はちみつの栄養成分とは?おすすめの食べ方や注意点もあわせて紹介

自然が生み出した甘味料であるはちみつには、様々な栄養素が含まれています。本記事では、はちみつに含まれている栄養素とその効果についてについて紹介しています。はちみつの美味しい食べ方や選び方のポイント、注意点についても解説しているので参考にしてみてください。

はちみつの栄養成分とは?おすすめの食べ方や注意点もあわせて紹介のイメージ

目次

  1. 1はちみつとは?
  2. 1はちみつの栄養成分と効果
  3. 1はちみつのおすすめの食べ方
  4. 1はちみつを食べるときの注意点
  5. 1はちみつの選び方
  6. 1はちみつの栄養成分を理解しよう

「はちみつに栄養素はあるの?」
「はちみつの選び方のポイントは?」
「どうやって保存すれば良い?」
このように、はちみつについて様々な疑問を抱く人もいるでしょう。


本記事では、豊富なはちみつの種類や含まれている栄養素と効果について紹介しています。この記事を読むことで、はちみつが体にもたらすメリットについて知ることができるでしょう。


合わせて、はちみつのおいしい食べ方や保存方法についても記載しているので、今すぐ食卓に取り入れたい人にもおすすめの内容となっています。はちみつを食べるときの注意点や選び方も確認しておきましょう。


はちみつの魅力について知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

はちみつとは?

私たちの食生活の中でも、料理やお菓子に利用されるなど普段から馴染みの深いはちみつ。はちみつとは、ミツバチが花の蜜を採集し、巣の中で加工・貯蔵したものを言い、自然界の中では最も甘い蜜とも言われています。


料理やお菓子などに合わせて食べることはもちろん、そのまま食べることも可能な食材です。

はちみつは消化吸収が良い

ミツバチが花などから集めた蜜により作られたはちみつは、自然から生まれた甘味料です。砂糖はブドウ糖に変化させてからエネルギーとなるのに対して、消化吸収が良いはちみつは素早くエネルギー補給できるというメリットがあります。


のちに紹介しますが、他にも多くの栄養素が含まれているのもはちみつの特徴です。


出典:よくある質問|全国はちみつ公正取引協議会
参照:https://honeykoutori.or.jp/faq/

はちみつの種類

はちみつには、はちみつ・甘露はちみつ・巣はちみつ・巣はちみつ入りはちみつの4種類があります。花の蜜を巣で熟成させたものがはちみつですが、甘露はちみつは植物の分泌液などを巣で熟成させたものを指します。


巣はちみつは、はちみつもしくは巣はちみつを巣全体(または一部)ごと販売しているものです。巣はちみつ入りはちみつは、それにはちみつ又は巣はちみつを加えたものを言います。

はちみつの栄養成分と効果

はちみつは国内だけではなく、世界中で親しまれている栄養素が多く含まれている甘味料です。風味に癖がないため、様々なレシピに使われています。


使い勝手の良いはちみつには、カリウムや鉄などの栄養素がバランス良く含まれています。はちみつに含まれている栄養素は次のとおりです。


出典:蜂蜜 (はちみつ/ハチミツ)|Slism
参照:https://calorie.slism.jp/103022/

カリウム

はちみつに含まれているカリウムは、高血圧予防にも効果的です。カリウムは「自然の降圧薬」などとも呼ばれるほどの効果を持っており、はちみつには特に豊富に含まれています。


体内の余分な塩分を排出し、血圧を下げてくれるという効果を持つため、血圧が高いと悩む方はぜひ一度取り入れるようにしてみましょう。


出典:野菜や果物のカリウム摂取で、高血圧が防げる|神奈川県ホームページ
参照:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/mv4/kenken/contents19.html#

葉酸

はちみつには葉酸という栄養素も含まれています。葉酸は水溶性ビタミンであるビタミンB群の一種です。赤血球を生産、細胞の再生などをサポートする働きがあり「造血のビタミン」と呼ばれています。


