ガムシロップの賞味期限は？日持ちさせる保存と腐った状態の見分け方

ガムシロップは冷たい飲み物に甘みを足したい時やスイーツ作り、料理にも活用できる甘味料です。スタバやマクドナルドでアイスコーヒーやアイスティーを注文した時に、甘味料として付いてくるのがガムシロップになります。本記事ではこのガムシロップの賞味期限について徹底調査しました。

砂糖は腐らないということから、ガムシロップも腐らないというイメージを持っている方も多いかもしれません。実際はどうなのか気になるところです。長く日持ちさせる保存方法も解説するので、ぜひチェックしてみてください。

市販のガムシロップの賞味期限は、平均的に見て1年前後で設定してしているようです。明記されている賞味期限は、あくまでも未開封であることを前提としています。開封した場合は賞味期限が変わってくるので、早めに使い切りましょう。

瓶タイプのガムシロップに限らず、ポーションタイプの外袋を開封した場合も同様です。気密性の高い外袋を開封すると、カップ容器から少しずつシロップの水分子が出てしまい、日が経つごとに品質が劣化していきます。

手作りガムシロップは使用する砂糖の量によって、賞味期限が大きく変わってきます。日持ちが短いもので1週間ほど、長いもので1年ほどが目安です。

手作りシロップの糖度が高いほど、日持ちするのが長くなります。糖度を高めにすると、ガムシロップに含まれる水分も少なくなり、雑菌やカビが繁殖しにくくなるためです。30%以上の糖度の手作りガムシロップで、約1ヶ月ほど日持ちするといわれています。

市販のガムシロップの場合は、パッケージに明記されている保存方法どおりにするのが基本です。ほどんどのガムシロップは、直射日光と高温多湿な場所を避けて、常温保存をするように記されています。直射日光に長期間当てると、変質や変色してしまう可能性があるので注意してください。

また、市販のガムシロップの中には、常温保存が望ましくない種類もあります。それはパルスイートのような人工甘味料を使用しているものです。人工甘味料を常温保存すると、腐りやすかったりカビが生えたりする可能性があります。そのため、開栓後は冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

手作りガムシロップの保存方法は、糖度によって異なります。糖度30%以上の場合は、常温保存することが可能です。その場合は煮沸消毒済みの清潔な容器に入れて、保存してください。糖度30%に満たない手作りガムシロップは、冷蔵庫で保存して早めに使い切りましょう。

市販のガムシロップには、パッケージに賞味期限あるいは消費期限が明記されています。購入する時にどのくらい日持ちするかを確認すると良いでしょう。

ただ、賞味期限と消費期限では、似ているようで意味が全く違うので注意してください。賞味期限とは美味しく食べることができる期限のことをいいます。よって、賞味期限を過ぎて多少の風味や味落ちはしていても、食べることが可能です。

一方、消費期限は安全に食べることができる期限です。そのため、消費期限が切れたら食べないようにしてください。市販のガムシロップは、どちらかというと賞味期限を明記していることが、多い傾向にあります。しかし、賞味期限も消費期限も正しい保存方法を行った上での期限のため、食べる前に腐っていないか確認することをおすすめします。

賞味期限切れのガムシロップは、自己責任の上で食べられる可能性があります。そのためにも、腐っているかどうかを見極める判断が必要です。腐っているガムシロップを食べてしまうと、腹痛などを伴う食中毒になる危険性もあります。

ガムシロップの色が明らかに黄色っぽくなっていたり、青みがかっている場合は、絶対に食べないでください。また、においを嗅いでみて酸っぱい臭いがした時も、腐り始めている証拠です。ガムシロップが腐っているかどうかは、変色や異臭で判断することができるので、よく確認してみましょう。

ガムシロップを使おうとしたら、切らしていたということがあるかもしれません。そんな時にガムシロップの代用になる食品を、いくつか紹介します。1つ目はオリゴ糖です。ブドウ糖よりも低カロリーなため、健康的な甘味料として注目を集めています。

2つ目はハチミツです。コーヒーなどに入れるとコクもプラスされて、まろやかな仕上がりになります。

3つ目はレアシュガーです。希少糖やブドウ糖、果糖をバランス良く配合している甘味料になります。冷たいものでも熱いものでも溶けやすいため、使いやすいのが特徴です。4つ目はメイプルシロップです。独特の香りや甘みがあるため、ガムシロップと全く同じような仕上がりにはなりませんが、その特性が魅力となっています。

5つ目はかき氷のみぞれシロップです。みぞれシロップはガムシロップと同様に、砂糖を煮詰めて作る調理方法のため、代用として使えます。

お好みの糖度に合わせた、砂糖と熱湯の分量を用意してください。鍋に砂糖を入れて、熱湯を注ぎます。シロップが色付かない程度に、かき混ぜながら軽く煮てください。砂糖が完全に溶けたら完成です。煮沸殺菌した耐熱容器に移し替えて、冷暗所または冷蔵庫で保存しましょう。

糖度を30%以上にすると、1ヶ月以上は保存することができます。調査したところ、手作りガムシロップは糖度50%で作る方法が人気のようです。ちなみに、市販のガムシロップは糖度60%が一般的になります。

また、三温糖やきび砂糖、中ザラ糖を使用すると、コクのあるガムシロップに仕上がります。アイスコーヒーなどに入れるとピッタリです。上白糖やグラニュー糖は、クセがなくどんな料理にも使いやすいでしょう。

さくらんぼに切れ目を入れて漬けることで、中までしっかり甘みが染み込みます。また、食べる前に切り込みにスプーンを入れて種の周囲を優しく一周まわすと、可愛い花の形になるので、ぜひチャレンジしてみてください。その際に、種も指先で取除いておくと、小さな子ども食べやすくなります。

そのまま食べても美味しいのはもちろんのこと、ヨーグルトに入れたり、ケーキの飾りにしても良いでしょう。

ボウルひとつであっという間にできる、コーヒーゼリーの人気レシピです。ガムシロップを使用すれば、砂糖を溶かす必要がなく簡単に作れます。仕上げにポーションミルクをかけると、カフェ風のおしゃれなコーヒーゼリーを楽しめます。

コーヒーゼリーの甘さや固さは、お好みで調整してください。まずはレシピ通りに作ってみて、次からガムシロップとコーヒーの量を増減してみるのも良いでしょう。コーヒーの量は粉ゼラチン1袋(5g)に対して、上限300mlくらいを目安にしてください。

かぼちゃのサラダにガムシロップを加えた、ほどよい甘さのサラダレシピです。併せてポーションミルクも入れているので、生クリームをいれたようなまろやさかも加わっています。茹でたかぼちゃはしっかりお湯を切って、水分を飛ばすように炒っておくことがポイントです。人参やハム、りんごなどを足しても、ボリュームが出て美味しいでしょう。

ガムシロップの賞味期限と保存方法について解説しました。ガムシロップには賞味期限があり、状況によっては腐ることもあります。特に手作りのガムシロップは賞味期限が短いので、日にちが経っているものを使用する時は注意しましょう。

紹介した正しい保存方法を参考にして、無駄なくガムシロップを使い切ってください。飲み物だけでなく、料理やスイーツ作りにも便利なガムシロップを、おおいに活用しましょう。