デストロイヤー(じゃがいも)とは?特徴・栽培方法・食べ方を紹介
デストロイヤーという品種のじゃがいもについて解説します。デストロイヤーの特徴を交えて、オススメの食べ方を紹介!また、デストロイヤーを栽培する際の、じゃがいもの種芋の取り扱いについても併せて紹介していきます。
デストロイヤー(じゃがいも)徹底解説!
じゃがいもは、揚げ物や煮込み料理など幅広い調理方法で親しまれている食材です。また、じゃがいもの品種によって特徴が異なるため、料理ごとに使い分けることも多いでしょう。そこで、近年注目されているデストロイヤーという品種のじゃがいもについて紹介します。
デストロイヤーの特徴とその名前の由来
デストロイヤーは長崎で生まれたじゃがいも
見た目はちょっとドギツイけど、中身は栗のように甘くすこししっとり感のある長崎発祥のじゃがいも・グラウンドペチカです。雲仙の個人育種家の俵政彦さんが作ったレッドムーンからの突然変異種です。別名はデストロイヤー。なんかわかる。https://t.co/LFve6qeogu pic.twitter.com/nhaRQnhhoR
— たまな商店 酵素玄米と自然食品のお店 (@QualityLife_jp) May 30, 2019
デストロイヤーは、2000年に長崎県で誕生したじゃがいもです。レッドムーンの変異株を選抜増殖して、新しく品種登録されました。正式名をグラウンドペチカといいます。レッドムーンはメークインの品種から改良されたものであり、煮くずれしにくいのが特徴です。デストロイヤーはその特徴を引き継いでいる、とても優秀なじゃがいもです。
デストロイヤーは、店頭ではあまり販売されていない品種のじゃがいもです。しかし、通販では取り扱いが多くあるため、簡単にお取り寄せをすることができます。
デストロイヤーはマスクを被ったような外観から名づけられた
じゃがいもの名前にまでなってるデストロイヤーさんは、やっぱり偉大。#ザデストロイヤー pic.twitter.com/TpPeAzogqf
— ダゼー・ファンク Jr. (@dazeyfunkJr) November 12, 2017
デストロイヤーの皮は、サツマイモのような濃い紫色をしています。また、目の周りが赤く染まっています。このようにレスラーの覆面を被ったような外観であることから、デストロイヤーという名で呼ばれるようになったようです。じゃがいもの皮は濃い紫色ですが、中は栗のような濃い黄色をしています。
デストロイヤーはどんな味?おすすめの食べ方は?
おはよう☀ございます☁
— ゆみっち🍓 (@pootoko58) June 17, 2018
昨日のデストロイヤー
原形✨😁
本当にびっくり👀な、ジャガイモ
でも、美味しい✨ pic.twitter.com/9tEQbQUU4K
デストロイヤーは、じゃがいもにサツマイモと栗の甘みを合わせたような深みのある味わいです。調理すると火が通りやすく、煮くずれしにくいのが特徴として挙げられます。デストロイヤーはじゃがいものホクホクした食感と粘り気を併せ持っているため、多様な調理方法で楽しむことができます。
デストロイヤーは煮くずれしにくいという特徴から、カレーやシチュー、肉じゃがなどの煮込み料理に適しています。また、デストロイヤー自体の甘みが強いため、コロッケやマッシュポテトにして食べるのもオススメです。デストロイヤーの鮮やかな色味を活かして、皮ごと調理してもいいのではないでしょうか。
デストロイヤーは栽培もおすすめ
師走なのにじゃがいも収穫出来ました♪紫にピンクが入った面白い皮で通称『デストロイヤー』正式名称は『グラウンド・ペチカ』デストロイヤーは長崎県でレッドムーンの変異株を選抜増殖した品種で粘り強く甘味が有り栄養価が高く美味🥔”甘じゃが”って感じかな(^^)✌ #家庭菜園 #じゃがいも #potatoes pic.twitter.com/l6vQSRfRiJ
— みぃ太郎miitarou🇯🇵 (@iiKoMtgcdH1xftt) December 13, 2018
デストロイヤーは初心者でも簡単に栽培ができるため、家庭菜園をして食べるのもオススメです。デストロイヤーの育成方法は、他の品種のじゃがいもとほとんど変わりません。しかし、デストロイヤーが他のじゃがいもの品種と比べて、簡単に栽培できるといわれている理由があります。
それは、病気に強いため土壌消毒が不要であるということ、湿気に耐性があり土質を選ばなくていいということです。さらに、貯蔵中の傷みも少なく、長期間の保管にも向いています。じゃがいもの栽培のポイントは、植え付け前の種芋に浴光催芽をして、固く丈夫な目を育成することです。
種芋がしっかり発芽している状態にしてから植えると、芽の出方で種芋の選別をすることができます。また、浴光催芽により種芋の育成が促進されるため、じゃがいもの大きさや収穫量にも影響をもたらします。さらに、デストロイヤーを栽培する際に大切なことは土寄せをしっかり行うことです。
デストロイヤーは形が楕円形で、他の品種のじゃがいもと比べても大きめの形をしています。そのため、じゃがいもが成長して大きくなった時、土の上に出てこないようにすることが大切です。土の上に出てしまうと日焼けをしてしまい、緑化の原因となります。緑化したじゃがいもは食中毒になる恐れがあるため、気を付けなくてはなりません。
じゃがいもは植え付けをしてから約3〜4ヵ月で収穫できます。育成適温が15℃〜24℃のため、じゃがいもを栽培する産地の気候や品種によって収穫時期は異なります。平均的なじゃがいもの植え付け時期は1月中旬〜3月中旬で、収穫時期は5月下旬からとされています。寒い地域だと、春頃に植えて秋頃に収穫時期を迎えることが多いようです。
デストロイヤーのまとめ
デストロイヤーは見た目のインパクトが強いじゃがいもです。その見た目と味の特徴を活かし、幅広い調理方法で楽しむことができます。また、デストロイヤーは初心者でも育成しやすいといわれています。
デストロイヤーは店頭で販売されることが少ない品種のため、家庭菜園が好きな方は栽培してみてもよいでしょう。デストロイヤーと呼ばれるじゃがいもを、一度食べてみてください。