葉酸は動脈硬化を引き起こす原因のひとつと考えられているアミノ酸の一種を、メチオニンへ変えるためのサポートをすることも判明しました。この働きにより虚血性心疾患予防が期待されています。


出典:葉酸の働きと1日の摂取量|公益財団法人長寿科学振興財団
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-yousan-biotin.html

次に紹介する、はちみつに含まれている栄養素が鉄です。ミネラルのひとつである鉄は、体内では赤血球内のヘモグロビンに多く含まれています。


体内へ酸素供給する働きのヘモグロビンの活動に大きく影響するため、不足すると貧血になります。それにより食欲不振や頭痛、筋力低下も引き起こされるため、積極的に摂取したい栄養素です。


出典:鉄(てつ)|厚生労働省
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-022.html

ビタミンB2

最後に紹介するはちみつに含まれている栄養素が、ビタミンB2です。リボフラビンという化合物であるこのビタミンB2は「発育のビタミン」とも呼ばれています。


皮膚や爪などの細胞再生や、発育促進をサポートする栄養素です。水溶性ビタミンのため、過剰に摂取した分は体外へ排出されます。


出典:ビタミンB2の働きと1日の摂取量|公益財団法人長寿科学振興財団
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-b2.html

はちみつのおすすめの食べ方

はちみつは様々なレシピに活用できます。次に紹介するレシピは、手軽に取り入れられるものばかりです。いつもの食卓にはちみつを取り入れるだけで、贅沢な気持ちになれるでしょう。


レモンやゆずなどのフルーツとも相性が良いので、ぜひ様々な食べ方を楽しんでみてください。

トーストにかけて食べる

はちみつはトーストにかけても美味しく食べられます。香ばしいトーストにかけると、はちみつの味が際立つのでおすすめです。


焼いていないパンにはちみつをつけて食べると、しっとりとした食感を楽しめます。また、フレンチトーストにかける砂糖をはちみつで代用するのも良いでしょう。

レモンと組みあわせる

はちみつを使った食べ方として代表的な組み合わせがレモンです。そのままの状態では酸っぱすぎるレモンですが、はちみつに漬けることで美味しく食べられます。


輪切りにしたレモンを保存容器に入れて、ひたひたになるまではちみつを入れて置くだけで完成します。手軽に食べられるおやつにもなるでしょう。

ゆずを漬け込む

はちみつはレモンだけではなく、ゆずとの相性も抜群です。酸味の強いゆずもはちみつに漬けることで、爽やかな風味はそのままに美味しく食べられます。


たっぷりのはちみつを使うことがおすすめです。漬け込んだゆずはスイーツとして食べたり、パンに塗ったりしても良いでしょう。

ゆずを漬け込む

はちみつはレモンだけではなく、ゆずとの相性も抜群です。酸味の強いゆずもはちみつに漬けることで、爽やかな風味はそのままに美味しく食べられます。


たっぷりのはちみつを使うことがおすすめです。漬け込んだゆずはスイーツとして食べたり、パンに塗ったりしても良いでしょう。

ヨーグルトに入れる

最後に紹介するはちみつのおすすめの食べ方は、ヨーグルトに入れることです。乳製品とはちみつの相性は良く、日頃から食卓に取り入れている人も多いでしょう。


朝食やおやつでヨーグルトを食べるときには、ぜひはちみつを垂らしてみてください。ヨーグルトの酸味がまろやかになります。

はちみつを食べるときの注意点

次に、はちみつを食べるときの注意点をいくつか紹介します。栄養価の高いはちみつですが、美味しく安全に食べるために注意点は確認しておきましょう。


はちみつをすくうときのスプーンの素材にこだわったり、蜜の種類をしっかり確認することが大切です。はちみつを使用するときには、子供がいる家庭は特に気をつけましょう。

1歳未満の乳児には与えない

はちみつは1歳未満の乳児には与えてはいけません。はちみつに含まれていることがあるボツリヌス菌が、腸内で毒素を出したときには命にかかわる症状を引き起こすことがあるためです。


