごはんがわりにおかずに添えて食べたり、サラダにトッピングしても良いでしょう。モチ種は、もっちりとした食感を生かし、スープに入れたり、あんかけにすると美味しいです。
アワを使った人気レシピ
アワぜんざい
【材料】
- アワ 30g
- 湯 45cc
- こしあん 40g
- 湯 30g
【作り方】
- 目の細かい裏漉し網を使い、アワを水洗いします。
- ボウルに裏漉し網を入れ、流水でしっかりと洗います。
- (1)と湯を鍋に入れ、火にかけふやかします。
- さらし布に入れて布をかぶせ、沸騰した蒸し器で20分蒸します。
- 鍋にこしあんと湯を入れ、とろみが出るまで温めます。
- お椀に(4)を入れ、温めた(5)をかけて完成です。
自宅でも手軽にできるぜんざいのレシピを紹介します。粒々食感のアワに、ねっとりとしたこしあんがよくマッチします。寒い季節は体の中からポカポカになるので、ぜひ作ってみてください。
雑穀スープ
アワのとろりとした食感を生かした、スープレシピです。玉ねぎのスライスをじっくり炒めたあと、小さく切ったジャガイモ、洗ったアワを入れて加熱してください。弱火でコトコト煮込むのが美味しく作るポイントになります。仕上げに塩を加えて味を調整しましょう。
ヘルシーなモチアワドーナツ
いつもの手作りドーナツにアワをプラスするだけで、ぐんと栄養価がアップします。さっと洗った後、水、塩とともに鍋に入れ、10分ほど蒸してから使いましょう。しっかり揚げると固めの食感に、薄く色づく程度だとふわっとした食感に仕上がります。お好みで黒ごまやかぼちゃ、レーズンなどを入れてアレンジしても良いでしょう。
アワの味わいを色々な料理に活用してみよう!
…福島県の柳津町というところに、穀物の粟を生地に使用した「あわまんじゅう」という、独特の風味と食感を持つ名物菓子があるんですがね…
— 神宮寺 明日@ディプラデニア団長 (@meza_koi) May 2, 2021
…その粟生地のお団子とあんこ、粟パウダーがトッピングされた「あわパフェ」なる魅惑のスイーツが「道の駅やないづ」で食べられるんですよ… pic.twitter.com/d0n8JANWhh
古代から主食として食べられてきたアワについて紹介しました。栄養価も高く、味にクセもないので、料理やお菓子作りに活用してみてはいかがでしょうか?作る料理に合わせて、ウルチ種とモチ種を使い分けてください。スーパーや食材店の他、通販でも購入できるので、これを機にぜひ手に入れてみてください。