2021年03月30日公開
2024年11月08日更新
はちみつが固まる原因を調査!簡単に戻す方法や保存の仕方も!
はちみつが固まる原因についてまとめました。はちみつが固まる原因や理由、簡単に元に戻す復活方法などを詳しく説明します。常温で保管する時の最適な温度や場所など、上手な保存方法についてもあわせて紹介します。
はちみつが固まる原因や簡単に戻す方法を紹介!
はちみつが固まる原因は?結晶化したときの戻し方などの対処法 https://t.co/0vvIlBDUzT pic.twitter.com/AO63SwKFUa
— マヌカハニー専門店 BeeMe (@BeeMe888) November 6, 2017
はちみつを保存しておくと、いつの間にか白く固まってしまうことがあります。固まってしまうと食べて良いのか迷うこともありますが、原因や理由を知っておけば無駄に捨てることもなくなります。
本記事でははちみつが固まる原因や理由、簡単に元に戻す方法などをまとめました。上手な保存方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
はちみつが固まる原因・理由
温度によって結晶化しやすくなる
食べるのを忘れていた蜂蜜、白くなっている!
— ミード・蜂蜜専門店ミールミィ (@mielmie_shop) January 21, 2021
という経験ありませんか?
この時期によく見かける、蜂蜜が白く固まってしまったり白い粒が出てくるのは「蜂蜜の結晶」で自然現象です。そのまま食べてもOK✨湯煎でも元に戻りますよ。
蜂蜜の種類や保管状態によって結晶の出方が違うので不思議ですね。 pic.twitter.com/CwP9qUMky4
はちみつが固まってしまう理由は、ブドウ糖の「結晶化」という現象が原因です。温度が低ければ低いほど固まりそうなイメージがありますが、一番結晶化しやすい温度は14〜16℃くらいです。それよりも低い温度になると結晶化が緩やかになり、マイナス18℃より低くなると結晶化しなくなります。
逆に、常温で保管した時に一番結晶化しない温度は、18〜24℃くらいです。また、古いはちみつは水分量が少なくなり、新鮮なものよりも結晶化しやすくなります。古くなると夏に常温で保存していても結晶化してしまうことがあるので、できるだけ早目に消費することが大事です。
振動によって結晶化が促進される
最近 寒くても固まらない蜂蜜🍯が増えた。私が知っている幼少時代から食べていた蜂蜜は冬はこうやって白く固まる。これが純粋な気がして安心する。 pic.twitter.com/JepOXatyin
— コマツーナ (@IkeKomatuuna) January 24, 2021
ブドウ糖は振動によって結晶化が進むという特徴があります。そのため、振動しやすい家電の上にはちみつを置いておいたり、使うたびに振ったりしていると固まりやすくなります。
特に、冷蔵庫は常に細かい振動が起きるため、保管する時には注意が必要です。また、容器が大きいと使うたびに振動が起こってしまうので、小さい容器に詰め替えて使うと結晶化の促進を抑えることができます。
固まるはちみつと固まりづらいはちみつの違い
ハンドメイドのイベントに行ってこの戦利品ってどうなのかと自分でも思うんだけど、推し(概念)だから仕方がないよね。
— 夏子 (@ntk_fp_kt) May 26, 2018
わかりづらいですが、はちみつだよー!
結晶化してるのは糖度高めだからで、こっちの方が香り強いってことだったのでこちらを買いました。 pic.twitter.com/pVU0nhNK8f
同じはちみつでも、すぐに固まるものと固まりにくいものがあります。この理由は、中に含まれているブドウ糖の量の違いです。はちみつの結晶化はブドウ糖が原因ですので、ブドウ糖が多いものはそれだけ固まりやすくなります。ブドウ糖が多いはちみつの原料は、ナタネ、ウド、ヒマワリなどです。
逆にアカシヤ、リンゴ、レンゲ、ラズベリーなどはブドウ糖が少なく、結晶化しにくくなります。他にもクローバー、トチ、ミカン、マヌカハニーなどがありますが、これらのブドウ糖はちょうど中間くらいの量です。
また、大量生産される商品の中には、ブドウ糖が多くても固まりにくい商品があります。この理由は、不純物を取り除く際に高温で処理されているためです。高温で加熱することではちみつの成分が壊れて、固まりにくくなるのです。
固まらないことは便利ですが、本来の風味や栄養素も少なくなってしまいます。健康目的で使う場合にはあまり適していませんが、料理の風味づけなどに利用する程度であればこういった商品でも十分でしょう。
固まったはちみつは食べられる?