大人はボツリヌス菌が体内に入っても問題ありません。加熱しても死滅しない菌のため、栄養素が高いからと言ってはちみつが含まれているものも与えないようにしましょう。


出典:ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html

金属スプーンは避ける

はちみつをすくうときには、スプーンにこだわるのも良いでしょう。木製や陶器のスプーンは舌触りの良さが魅力です。


すくいやすいもの、舌触りの良さで自分に合ったスプーン選びをするのがおすすめです。しかし、金属製のスプーンは避けた方が良いでしょう。金属製ではちみつをすくうと、スプーンの素材の性質が変わってしまうと言われています。

天然毒素の摂取に注意する

農林水産省では、植物などの自然から生まれた食材に含まれている天然毒素についての注意喚起を促しています。少量ではありますが、はちみつにも天然毒素のピロリジジンアルカロイド類が含まれていると報告されています。


少量であることと、1歳以上の日本人が摂取しても健康への悪影響は少ないことがわかりましたが、注意した方が良いポイントではあるでしょう。


出典:食品中のピロリジジンアルカロイド類に関する情報|農林水産省
参照:https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/pyrrolizidine_alkaloids.html

アレルギー物質が含まれている可能性がある

はちみつを食べるときの注意点として紹介したいのが、アレルギー物質が含まれている可能性があることです。加工やろ過の段階で、花粉などはほとんど除去されます。


しかし、未加工のはちみつには花粉が残っている場合があることも覚えておきましょう。体質によっては、はちみつを食べることで口腔内の痒みやアレルギー性ショックを引きおこすことがあります。


出典:食品安全関係情報詳細|食品安全委員会
参照:https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu04340470482

はちみつの選び方

本記事を読んではちみつの魅力を知り、食べたくなってきた人もいるでしょう。しかし、店頭には様々な種類のはちみつが並んでいます。初めてはちみつを購入するときは、どのはちみつを選べば良いのか悩んでしまうこともあるでしょう。


はちみつを選ぶときのポイントは次のとおりです。

非加熱と加熱済みのはちみつがある

販売されているはちみつには非加熱と加熱済みのものがあります。はちみつの栄養素をしっかりと摂るなら、非加熱のものがおすすめです。


非加熱か加熱済みかはラベルに記載されているため、確認しておくと良いでしょう。栄養価は劣りますが、加熱することでコストパフォーマンスが高まるというメリットはあります。

加工されていないはちみつには濁りがある

集めた蜜の種類や時期によって変わりますが、基本的に加工されていない純粋なはちみつには濁りがあります。また、時間の経過とともに固まってくるのも、純粋なはちみつの特徴です。


加工されていないはちみつを探しているときには、濁りがあるもの・粘り気があるものを選ぶと良いでしょう。

信頼できる販売元から購入するのがおすすめ

はちみつを購入するときには、信頼できる販売元から購入するのがおすすめです。ラベルに原料名などが記載されています。純粋と記載されていれば、天然はちみつの証拠です。


また、養蜂場や養蜂家の記載がしっかりとされていれば信頼度も高まるでしょう。香りや味だけではなく、ラベルを確認することも大切です。

はちみつの保存方法

はちみつは適した環境に置けば長期保存が可能です。瓶に入れた状態のまま、湿度が低く直射日光が当たらない場所に保存しましょう。


はちみつ以外の異物が混入してしまうとカビの原因になってしまうため、すくうときには清潔なスプーンを使用することが大切です。約14℃以下だと結晶化が始まり、約40℃以上になると栄養素が壊れ始めるため、その中間の温度で保存するのが良いでしょう。

はちみつの栄養成分を理解しよう

自然が生み出した甘味料・はちみつには、様々な栄養素が含まれていることがわかりました。栄養素をしっかりと摂るためには、はちみつ選びも大切なポイントです。


自分に合ったはちみつを見つけて、日々の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。保存方法やレシピなどもぜひ参考にしてみてください。

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