あずきの賞味期限は長いの?長期保存のポイントと腐ったときの見分け方

あずきの賞味期限と保存方法についてまとめました。乾燥したものから缶詰、水煮まで、あずきの状態別に賞味期限を紹介しましょう。あずきを日持ちさせるポイントと、まだ食べられるのかどうかの見分け方も詳しく解説します。

あずきの賞味期限は長いの?長期保存のポイントと腐ったときの見分け方のイメージ

目次

  1. 1あずきの賞味期限は長いのか調査!
  2. 2あずきの賞味期限の詳細
  3. 3あずきを長期保存するための方法
  4. 4あずきが腐ったときの見分け方
  5. 5あずきを賞味期限切れになる前に使えるレシピ
  6. 6あずきの賞味期限は長いけれど見分けることも必要!

あずきの賞味期限は長いのか調査!

あずきは正しい保存方法を行えば、腐りにくい食品です。しかし、あずきにもちゃんと賞味期限があり、環境や状態によっては腐る可能性も充分あります。そこで本記事では、あずきの賞味期限や腐った時の見分け方などを徹底解説しましょう。賞味期限間近のあずきの消費レシピも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

あずきの賞味期限の詳細

あずきの賞味期限

あずきの賞味期限
2~3年
缶詰 3年
水煮 1年

生は乾燥した状態、缶詰は茹でたあずきが入っているもの、水煮は水または食塩水で煮たもので、全て市販品であることが前提です。また、未開封で正しい保存方法を行ったものに限ります。表からも分かるように、あずきの日持ちは長いのが特徴です。

生のあずきの場合は、賞味期限が2年~3年とその差が1年ほどあります。食べれるかどうか判断に迷った時は、2日間ほど水に浸してみてください。あずきがふやければ、まだ食べることができます。全くふやけなければ、調理しても硬いままで美味しくないため、食べない方が良いでしょう。

あずきの可食期間

あずきの可食期間
  可食期間
約2年6ヶ月~約3年9ヶ月
缶詰 約3年9ヶ月
水煮 約1年3ヶ月

消費者庁のホームページを参考にすると、商品に明記されている賞味期限は、可食期限の0.8以上1未満の数字を掛けているそうです。よって、0.8を掛けて算出した賞味期限と仮定すると、上記の可食期限となります。

ただし、あくまでも計算上の可食期限です。賞味期限を過ぎたら実際にあずきの状態を見て、食べられるのかどうかを判断することをおすすめします。

豆の乾燥が進んでいるはずなので、戻し時間を長めに取る必要があることと、多少煮えムラが出やすいかと思います。

あずきの缶詰は腐らないのは本当?

あずきの缶詰の賞味期限は3年で、かなり日持ちします。あずきの缶詰は、水煮したあずきを加熱して無菌にしてから、さらに真空状態にしたものです。そのため、空気に触れず湿度の影響も受けないため、長く日持ちすることができます。

「賞味期限から5年、10年経ったあずきの缶詰を食べたが大丈夫だった。」などという口コミを見かけますが、全てのケースが大丈夫なわけではありません。特に缶詰がパンパンに膨らんでいる場合は、中に腐敗ガスが溜まっている可能性があります。

それは缶詰が傷付いたことで、そこから空気が入り込み、菌が繁殖してしまったためです。缶詰を開けた時にあずきが飛び出してくることもあるので、開封時は注意してください。

あずきを使った加工品の賞味期限

あずきの加工品の賞味期限
羊羹(とらや) 1年
おしるこカップ(井村屋) 10か月
あずきミルクプリン(ハウス食品) 1年
あずきジャム(ヤマト食品) 1年
粒小豆入りぜんざい(プラム食品) 1年3ヶ月
大納言甘納豆(甘納豆 かわむら) 1ヶ月

あずきの加工品は賞味期限が1年前後のものが多く、未開封で正しい保存方法であれば日持ちが長めです。メーカーにもよりますが、とらやの羊羹は賞味期限を過ぎても、さらに1年間の可食期間があります。同じあずきの加工品でも、大納言甘納豆のような半生菓子は日持ちが短めです。冷蔵で販売されている加工品は、さらに賞味期限が短くなります。

あずきを長期保存するための方法

あずきの保存方法:常温(冷暗所)

あずきを保存する最適な温度は0℃~10℃といわれています。そのため、あずきを常温で保存するのは、気温が低めの冬場に限り可能です。その際は、湿度が溜まらないように通気性の良い紙袋に入れて、封をゴムで縛り冷暗所で保存しましょう。夏場の暑い時期は虫がわく可能性が高いため、常温保存はおすすめできません。

あずきの保存方法:冷蔵

あずきを冷蔵保存する場合は、ジップロックなどの密封袋に入れて、乾燥しすぎないように保存してください。乾燥剤があれば、一緒に入れておくと良いでしょう。乾燥剤は100均ショップでも、手軽に購入できます。保存する袋にマジックで開封日を記しておくと、賞味期限の目安が分かるのでおすすめです。

あずきの保存方法:冷凍

冷凍保存をする場合は、ジップロックなどの密封袋に小豆を入れて、封をしっかり閉めて保存します。あずきはなるべく薄く平らにすると良いでしょう。乾燥剤も一緒に入れておくと、さらに日持ちさせることができます。冷凍保存で2年ほど日持ちしますが、あまり長く冷凍をしておくと、あずきの中身がスカスカになることもあるので注意しましょう。