気温が下がってはちみつが白く固まる「結晶化」をはじめてませんか?
— STELLA JAPAN (@STELLA_JAPAN_83) December 7, 2016
しかし結晶が現れても品質に変わりはございませんので安心してください。
固まり方はブドウ糖と果糖の割合で決まるので花蜜の種類によって結晶の度合いに違いがあります。
ブドウ糖の割合の多いはちみつが結晶しやすいです。 pic.twitter.com/K1XNVExLYi
はちみつが固まる理由はブドウ糖の結晶化によるものですので、成分や品質が変わったわけではありません。そのため、固まってしまったはちみつでも、問題なく食べることができます。ただ、そのままだとさすがに食感が悪いので、固まった部分を溶かしてから食べるのがおすすめです。
固まったはちみつを簡単に戻す方法
方法①湯煎で溶かす
固まったはちみつを湯煎している pic.twitter.com/41133WcTgP
— ベベベ (@accept_bacon) March 16, 2020
固まったはちみつを戻す方法で一番オーソドックスなのが、湯煎をする方法です。まずは容器の蓋を開け、水を張った鍋に入れて火にかけます。この時の火加減は中火から弱火にして、水を沸騰させないように気をつけましょう。
湯煎している間はスプーンなどで中をたまにかき混ぜて、はちみつの温度が均一になるようにします。すると、30分〜1時間ほどで元通りに復活します。容器がプラスチック製の場合は、鍋肌に当たると溶けてしまうので注意しましょう。できれば鍋底に皿などを敷いて、その上で湯煎をすると安心です。
方法②電子レンジを使う
【はちみつの知恵袋】
— れんがHoney Garden (@Renga_Honey) March 18, 2020
花粉や乾燥で喉がイガイガしませんか?
そんな時ははちみつがのど飴がわりになります♪
保湿力・殺菌力・抗菌力を備えた
美味しい味方です。
個人的には結晶化したはちみつのほうがなめごたえ(?)があってオススメ。#はちみつ pic.twitter.com/Rmni4P78Mj
湯煎している時間がない時に便利なのが、電子レンジを使う方法です。電子レンジではちみつを復活させたい場合は、使いたい分だけ別の耐熱容器に取り出して温めましょう。容器ごと加熱してしまうと、容器が溶けたり破裂したりする危険性があります。
また、一気に高温で加熱するため、長く加熱するとはちみつの栄養素が壊れてしまうこともあります。電子レンジの加熱時間は、大さじ1〜2杯程度だと10〜20秒くらいで十分です。いきなり長い時間加熱せずに、様子を見ながら少しずつ加熱するのが失敗しないコツです。
方法③ホッカイロで溶かす
一晩ホッカイロに包んで寝かせたら結晶化してたはちみつがしっかり溶けてくれました pic.twitter.com/lePGWz1OXA
— かぶ (@kabu0404) April 16, 2020
ホッカイロは時間がかかりますが、火を使う必要がない安全な復活方法です。また、湯煎やレンジのように温まりすぎることがないので、途中でいちいち様子を確認する手間も省けます。
やり方は、はちみつの容器にホッカイロを巻きつけて、その上からタオルで巻いて常温に置いておくだけです。薄手のタオルだと熱が逃げてしまうので、毛布や厚手のタオルを使うようにしましょう。そのまま12〜14時間放置しておけば、元通りに復活しています。
方法④お風呂に入れる
蜂蜜と入浴中
— まーすけ (@ymfu_ma) April 16, 2020
固まった蜂蜜は湯船でゆっくり温めるんだって😉 pic.twitter.com/l1pEmxZQjl
お風呂に食品を入れることに抵抗がなければ、湯船ではちみつを元に戻すこともできます。まずは容器の蓋をしっかりと閉めて、フリーザーパックなどに入れてお湯が入らないように封をしましょう。そのまま湯船に入れて、1〜5時間ほど放置すれば復活します。
鍋で湯煎するよりも時間はかかりますが、容器全体をしっかりと温められるので結晶をムラなく溶かせるというメリットがあります。また、わざわざ鍋などを用意する必要がないので、手間がかからずに便利です。
方法⑤暖房器具で温める
本日レコーディング2日目 歌入れ◎
— airlie ✴︎ えありー (@_airlie_) January 26, 2018
寒さで固まったはちみつあっため中なんかかわいいな… pic.twitter.com/s4jwFR3Ar7