あずきの解凍方法は、自然解凍か水に30分程浸して調理してください。ちなみに、調理したあずきも冷凍することができます。調理後のあずきを冷凍しても、ホクホクとした食感が保てるので、多めに作って冷凍するのもおすすめです。

あずきが腐ったときの見分け方

見た目

あずきに虫や虫の卵がわいていたり劣化して変色しているのは、腐っているわけではありませんが、食べない方が良いでしょう。また、虫が食べた後のあずきには穴が開いていたり、虫の糞で粉をふいているものもあります。カビが生えているあずきも、諦めて処分しましょう。

また、調理後のあずきの場合は、粘りがあったり白い糸を引いていたりしていると、腐っているので食べないでください。調理後の腐ったあずきを食べると、食中毒を引き起こす可能性もあるので、充分注意しましょう。

古くなっている小豆は、穴が開いています。のでもったいないけど捨てた方が良いと思います。

におい

乾物のあずきは滅多に腐ることがないので、においで判断するのは難しいです。調理後のあずきの場合は、鼻を突くような刺激臭や酸っぱい臭いがします。明らかに異臭がするので、分かりやすいです。

調理後のあずきが腐ると、ネバネバした食感で納豆のようなや酸っぱい味がします。食べてみて味に異変がなくても、賞味期限切れのあずきであれば、加熱してから食べた方が安心です。

あずきを賞味期限切れになる前に使えるレシピ

小豆汁雑煮

【材料】2人分

  • ゆで小豆:200g
  • 丸餅:2個
  • かつお昆布出汁:150cc
  • 醤油:小さじ1/4
  • 塩:少々

【作り方】
  1. 温めたかつお昆布だしに、ゆで小豆を加えます。
  2. ひと煮立ちしたら、醤油と塩を加えて味を調えます。
  3. 丸餅を別茹でして、柔らかくなったらお椀に入れます。
  4. 3に2のつゆを入れたら完成です。

小豆の煮汁に丸餅を入れた、鳥取地方の伝統的なお雑煮です。レシピのゆで小豆は、すでに甘く調理したものを使用しています。味見をしてさが足りないと感じたら、砂糖を加えてお好みの甘さに調整してみてください。見た目はぜんざいのようですが、小豆汁雑煮は汁がさらさらしているのが特徴です。

あずきミルクプリン

【材料】

  • ゆで小豆:100g
  • 牛乳:450cc
  • 砂糖:お好みで
  • ゼラチン:5g

【作り方】
  1. 牛乳を鍋に入れ、次にゆで小豆を加えて火にかけます。
  2. 焦げ付かないように、優しく混ぜ合わせます。
  3. 2が温かくなってきたら砂糖を加え、さらに混ぜます。
  4. 全体的に温まったら、沸騰する前に火を止めます。
  5. かき混ぜながらゼラチンを加えて、しっかりと溶かします。
  6. タッパーなどの容器に移し替えます。
  7. 粗熱が取れたら蓋をして、冷蔵庫で冷やして完成です。

材料を混ぜて冷やすだけで簡単にできて、おやつにもピッタリ合います。作り方のコツは、鍋でプリン液を作る時に焦がさないように、火にかけている間は優しく混ぜ続けることです。プリン液に気泡ができたら、楊枝などを使って潰すと見た目もきれいに仕上がります。

おはぎ

【材料】

  • 小豆:200g
  • 砂糖:300gくらい
  • 水あめ:大さじ1
  • はちみつ:大さじ1
  • もち米:適量
  • うるち米:適量

【作り方】
  1. 小豆を洗って、半日ほど水に漬けておきます。
  2. 鍋に小豆と水を入れて火にかけ、沸騰させます。
  3. 沸騰したらお湯を捨てて、鍋に新しい水を加えて炊きます。
  4. 40分から1時間を目安に柔らかくなるまで炊きます。
  5.  まず砂糖を半量入れて沸騰手前まで温め、中火でちょっと煮た後に冷まします。
  6. 残りの半量の砂糖を加えて煮込みます。
  7. 水あめとハチミツを加えます。
  8. あんこが少し固くなるまで混ぜながら煮ます。
  9. 甘さが丁度良くなれば、塩を入れて冷まします。
  10. もち米とうるち米を炊いて、モチモチのご飯を丸め、あんこで包んで完成です。

美味しく作るコツは、砂糖を2回に分けて加えて小豆を煮込むことです。 そうすると、小豆に甘みが浸透するため、美味しいあんこができます。 また、水あめは照りを出すため、はちみつはまろやかさを出すために使用しました。

お好みで栗の甘露煮やきな粉、青のりをトッピングしても美味しいです。簡単に手作りおはぎができるので、ぜひチャレンジしてみてください。

あずきの賞味期限は長いけれど見分けることも必要!

あずきの賞味期限と保存方法について詳しく解説しました。あずきは日持が長い食品ですが、賞味期限が過ぎたら、まだ食べれるかどうか?きちんと確認してから食べるようにしましょう。記事を参考に正しい保存方法をして、上手にあずきを使い切ってください。

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