はちみつを元に戻す方法には、暖房器具で温めるというやり方もあります。はちみつを復活させるのに一番適しているのは、ネコや室内犬用の暖房器具です。これらの暖房器具はペットが火傷をしないように40℃くらいに保たれているため、はちみつを元に戻すのにちょうどぴったりです。
普通のファンヒーターなどでも使えないことはありませんが、吹出口付近は70℃くらいになるので置く場所には注意が必要です。ヒーターの他には、電気毛布や電気あんかを使って溶かす方法もあります。
戻すときの注意点
固まったはちみつを溶かした pic.twitter.com/v3j1EXsmfR
— (V)ばるたん(V) (@v_baltan_v) March 31, 2015
はちみつを元に戻す時の注意点は、加熱しすぎないことです。あまりにも高温で温めてしまうと、はちみつの栄養素が壊れてしまいます。豊富なミネラルや酵素をしっかりと摂るためにも、結晶を溶かす時は低い温度からゆっくりと溶かすようにしましょう。容器がプラスチック製の場合も容器が溶けてしまうことがあるので、高温には注意が必要です。
また、急激に加熱してしまうと温度にムラができて、上手に溶けなくなってしまいます。一番多い失敗が、まだ結晶が残っているのに一部分だけサラサラになってしまうというパターンです。こういった失敗を防ぐためにも、いきなり高温にかけずにじっくりと加熱するようにしましょう。
はちみつを上手に溶かしたとしても、そのまま置いておくとまた固まってしまうことがあります。もう一度溶かすことはできますが、何度も加熱を繰り返すとはちみつの風味が落ちてしまいます。そうならないためにも、一度でしっかりと溶かし切るか、使う分だけ取り出して少量ずつ溶かして使うようにしましょう。
はちみつの賞味期限と保存方法
はちみつの一般的な賞味期限
あやみちゃんと川越さんぽで買ったアセロラハニーのはちみつ、賞味期限が5月9日だった✨
— ちゃぴのすけ (@ai09200618) October 19, 2020
来年のこの日はSENくんの生誕祭できるのいいな💗
もう半分しかはちみつなくなった。笑 pic.twitter.com/EhvHcTQ3jn
はちみつは常温でそのまま置いておいても腐ることはありませんが、食品衛生法によって賞味期限は設定されています。一般的な賞味期限は、だいたい2〜3年くらいです。腐らないといっても時間がたてば水分量が減り、質も劣化してしまいます。はちみつの大きな特徴である風味も失われてしまうため、できるだけ早目に消費するようにしましょう。
保存方法
#はちみつ#保存#保管
— 青野@日々のお茶とお供 (@aono2019) May 6, 2019
はちみつの保存方法についてまとめました。
そういえばどこで保管したらいいんだろ。
冷蔵庫って入れなくていいのかな・・・
そんなときはこちらのサイトへ
▼https://t.co/lvHPx9zCGv pic.twitter.com/zFPC73lnNn
固まるのを防ぐためにも、18〜24℃くらいの場所で常温保存するのが一番です。棚の上のほうなど、なるべく温度が高めになる場所に保存しておくと良いでしょう。冬などは暖房のきいた室内に置いておくと、固まるのを防ぐことができます。
コンロや炊飯器の近くは常温よりも高温になってしまうため、保存には適していません。湿度も上がりやすく菌が発生しやすいので、これらの近くには置かないようにしましょう。また、直射日光ははちみつを劣化させる原因となるので、保管する場所に直射日光が届かないことをしっかりと確認してください。
はちみつが固まる原因や復活させる方法を知っておこう!
★はちみつの健康&美容ブログ★更新しました! はちみつ専門店がこっそり教えるはちみつ健康&美容法 : 白く固まったはちみつは、食べられない? https://t.co/MrZbBb8o8S pic.twitter.com/yyDQbxZg57
— ムクジロー@金澤やまぎし養蜂場(旧みつばちの詩工房) (@mukujiro8383) February 24, 2016
はちみつが固まる原因や理由、その復活方法などをまとめました。固まってしまったはちみつは食べても問題ありませんが、やはりそのままだと使い勝手も食感も悪くなってしまいます。しかし、復活方法を頭に入れておけば、固まってしまった時でも元に戻すことができます。
また、固まるのを未然に防ぐためにも、しっかりとその原因や理由を知っておくことも大事です。はちみつを上手に保管して、最後まで美味しく使い切りましょう。